進撃の巨人

進撃の巨人アニメ23話(82話)感想解説!ストヘス区→トロスト区変更の意味を徹底検証!

アース
アース
2022年2月20日(日)深夜放送の進撃の巨人FinalSeason第23話記事です。

FinalSeason23話「夕焼け」。

これまでの「エレンとジーク」「エレンとマーレ軍」という目線から、「地鳴らしが始まったパラディ島」へと移ります。

久々なアニの再登場!

さらに、フロックを筆頭に立ち上がるイェーガー派と揺れるジャン。

追い詰められながらも必死にもがき動く、アルミンとハンジさん。

地鳴らし発動に翻弄されながらも、自分を見失わずに必死に動く人々が描かれていました。

そんな中でも分かりにくかった「セルフオマージュ」「コニー家族事情について」を取り上げ解説しました。

さらに「ストヘス区→トロスト区変更」についての考察も!

順番に見て行きましょう!

進撃の巨人アニメ23話(82話)のストーリーを解説

セルフオマージュについて

前回に引き続き、過去のシーンを引用し韻を踏むような「セルフオマージュシーン」が、今回もいくつか登場しました。

前回のセルフオマージュについてはアニメ82話セルフオマージュ解説!にて取り上げていますので、見てみてください!

まず、ヒッチが助けた女性が言っていた「エレン・イェーガーのせいで家がぁ」は20巻79話でコニーが言った「エレンの家がー!」の引用ですよね(笑)

コニーの時ように強めに「エレンのせいで家がー!」と言うのかなとイメージしていましたが、怪我をした女性のためさすがに弱めに「エレンのせいで…」と言っていました。
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ちなみにこの女性の声は、次回に登場するコニー母巨人の担当声優さんがされていました。

次にエレン支持派と反対派が言い合うシーンで「死んだ甲斐があったな」と叫ぶシーンは、原作14話でのリコ先輩の「死んだ甲斐があったな」を連想させられますよね!

「進撃の巨人」125話、14話より

これ、本当に懐かしいですし上手い使い方だなと感じましたよ。

そしてガビがカヤに「本当の名前」を言うシーンは、クリスタがユミルに言った「ヒストリアっていうの」の韻を踏んでいますよね。

「進撃の巨人」125話、41話より

両方とも「女の子同士の友人」という関係も似ていますし、ここをかぶせてくる事に何か意味を感じます

本当に上手い演出ですよね(^^)

進撃のセルフオマージュ、大好きです!(^^)

コニーの母親と家族事情まとめ

https://twitter.com/gatariblue/status/1495420094247505920

今回は、最後にコニーがファルコを連れてラガコ村に連れて行く描写があり、終わりました。

「悪魔の子」のインストゥルメンタルをバックに亡くした弟と妹を思うコニーのシーンは、たまんなかったですよね!

このコニーの家族についてのエピソードは、アニメ2期の27話から29話にかけて登場しています。

サニーとマーティンという弟と妹の名前も、この時に登場しています。
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「進撃の巨人」第37話「南西へ」より

ただサニーとマーティンという名前は原作9巻37話以来の登場ですし、アニメでも約5年前に放送されたアニメ2期29話のみの登場となっています。

一瞬、「は?」となってしまいますよね!

ここで、コニーの家族についてまとめておきます。

コニー父

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ラガコ村出身で、4年前に巨人にされた一人。

カヤの母親を捕食した巨人の正体であり、サシャがバトルしています。

コニー母

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4年前に巨人化され唯一の生き残った巨人であり、コニーにとって唯一残された家族。

四肢が弱く自立歩行できないため人を捕食できません。

そのため保護されることとなりました。

ラガコ村で寝たままとなっており、コニーは4年間通い続けています。

サニーとマーティン

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コニーの弟と妹。

やはり4年前に巨人化しており、当時アニメ29話でウトガルド城を襲う子供の巨人の正体ではと考察されましたが、詳細は不明となっています。

コニーの母親は次回でも大活躍しますし最終話まで生き残り伏線として登場するので、押さえておきましょう!

コニーについてはコニー・スプリンガーの母親と伏線まとめ!にてまとめています。


進撃の巨人アニメ23話(82話)感想考察!

冒頭「アニ来たー!」となったファンは、かなりいたのではないでしょうか?

分かってはいたのですが、ヒッチとアニのやり取りはたまんなかったですね(;´Д`)

「よりによってあんたか、ヒッチ」の時のヒッチの表情は原作通り「むちゃ複雑」な心情が表れていて、大好きでした。

ただアニを投げ飛ばしたり後手に拘束される動きはちょっと…と感じました。

諫山先生の原作でイメージしていたよりも「軽いなぁ」と、個人的には感じてしまいました。

ただアニ父のシーンは、最高に良かったですね!
https://twitter.com/gatariblue/status/1495416845851316224

アニのビジュアルも説明も、本当に原作通りのイメージでした。

これがスピンオフ「アニ外伝」から逆輸入された設定と思うと、本当に素晴らしいです。

諫山先生の「人の意見を全て聞く」という姿勢だから誕生した素晴らしいエピソードだな、と感じました。

アニメでも最高なエピソードとなっていました!

そしてラガコ村へ向かうコニーとファルコシーンからの、ハンジさんとリヴァイ兵長の登場!

ピークとマガト元帥のやり取りが良かっただけに、ここの引きが最高になりましたね!

インストゥルメンタルバージョン「悪魔の子」を流しEDロールを先に消化してからのリヴァイ兵長登場END演出は、マジで最高でした。

「おお!」と、思わずつぶやいてしまいましたよ(笑)

さて、次にネット上で騒がれている冒頭の「ストヘス区→トロスト区変更」について考察してみましょう!

ストヘス区からトロスト区への変更

https://twitter.com/orange_013/status/1495424876856811522

原作ではストヘス区だったのにアニメではトロスト区に舞台が変更されていました、

まず、このテロップに「デカすぎる!」「ダサい」との評価が上がっています。

たしかにもともとのテロップはもっと小さめで、ここまで大きく表示されることはありませんでした。

今回はちょっと大げさすぎましたよね(笑)

いっぽうで、トロスト区に変更された事に何か意味はあったのでしょうか?
https://twitter.com/Q9F4y/status/1495432745748934658

原作でなぜストヘス区だったのかというと、女型の巨人アニが拘束されたのがストヘス区だったからです。

そこから4年経っても移動されず、そのまま地下に拘束されていたという事でしょう。

アニメではここからトロスト区に移動されたというのであれば、4年の間でストヘス区からトロスト区にアニを移動したという意味になります。

これはちょっと、あり得ませんよね。

地下に拘束していたのは、アニの巨人化を恐れてです。

地上に出した時点で巨人化されるリスクはあるし、立体機動装置が使えない平地になった時点で巨人化されたら逃げられてしまうでしょう。

そのリスクをおかしてでも、トロスト区に移動する意味があるのか?

あるとしたら中心地であるストヘス区よりもトロスト区の方が巨人化された時に被害が少ないから、という事でしょうが…

やはり移動のリスクを考えると無いような気がしますよね。

では、今後の展開でトロスト区にすると都合が良い事があるのでしょうか?

現在の展開では、シガンシナ区から「コニーとファルコ」がラガコ村に向かっており、「アルミンとガビ」が後を追っています。
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そして「ヒッチとアニ」は、トロスト区から移動していることになります。

この後ラガコ村から移動するコニー・アルミン達とシガンシナ区方面の「どこか」でアニは合流するのですが、「どこなのか」は確定していません。

アースはトロスト区だとイメージしていたのですがアニメでは「トロスト区から出発」しているので、それは違っていたのかもですね!

この合流までに一晩経っているので、それなりに時間は経過します。

そこからも、「ストヘス区のままが良かったのでは」とアースは考えますよ!

それともここからアニメオリジナルの展開となるのか?

次回、要チェックですね!


進撃の巨人アニメ23話(82話)現在公開可能な情報

https://twitter.com/gatariblue/status/1495417389659607042

地鳴らし
約100年間、145代フリッツ王が残した偽りの抑止力によって、
パラディ島の安寧は保たれてきた。
今日まで「不戦の契り」を破る術は見つからず、実質的には
発動出来ないとされていた幾千万の超大型巨人のよる進行が始まった。
パラディ島を囲んでいた3重の壁は全て崩れ去り、
超大型巨人群の向かう先は平らな地表と化している。
地鳴らしが発動された今、世界滅亡までに残された時間は僅かである。

世界滅亡までに残された時間は僅か…

これから登場するハンジさんからのカウントダウンシーンを思い出しましたよ。

重いシーンですが、ここも楽しみですね!(^^)

先週の81話放送後に今回82話の見どころを予想していました。

自己検証してみます!


進撃の巨人アニメ23話(82話)の見どころ予想を自己検証!!

始まった地鳴らしによって、破壊されたストヘス区から始まるでしょう。

硬質化が氷解したアニとヒッチが再会し、そのままストヘス区から出る展開が描かれます。

ここで交わされる二人の会話、特に語られるアニの半生は間違いなく今回の見どころのひとつでしょう!

そしていっぱいいっぱいなアルミンがミカサに叫ぶシーン。

「進撃の巨人」125話「夕焼け」より

ここは非常に悲しいシーンですが、ここも今回の見せ場のひとつになるとイメージできます。

氷解したガビとカヤの打ち解け展開。

さらにエレンの代弁者だと宣言し島を統治すると語るフロック

この辺りも楽しみですし、見逃せないシーンですよね。

そして最も楽しみなのが、FinalSeason2第1話以来に超久々に登場するであろうハンジさんとリヴァイ兵長でしょう。

1ヶ月以上ぶりに登場する二人の再登場は、本当に楽しみですよね!

このように多くの見どころがあるFinalseason23話ですが、やはり注目すべきはアニとヒッチシーンでしょう。

特にアニが語る自身の生い立ちシーンは、超注目です!

予想ここまで!

→いっぱいいっぱいなアルミンが叫ぶシーンは、原作通りなイメージでしたよ!

やっぱり井上麻里奈さんのアルミンは最高ですよね!

「生き返るべきだったのは僕じゃなかった」も最高に絶望感がありましたよ(泣)



進撃の巨人アニメ23話(82話)アニが語るアニパパについて

82話で明かされるアニの生い立ちエピソードでは、アニ父が非常に重要なポジションとなっています。

このアニ父は、アニメ64話「宣戦布告」にて初登場しています。

今回でもエレン放送を聞いたアニ父が冒頭で登場していましたが、もともとは全く謎に包まれていた人物でした。

原作17話で「現実離れした理想を抱いている父」とだけアニから語られており、アニに格闘術を教えた存在とだけ示唆されていました。

そして8巻33話のアニ回想シーンにて、初めて描写され登場しました。
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「進撃の巨人」第33話「壁」より

それ以来全く登場せず完全に謎に包まれた存在となっており、原作99話・アニメ64話にて初めて回想ではなくリアルで登場します。

このアニ父がどういう人物なのかが、次回アニメ82話で明らかとなるのです!

アニメでアニから語られる回収が、むっちゃ楽しみですよね!

ちなみに今回の登場では描かれていなかったですが、アニ父は杖をついています。

これはアニメ64話の登場で描かれていましたが、この設定はスピンオフ作品「LostGIRLSアニ外伝」からの逆輸入設定となっています。
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次回のアニメ82話にも関わってくる設定ですので、放送前に見直しておくと良いかもですね!
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「リヴァイ外伝」からのエルヴィンとの出会い設定や「Before the fall」からの氷爆石など、スピンオフから数多くの設定を逆輸入しているところも「進撃の巨人」の大きな特徴ですよね。

こちらでまとめていますので、良かったら見てみてください。

次回も見どころがたくさんある回となっていそうです。

放送が、むっちゃ楽しみですよ!(^^)

消化ペースからのFinalSeason3予想は、進撃の巨人FinalSeasonは4月3日で終わる?にて考察しています。

予想ここまで!

→「アニ外伝」シーンもそのままで登場しましたね。

ここ、今回で一番好きなシーンでした(^^)

さてさて、次回はコニーの神回「矜持」です!

あのオニャンコポンの名言シーンも楽しみ!

次回も見逃せないですよ!\(^o^)/

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