「起首雷同編」から五条＆夏油過去編へと移行する8巻。
個人的に大好きな巻です。
客観的に見ても小沢優子エピソードも含め、盛り上がる展開の中にかなり大きな伏線が仕掛けられている巻であることは間違いないでしょう。
壊相と血塗を倒した後の釘崎の「人生の椅子」発言。
「あれ？小沢じゃん」とカッコいい虎杖のセリフに隠された「存在しない記憶」伏線。
そんな8巻のあらすじと感想、伏線をまとめてみました。
さらにアニメ化が楽しみな期待シーンは！？
順番に見て行きましょう！
呪術廻戦8巻あらすじ
八十八橋編に決着
虎杖と釘崎のW黒閃を喰らった壊相と血塗は、大ダメージを受けてしまいます。
倒れた血塗を見て、一時撤退を試みる壊相。
車を奪って逃げようとしますが、釘崎は逃しません。
渾身の「共鳴り」が炸裂。
黒閃発動直後のゾーンに入った「共鳴り」が強烈に壊相を襲い、さらに虎杖のパンチがトドメとなり倒れます。
2体を倒した後、二人は特級の宿儺の指と戦いボロボロになった伏黒と合流し、高専に戻ります。
小沢優子エピソード
「起首雷同編」から数日後。
任務が終わり虎杖と別れ、ショッピングを楽しんでいる釘崎。
一人の女性が、声をかけてきます。
虎杖の中学時代の同級生の小沢優子。
虎杖と一緒にいた釘崎に声をかけた小沢優子は、喫茶店に入り事情を説明します。
小沢優子が虎杖の事が好きだと察する釘崎。
伏黒を呼び出し、協力を求めます。
事情を察した伏黒は「虎杖に彼女はいない」「身長が高い女性が好き」と、小沢優子にとって好条件な内容を並べます。
勝算ありと踏み、虎杖を呼び出す釘崎。
虎杖は従順に、すぐに喫茶店にやって来ます。
しかし中学卒業後の半年で身長が15cm伸び、一気に痩せている小沢優子。
虎杖が小沢優子だと気付かないのでは、と釘崎は焦ります。
しかし小沢優子に気付いた虎杖が、さらりと声をかけます。
「あれ、小沢じゃん。」
「なにしてんの？」
容姿の変化に関係無く当たり前のように小沢優子だと分かる虎杖。
そこに感動した小沢優子の目には、涙が。
そのまま小沢優子は4人と別れます。
釘崎が「自分より先に虎杖に彼女ができることが腹立つ」と語り、終わります。
五条＆夏油青春編
12年前の話になります。
五条は呪術高専2年生。
額に縫い目の無い夏油とクラスメイトであり、共に任務をこなしています。
そこに天元様から「少女の護衛と末梢」という任務が、二人に指名でやってきます。
「星漿体」天内理子を天元様を同化させるまでの護衛を、任務として告げられる二人。
天元様と同化させたくない宗教団体に属する呪詛師たちから天内理子を守るため、二人が護衛となります。
次々と襲ってくる呪詛師をあっさりと倒す二人。
二人の最強っぷりが、余すこと無く描かれます。
そこに登場する呪術殺し「伏黒甚爾」。
懸賞金をダシにしてフリーの呪詛師を天内理子を襲わせ、五条の体力・呪力を削ります。
丸一日以上術式をフル稼働させた状態で懸賞金が取り下げられ、「もう大丈夫」と五条が術式を解いた瞬間、伏黒甚爾が現れます。
五条の背中を刀で突き刺し、終わります。
9巻につづく
呪術廻戦8巻伏線考察
脹相の「弟が死んだ」と偽夏油の「そういうの分かるんだ」
弟である壊相と血塗が殺された瞬間、遠くにいる脹相が何かを感じ気付くシーンが登場していました。
これは脹相の術式が血を操る「赤血操術」の作用であることが分かっていますが、気になるのがそれに対する偽夏油の「そういうの分かるんだ」という発言です。
初見では、普通に「あ、受胎九相図ってそういうの分かるんだ」と純粋な気持ちで言っているセリフにも見えます。
ただ現在では、脹相や壊相と血塗達「受胎九相図」が「加茂憲倫＝偽夏油＝羂索」が作ったと分かっています。
つまり自分の作品である脹相の作用に「そういうの分かるんだ」と言っているんですよね。
となると、これは純粋な気持ちではなく呪詛師として「作品に対する興味」みたいな意味での発言となりそうですよね。
後から読み返すと意味が変わってくるセリフだな、と感じられます。
釘崎の「人生の席」
壊相と血塗を倒した虎杖と釘崎。
呪霊ではなく人間だった（受肉している）二人を殺した事を虎杖は気にします。
人を殺した事に、釘崎がショックを受けているのではと気にする虎杖。
そんな虎杖に「ぶっちゃけ何ともない」と釘崎は答え、続けます。
「私の人生の席に座っていない人間に 私の心をどうこうされたくない」
これ、15巻127話に登場したシーンですよね！
ある意味、127話で椅子に座っている五条先生や虎杖のシーンに対する伏線だったのかなと。
これ、たまらなくエモく大好きなシーンです
冥冥さんへの振り込み
63話で五条先生から0が7つ並んでいる額を振り込まれ「ハッハッハ」と笑いが止まらない冥冥さん。
これ、歌姫と同じように内通者の調査を頼んでいるのかと思いきや、その後のシーンで虎杖達の1級推薦を頼んでいたのだと分かります。
1級推薦って、ホント価値があるんですね！
０が７個…(・_・;)
虎杖の「小沢じゃん」
64話「そういうこと」エピソード。
このエピソードは「箸休め回」と作者芥見先生から言われていますが、何かの伏線であることは十分にあり得ます。
となると、虎杖が小沢にあっさり気付いた事が伏線なのか？
これも存在しない記憶伏線？
死滅回游編に小沢優子が登場する可能性もあると思われるので、ここは要チェックですね！＼(^o^)／
呪術廻戦8巻感想
8巻は個人的に、本当に好きな巻です。
63話冒頭の虎杖と釘崎の会話シーンのコマ割りなんて、本当にカッコいいですよね！
さらに釘崎の「人生の椅子」という内容。
話も演出も最高に突き刺さります。
64話の小沢優子回も、伏線どうのこうの抜きで虎杖達のキャラが立っているな、と感じるエピソードです。
学生時代の虎杖のエピソード。
虎杖が小沢優子に気付く小沢優子が傷つくのでは、と焦る釘崎。
全てを察しておきながら虎杖を信じているのか動かず、黙って「10点」を上げる伏黒。
この話、本当に大好きです。
3人の「らしさ」が溢れているな、と。
ここのアニメ化も、かなり期待していますよ！
そしてアニメ化が本当に楽しみなのは「五条＆夏油青春編」です。
若きカッコいい五条と夏油がアニメで見られるだけでも楽しみですよね！
若き日の歌姫と冥冥さんも楽しみですが（笑）
呪詛師と戦う夏油と五条のバトルシーンのアニメ化、かなり楽しみにしています。
伏線もけっこう多いですが、盛り上がるという意味では8巻はけっこう要素が多いかなと。
特に過去編は好きな人が多そうですし。
TVアニメSeason2は再来年くらいかなとイメージしていますが、アニメ化がかなり楽しみな8巻でした！(*^^*)
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連載時、釘崎嬢の「毛穴開いてんぞ」発言により、『芥見先生はもしかして女性？』疑惑が、ファンの間で囁かれたそうですね。
すごくわかります！
８巻、読者の好感度を一気に爆上げさせたであろう、虎杖悠仁の男前度の高さ！
それに加え、登場する女性キャラたちの描写が実に面白くて個性的で自然で。
「先に虎杖に彼女ができるのがムカつく」
釘崎孃が高飛車だけど率直すぎて、あー何かわかる！ 女のコってそういうのあるよね、と思っちゃいました
このリアルさ、芥見先生の想像力＆洞察力なのか、ご本人自身が現実でモテキャラなのか、伏線とは全く別の次元で興味津々です。
さて釘崎や小沢優子、高専先輩組など女子がたくさん登場した8巻、一番カワイイと思ったのは、若夏油が倒した呪詛師にえんえん絡む「ねーチューしよ」呪霊でした
…カワイイですよね？
＞若夏油が倒した呪詛師にえんえん絡む「ねーチューしよ」呪霊でした
…カワイイですよね？
カワイイですけどこれに捕らわれている呪詛師が「田舎に帰って」と言う気持ちを察すると（笑）
ＨＵＮＴＥＲ×ＨＵＮＴＥＲ後半で飛影がハッピーバースデーって渡した花を連想しました(*^^*)
このシーン、両方とも好きです(*^^*)
管理人アース