百人将となった信の元に集まった特殊百人隊。
王騎将軍から名付けられた「飛信隊」は、天下の大将軍を目指す信と共にドンドンと大きくなっていきました。
そこには個性豊かなキャラが数多くいますが、みな信の背を追い真っ直ぐに活躍し続けています。
特殊百人隊からのメンバーや、飛信隊後に加入したメンバー。
頭がキレる者、高い武力を誇っている者、面白いムードメーカーな者…
本当に数多く様々なメンバーがいる飛信隊を、ここでまとめ解説していきます。
まずは飛信隊の組織図から見てきましょう。
【キングダム】飛信隊メンバー組織図【現在】
飛信隊メンバーの位・ポジションが表されている組織図が、59巻にて記載されています。
主要メンバーは以下の通りになっています。
- 信(李信):将軍
- 羌瘣:副長@五千人将
- 楚水:副長@千人将
- 淵(えん):副長@千人将
- 崇原(すうげん):歩兵長@千人将
- 岳雷(がくらい):黒飛麃隊長@千人将
- 我呂(がろ):赤飛麃隊長@千人将
- 那貴(なき):那貴隊隊長@千人将
その他にも田有が千人将、田永が五百人将、尾平が百人将に昇進しています。
それでは順番に見て行きましょう!
【キングダム】飛信隊メンバーまとめ紹介!
信(李信)
「キングダム」の主人公。
下僕の身でありながら天下の大将軍になることを夢見て、幼馴染みの漂と剣術を磨き続けます。
秦国大王嬴政の身代わりとなって死んでしまった漂の仇を討ち、漂から託された嬴政を守り下僕から出世していきます。
戦に出て戦果を上げ、とうとう59巻で将軍にまで昇りつめます。
矢のように真っ直ぐな性格で熱く、飛信隊メンバーには戦場でも非戦闘民を殺める事や略奪を禁じています。
キングダム主人公李信は実在するのか考察!で詳しく検証しています。
羌瘣(きょうかい)
飛信隊の副長であり「キングダム」のヒロイン。
暗殺を生業とする羌族(きょうぞく)の出身で、圧倒的な戦闘力を誇っています。
「初陣」で信と出会い、後に結成される飛信隊の副長に抜擢。
殺された姉の仇討ちを目的とし一時脱退するも、仇討ちを経て「人との繋がり」の大切さに気づき再入隊します。
信が将軍となった59巻で五千人将になっています。
羌瘣隊は皆羌瘣に惚れているようです(笑)
信との恋愛展開も、「キングダム」の見どころのひとつとなっています。
詳しくは史実から趙を滅ぼす羌瘣を徹底解説!にて考察しています。
河了貂(かりょうてん)
飛信隊の軍師でヒロインポジション。
1巻から登場し、信とは成蟜のクーデターを鎮めるメンバーとして出会っています。
もともと金目当てで嬴政を救う助けをしていましたが、夢に向かって命をかけて戦う信に感化され「戦場に出る」事が目的となります。
もともと頭がよく、羌瘣の助言から軍師になることに決め23巻にて飛信隊軍師デビュー。
飛信隊の頭脳として、最新話まで活躍しています。
李牧の側近カイネとは友人。
信にも恋心を持っている?よう。
詳しくは軍師河了貂を徹底検証!名場面もにて考察しています。
渕(えん)さん
項目 | 内容 |
名前 | 渕(えん) |
初登場 | 10巻王騎の死@馬陽攻防戦編 |
所属 | 飛信隊副長 |
位 | 千人将(59巻) |
飛信隊副長の渕さんの初登場は、10巻104話となっています。
嬴政暗殺未遂事件後、壁が緊急時の連絡係として信の村に置いていたのが渕さんでした。
その信に「強くなるために王騎将軍の城へ連れて行ってくれ」と頼まれ、そのまま信の修行の地へ同行。
4ヶ月修行し、王騎将軍の元で馬陽の戦いに参加。
飛信隊の原形となる特殊百人隊の副長となります。
初戦から、副長らしい活躍を見せます。
信が将軍となった現在でも、縁の下の力持ち的な副長として活躍しています。
渕さんの性格・性質を検証!
渕さんの性格・性質を検証する際に、外せないエピソードがあります。
41巻から始まる黒羊丘の戦いで、川を挟んで趙将馬呈と対峙する展開となります。
どうしても川を渡らなければならない展開で、信と河了貂から大役を任されたのが渕さんでした。
「川を渡る」には、武力も知略も必要がない。
唯一必要な「責任感」を隊で最も強く持つのが渕さんだ、という人選となっていました。
この人選に当初疑問を持っていた我呂も、大役を果たした淵さんに「見直した」「この隊の副長をはっているだけのことはある」と評価しています。
飛信隊副長の渕さんの特徴が最も表れているエピソードと言えるでしょう!
アースが選ぶ泣ける名シーンランキングでも取り上げており、かなり熱いエピソードにもなっています。
そんな熱い渕さんとなっていますが、58巻で復活した信の股間に向かって「あなたって人はっ!」と叫んでいるところも押さえておくべきでしょう(笑)
もうひとりの副長・楚水とは違ってギャグもOKなポジションともなっています(笑)
渕さんの名場面を紹介!
渕さんを語る上で欠かせない42巻456話エピソード。
先程も渕さんの性質考察でも取り上げてましたが、非常に熱いエピソードとなっています。
どんどん大きくなる飛信隊の副長として、自分はつり合っていないのではないか?
さらに高みを目指す飛信隊の副長の座から、退くべきではないか?
そんな渕さんの葛藤と、信の期待に応えたいという渕さんの責任感が見事に描かれた名場面となっています!
詳しくはアースが選ぶ泣ける名シーンランキングにて、他の名場面とともに解説しています。
楚水(そすい)副長
項目 | 内容 |
名前 | 楚水(そすい) |
初登場 | 19巻@山陽攻略戦編 |
所属 | 郭備隊副長→飛信隊副長 |
位 | 千人将(59巻) |
羌瘣、淵さんに並ぶ飛信隊副長の一人である楚水。
19巻山陽の戦いに登場した信と同じ、下僕出身の千人将郭備の副長でした。
ところが郭備が廉頗四天王の一人輪虎(りんこ)に暗殺され、郭備隊は解体。
楚水は700名の郭備隊員を率い飛信隊に入隊し、飛信隊でも副長として務めることとなります。
入隊直後から信に忠義を示しており、知と義を兼ね揃えた武将となっています。
詳しくは飛信隊副長楚水を徹底検証!声優は誰?にて考察しています。
松左(しょうさ)
項目 | 内容 |
名前 | 松左(しょうさ) |
初登場 | 11巻@馬陽攻防戦編 |
所属 | 飛信隊歩兵長補佐 |
武器 | 槍・視野の広さ |
位 | 百人将 |
飛信隊の古参メンバーの一人・松左。
田有・田永・崇原・去亥達と同じく特殊百人隊で伍長の一人として入隊しました。
特に同じ歩兵であった崇原とコンビを組んでの登場が目立ち、後輩に厳しい崇原に対し飄々とフォローする役回りとなっていました。
54巻で後輩干斗に「視界の広さ」を説くシーンは印象的で、実力と人望を兼ね揃えた人物であったことは間違いないでしょう。
55巻595話での朱海平原の戦いで、死亡退場しています。
松左についてはキングダム松左とは?最も泣ける退場シーンを徹底解説!にて解説しています。
崇原(すうげん)
項目 | 内容 |
名前 | 崇原(すうげん) |
初登場 | 11巻@馬陽攻防戦編 |
所属 | 飛信隊歩兵長 |
武器 | 剣 |
位 | 千人将 |
飛信隊イチの「剣術バカ」な崇原。
松左や田永達と同じく特殊百人隊時代の伍長として、飛信隊に入隊します。
初見時から信の武力を見抜き「剣術バカ」というポジションを担っていました。
隊が大きくなり干斗達新兵が入隊してからは、専ら「新兵の教育係」という役回りが追加されます。
羌瘣並みに強い羌礼に対しても厳しく叱責するシーンは、かなり印象に残っています。
松左と同じく「飛信隊の良さ」を最も理解している一人であり、副長である渕さんや楚水とは違った意味で飛信隊の最重要な人物となっています。
崇原についての詳細は飛信隊イチ熱い剣術バカ崇原を徹底検証!にてまとめてあります。
去亥(きょがい)
項目 | 内容 |
名前 | 去亥(きょがい) |
初登場 | 11巻@馬陽攻防戦編 |
所属 | 飛信隊騎馬隊 |
武器 | 剣 |
松左や崇原・田永と同じく特殊百人隊時に伍長として入隊した去亥。
見た目通り気難しく、口が悪いと解説されるような初登場を果たしていました。
たしかに口が悪いキャラとなっていますが、飛信隊では「ツッコミ役」としての役割で活かされます。
相手が隊長であろうが副長であろうが「てめぇ」呼ばわりし、「ボケが!」と容赦無くツッコミを入れていました。
河了貂が軍師として登場する時には「どう見たってそいつ”女”だろ」と、信にツッコミを入れていたのも去亥でしたね。
去亥は「飛信隊イチのツッコミ役」と言えるでしょう!
そんな重要な役割を担っていた去亥ですが、57巻で死亡しています。
去亥についてはキングダム去亥の名ツッコミシーンを徹底解説!にてまとめてあります。
尾平(びへい)
項目 | 内容 |
名前 | 尾平(びへい) |
初登場 | 5巻初陣@蛇甘平原(だかんへいげん)編 |
出身地 | 信と同じ城戸村 |
家族 | 弟:尾到 |
位 | 百人将(59巻) |
信と同郷で幼馴染みな尾平。
羌瘣と同じく初陣時から信の側で戦っている尾平ですが、戦っているというよりも「賑やかしている」と言った方が合っていそうですよね。
決して強くは無い尾平は、飛信隊のムードメーカーとして活躍します。
戦いが終わった夜に「信の昔の恥ずかしい話」をするシーンはよく見かけられますし、昴とシモネタをしている場面も見かけますよね。
そんなおちゃらけた感じの尾平ですが飛信隊の最古参らしく「飛信隊への理解」は深く、44巻の黒羊丘の戦いでは「飛信隊はどこの隊よりも心が潤ってんだ」と独特の言い回しで飛信隊の特徴を解説します。
松左や崇原達とは違った飛信隊の良さを説く尾平は、やはり初期から信の側で戦っていた男だなと感じさせられる場面でした。
尾平についての詳細はキングダム尾平(びへい)の実写俳優は誰か?飛信隊での役割を徹底検証!にて解説しています。
那貴(なき)
項目 | 内容 |
名前 | 那貴(なき) |
初登場 | 41巻@黒羊丘の戦い |
所属 | 飛信隊@那貴隊隊長 |
位 | 千人将(59巻) |
桓齮一家出身という、とんでもない経歴の那貴。
摩論や黒桜と同じく桓齮一家の幹部だった那貴は、黒羊丘の戦いで「互いの軍の事を理解するため」に、飛信隊へ一時入隊します。
戦いが終わった後も「あっちで食う飯が美味いから」という理由から桓齮一家を離脱し、そのまま飛信隊へ入隊することになります。
謎の多い桓齮の解説役としての登場が多い那貴ですが、戦いの中でも「斥候」「退路確保役」として絶妙な働きも見せます。
個人としての力もかなり強いと察せられる那貴。
様々な伏線も貼られている人物であり、特に桓齮退場時には大きな活躍が見られるとも予想できます。
那貴についてはキングダム那貴(なき)は桓齮の正体を知っている?にて徹底検証しています。
田有(でんゆう)
項目 | 内容 |
名前 | 田有(でんゆう) |
初登場 | 5巻初陣@蛇甘平原の戦い編 |
所属 | 飛信隊 |
位 | 千人将(59巻) |
大きな体に気は優しいイメージの田有。
いつも信の側にいて助けてくれているイメージの田有ですが、剣を振って戦っている描写はそれほどありません。
となると、田有ってどんな武将なのか?
初登場から見てみましょう。
大工の棟梁な田有
信の初陣編で初登場する田有ですが、その時は「伍作りで人気者だった人物」として登場しています。
信とはほとんど直接絡みはなく、戦いの中では田有が「騎兵どの」として信を認識したくらいでした。
初陣後、百人将となった信が甲冑を作りに行った店で再会します。
そこでは店の客や自分の連れ達に蛇甘平原の戦いで信がいかに活躍をしたかを嬉しそうに語り、次の戦いでは信の隊に入ると気持ちを明かしています。
さらに信があまりにも若くて信用されないためにどこも甲冑を売ってくれないとの事情を知り、村一番の甲冑を手配しています。
まだ飛信隊に入る前の田有ですが、この時点で信に惚れ込んでいることが分かりますね。
連れの部下からは「棟梁」と呼ばれ、ここで田有が大工の棟梁であることが分かっています。
部下から親しげに棟梁と呼ばれているところからも、良い人柄なのが察せられます。
いつも誰かを助けている田有
馬陽の戦いで、飛信隊第十四伍長として入隊した田有。
この時に竜川も紹介して入隊させており、現在最新話でも飛信隊幹部として活躍しています。
そこからの田有は、持ち前の力技と武を見せ大活躍します。
合従軍戦編では麃公軍を助ける際に、田永と共に旗を挙げ麃公兵を奮起させます。
さらに尾平達がピンチになった時は、直接敵を倒し助けています。
このような活躍をしている田有ですが、どちらかというと持ち前の体格を活かし「信や羌瘣を守る」役割での活躍の方が多く確認できます。
たとえば加冠の儀・嫪毐反乱編では、弓矢から信を体を張って守り
力尽きた羌瘣を抱きかかえ、助けたりしています。
このように武の力で活躍するよりも、「守る」活躍の方が印象に残っています。
羌瘣を抱きかかえ助けるシーンは、馬陽の戦いの14巻でもありましたね。
特に田有は羌瘣と縁があり、良くコンビで描写されています。
黒羊丘の44巻では桓齮軍に斬られた首を羌瘣に手当してもらい、「なんかドッと疲れたな」と状況を共有しているような描写があります。
田有は羌瘣隊所属ではないですが、何か思いを共有しているような感じがしますよね。
もしかしたらこれまでに「誰よりも羌瘣を抱え手助けしているから」かもしれません(*^^*)
このように田有は持ち前の体格を活かし武力での戦い以外でも、信や羌瘣を守る側でも大活躍をする将となっています。
「優しくて力持ち」というイメージの武将ですね(^o^)
田有の名前の由来
田有の名前の由来は作者原先生のサラリーマン時代の同僚である「有田さん」から来ていると、インタビューから明らかになっています。
有田を逆さまにして、田有にしたのでしょう(笑)
ここから尾平も平尾さんからで、田永も永田さんからだと予想できますね(笑)
信の家を建てる棟梁田有
鄴攻略が終わり秦に戻った信。
そこで信の家を田有のところで新しく建てたことが明らかとなります。
それがとんでもない屋敷で(笑)
信の初陣後の8巻で明らかとなった田有の大工棟梁設定ですが、信の家を建てるために設定されたのだとしたら50巻以上かけての回収となるスゴい伏線だなと感じました(笑)
強い信への気持ちが感じられる、もの凄い屋敷ですよね!
田有は優しくて力持ちな信に惚れ込んだ飛信隊武将となっています!(*^^*)
竜有(りゅうゆう)
項目 | 内容 |
名前 | 竜有(りゅうゆう) |
初登場 | 11巻王騎の死@馬陽攻防戦編 |
所属 | 飛信隊歩兵 |
位 | 百人将(59巻) |
11巻で飛信隊の原形である特殊百人隊が組まれた際に、第十八伍長として初登場した竜有。
5巻で展開した信の初陣である蛇甘平原の戦いでは、去亥(きょがい)・魯延(ろえん)じいと共に第二軍に所属していました。
第二軍は信達が所属していた第四軍よりも死者が多く出た過酷な戦闘を経験しており、この時は「気難しいけど腕は確かなキャラ」として登場していました。
その後も生き残り、信が将軍となった59巻では百人将となっています。
去亥と共に飛信隊に馴染んでいく
初登場時は去亥と共に「気難しいけど腕は確かなキャラ」だった竜有。
顔も去亥と争うほどのコワモテですが、信の人柄と腕に惚れてすぐに飛信隊に馴染んでいきます。
それが大きく表れていたのが、23巻で河了貂を出迎えた場面です。
信を中心とし、他のメンバーと同じく竜有もしっかりと去亥の横で睨みを効かしています。
去亥達と同じように、隊長信へのリスペクトを感じますよね(笑)
やって来る軍師・河了貂に睨みをきかしているのも「よそ者軍師を認めれない」=「飛信隊への愛情」なので、竜有がいかに飛信隊を愛しているのかも感じられる描写です。
その後、戦には勝ったけれど河了貂がいる本陣が焼かれた際には真っ先に「まさかあのガキ、自分を犠牲にして」と心配していました。
この時点で河了貂を認めている事が分かりますよね。
さらに、竜有の優しい人柄が感じられる一言となっています。
飛信隊入隊試験では檄を飛ばす
二千人の募兵を出した飛信隊。
選抜入隊試験にて、檄を飛ばす竜有の姿が見られました。
「戦場では根性が無いヤツから死んでいくんだ」と受験者に叫ぶ竜有。
飛信隊最古参幹部らしい、熱い竜有の一面が見受けられます。
竜有は料理人だった!
「気難しいけど腕はたしか」「飛信隊を愛している」「根性論持ちの熱い性格」な竜有。
ようは「飛信隊を愛している腕が確かな熱い男」だと分かるのですが、それらを差し置いて最も驚く一面が「料理人」なところです。
鄴陥落に成功しながらも食料が無、く飢餓状態となる飛信隊。
そこに斉から届いた食材を前に、竜有は「料理人」としてに一面を見せます。
間違いなく、他のメンバーと同じく飢餓状態なはずの竜有なのですが、それでも料理を作ることを優先するほどの料理人となっていました。
これまでは河了貂だけが料理担当として描かれていましたが、竜有も料理担当をしていたとここで分かります。
ちなみに同じく59巻で信の屋敷で宴会が開かれるのですが、そこでも素晴らしい厨房に歓喜する竜有が登場しています。
羌礼編では飛信隊ガバナンスを提示
61巻で初登場した羌礼。
当初「祭」で姉妹のように育った識を殺してしまったために、蚩尤として「ただ人を殺したいイカレヤロー」になっていました。
そんな羌礼を見て竜有は
「あのガキ 本気で殺しを楽しんでいるように見えた」
「もし本当にそんなクソヤロォなら、絶対に飛信隊(うち)に置いとくわけにはいかねぇ」
と、沛浪に語ります。
これも飛信隊愛を感じさせる熱いセリフですよね!
飛信隊のガバナンスを自然に語るカッコいい竜有となっていました!
飛信隊古参の一人だけれど、どうしても崇原や田有、永田達の影に隠れている竜有。
「料理人」としてのイメージが強い人物ですが、熱い飛信隊愛を持っている幹部の一人となっています!
昴(こう)
項目 | 内容 |
名前 | 昴(こう) |
初登場 | 11巻王騎の死@馬陽攻防戦編 |
所属 | 飛信隊 |
位 | 尾平隊歩兵 |
信や尾平と同じ城戸村出身の少年。
少年なのですが、信が百人将となり特殊百人隊が組まれた時から登場している古参の兵士です。
紀元前244年の馬陽の戦いから登場し、現在最新話の宜安の戦いまで生き残り、11年間飛信隊に所属しています。
それまでに信や尾平は将軍や百人将に出世し、成長期の信は容姿も大人びたようになりました。
しかし、昴は少年の容姿のままで、あまり変わっておらず…(笑)
少なくとも二十歳は過ぎているはずなので、今後の容姿は気を付けて見ていくべき少年兵となっています。
出世して母親を楽にさせてあげるために飛信隊に入隊しています。
戦闘シーンはほぼ無いが熱い男
昴は他の飛信隊メンバーとは違い、ほぼ戦闘シーンが描かれていません。
やはり少年な容姿なためかほとんど戦闘シーンはなく、逃走か戦闘後の会話シーンでの登場となっています。
しかしそれでも飛信隊メンバーだけあって、熱いものを持っていると分かるシーンが多々見られます。
最もそれが表れていたのが、飛信隊と玉鳳隊が武功を争う17巻です。
腐乱した死体の下に隠れて、真っ青になる昴。
吐き気に必死に耐え、槍で肩を突かれても悲鳴一つ挙げませんでした。
いっぽう11巻では、龐煖を打ち損じ逃げる場面で周りから信が認められ「信が生きてれば飛信隊は死なないから絶対に離すな」という言葉に、思わず泣いてしまうシーンもありました。
同郷の信が隊長として認められた事が嬉しく泣いてしまう昴。
熱くてむちゃ良い男だと分かりますよね!
少年だけに、真っ直ぐで熱いものを持った人物となっています。
空気を読めない一面も(笑)
17巻で直接玉鳳隊とやり合い、気圧されてしまった飛信隊。
そんな時にポロリと「カッコ良かったな」と、本音をこぼしてしまいます。
少年だけに周りの空気が読めず、本音を言ってしまう昴(笑)
しかし信は昴の本音を受け止め「武功をあげればカッコいい士族になれるぞ」と昴の士気を上げます。
さらに「やられた分キッチリとやり返す」と、皆に叫び皆の士気を上げる信!
空気が読めない昴の一言を信が皆の士気を上げる一言にする、素晴らしいシーンでした。
同じようなシーンが、37巻蕞の城でもありました。
6日目を戦い抜いたけれど、もう後が無くなった飛信隊。
それは皆分かっているのに昴は「明日どうやって戦うの?」と、空気を読まずポロリと言ってしまいます。
去亥が「明日の事は良いんだよ!」と、場が沈まないよう叫びます。
それでも「明日が最後」と、覚悟を決めているような説明をする去亥。
いっぽう昴の言葉に「奇跡って信じるか?」と、まだ諦めず希望を持っている質問を信がします。
昴は「信じる」と、「諦めない気持ち」を見せます。
ここでも空気が読めない昴の一言を信が士気を上げる一言にするシーンになっていますよね。
そして結果、信の言葉通り奇跡が起こることになります。
少年っぽく空気が読めない昴の一言は、信が逆転劇を起こすキッカケになっているのが分かる2シーンでした。
ここから昴の役割が良く分かりますよね。
昴の役割は戦闘ではなく飛信隊の士気を上げるキッカケ作りにあるのでは、と感じますよ。
羌礼に殺されかける!カップル伏線か?
61巻から登場する羌礼。
昴は暴走している羌礼に、無垢な少年らしく普通に声をかけます。
しかしそんな無垢な昴に苛つき、昴を殺そうとする羌礼。
本当に危なかった昴ですが、これがキッカケとなり改心した後の羌礼と話することが多くなります。
会話ではないですが、681話では崖から落ちる羌礼を助け、羌礼に男らしさを見せます。
その後も羌礼と会話するシーンが多々見られ、カップリングになるように感じますよね!
このように見ていくと気持ち悪くなって吐いている羌礼を昴が介抱するシーンが多いように見えますよね。
次に羌礼が気持ち悪くなったら、空気が読めない昴らしく信より先に父親になったりしてる展開とか…(爆)
さすがにそれは無いでしょうが、昴は士族になって楽にさせるよりも先に結婚相手を紹介して母親を喜ばせるかもしれませんね!
戦闘よりも羌礼とのカップリングで男を見せてくれるのでは、とイメージさせる昴でした!\(^o^)/
…随時メンバーを更新していきます。
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