とうとうライナーとベルトルトが巨人化し、調査兵団と対決する第43話「鎧の巨人」にも伏線はしかけられているのでしょうか?
検証してみましょう!
◆第43話「鎧の巨人」の見どころ!
巨人化したベルトルト「超大型巨人」とライナー「鎧の巨人」が、エレンとハンジ率いる調査兵団に襲いかかります!
超大型巨人は壁上にいる調査兵団をしなる腕で殴り付けます!
皆、立体起動装置で跳び避けますが、動けないユミルと一人を兵士は捕まり、超大型巨人に食われてしまいます。
この場面を見たアルミンが真っ青になり「ベルトルト…」というシーンからアルミンの心情が感じられます。
そこからハンジとアルミンを始めとする調査兵団が超大型巨人に攻撃をしかけますが、超大型巨人が高熱の蒸気を発し、攻撃出来なくなります。
一方鎧の巨人とエレンゲリオンの戦いは全身が硬質化されている鎧の巨人が有利に戦いを進めています。
それでもエレンゲリオンは信頼していたライナーに裏切られた気持ちをぶつけ、鎧の巨人に攻撃します!
この時のエレンの気持ちは痛いほど感じられ、鎧の巨人に思いっ切り殴り付けるエレンゲリオンのシーンは見ていて熱くなります!
◆第43話の伏線と「伏線らしき」ポイントまとめ!
第43話の伏線ポイントはこのようになっています。
それではそれぞれ見て行きましょう
◆ポイントから見る伏線考察!
冒頭で42話にてライナーとベルトルトの首を落とし損ねたミカサが「次は無い…次はもう…無い」と言っています。
普通に読めば「次にあんなチャンスは二度と無いだろう」という後悔と自責の念からのセリフと受け取れますが、読み返し「ミカサのループ」を考慮して読むと意味が違ってきます。
ミカサにループの記憶が少しでも残っていて、このセリフを言ったとしたら、今後本当にもう二度と二人の首を刎ね落とすチャンスは無いということでしょう!
つまり、このミカサのセリフは最新話73話以降で調査兵団とぶつかるであろう二人の首を取るチャンスはやって来ないという意味にも取れるのです。
この時のミカサのセリフは今後の「進撃の巨人」の展開をも左右する伏線となっています!
超大型巨人となったベルトルトは調査兵団に攻撃をしながらユミルと兵士を一人を掴み食べます。
これは食い殺した訳ではなく、ユミルは拉致するためであり、兵士は装備している立体起動装置を奪うために捕食したのです。
巨人の中がどのような構造になっているのかは分かりませんが、【進撃の巨人ネタバレ28話の考察!巨人は口から入れた物を保存できるか検証!】での考察でも取り上げたように、口から入れた物を装着出来るようになっているようです。
つまり、この時点でベルトルトは調査兵団から逃れ、どのようにしてここから脱出をするかを考えていたという事になります。
積極性に欠け「自分の意志が無い」というベルトルトですが、この時のベルトルトは非常に積極的ですね(-_-;)
そして、超大型巨人が蒸気を発し続け、調査兵団は攻めあぐねます。
この時コニ―は団員の一人(ニファ)に「ライナーとベルトルトを助けてやってください」と言い、この団員に引かれます(笑)
これは伏線でも何でも無いですが、作者の素晴らしい気遣いの一コマだと感じられます。
つまりこのコニ―の一言で「ライナーとベルトルトは立体起動装置を持っていない」「コニ―達はライナーとベルトルトが超大型巨人と鎧の巨人だと知らない」ということを読者に説明しているのです。
「立体起動装置を持っていない」という説明のおかげで、気付く人はベルトルトが兵士の一人を捕食した意味が分かるでしょう。
そして「コニ―達はライナー達が巨人だと知らない」から「そう言えばコニ―達はアニが女型の巨人の正体だとも知らないのか」と連想させることにも繋がり、「ということはライナーとベルトルトもアニが調査兵団に捕らえられたことも知らないんだ」と気付かせてくれます。
あくまで考察好きな人間の考えかも知れませんが、コニ―のこの一言は「作者の読者への気遣い」ではないかと管理人アースは感じました。
さらにこの一言により「コニ―の天然おバカさんキャラ」が一段と際立ちましたね(笑)
その後、場面はエレンゲリオンと鎧の巨人の戦いに移ります。
エレンゲリオンが鎧の巨人に顔を殴られ、ふっ飛ばされたように見えます。
その時エレンは「対人格闘の訓練…あれ…手加減してやってたのかよ…てめぇ相当強ぇだろ」と言っています。
つまり、ライナーは3年間手を抜いていた事がここで発覚します!(笑)
これまで回想シーンなどでエレン達104期生の訓練シーンが何回かありました。
確かにライナーがやられているシーンが多かったように見えますね。
これらのシーンはライナーが手を抜いていたようです。
つまり、壁内人類と戦う事を想定して手を抜いていたという事でしょう。
あまり自分の実力を見せない方が得策だと思っていたのかもしれませんね。
しかし、17話でライナーが兵士の責任論をエレンに語っている場面などを見ると、とても手を抜いているようには見えません。
この時のライナーは本気でエレンに真面目に訓練をする義務が兵士にはあると言っているように感じます。
この時にエレンが感じた「手を抜いていたライナー」は鎧の巨人に打撃で勝負していた為ではないかと管理人アースは感じます。
つまり、鎧の巨人の硬質化のした全身の特性により、エレンはライナーが強く感じられただけではないのかと言う事です。
なので、訓練兵時代もライナーは本気でエレン達と訓練していたのではないかと管理人アースは勝手に思い込むことにします(笑)
第43話でもいろいろな伏線が仕掛けられていました!
そして、エレン争奪戦編に入りましたね!
この編ではこれまでのライナー、ベルトルトの多くの伏線が回収され、新たな多くの伏線が仕掛けられます!
これからも気を抜かずに読み込んで考察して行きましょう!(笑)
→ 【進撃の巨人ネタバレ44話の考察!「打・投・極」の伏線ポイントまとめ!】
→ 【進撃の巨人ネタバレ42話の考察!「戦士」の伏線ポイントまとめ!】
→ 【進撃の巨人の現時点までの未回収となってる伏線まとめ!】
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ミカサの「次はもう無い」って台詞はどう読み取っても、その前の描写からライナーとベルトルトに対する仲間意識が一瞬の迷いを生んで殺せなかったから、「次は合間見えた時は躊躇せずに一撃で殺してやる」って意味だと思われ。
どっちでも取れるような表現かなと。
管理人アース
第43話でわたくしが注目するのは、ミカサの「次はもう…無い」という心のつぶやきもさることながら、その直前の「あの時…二人の首をちゃんと…刎ね落としていれば…最大の機会(チャンス)を…私ならできたはず……なぜ」という台詞です。
壁外由来の知性化巨人を絶命できなかったミカサは、同時に壁内の知性化巨人(エレン)から三度攻撃されたミカサ(3巻・12話~13話)でもあります。
この二つのエピソードはリンクしているのかもしれません。リンクしているならば、それはなぜなのか?
『進撃の巨人』という作品の地下深くには「血族」「血統」「血縁」といった類の「血の思想」が水脈として流れています。そこから類推するとすれば、ミカサに流れる「東洋の一族」ないしは「アッカーマン家」の「血」に関係しているのでしょう(あるいはその双方の「血」)。
ここで少し脱線しますが、そもそも「東洋」という語は「海の存在」を前提にして成り立っているのですから「鰊の缶詰」より先、この物語のごく初期に海の存在はほのめかされています。
さて問題の「血」ですが、ミカサのどちらかの祖先はかつて「耳の丸い巨人たち」と協力関係にあり、「耳のとがった巨人たち」とは敵対関係にあった、などというのも一つの可能性ではありましょうか。ある時ライナーたちの「故郷」へとたどり着いたミカサは、都市中枢部にはためく旗を見て驚愕するわけです。なんとその旗の中心部には自らの手首に刻み込まれた紋章と同じものが!
Peanut2さん!
コメントありがとうございます!
>ミカサのどちらかの祖先はかつて「耳の丸い巨人たち」と協力関係にあり、「耳のとがった巨人たち」とは敵対関係にあった
>「故郷」へとたどり着いたミカサは、都市中枢部にはためく旗を見て驚愕するわけです。なんとその旗の中心部には自らの手首に刻み込まれた紋章と同じものが!
これ面白いですね!
すごい考察です!
この「紋章」には失われた世界の記憶が刻まれていると思っていましたが、このパターンも面白いです!
アッカーマン一族の「血統」がレイス家に仕えていた歴史がありますから、アッカーマン一族が昔「耳の丸い巨人たち」と協力関係にあったのかもしれませんね。
しかし、レイス家が治める「壁内人類」を故郷組は襲っているわけですから、それだと食い違いになりますね。
そうあると「東洋の一族」が「耳の丸い故郷組」と協力関係にあったということかもしれませんね。
その血がライナーやベルトルトの首を刎ねさせなかった……
面白すぎです(笑)
最近あまり活躍のなかったミカサがこの考察の因縁でライナー、ベルトルト達との絡みで注目になるかもしれませんね!
面白い考察ありがとうございます!
また良かったらコメントください!
管理人アース