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【キングダム】壁将軍は死亡する?無能説の真相とキタリ・楊端和との関係、声優・俳優情報まで

アース
アース
蕞(さい)戦、犬戎王ロゾ戦、捕虜と修羅場くぐりまくりの壁さん

「キングダム」初期から登場している壁(へき)。

初登場は2巻で、信(しん)に漂(ひょう)の最期の姿を語る役として登場しました。

その後、昌文君(しょうぶんくん)の副官として信(しん)の良き兄貴役として登場し続けている壁ですが、着実に出世し続けて現在では将軍となっています。

ということは、壁は他の王翦桓齮と同じような才のある武将なのでしょうか?

いや、やはり他の将軍に比べると無能なのか?

そしてこれからの壁には死亡する展開が待っているのか?

さらに楊端和(ようたんわ)やキタリと結婚する展開もある!?

検証してみましょう!

◆キングダム壁将軍とは?


「キングダム」51巻表紙より

「キングダム」壁は、2巻に昌文君の副官として初登場します。

初登場の時から「漂(ひょう)の最期の活躍を信に話をする」という、物語において重要な役を担っていました。

そのためか当初から信の理解者、兄貴分というポジションで登場することが多くなり、成蟜の反乱を鎮めた後の「蛇甘平原(だかんへいげん)の戦い」や「屯留王弟成蟜の反乱」でも随所に登場し続けます。

その際には「壁のあんちゃん」と信から親しみを込めて呼ばれており、信にとっても重要なキャラクターへと成長していきました。

屯留での「成蟜反乱編」では将軍に昇格しており、3万を率いて討伐軍を指揮し反乱を収めました。

「鄴攻略編」では兵糧庫を焼かれる大ピンチを迎えますが犬戎族の王ロゾの首を取るという大武功を上げており、着実に昇格していっており、これからも信の良き兄貴分として登場するのではと察せられます。

◆壁将軍のプロフィール

項目内容
名前壁(へき)
所属秦国軍/昌文君直轄 → 秦国将軍
初登場1巻・王都奪還編(昌文君の副長として)
初期の階級昌文君軍の副長 → 千人将 → 三千人将 → 将軍
出身秦の名家(作中で明言)
性格真面目で責任感が強い。臆病で慎重だが、決して逃げない誠実さを持つ
武力中堅クラス。一般将としては十分な実力
指揮能力守備戦・持久戦向きの堅実な指揮官
代表的な呼ばれ方壁、壁将軍、壁のあんちゃん(信から)

◆壁は無能なのか検証!

ネット上では、「壁は無能なのでは」という評価が見られます。

たしかに「鄴攻略編」で趙の舜水樹に兵糧庫を焼かれるという失態を犯したり、その前の「山陽攻略編」では王翦将軍にダシに使われるという扱いを受けています。

さらには将軍になれた理由を河了貂から「いいとこの家の出の力」と揶揄されており、実力よりも家の力で将軍になれたのでは、という評価も見られます。

たしかにそのような評価も頷ける、と管理人アースも感じています(笑)

ただいっぽうで、昌文君がもともと副官に選んでいるところからも「無能ではないのだろう」とも感じます。

たしかに同じ将軍でも桓齮将軍や王翦将軍、麃公将軍のような才や武力がある訳ではないでしょう。

ただそれは比べる相手がすごすぎるだけなのでは、とも察せられます。

イメージとしては、王騎将軍と比べた昌文君のような感じです(笑)

才能や華やかさは無いけれど、地味で無骨でシブい活躍をする。

昌文君の副官なだけあり、若き日の昌文君のような能力が壁にはあるのでは、とも感じます。

いち早く信の凄さ、魅力を察し信から「あんちゃん」と慕われる壁は、他の将軍にはない魅力が備わっているのでは、と管理人アースは感じますよ!

そこからも「壁は無能ではない」と、評価できます。

◆実は名家出身で実力派

作中で壁本人が「名家出身だが、金で地位を買ったことはない」と語っており、秦の名家武官の家に生まれ、武芸と学問の両方に秀でた”エリート候補生”だったことが分かります。

王騎からも「まさに昌文君の副官という感じです」と評されており、大将軍クラスから見ても、昌文君の右腕として相応しい実務能力と真面目さを備えた武官だと認められています。

また、趙軍との戦いで危機的状況にあった際、部下の北朱が命がけで駆け付けて救援する描写があり、普段からの誠実さが部下の厚い信頼につながっていることが示されています。

◆壁と楊端和・キタリの関係は?結婚もある?


「キングダム」35巻より

◆壁と楊端和の関係

壁は楊端和に惚れています。

これは言い切っても良いでしょう(笑)

王都奪還編から楊端和率いる山の民と行動を共にすることが多く、鄴攻略編では楊端和軍と共に橑陽を攻める重要な役割を担いました。

楊端和も壁に対してはやや甘い態度を見せることがあり、完全に嫌っているわけではない様子が描かれています。

◆壁とキタリの運命的な絆

しかし最新の展開で、壁と山の民との関係はさらに深まっています。

それがメラ族の戦士・キタリとの絆です。

壁は「宜安・赤麗の戦い」で趙軍の罠により捕虜となってしまいました。

井戸水に毒を盛られ、軍全体が動けなくなったところを襲撃され、壁ら捕虜は番吾近郊の収容所へ移送されました。

そこでは過酷な強制労働を強いられ、食事は家畜の餌以下という地獄のような環境でした。

多くの仲間が倒れていく中、壁は将軍としての責任感から仲間を励まし続け、生きる希望を捨てませんでした。

そんな壁を救ったのが、楊端和率いる山の民軍、特にメラ族のキタリでした。

キタリは壁を救うために奮闘し、無事に壁を収容所から助け出しています。

救出された壁は衰弱していましたが、キタリのおかげで一命を取り留めました。

この救出劇により、壁とキタリの間には特別な絆が生まれたのではないでしょうか。

命を救われた壁が、キタリに対して特別な感情を抱くようになっても不思議ではありません。

◆壁の結婚相手は楊端和?それともキタリ?

「キングダム」は、嬴政が中華を統一するまで描かれる作品だろうと考えられます。

史実通り紀元前221年の中華統一が果たされるまでにまだ期間があり、山の民との結束は強くする必要も出てくるでしょう。

つまり、さらなる強い同盟が結ばれる必要が出てくるのでは、と予想できます。

そこで山の民と秦国の要人との結婚、という展開が描かれる事もあるのでは、と考えられます。

楊端和と壁の結婚という展開

女王楊端和と秦国の要人・壁との結婚という政略結婚的な展開は、山の民と秦国の同盟をさらに強固にする意味でも考えられます。

嬴政と結ばれるという展開は史実上起こらないような気もしますし、楊端和が側室という形になってしまいかねないので、無いでしょう。

家柄も名家だとされている壁との結婚なら、秦国側も山の民側も納得できる形になるのでは、とも感じます。

キタリと壁の結婚という展開

しかし管理人アースは、最新の展開を見ると「キタリと壁の結婚」という展開の方が自然なのではと感じています。

命を救われた壁が、キタリに対して恩と共に恋心を抱くようになる。

キタリも壁を救うために必死に戦ったことから、壁に対して特別な感情を持っているのではないでしょうか。

楊端和は女王として国を背負う立場であり、政略結婚よりも山の民の王として単独で立ち続ける可能性も高いように感じます。

いっぽうでキタリは戦士として、個人として、壁と結ばれる展開の方が物語的にも自然なのではないでしょうか。

年号内容
紀元前245年成蟜の反乱制圧。蛇甘平原の戦い
紀元前236年王翦が楊端和、桓騎を従え「鄴」を攻め落とす
紀元前235年呂不韋服毒自殺・趙王悼襄王死亡
紀元前234年平陽の戦い:桓齮VS扈輒で桓齮勝利。扈輒を討ち取られる
紀元前233年肥下の戦い:李牧VS桓齮 桓齮敗れ死亡?
紀元前230年韓滅亡
紀元前229年趙の李牧死亡
紀元前228年趙滅亡
紀元前221年秦が中華を統一

中華統一まであと14年という歳月が流れるので、壁が結婚という展開が起こってもおかしくないよなぁ、とも感じる管理人アースでした(*^^*)

キタリとの絆が今後どう描かれるのか、要注目ですね!

◆もともと壁は死亡する予定だった!今後死亡するか検証!

「キングダム」の元である「史記」の秦始皇本紀には、一文だけ「壁」が登場しています。

八年,王弟長安君成蟜將軍擊趙,反,死屯留,軍吏皆斬死,遷其民於臨洮。
將軍壁死,卒屯留、蒲鶴反,戮其尸。

これは成蟜の記事でも紹介しており

紀元前239年(始皇8年)長安君成蟜が軍を率いて趙を攻撃したとき、屯留・蒲鄗の兵卒を従えて謀反した。秦がこれを攻撃すると、成蟜は屯留で死に、軍吏はみな斬り死にし、その民は臨洮に遷された。

と訳していました。

これはWikipediaからの約であり、一般的な解釈とされています。

ただ「將軍壁死」という部分を「壁内で死亡した」と取るか「壁という将軍が死亡した」と受け取るかは、解釈の仕方によるところではあります。

「キングダム」作者原先生は当初「壁という将軍が死亡した」と解釈し、成蟜が死亡する「屯留王弟成蟜反乱編」で壁は死亡する予定だったと35巻のあとがきでカミングアウトされています。

「将軍壁死」という一文から壁というキャラは生まれ屯留での死亡の為に2巻から登場してる訳なんですけど、これが誤訳ではという説が!

これで、壁の死はMUSTではなくなりました(つまりもう壁の史実バリヤーは無くなった(笑))

壁の生命力恐るべし!!!

と書かれています。

つまり、もともと壁は35巻で死亡する予定でずっと描かれていたのですが生き延びた、ということになります(笑)

さらに史実バリヤーが無くなったため、もう死亡せずに最期まで生き残る可能性も出てきたのかなと(笑)

というか、たぶん死亡せず生き残るでしょう(笑)

史実では紀元前226年に、壁の上官である昌文君が死亡します。

これは、MUSTでしょう。

趙が滅亡して、2年後くらいのタイミングですね。

この時の嬴政や信の反応もですが、壁の描写も要チェックですね!

◆最新話での壁の状況と生死

最新話時点では、壁は生存しています。

キタリに救出された後、楊端和軍と共に行動していると考えられます。

ただし楊端和軍は非常に厳しい状況に置かれています。

最新の展開では、楊端和が敵将・青華雲(せいかうん)の矢を受けて落馬するという衝撃的な事態が発生しています。

青華雲は中華十弓の第一位という肩書きを持つ趙軍の弓使いで、遠距離から正確に将軍クラスを狙撃できる能力を持っています。

さらにフィゴ族の王・ダントが死亡するという激戦が繰り広げられており、壁もまたこの危機的状況の中で、楊端和軍の命運をかけた戦いに関わっていると推測されます。

キタリに救われた壁が、今度は楊端和やキタリを守るために戦う展開があるかもしれませんね。

そうなれば、壁とキタリの絆がさらに深まることになるでしょう。

今後の展開に要注目です!

◆壁将軍の担当声優は遊佐浩二さん!

項目内容
名前遊佐 浩二(ゆさ こうじ)
身長173cm
体重58kg
誕生日1968年8月12日
年齢56歳(2025年時点)
出身地京都府京都市伏見区
血液型B型
所属フリー
代表作『BLEACH』市丸ギン、『弱虫ペダル』御堂筋翔、『黒執事』劉(ラウ)など

アニメ「キングダム」の壁の担当声優さんは、遊佐浩二さんです。

ベテラン声優さんで、最近では「弱虫ペダル」の御堂筋翔役や「テラフォーマーズ」のアドルフ・ラインハルト役をされていますね。

イメージとしてはクールな役が多いですが、壁将軍にもマッチしているところに、さすがプロだなぁと感じますよ。

高めでクリアな声質を持ち、ミステリアスなキャラからコミカルなキャラまで幅広くこなす声優として知られています。

壁役では、臆病さ・真面目さ・不器用さを柔らかいトーンで表現し、原作以上に「いい人感」が強調されています。

◆壁将軍の担当俳優は満島真之介さん!

項目内容
名前満島 真之介(みつしま しんのすけ)
身長177cm
誕生日1989年5月30日
年齢35歳(2025年時点)
出身地沖縄県
血液型B型
所属株式会社veleta104

実写映画「キングダム」の壁役は、満島 真之介さんとなっています。

姉は女優の満島ひかりさん、妹はモデルの満島みなみさん、弟はプロバスケットボール選手の満島光太郎さんというとんでも一家の長男な満島 真之介ですが、自身も有名な俳優さんとなっています。

「風俗行ったら人生変わったwww」で主演をやられていたのはまだ記憶に新しいですし、「三度目の殺人」では弁護士 川島輝役として登場していました。

声優としても、「僕だけがいない街」の藤沼悟役をやられていた記憶があります。

幅広く様々な役に挑戦している満島 真之介さんの壁は、要チェックですよ!(*^^*)

続編での壁にも期待です!(^o^)

今回は将軍壁を考察しました。

おそらく「キングダム」の最期までを彩ってくれるであろう壁は、信や嬴政たちとは違った意味で注目したいキャラクターですね!(*^^*)

◆壁将軍の名場面を紹介!

53巻!鄴陥落編での名場面

「キングダム」53巻より

鄴陥落編で、楊端和と共に戦った壁将軍。

舜水樹の策略により、大量の食料を焼かれてしまいます。

楊端和の足を引っ張る大失態をしてしまう壁。

しかし、最後の最後で敵将ロゾを討ち取り、漢(おとこ)を魅せます!

全ての失態を帳消しになるほどの武勲を上げ、楊端和にも評価される壁。

「キングダム」53巻より

読んでいた読者もホッとし「良かった~」と感じるこの一連の展開。

まさに、最高な壁将軍の名場面と言えるでしょう!

30巻!合従軍編での名場面

「キングダム」30巻より

合従軍編で李牧の策を察し、後を追った麃公将軍と飛信隊。

しかしそこに登場した龐煖により、麃公将軍は討たれてしまいます。

目の前で麃公将軍を討たれた信。

王騎将軍の仇でもある龐煖の度重なる凶行に信はぶちギレ、全滅必至で龐煖に向かおうとします。

それを止めようとする、壁将軍。

しかしブチ切れて冷静さを欠いている信は、全く聞く耳を持ちません。

そんな信を「馬鹿者!」と、殴りつける壁。

「盾を投げられた意味が分からなかったのか?」と言い「その意志を継がねば、麃公将軍の死すら意味を失うぞ」と、諭します。

この言葉を飲み、咸陽へ「前進」することを決める信。

その後、蕞の城までは壁将軍が指揮を取り向かう事になります。

信が諭されて意志を曲げるシーンって、かなり少ないですよね。

だいたいが自ら察し、決断する展開が多いように感じます。

このように上から殴りつけられ方向を変える展開というのは、もの凄くレアなのではないでしょうか?

これができるのは、嬴政昌文君、壁くらいでしょう。

ここには壁との信頼関係、歴史が感じられますよね!

2巻での初登場時で、漂の最後を伝えた壁。

そこからずっと共に戦ってきた壁と信の信頼関係があるからこそのシーンだな、と感じますよ。

「壁のあんちゃん」という呼び方も、もの凄く親しみが感じられますよね!(笑)

信を殴りつけて諭すこの場面は、信と長い歴史のある壁だからこそ生まれた素晴らしい名シーンと言えます。

地味で派手さの無い壁ですが、これから信との絡みは要チェックですよ!\(^o^)/

1巻!王都奪還編での名場面

壁の原点とも言える場面が、王都奪還編での左慈戦です。

自称「天下最強」の左慈に信が苦戦する中、昌文君の副長として援護に入り、命がけで若い兵を守ろうとする姿が描かれます。

ここで「ただのヘタレではない」「部下のために命を張れる将」と読者に印象づける重要なシーンとなっています。

この戦いで自身の無力さを痛感した壁は、「私は武官の極み・大将軍になる」と決意を新たにします。

最新話!キタリによる救出劇

そして最新の展開で描かれた、キタリによる壁の救出劇は、壁の物語において新たな名場面となりました。

趙軍の捕虜となり、収容所で過酷な強制労働を強いられていた壁。

食事は家畜の餌以下、多くの仲間が倒れていく絶望的な状況の中でも、壁は将軍としての責任感から仲間を励まし続けました。

そんな壁を救うために、キタリは命がけで収容所に突入します。

衰弱しきった壁を抱えて脱出するキタリの姿は、二人の絆を象徴する感動的なシーンとなっています。

この救出劇により、壁とキタリの関係は特別なものになったと言えるでしょう。

命を救われた壁が、今度はキタリや楊端和軍を守るために戦う展開が待っているかもしれませんね。

今後の二人の関係性に要注目です!

◆壁将軍の戦歴年表(巻ベース)

巻数階級主な戦歴・活躍
1〜5巻昌文君軍副長王都奪還編。成蟜・竭氏のクーデター鎮圧戦に参加。山の民との同盟締結後、咸陽王宮突入戦で左慈率いる敵軍と交戦
5〜7巻千人将蛇甘平原の戦い。麃公軍配下として信らとともに魏軍と戦う
8〜16巻千人将馬陽防衛戦。王騎軍の一部として参戦
17〜25巻千人将山陽攻略戦。廉頗軍との戦い
26〜33巻三千人将合従軍編。函谷関防衛戦、蕞防衛戦に参加。麃公将軍の死後、信を諭し咸陽への撤退を指揮
34〜35巻将軍(三万の総大将)屯留攻城戦。成蟜の反乱鎮圧。反乱軍将・龍羽を討ち取る大武功を上げる
36〜40巻将軍嫪毐の乱鎮圧に参加
41〜52巻将軍鄴攻略編。楊端和軍と共に橑陽攻め。兵糧庫を焼かれる失態を犯すも、犬戎族の王ロゾを討ち取り挽回
53巻以降将軍趙攻略戦継続。楊端和軍との連携を維持しながら秦軍を支える
70巻台〜77巻将軍韓攻略編以降。宜安・赤麗の戦いで趙軍の捕虜となるも、キタリに救出される。楊端和軍と共に戦線を維持

◆壁将軍の役割と立ち位置

壁将軍は「キングダム」において、いくつかの重要な役割を担っています。

凡人の代表/読者の視点キャラ

王騎や李牧のような天才、龐煖や蒙武のような怪物と並ぶことで、「普通の武官ならこう感じる」というリアルな反応を見せる役割を果たしています。

恐怖・動揺・安堵など、読者に近い感情を体現し、戦場の凄まじさを相対的に引き立てる存在です。

政サイドの”地味だが確かな戦力”

昌文君・政に最後まで忠誠を誓う少数の古参武将の一人であり、内乱編では特に存在感を発揮しています。

信や蒙恬・王賁のような新世代とは別に、「旧来の秦官僚・武官層」の代表として、政の改革を支える重要なポジションにいます。

ギャグ/緩衝材的な役割

シリアスな戦の合間に、信や貂にいじられる、情けないリアクションを見せるなど、緊張を和らげる役割も多く担っています。

ただし、それは決して「無能だから笑われる」のではなく、「真面目で不器用だからこその愛されキャラ」として機能しています。

山の民との架け橋

王都奪還編から山の民との関係を築いてきた壁は、秦国と山の民を繋ぐ重要な架け橋となっています。

特にキタリに命を救われたことで、その絆はさらに深まりました。

今後、壁とキタリの関係が、秦国と山の民の同盟をさらに強固にする鍵となる可能性もあります。

◆よくある質問(FAQ)

Q1. 壁は弱いのですか?

一騎打ちの武力だけ見れば、蒙武・信・羌瘣といった上位陣には遠く及びませんが、一般将としては十分戦えるレベルです。

むしろ「強さよりも堅実さと誠実さ」が魅力のキャラクターです。

Q2. 壁はいつ将軍になりましたか?

初登場時は昌文君軍の副長、その後蛇甘平原では千人将として描かれ、合従軍戦前には三千人将へ昇進。

合従軍戦から約2年後の屯留攻城戦で将軍に昇格し、3万人もの兵を率いる討伐軍総大将として成蟜の反乱を鎮圧しました。

Q3. 壁は史実に実在する人物ですか?

『史記』に「壁将軍死」と読める一節がありますが、これは「壁という名の将軍が死んだ」と読む説と「塁壁(砦・防塁)で将軍が死んだ」と読む説の2通りの解釈があり、学説上も分かれています。

『キングダム』ではこの”塁壁”説を採用し、屯留攻城戦で反乱軍将・龍羽が死ぬ形で処理されており、壁本人は生存しています。

したがって、『キングダム』版の壁の人物像・活躍はほぼオリジナルの創作と言えます。

Q4. 最新話時点で壁は死にますか?

いいえ、最新話時点では戦死しておらず生存しています。

キタリに救出された後、楊端和軍と共に行動していると考えられます。

王騎・麃公・桓騎のような劇的な死亡シーンは描かれていません。

Q5. 壁は今後活躍の機会がありますか?

秦の統一戦争が続く限り、昌文君系統の古参将として、前線と王都をつなぐ立場でまだ出番が見込まれます。

超人たちの陰で戦線を支える、”縁の下の力持ち”としての活躍が期待されます。

また、キタリとの絆が今後どう描かれるかも注目ポイントです。

Q6. なんで一部の読者から人気があるのですか?

天才でも怪物でもない「普通の武将」でありながら、決して逃げず、王と部下への責任を果たそうとする姿に共感を覚える読者が多いためです。

信たちのような主人公サイドと、読者との中間に立つ存在として愛されています。

Q7. 壁とキタリは結婚しますか?

作中ではまだ明言されていませんが、キタリに命を救われたことで二人の間には特別な絆が生まれています。

管理人アースとしては、楊端和よりもキタリとの結婚の方が自然な展開なのではと感じています。

今後の展開に要注目ですね!