パンダはパンダじゃない!
姉妹校交流戦真っ盛りな「呪術廻戦」5巻。
ほとんどがバトル展開となっていますが、その中で大きな伏線が貼られています。
最新話までにキッチリと回収されている伏線から未回収な伏線まで、いろいろな伏線が仕掛けられている5巻。
「呪術廻戦」という作品を楽しむ上で、特に見逃せない巻と言えるでしょう!
いったい、どのような伏線が5巻には貼られているのか?
さらに、大盛りあがりなバトル展開とは?
「呪術廻戦」5巻を順番に見て行きましょう!
呪術廻戦5巻あらすじ
虎杖VS東堂
戸惑いながらも「身長と尻がデカい女の子」と、東堂と同じタイプを答えます。
瞬間、東堂の頭の中に「経験していない、虎杖との同じ中学時代の記憶」が溢れ出します。
同じ中学で、親友同士の二人。
この記憶から、東堂は虎杖を「親友」と認識します。
その後、殴り合い蹴り合いバトルしながらも、虎杖をさらなる高みへ導くように東堂は動きます。
パンダVSメカ丸
釘崎と共に西宮とバトルする予定だったパンダですが、究極メカ丸の登場で状況が変わります。
一対一でメカ丸とバトル事になるパンダ。
「傀儡操術と呪骸の戦い」へと、バトルは展開していきます。
等級から見て、準2級のパンダにとって準1級のメカ丸は厳しい相手となるとパンダは予想します。
術者である与幸吉(むたこうきち)は、天与呪縛により大きな障害を負っています。
肉体に強制的に縛りを持って生まれた幸吉の呪力は半端なく、何度も致命傷レベルの攻撃を受けるパンダ。
しかし人間で言う心臓を3つ持っているパンダは、パンダからゴリラモードへと変わり強烈な一撃を食らわせます。
ダウンするメカ丸。
パンダVSメカ丸は、パンダの勝ちで終わります。
禪院真希VS三輪ちゃん
パンダから3級くらい?と予想されている三輪ちゃん。
妹である真依から「万年4級の真希は弱い」と教えられていましたが、全く違い強すぎる真希に圧倒されます。
槍を使用しているので間合いを詰め攻めたいけれど全く近寄れず「刀身が剥き出しだったら2回死んでる」という攻撃を受けてしまいます。
距離を取り、「簡易領域・抜刀」で槍を払いスキを作ろうとする三輪ちゃん。
しかし、それを見て槍の柄を折り投げつける真希。
刀で払うけれど同時に投げられた暗器もさらに払う事になり、三輪にスキができます。
逆に一気に詰め寄られる三輪。
接近され合気道で投げられ、同時に刀を奪われて完敗してしまいます。
禪院真希VS三輪ちゃんは、禪院真希の完勝となります。
釘崎VS西宮桃
箒を使い飛び回る西宮桃。
飛ぶ際の呪力の風と箒による打撃により、釘崎は連続でダメージを負います。
釘を飛ばし、攻撃し返す釘崎。
しかし箒で自由に飛ぶ西宮は、難なく攻撃を躱します。
ところが突然、周りの木が一気に折れ倒れ始めます。
釘崎が釘を飛ばしていたのは西宮桃ではなく、木を狙っていたのだと判明。
「芻霊呪法 簪」で呪力が込められた釘が反応し、西宮桃に向け次々と木が倒れます。
何とか躱しますが、そのスキに箒の枝を掴む釘崎。
枝をわら人形に付け、そのままトンカチで叩きます。
「芻霊呪法 共鳴り」で箒がコントロール不能になる西宮。
落ちてきた西宮の顔を、釘崎がピコピコで叩きます。
ピコーン
ピコーンと、何度も叩く釘崎。
さらに攻撃を続けようとしますが、突然釘崎の頭に衝撃が走ります。
ゴム弾の銃撃を受け、倒れる釘崎。
釘崎VS西宮桃は、引き分けに終わります。
真希VS真依
釘崎を銃撃で襲った禪院真依。
そこに、姉である禪院真希が現れます。
姉妹対決となる二人。
持ち前の身体能力で、銃撃を躱しながら真依を攻撃します。
装填できる6発を撃たした真希。
弾は無いと、一気に間合いを詰めます。
しかし0から物を生むことができる「構築術式」で、弾を生み出す真依。
あるはずのない銃撃が、真希を襲います。
しかし、当たる直前で素手で弾をキャッチする真希。
弾が尽きた真依は、負けを認めます。
真希VS真依による禪院家姉妹対決は、真希の勝ちとなります。
伏黒VS加茂
伏黒の十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)と加茂憲紀の赤血操術がぶつかります。
お互い術式を知っている者同士の戦い。
一進一退の攻防となります。
花御登場
パンダから受け取ったメカ丸の携帯を使い、三輪ちゃんに電話する棘。
「眠れ」と呪言を使い、三輪ちゃんを眠らせます。
そこに強烈な呪力を感じる棘。
振り向くと、楽巌寺学長が放った準1級の呪霊が現れます。
しかし、そのまま倒れる準1級呪霊。
その後ろから、特級呪霊である花御が登場し、終わります。
6巻につづく
呪術廻戦5巻伏線考察
東堂の「存在しない記憶」
同じ好みのタイプをを答えた虎杖に対し「存在しない記憶」が脳内に溢れ出した東堂。
この時は「単なるギャグでは」と思われたシーンですが、後に脹相にも同じ現象が起こり、「これは虎杖の術式ではないか?」と「存在しない記憶考察」が生まれる事になります。
そうやって見返すと、4巻での順平の死に際に言った「ゆうじ…なんで」という言葉にも「存在しない記憶があったのでは」と繋がります。
ただ「漫道コバヤシ-赫-」にて、「東堂と脹相は能力ではなく違う理由で存在しない記憶を見た」と作者芥見先生から断言されてます。
となると、この東堂が見た存在しない記憶はやはりギャグなのか?
この辺り、まだ謎となっていますが要チェックです!
パンダはパンダじゃない
パンダVSメカ丸にて、何度も表記される「パンダはパンダじゃない」。
「突然変異呪骸」と説明されるシーンで言われ、ゴリラモードでも「パンダはパンダじゃない」と説明があります。
これはこれまでの「出落ち説明」で「パンダ」とだけ言われてきた対比で表記されたのでしょうが、実際パンダがパンダではなかったことが147話「パンダだって」で明らかとなります。
この「パンダはパンダじゃない」は、実際のパンダの正体を示唆する伏線であったとも考えられます。
「聞いたか 扇の娘の話」
5巻での現在では明らかとなっている禪院真希と真依の父親である禪院扇の名前が登場しています。
この時は父か母かは分かっていませんでしたが、今では父親の名前だと分かっていますね。
こんな初期に名前だけ登場させているというのもけっこうな伏線だな、と感じますよ。
「お姉ちゃん 手放さないでよ」
禪院真希と真依の過去が明らかとなった回想シーン。
「絶対手を放さないでよ」という表記が「離さないでよ」になっているのは間違いでは、と思われていました。
この辺りについては149話記事や禪院真依の考察でも検証していますので、見てみてください!
真依の術式である「構築術式」が「一度生成されたら術式終了後も消えない」というのも、この真希の刀の為な気もします。
この辺りについては149話記事や禪院真依の考察でも検証していますので、見てみてください!
この禪院真依の伏線、スゴく熱いですし最高な伏線ですよ!\(^o^)/
呪術廻戦5巻感想
虎杖と東堂の「存在しない記憶」関係。
パンダの突然変異呪骸設定。
禪院真希と真依の関係と伏線。
パンダとメカ丸や釘崎と西宮桃の激しいバトル展開の印象が強い巻ですが、やはり伏線が凄まじいですよね!
特に回収が良かったからかもですが、禪院真希と真依の伏線は最高すぎます。
さらに読み返すと、扇の名前がここで登場しているのは本当にスゴいですよ!
全てが最初から決まっていたんだなぁ、と感じますね。
これ、「進撃の巨人」並みのロングパス伏線では。
週刊連載でこの伏線のし掛け方は、半端ないです!
本当に衝撃ですよ!
5巻は伏線が大きな見どころの「呪術廻戦」真骨頂と言える素晴らしい巻だと、今回の考察で再確認できました。
次の考察でも「呪術廻戦」の魅力を余すこと無く見ていきますよ!\(^o^)/
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