五条の親友にして呪術廻戦のラスボス候補でもある夏油傑。
現在の夏油傑はすでに死亡しており、「偽夏油」が呪詛師&特級呪霊サイドのコンサルポジション(?)として暗躍しています。
今回はそんな謎多きキャラである夏油と偽夏油について考察していきます。


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目次はこちら
夏油の元々の目的
単行本11巻時点において夏油はすでに死亡しており、偽物だと確定しています。
まずは偽物ではない夏油「真・夏油」の元々の目的を振り返ります。
呪いが生まれない世界=術師だけの世界を作る
真・夏油の元々の目的は非術師だけの世界を作り、呪いが生まれないようにすることです。
夏油は術師が非術師のために仲間の屍を耐え抜きながら戦っていることに違和感を感じていました。
残酷なやり方ですが、夏油が目指している世界はあくまで「プロセスの違い」とも考えられます。
原因療法と対処療法。
呪いを狩り続ける対処療法ではなく、呪いを生まない原因療法を選んだ夏油は、ある意味、目的地は高専側と一緒です。
目的達成の過程での術師の犠牲も伴う
夏油は非術師を下等な猿とみなし、術師が高等民族のように考えています。
だからと言って「術師を殺さない」わけではありません。
目的地にたどり着く過程で術師を手に掛けることもあるのです。
0巻で呪術師だけの楽園を築くため、「手始めに呪術界の要 呪術高専を落とす」と言い、特級術師である乙骨をリカちゃんを吸収するために殺しに行っています。
本編においても、真人が順平を実験台にしているのを容認しているあたり、完全な術師信仰というわけではないと考えられます。
目的のために必要であればなんでもやるのが夏油です。
夏油傑は本当に死んでいるのか
単行本11巻で本編に登場している夏油が「偽夏油」であることが明かされました。
ここで新たな疑問が生まれます。
- 夏油は本当に死んだのか
- 偽夏油の正体は誰なのか
このあたりを深掘りして考察してみます。
間違いなく1度は死んでいる
まず、夏油は0巻で間違いなく死んでいると考えていいでしょう。
乙骨の全力リカちゃんバーストで瀕死のところを親友五条に「バシュ」とやられているので、間違いなく死んでいます。
0巻の描写から、一応夏油も反転術式による治療をすることができるようですが、そこまで洗練されているような感じではありませんでしたし、トドメは刺されているでしょう。
夏油の死体を処理したのは誰なのか
五条がトドメを刺した後、夏油の死体がどのように処理されたかは明かされていません。
家入硝子は処理していないという事実だけがあるようです。
偽夏油の正体を掴むヒントはここにあるでしょう。
偽夏油は魂
偽夏油は、夏油の死体(肉体)を欲しがっていました。
呪術廻戦において、術式は肉体に刻まれていることになっていますので、魂が変わっても肉体に刻まれた術式が使えます。
偽夏油は、真・夏油の呪霊操術が欲しくて夏油を元から狙っていたようです。
0巻で描かれた百鬼夜行の前の段階から夏油を認識している誰かが、魂のみを夏油の死体に移管しており、夏油の魂は乗っ取られたか消滅したということになります。
肉体側から魂の復活があるのかどうか
真・夏油が本当に死んでいるかどうかについては実際のところまだわかりません。
というのも、呪術廻戦では「魂と肉体」の関係がかなり重要視されているからです。
真人は魂優位で肉体を自由に変化させることができています。
天元様と星漿体である天内理子は、魂と肉体は共存関係にあるようなことを言っています。
禪院甚爾は魂がない状態で肉体のみの復活から、魂まで復帰しているので、肉体優位です。
特に注目すべきは禪院甚爾の復活ですよね。
禪院甚爾は呪力0の特殊な肉体ですので、イタコの術式を突破したという通常の解釈もできますが、この事例は「肉体→魂」の順番でも復活できることを意味しています。
もし、禪院甚爾だけでなく、強い肉体を持つ人物が自分以外の魂に打ち勝って魂を支配し返すということができるのであれば、真・夏油が復活する余地が残されています。
管理人は真・夏油の復活を本命にしてみますよ!
偽夏油の正体は誰なのかを考察!
一旦、真夏油は死んだことにして、偽夏油の正体が誰なのかを考えてみます。
前提として、偽夏油は花御が漏瑚を助けにいくのをみて「呪霊の分際で」という発言をしていることから、少なくとも呪霊側ではないでしょう。
となると、術師側の誰かということになります。
- 天元様
- 加茂憲倫
- 九十九由基
- 百鬼夜行の際の夏油の側近の誰か
- 未登場の新キャラ
ひとまず候補を挙げてみました。
順番に可能性を考えてみます。
天元様
天元様は夏油と五条の過去編で登場した人物(?)で、その正体は詳しく明かされていません。
天元様は500年に一度、星漿体と同化することで実質的な不死の存在になっています。
星漿体との同化任務を五条と夏油を指名しています。
結界術で高専を守ったり、補助監督が使う結界術の強化をしているとのことですが、ビジュアルはまだ出てきていません。
結論からお伝えすると、管理人は偽夏油=天元様という線はないかなと考えています。
その根拠が下記です。
- 500年に一度の同化が終わったばかり
- 天元様の肉体は星漿体での入れ替えで元々保証されている
- 元々不死の術式を持っているのにわざわざ新たなリスクを負う必要性がない
天内理子が死んでも星漿体との同化に成功して安定しているという部分でも、星漿体は一人だけではなくストックがあると考えていいでしょう。
術式の能力的には、偽夏油の脳味噌と同じような力ですが、既に肉体の同化が終わったばかりの天元様がわざわざ危険を犯して五条の封印に足を運ぶとは考えづらいです。

加茂憲倫
加茂憲倫は九相図を作ったイカれ術師(呪詛師?)です。
生きていた時代は「明治はじめ」なので、約160年ほど前の人物となります。
加茂憲倫は作中では1コマ程度しか紹介されておらず、謎が多いキャラクターなので、情報が少なすぎます。
しかし偽夏油の脳味噌は肉体を転々としながら生きながらえているということを加味すると、現代の人物というより、過去の人物であると考えるのが自然です。
とするとイカれマッドサイエンティストの加茂憲倫の術式で現代まで生き延びている可能性は高いでしょう。
偽夏油の正体が単行本11巻までに出ているキャラなのであれば、加茂憲倫が関わっているのではないかと考えています。
九十九由基
九十九由基は4人の特級呪術師の一人で、現在は海外をプラプラしているそうです。
九十九が登場したのはこれまでに2回です。
- 東堂少年との会話
- 夏油過去編
2回とも過去の話で登場しただけであり、現在の詳しい状況は不明です。
九十九も真・夏油と同様に「原因療法」で呪いのない世界を作ろうとしている可能性のある人物です。
真・夏油の闇落ちに拍車をかけた張本人でもあります。
九十九はかなり怪しいですが、管理人としては九十九はブラフかなとも感じています。
明らかに偽夏油は九十九っぽいです。
「あっはっは」という笑い方や、思想面においても偽夏油との類似点があります。
ですが、ミスリードな感じがするんですよね。笑
九十九=偽夏油だとしたら、九十九は不死の術式を元から持っているということにもなります。
つまり、九十九が現代の人ではないということになりますから、過去2回登場している九十九の像からはあまり想像できません。
偽夏油=九十九はブラフだと考えます。

百鬼夜行の際の夏油の側近の誰か
偽夏油が肉体を奪われたのは百鬼夜行の際です。
五条が夏油にトドメを刺し、家入以外の人物が死体の処理を行い、そこで奪った。
百鬼夜行の呪詛師側のメンバーの行方は明らかになっていません。
この中に夏油の肉体を狙っている人物がいる可能性があります。
未登場の新キャラ
偽夏油の正体が11巻時点ではまだ登場していない新キャラの可能性も十分あります。
その場合は考察のしようがありませんね。
「学長以上の内通者」が偽夏油の本体かもしれませんし。
偽夏油の正体は加茂憲倫の術式
単行本11巻までの情報を踏まえ、管理人は加茂憲倫が偽夏油説を推したいと思います。
主な根拠は下記2つ。
- 150年前の人物である
- 加茂家の術式との親和性
「最近の術師にしてはやる」発言
偽夏油が召喚した呪霊を冥々が祓ったときに、「最近の術師にしてはやる」という発言をしています。
「最近の」という発言はそこそこ人生経験がある人の発言です。
同世代の相手に対しての言葉ではないですよね。
呪術廻戦で登場しているキャラの中で冥々(夏油や五条たちと同世代)よりも前の世代のキャラはあまりいません。
- 加茂憲倫
- 楽巌寺嘉伸
世代が違うキャラは上記2名くらいです。
楽巌寺嘉伸はすでに術式が明かされています。
となると150年前の人物である加茂憲倫くらいしか候補がいません。
血液関連の術式との親和性
加茂家の術式は「血液」に関連しています。
肉体をめぐる血液をいろんな形で操れる加茂家の術式は加茂憲倫が作った九相図の脹相ですら扱うことができます。
偽夏油の「肉体をすり替える」という術式は、死体に生きた自分の血液を巡らせることで再生する術式だと解釈することもできるのではないでしょうか?
大量出血での血液不足で死亡した肉体に血液を供給して心肺機能を復活させることも加茂家の術式なら十分現実的です。
以上が管理人が加茂憲倫が偽夏油の正体だと考える理由です。
夏油傑(げとうすぐる)とは?
名前 | 夏油傑(げとうすぐる) |
---|---|
年齢 | 28歳 |
特徴 | 呪霊操術という呪霊を取り込んで利用することができる術式を使用する。 夏油傑と五条悟は親友 夏油は乙骨優太に倒され、五条に殺された 夏油は本編ではなぜか生きている 本編の夏油は肉体を奪われ、異なる魂が宿っている |



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追記・私の趣味のキャスト予想です(笑)
爽やかな声のイメージですが人を小馬鹿にするような言動が偽夏油でも真夏油でも見られるので日野聡さんにやって欲しいと言う予想というより願望。近くでは鬼滅の刃・煉獄杏寿郎のイメージがあって違和感覚えるかも知れませんが銀魂の神威のような爽やかめの声も出せる方ですのできっと合うんじゃないかなと思ってます(^^)
確かに肉体を入れ替えたら九十九由基という人物は存在しないことになるのでそれがバレないためにも海外放浪はうってつけですよね。九十九が夏油と話したのは恵が小1の時で東堂は小3なので日本に戻ってる描写は実質1回ですし。ただ獄門僵みたいなチート呪物持ってる人脈だったり九相図に執着したりでやっぱり憲倫=九十九あるんじゃないかなと。
肉体を転々と出来る術式は確かに便利ですが九十九が本体だとしたらそれで五条や夏油、乙骨と同列になれるのか疑問ですし。もし九十九の肉体が器だとしたら特級クラスの術式が刻まれてるので憲倫が奪う事も納得ですよね。
>>ただ獄門僵みたいなチート呪物持ってる人脈だったり九相図に執着したりでやっぱり憲倫=九十九あるんじゃないかなと。
憲倫=九十九はかなりありそうな線ですよね!管理人がひとつだけ気がかりなのは九十九と憲倫の像が噛み合わないという点ですかね。
性格はいくらでもペテンでごまかせる部分ではありますけど、九十九の過去の2回の登場時の姿から憲倫の闇というか雰囲気がまったく感じないんですよね。
九十九の記事で考察しようと思っているのですが、憲倫関連で「九相図を産んだ女性」の行方がまったくわかっていないという点も謎になっていると思います。
「9」が重なっていて、髪色も九十九寄り(漫画なので色一致かどうかわかりませんが)でシルエットが描かれているようにも感じていて、むしろ九十九は「九相図を産んだ女性」関連かなとか考えたりしていました!
呪術考察ありがとうございますm(_ _)m
もし偽夏油の正体が加茂憲倫だとすると、夏油の体に入る前は誰の体に入っていたんでしょうかね?夏油の体に入ったのがおよそ1年前ですから明治に生きていた憲倫は夏油以外に1人2人ほど肉体を転々としていた筈。
ここで飛躍した考察を。その憲倫の乗り換え先が九十九由基の体だったのではないかというものです。憲倫と夏油ははっきり言ってなんの関係も無いですよね。そして夏油復活の展開があったとき接点無いもの同士がせめぎ合ってもです。しかし憲倫であり九十九であるなら別で夏油を闇落ちに(五条に殺されるように)誘導したんですから。憲倫も一人称私、っぽいですしね。山寺宏一さんの声が合いそうな顎髭と輪郭だと勝手に思ってます(笑)
とはいえ飛躍しすぎた発想なので話半分にm(_ _)m
まぁ少なくとも九十九だけと言うことは無いと思います。真人に指と一緒に九相図取りにいかせてたのもあるので憲倫である可能性の方が高いかな?
>>憲倫の乗り換え先が九十九由基の体だったのではないかというものです。
これはありそうですよね!九十九に関してはあまりに謎が多いですが、偽夏油が明治以降数体の肉体を経由しているのは間違いないですし、夏油をのっとる直前の肉体が九十九という線も十分ありえますよね。
偽夏油の脳味噌が術師本体だとした場合、今の虎杖たちの時系列に九十九が出てきた場合は白になりますが、現状過去編にしか出ていないのでこの線は残っていますよね!
九十九のことを考えると鍵をにぎるのは東堂ですよね。
九十九が夏油と出会ったとき同様の言葉を東堂に投げかけているあたり、九十九が東堂に接触した理由は過去編の夏油に接触したときの動機と近いと考えられますし。
九十九がプラプラしている理由が次の肉体候補探しだとすれば辻褄も合いそうです。
そろそろ描かれるであろう冥々戦で次なるヒントが出て欲しいですね!
管理人アース