原作でも実写でも大人気な王騎(おうき)将軍の副官 騰(とう)。
その実力は王騎将軍曰く「匹敵」しており、キャラの濃さも「匹敵している」と言うファンも多いでしょう(笑)
たしかに強面な録嗚未の前で「録嗚未の死が無駄にならなくてよかった」と言ったり(笑)、蒙武の前で「コココ」と王騎将軍のマネをできるのは、数多いキングダムキャラの中でも彼だけでしょう(笑)
そんな個性強い騰将軍とは、そもそも実在する人物なのでしょうか?
史実にも登場して「コココ」とか「ファルファルファル」とか言っていたのでしょうか?
検証してみました!
キングダムのキャラクター「騰」とは
キングダムの人気キャラ「ファルファル」でおなじみの騰は、秦国六代将軍「王騎将軍」の副官として第4巻の35話で初登場しました。
初登場時から、ちょび髭にパーマの長髪という欧風の風貌でかなり印象が強いキャラクターです。
この時は、真面目な執事のようなキャラクターかなと思っていましたが…
初登場で王騎から「右龍を見に行け。」と指示されたのにも他の者に行かせようとし(笑)
「あなたに言ってます」と言われた追加で言われたのに結局行かず(笑)
そして咸陽から撤収する時も一人壁を這っている、ふざけた騰(笑)
さらに、物語が進んでいくごとに独特の言い回しや真面目な顔で小ボケを入れていくような読者から愛されるようなキャラクターになっていきます。
最近ではあまり登場シーンがないのが残念で、次の登場が待ち遠しいと思っている読者も多いのではないでしょうか。
キングダムの騰の戦闘の実力は合従軍編でも垣間見えましたが、実はまだ片鱗を見せただけなのではないかと思っております。
やはり王騎将軍が認めていた事実や、騰自身が王騎将軍に仕えていたに対する自信など、大きな活躍が予想される発言も多いので、まだまだ活躍の場が用意されているように感じますよね!
さらに史実を見ていくと、やはり騰の最大の見せ場はこれからだと確信しました!
まずは、キングダムの騰を史実と比べながら見て行きましょう!
王騎軍の副官
騰は秦国の「昭王」によって任命された、かつて最強と言われた六代将軍の一人「王騎将軍」に副官として長年仕えておりました。
登場当初は真面目なイメージが強いキャラクターでしたが、徐々に小ボケを挟むようになり、今では計り知れない実力と独特な面白さから読者に人気のキャラクターになっています。
史実から見ると、「王騎将軍の副官」というポジションではありません。
というか、騰と王騎将軍の接点は全く見受けられません!
「キングダム」オリジナルの設定のようですね。
王騎死亡後に将軍になった
王騎将軍からあとを託され騰は王騎将軍の死後、王騎軍を率いる将軍となります。
その際に普段から感情を表に出さない騰が、握った拳から血があふれていたシーンは王騎将軍への忠誠心が垣間見えるとても感動的な場面でした。
史実の騰はもともと韓の将であり、紀元前230年に秦国に降っています。
そして紀元前231年に韓を攻める時に軍を率いていたので、この時には将軍となっていたのかもしれません。
ちなみに現在の展開は原作が紀元前235年なので、この時点まだ史実で騰は、全く登場していません。
そういう意味で、現在までの騰は全てキングダムオリジナルと言えるでしょう!
キングダムの騰の現在
現在は桓齮と王翦が趙攻めをしており、これには不参加とされているため、登場シーンは少なくなっていますね。
史実では紀元前231年に騰が軍を率いて韓を滅ぼすので、ここで登場し大活躍するのでは、と思われます。
除の伏線回収についても考察!
騰が滅ぼす韓は、24巻257話に登場し「徐」という国を攻めていました。
たまたま通りがかった飛信隊が子供も関係なく虐殺している韓に怒りを攻め、結果「徐」を助けています。
ここで伏線と思わしき場面が登場しており、信は徐の長老から「このご恩は決して忘れない」と言われ、助けた秀とお互い「忘れない」言い合っています。
管理人アースにはこの回を読み、「このシーンを忘れるな」と原先生から言われているような気がしましたよ(笑)
この徐を攻めていたのは、韓です。
騰が韓を滅ぼす際に、信が助けた除の国が登場するかもしれませんね!
管理人アースは徐が登場するのは韓が滅びる時か、信が負けた戦である楚攻めの時にピンチな信を救う為に登場するのではとイメージしています。
騰のキングダムと史実の違い
キングダムでは主要キャラとなっている騰ですが、史実ではまだ登場していません。
だいたいが王騎の副官ではなかった訳ですし、それどころかもともと韓の将だったわけで、かなり改変されたキャラとなっていますよね(笑)
この辺りは仕えていた王騎将軍と似ているかもですね(笑)
おそらくは韓を滅ぼすところに照準を合わせてキャラを際立たせているのかな、と思われます。
史実の騰はどのような人物だったのか
史実では「内史騰」として記載されております。
紀元前231年に韓の領地を奪った秦国に降った将として史実には登場し、翌年紀元前230年に韓を滅ぼした将として記載されています。
紀元前221年には秦が中華を統一し、この時に騰は「内史」に任命されます。
内史とは文官や官僚を指す役職なので、昌文君みたいな立場になるのでしょう。
その年に死亡したような記載があります。
史実を元に騰の今後を考察
まず史実通り紀元前230年に韓を滅ぼす際には、キングダムでも騰がこの役割を担う事になるでしょう。
この韓攻略編が騰の最大の見せ場となり、大活躍すると予想できますよ!
そして紀元前229年に楚を攻略するため、南郡の駐在員になることが史実として記載されています。
そこから、楚を攻略するため時にも活躍するのでは、と予想できます!
ただ楚を滅ぼすのは史実的には王翦なので、ここは王翦のサブとして活躍するのかなとイメージできます。
紀元前221年、秦が六国を統一する際に内史に任命されたその年に死亡した、と記載があるので楚攻略が最後の見せ場になるかもですね。
今回は、騰将軍を史実から検証してみました!
まだまだファルファルが見られそうですね(笑)
騰の名場面を紹介!
26巻合従軍編での名場面
合従軍編序盤での臨武君との戦い。
楚の将軍である臨武君はかなり強く、録嗚未をもボロボロにするほどの実力者でした。
少しの傷を負い「いや、強かったぞ貴様は。」「ここまで傷を負ったのは久々だ」と、録嗚未に言い捨てるほどの強さを見せていました。
その臨武君を遠目で確認した騰。
「ファルファル」で、一気に臨武君へと迫ります。
そのまま臨武君をもファルファルするかと思われましたが、さすがに臨武君には打ち返されます。
そのまま打ち合う、騰と臨武君。
次第に臨武君は押され出し、そのまま騰に討ち取られます。
撃った後に、臨武君へ向けつぶやく騰。
「しかし強かったのは認めよう」
「これほど血を流したのは久しい」
「あの世で同金・鱗坊・録嗚未と酒でも飲むがいい」
カッコいいだけではなく、むっちゃシャレが聞いた名言ですよね(笑)
「強かったのは」は臨武君が録嗚未へ言っていたセリフへのお返しですし、サラリと録嗚未があの世へ行っている事にしているのも笑えます(笑)
強さだけではなくさり気なくボケを入れているこの場面は、間違いなく騰らしい名場面でしょう!(笑)
61巻什虎城戦編での名場面
同盟を結んだ魏の呉鳳明の、助攻のおかげで勝てた什虎城戦。
什虎軍と楚軍を退けた後、什虎城で呉鳳明と騰は相対します。
まずは、呉鳳明に礼を述べる騰。
しかし「策の礼は貰うが同盟の礼は不要だ」と、呉鳳明は返します。
魏には同盟の利があるが、秦には無いと続けて言い切る呉鳳明。
「お前たちは結局」
「李牧に勝てない」
その言葉を聞き、一歩前へ出る騰。
明を見下ろし、威圧するように言います。
「李牧が戻ろうと 3年で趙を取る」
「その次はお前たちだ。覚悟しておけ」
「呉鳳明」
珍しくギャグも無く、まともに威圧する騰将軍。
いつもどこかふざけている騰ですが、ここはビシッとカッコよく決めていますよね!
真面目な顔をして威圧していてもカッコいい、騰の名場面でした!\(^o^)/
ワンピース、キングダム、呪術廻戦などのアニメやマンガを楽しむならU-NEXTがおすすめです!
今だけ31日間の無料トライアルがあるので、ワンピース、キングダム、呪術廻戦などが見放題です!
初回特典でU-NEXTで「600ポイント」が無料でもらえるので、漫画1冊無料で見ることができますよ!
U-NEXTは解約もワンクリックでできるので、安心して無料トライアルを楽しめます⭐️
\無料キャンペーンあり/
31日間無料トライアル