第46話で伏線と伏線回収の急展開を見せましたが、47話でも大きな伏線が仕掛けられているのでしょうか?
検証してみましょう!
◆第47話「子供達」の見どころ!
情報を引き出そうとしていたエレンでしたが、ユミルはライナー側に付いたため、敵の正体が何なのかは分からずじまいでした。
調査兵団の信煙弾を確認したライナーとベルトルトは夜を待たずに出発します。
ライナーはエレンを、ベルトルトはユミルをおぶさり立体機動装置で巨大樹の森を抜けるために移動しますが、ユミルが調査兵団の信煙弾を確認し、クリスタが来ていると確信します。
クリスタが自分を助けに来ていると思ったユミルは会いたくて堪らなくなり、今クリスタを連れて行くとライナーとベルトルトにゴネます。

巨人化すればエレンを連れて調査兵団に逃げられると脅し、ライナーとベルトルトを説き伏せます。
この時のユミルとライナー達のせめぎ合いは見ものです!
ユミルは調査兵団を待ち伏せし、クリスタを発見するとクリスタを食べ、そのまま鎧の巨人の肩に乗り、エレンを背負ったベルトルトと共に森を抜け、逃亡します!
◆47話の伏線と「伏線らしき」ポイントまとめ!
47話の伏線ポイントはこのようになっています。
それではそれぞれ見て行きましょう!
◆ポイントから見る伏線考察!
ベルトルトはユミルのことを信用して良いのかとライナーに尋ねる際に「あいつは…マルセルを食ったじゃないか」とユミルは自分たちの仲間を食った敵ではないかと言います。
このマルセルという名前は雑誌掲載時には「ベリック」となっていました。
なぜ変更したのかは明らかになっておらず、理由は分かりません。
思い付く理由は、ベリックという名前がベルトルトと似ており、まぎらわしいからかな、くらいです。
ユミルもベルトルトのことを「ベルトルさん」と呼ぶので「ベリック」と間違えやすいと作者が判断したのかもしれませんね。
そして、そのライナーとベルトルトの会話で初めて「座標」という言葉が登場します。

この会話だけでは「座標」は「目標」という意味だと認識してしまい、「座標」という言葉が固有名詞であるとは分かりませんね。
これは作者のミスリードであると思われます。
そして、第50話「叫び」の読後、この会話を読むとライナー、ベルトルト達は「座標」という物を探し故郷に帰ることを任務として送られてきた戦士なのだと分かります。
「座標」という言葉には、いろいろな意味で振り回されますね(―_―;)
会話にキリが付いた後、ライナーがベルトルトと肩を叩きながら「故郷に帰ったらアニに思いを伝えろ」と突っ込みます(笑)

ベルトルトは誤魔化そうとしますが、ライナーは「見すぎだ」の一蹴します(笑)

確かに見すぎでしたし、ベルトルトがアニの事が好きではないのかという伏線はいくつかありました。
ここでライナーの突っ込みにより回収されていますね。
そしてこの会話の流れでライナーは「先の短い殺人鬼同士だろ?」とベルトルトに言います。

この「先の短い」というのはどういう意味でしょうか?
「殺人鬼同士」という言葉はベルトルトとアニを指しています。
なぜベルトルトとアニは先が短いのでしょうか?
おそらくですが、巨人化能力は「寿命を短くする」のでしょう。
【巨人化する注射の中身を考察!巨人になれる能力は脊髄液?】で巨人化は治癒能力の暴走と考察しました。
それは細胞分裂の暴走でもあるため、体に過剰な負荷がかかり、寿命を短くするとしてもおかしくありません。
この細胞分裂の暴走という考察は実写映画の後編でも登場しましたね。
こちらの考察はおそらく間違っていないでしょう!
ただ、この後にユミルとベルトルトの会話でユミルは60年くらい壁の外をさまよっていたと明らかになります。

それはユミルがマルセルを捕食する前の無知性巨人の時の話です。
しかし、ユミルは60歳を超えているような容姿をしていなく、10代に見えます(笑)
ということは無知性巨人の間は老化現象が起きないのでしょうか?
巨人化能力は老化を加速させ、無知性巨人は老化現象が起きない。
これは何を意味するのでしょうか?
無知性巨人化と巨人化能力とは全く別物と考えるべきなのでしょう。
この辺りは「巨人の謎」が明らかになるまでは謎ですね。
夜を待たずに出発したライナー達ですが、さらなる信煙弾を確認し調査兵団がかなり近くまで来ていることに焦ります。

この時ライナーは「エレンが暴れてくれたおかげだな…」と言いますが、これについては、45話「追う者」でハンネスがミカサとアルミンを励ます際に予想しており、エレンがただ大人しく連れ去られる奴か?と言い「いいや力の限り暴れまくるはずだ」「相手が誰であろうと手こずらせる」「俺やお前らが来るまでな」と予測しています。

もちろんミカサとアルミンを励ますための言葉ですが、伏線だとしたらここで回収されていますね(笑)
ハンネスの言う通り、エレンは暴れまくりライナーを手こずらせていました!
さすがハンネスですね!(笑)
その後、クリスタを連れて行くとゴネるユミルとダメだというライナーとでぶつかり、そのやり取りの中でユミルは「そりゃ私がお前らの戦士に食われた後か!?」とライナーに言います。

現在では知性巨人の巨人化能力が無知性巨人に捕食されることにより移行することが分かっているので意味が分かりますが、初読では意味が分かりませんね。
ユミルの巨人化能力はもともと故郷の戦士の一人マルセルの能力だったのですが、無知性巨人だったユミルに捕食されユミルが人間に戻ることになりました。
そのため、ユミルはライナー達の故郷に行ったら故郷にいる無知性巨人になってしまった元戦士か、巨人化能力をもっていない故郷の戦士にユミルを食わせ、マルセルの巨人化能力を他の戦士に引き継がせるつもりだろうとユミルは予想していたのでしょう。
それをライナーは否定していないので、当たっているのでしょうね。
このユミルのセリフは「巨人化能力が捕食により移行する」伏線となっています!
最後のシーンでエレンが鎧の巨人に連れて行かれる所を見てハンネスは、すぐさま馬に乗り追いかけ「絶対に取り返すぞ!!エレンは…俺の命に代えても…」と言います。

第45話のポイント考察で急に出番の多くなったハンネスに死亡フラグが立ったと考察しましたが、ここで完全に死亡する伏線となっていますね(笑)
でも、カッコイイですねハンネスは!(*^^*)
最後の伏線ポイント考察はタイトル「子供達」です。
この「子供達」とは誰のことを指しているのでしょうか?
内容からライナー、ベルトルト、ユミルの事かと思われますが…
今さら彼らのことを「子供達」とタイトルで表現するのもしっくり来ないような気がします。
「進撃の巨人」はたまに謎なタイトルがありますね…
ちょっと意味が分かりませんが、何かの伏線になっているかもです!
今回も多くの伏線が仕掛けられ、回収されてもいました!
物語はとうとうエレン奪還へと大盛り上がりとなっています!
次回からも物語と伏線と、両方に気を抜かずに見て行きましょう!
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