進撃の巨人

【進撃の巨人】エレンの地鳴らしは幼少期の凶暴性に繋がるか検証!131話少年エレンは1話の?

131話にて始まった地鳴らしの蹂躙。

世界を破滅させてしまう地鳴らしを起こしたのは、間違いなくエレンです。

そしてエレンが地鳴らしを起こした理由は、1話からエレンが望んでいた自由を手に入れるためです。

それは分かります。

しかしその自由を手に入れる為に世界を滅ぼす選択をするか、となると読者もシックリは来ないでしょう。

「パラディ島の仲間の為」「やらなければ島が世界に滅ぼされるから」という理由でもあるけれど、「ガッカリした」発言から「自分のため」という理由が強く描写されているのは、事実です。

つまりは、自分が自由を得る為に地鳴らしを選択した、という事でしょう。

となると、エレンはエゴで地鳴らしを起こしたということになるのでしょうか?

そう考えていくと、「少年エレンの凶暴性」にも繋がる!?

検証してみましょう!

◆エレンの地鳴らし選択は少年時代の凶暴性に繋がるのか?

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「進撃の巨人」第6話「少女が見た世界」より

エレンの地鳴らし選択には、少年時代に見せた気性が関係しているのか?

そんな考察をmadyさんからコメントでいただきました。

見てみましょう!

初期の話を読み返したりしているのですが、幼少の頃のエレンは残酷(凶暴)な面があったと思います。ミカサとの出会いの第六話少女が見た世界。巨人に壁を壊される前からエレンには底知れない所があったんじゃないでしょうか?
確か以前アースさんも何かで考察されていたように思います。雲の下は残酷な世界なのに無邪気に自由だと口にしてるエレンも有害な獣を駆除したというエレンも同じ道理で動いている気がします。
本人が言うように、生まれながらにしてこうだったという事でしょうかね。

これ、たしかに現在でも回収されていない伏線としてアースの中でも残っています。

エレンの凶暴性については、この辺りで考察していますので、見てみてください!

マンガとして読むと、ミカサを救う為に強盗に立ち向かったエレンというのはカッコよくむしろヒーローなのですが、「有害な獣を駆逐した」という発言は明らかに凶暴過ぎるだろうと感じますし、異常です。

むしろ「何かの伏線なのかな」と感じていました。

そして131話でエレンが地鳴らしを起こした理由が「ガッカリした」発言から、「壁を越えても敵がいて自由を得られなかったから」と分かりました。

もちろんいくつかある理由のひとつなのでしょうが、今回の描写から「かなり大きな理由」であることは間違いありません。

この選択をするエレンの理由として第6話の「エレンの凶暴性」が描かれていたのではないか?

たしかに、このようにも読めますよね。

madyさん!

素晴らしい考察をありがとうございます!

madyさんの言う通り、この見方をしていくといくつかの描写の意味合いが変わってきます。

たとえば、第6話の強盗からミカサを助けるシーンを121話記憶ツアーでエレンとジークが見ている場面です。
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「進撃の巨人」第121話「未来の記憶」より

エレンは「奪われるくらいなら奪う」という気性の理由が「生まれた時からこうだった」と語っています。

これが「エレンの凶暴性を表している」、という読み方もできますよね。

さらに120話では、エルディア人安楽死計画を実行せず世界を滅ぼす選択をする理由を、エレンは「オレがこの世に生まれたからだ」とジークに説明しています。
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「進撃の巨人」第120話「刹那」より

これも「自分が自由を得る為なら世界を滅ぼす凶暴なオレが生まれたからだ」という意味にも受け取れます。

このようにエレンが地鳴らしを起こすこと前提で読むと、自由を得るためにラムジーのような少年も含めて滅ぼす選択をするようなエレンの凶暴性が示唆されていたのようにも読めます。

その異常性については、今思えばナイル師団長も指摘していました。
ナイル・ドーク

「進撃の巨人」第19話「まだ目を見れない」より

5巻19話で「9才で強盗3人を殺しており、人間性に疑問を感じる」と説明しています。

作中のこのナイルの説明は、「これは異常なことですよ」と諫山先生がポイントとして取り上げているようにも読めます。

6巻26話では、リヴァイ兵長もエレンの異常性を指摘していました。

「進撃の巨人」第26話「好都合な道を」より

これらの作中でのエレンの異常性、凶暴性が伏線であり、地鳴らしを起こす伏線として回収されるのかもですね。

次にエレンの凶暴性が初出現した6話と131話の描写を比較し、別角度から考察してみます。

◆「自由だ」少年エレンの描写の意味を検証!

「進撃の巨人」第131話「地鳴らし」より

131話で地鳴らしを起こした光景を見て「自由」を感じているエレンが登場しました。

このエレンが少年の姿として描写されていた事には、驚きましたよね!

このエレンが少年になった事については様々な理由が考えられますが、ここでは「このエレンがいつ頃のエレンなのか?」を検証してみましょう。

服装を見ると、ミカサを助けた時のエレンと同じ日のようにも見えます。
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「進撃の巨人」第6話「少女が見た世界」より

ただこの時のエレンは、マフラーをしています。

となると131話少年エレンは、ミカサにマフラーを渡した後のエレンという事になるように感じます。

そしてグリシャから貰った地下室の鍵をしていません。

ということは、「ミカサを助けてから壁ドン日までのエレン」という事になりそうです。

これに合致する時で作中に登場しているのは、第1話のエレンですよね。

「進撃の巨人」第1話「二千年後の君へ」より

比べてみると、服装も同じです。

「進撃の巨人」第1話、131話より

もしかしたら、131話で「自由だ」と言っているエレンは、第1話時点でのエレンなのかもですね!

生まれながらに凶暴性を持ちミカサを助けることで発現し、第1話で母カルラを捕食され蹂躙された事により最も自由を強く求めたのが第1話時点だったのかな、とも感じました。

今回の考察で、以下の事が考察できました。

  • 第6話にて描かれたエレンが持っている凶暴性は地鳴らしに繋がっている
  • 131話の少年エレンは第1話のエレン
  • さてさて、エレンの凶暴性が回収され、131話少年エレンの意味が回収される時が来るのか?

    要チェックですね!\(^o^)/

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