第46話は現在発表されている作品の中でも5本の指に入る伏線回収の回と言えるでしょう!
まさに「開口」の回となっています!
そして同時に大きな伏線が仕掛けられている回でもあります!
それでは見て行きましょう!
◆第46話「開口」の見どころ!
第46話はエレン、ユミル、ライナー、ベルトルトの4人の会話で終始します。
巨大樹の上で目覚めたエレンはライナーとの戦いに負けたことを知り、再び巨人化しようとしますが、ユミルに止められます。
エレンは考えを巡らせ、怒りの感情を殺し情報を集めることを決めましたが、このシーンは「兵士」になっているエレンを感じました!

その後ライナーは会話の中で昨日から寝ずに働いていることを嘆き、「ひとまずは休ませてもらい昇格の話はその後でいい」「兵士としてそれなりの評価と待遇があってもいい」と発言します。
その後も同期として普通にユミルに話しかけるライナーにエレンは「てめえふざけてんのか?」とキレます。
このエレンは怖い(笑)
ベルトルトの「ライナー…君は兵士じゃないだろ、僕らは戦士なんだから…」という言葉で、ライナーは自分の発言の間違いに気付きます。
この後にユミルから丁寧なライナーの精神分析がありますが、ライナーの「口を閉じろ」で口を閉じます。

「開口」回で「口を閉じろ」はないだろうと思いますが(笑)ライナーの苦しみを考えれば致し方無いでしょう(―_―;)
ライナーと言い合うエレンは、この時点で怒りを抑え情報を集めようとしていた「兵士」では無くなりましたね。
ユミルの「ガキみてぇなこと言ってるようじゃ」との言葉でエレンを収め、ライナーに「あの猿は何だ?」との言葉で一気に核心に迫ります。

ライナーは「猿?何のことだ?」ととぼけますが、ユミルはさらに突っ込み、今回の壁内に巨人が発生した原因は「獣の巨人」であることを説明します。
これを聞いたライナーは冷静さを取り戻し、クリスタの身の安全の保証を約束し、ユミルを自分たちの仲間になれと提案します。
最後にエレンが、「敵の正体は?」と訊きますがユミルは冷たく「さぁな」と言い、ライナー側に付くことを決めたことを示し終わります。

◆46話の伏線と「伏線らしき」ポイントまとめ!
第46話の伏線ポイントはこのようになっています!
それではそれぞれ見て行きましょう!
◆ポイントから見る伏線考察!
目覚めたエレンは巨人化しようとしますが、ライナーは「そもそも今お前らは巨人になれん」と言います。
ライナー曰く体力がなければ巨人になれないと言うわけです。
当たり前のように思っていましたが、巨人化するには「それ相応の体力がいる」という事でしょう。
45話でハンジも「あれだけ戦った後だから…えらく消耗しているんじゃないか?アニも寝込んでたらしいよ」と言っています。
そして、その通りでライナー達は巨大樹の上で休んでいるので、巨人化にはそれなりの体力が必要だとここで証明されていますね。
ユミルは探りを入れるためにライナーにいろいろ質問しています。
その中で「あの城の巨人は夜なのに平気で動いていたぞ?ここの巨人はどうだ?」と訊き、ライナーはここの巨人は夜は動けないと答え「そんなことお前ならわかってるんだろ、ユミル」と言います。
これはどういう意味でしょうか?
ライナーはユミルがあの時、夜に動く巨人がなぜ夜に動けたのか分かっていると思っているようです。
ライナーがユミルについて知っている知識は「無知性巨人からマルセルを捕食して知性巨人になった」ということくらいでしょう。
ということは無知姓巨人になった経験があれば夜に動く巨人が、どうなったら動けるようになるのかが分かるということでしょうか?
夜に動く巨人については【月光の巨人考察!】で考察していますが、このライナーのセリフも含め、回収はまだ先でしょう。
この後、ユミルがライナーが「戦士」と「兵士」の間で苦しんでいたことを説明します。

これまで、長い期間登場した「戦士」と「兵士」の意味が説明され、伏線も回収されています。
記憶の改竄まで起きたライナーはかなり苦しんでいたようですね。
この後、ユミルはズバッとライナーに獣の巨人について訊きます。
しかしライナーは「何のことだ?」ととぼけ、ユミルは「知らなかったのか?」と言いながら「ガキみてぇに目ぇ輝かせて見てたよな?あの猿を」と突っ込みます。

ただ、この時のライナーとベルトルトの表情はユミルと言う通り目を輝かせているような表情でしょうか?
ちょっと違うと思います。
そして「ガキみてぇに目を輝かせる」という言葉から連想されるのは第35話「獣の巨人」の雑誌掲載時のタイトル「光り輝く少年の瞳」です。
これは何か関係があるのでしょうか?
ライナーとベルトルトが獣の巨人を見たのは第38話ですし、35話ではありません。
ちょっと意味が分かりませんが、何かの伏線になっているのかもしれませんね。
その会話を聞いたエレンは「なんだ?『さる』って?」と訊きます。
その前のユミルは「あの猿は何だ?」でライナーは「猿?」と言っており、ユミルもライナーも漢字で猿と言っています。
それに対しエレンは「さる」と平仮名で表記しています。
この事からエレンは動物の猿を知らなく、ライナーとユミルは「猿」を知っているという事が分かります。
つまり壁内には猿はいなく、壁外にはいるのでしょう。
これはユミルが壁外出身者である伏線となっていますね。
この後ユミルはエレンに獣の巨人が壁内に巨人を発生させ、ライナーとベルトルトがその獣の巨人を目指していると説明します。

もし、このユミルの説明をエレンが覚えており、その後エルヴィンなりハンジなりに話していたら、どうでしょう?
調査兵団が獣の巨人というライナーとベルトルトの仲間が存在し、巨人を発生させる力を持っていると認識していることになりますね。
そうなると現在の最新話73話以降に起こるであろう、獣の巨人と調査兵団の対決でも、ある程度調査兵団も獣の巨人対策をしているかもしれませんね。
このユミルの獣の巨人に関する説明は現在の最新話以降に起こる獣の巨人と調査兵団の対決展開の伏線になっているかもしれません!
そして、今回のポイント考察の最後の考察の「ユミルのせー」は現在でも最も重要な伏線のひとつと言えるでしょう。

あちらこちらのサイトでこの「ユミルのせー」考察が見られますし、当サイトも【進撃の巨人の黒幕は「せ」発言から紐解いてみた!】で行っています。
ただ、現在の管理人アースの「ユミルのせー」考察は「西洋人」ではないかと思っています。
最近の実写映画の紹介で映画関係者が「進撃の巨人の世界はドイツである」と確定する発言をしています。
これによりこれまでも考察されてはいましたが、「進撃の巨人の世界はドイツ」ということが確定となりました!
ということは壁外出身者であるユミルの敵は「ドイツ人」となりもっと大きく言うと「西洋人」となるのではないかと思ったのです。
この伏線が回収されるのはいつなのかは分かりませんが、回収される時は間違いなく物語の中心が解明される時でしょう!
今回は大きな伏線の回収があり、多くの大きな伏線が貼られる回でした!
第46話は物語が急展開した回だと言えるでしょう!
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