藤本タツキ先生原作の『チェンソーマン』は、悪魔とデビルハンターたちの戦いを描いたダークファンタジー作品です。
2019年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載され、2022年10月からはテレビアニメの放送も決定しています。
今回は、そんな注目作品である『チェンソーマン』のヒロイン兼ラスボスの【マキマ】について紹介します!
マキマのプロフィール
1巻辺りで出てきた“マキマさんの好きなタイプ”が「デンジ君みたいな人」って回答、つまりそういうことだったのか……! pic.twitter.com/JljhoMTG3V
— ハル (@Haru_SpringUP) March 7, 2021
マキマ | |
公安対魔特異4課 | |
不明 | |
不明 | |
不明 | |
「支配」「圧死」「下等生物の耳」「不死身」「銃の能力」 | |
映画鑑賞 | |
好きな物 | 犬 |
楠木ともりさん |
生年月日、身長体重などの個人情報は一切不明。(20代?160㎝?)
主人公デンジの上司で、公安退魔特異4課のリーダー。
内閣官房長官直属のデビルハンターという肩書を持つキャリアウーマンです。
デンジとは【ゾンビの悪魔】を討伐しに行った際に出会っています。
倒そうとしていたゾンビの悪魔を一人で倒したデンジに興味を示し、彼から特殊な匂いを感じ取った事で特異4課にスカウトしたのでした。
実は危険人物?
チェンソーマンのアニメ、マキマさんがどうなるか心配だったけど全く問題なくかっこいい
力入れてるなあ pic.twitter.com/s1Pnl9NTCN
— 物欲のりーびん (@shishimaiiii) November 1, 2022
穏やかで大人しそうな外見ですが、血の魔人・パワーはマキマに対して苦手意識をもっているようです。
また、姫野や岸辺は水面下でマキマのことを警戒している様子が描かれています。
趣味は映画鑑賞で、犬が好きとのことです。
マキマの声優
10/1(土)#楠木ともり さんご出演ありがとうございました!
終始和やかで楽しいリリイベとなりました🎵
サイン入りポスター&手書きポップを頂いたでステージ横に貼らせて頂きます🙏またのご出演をお待ちしております! pic.twitter.com/GkEShXSus8
— ヴィレッジヴァンガード名古屋パルコ店 (@vv_nagoyaparco) October 3, 2022
マキマの声優を務めるのは、楠木ともりさんです。
楠木さんはこれまでに
● 「アサシンズプライド」メリダ=アンジェル役
● 「ワンダーエッグ・プライオリティ」青沼ねいる役
● 「先輩がうざい後輩の話」五十嵐双葉役
などを担当しています。
ちなみにもともと原作が好きだった楠木さんは、オーディション後合否の連絡があるまで、自宅に飾ったマキマさんの絵に向かって神頼みならぬ【マキマ頼み】をしていたそうですよ。
マキマがかわいいと言われる理由
https://twitter.com/bonjindaaa/status/1576915826468589568
デンジはマキマに出会った瞬間、恋に落ちました。
今まで汚い・臭いと人から嫌われてきたデンジにとって、初めて優しくしてくれたマキマは女神の様に見えたことでしょう。
ここからは、マキマがなぜ可愛いと言われているのかを解説していきます!
デンジを受け入れてくれた女神
https://twitter.com/mi27mi27mi/status/1588729230736883714
たしかに、血で汚れたデンジを受け止めることに躊躇しない優しさや、穏やかな口調・真っ直ぐ目を見て話してくれる態度など、素敵な女性だと思わずにはいられません。
大人の女性ではあるものの、髪型や顔立ちのせいか時々少女らしさも感じられるところが、かわいいと人気になる理由なのだと思います。
後半にはマキマがダークヒロインであることが判明しますが、それを分かっていてもやっぱりかわいい!
デンジが、最後までマキマを好きだった気持ちも分かります。
マキマの能力について
https://twitter.com/ice_morinaka/status/1577230012352442374
マキマは作中で様々な能力を見せていました。
これまで描かれてきたマキマの能力には
● 下等生物の耳を介した盗聴
● 遠隔にいる対象者を圧死させる
● 不死身
● 格下だと思う相手を支配できる
といったものがあります。
どれもチート級の能力ですが、契約している悪魔が関わっているような描写も無かったので、どのような理屈で成立しているか不明でした。
しかし、佳境に入ってある事実が判明することで、全てが繋がっていきます。
マキマの正体
これはマキマさん(支配の悪魔)単独の思惑なのかな。
各国が敵視しているなか日本は「マキマ = 支配の悪魔」に気づいていませんでした。はちょっとうーんって思うけど
それによってここの台詞の対象も銃の悪魔はミスリードで自分自身の可能性も#チェンソーマン pic.twitter.com/c3myum1MEC— azukino. (@_azukino) June 26, 2020
結論から言うと、マキマの正体は【支配の悪魔】でした。
マキマが悪魔を契約しているわけではなく、マキマ本人が悪魔です。
そしてマキマ自身が支配の悪魔だと判明したことで、彼女の謎の能力の仕組みが紐解かれていきます。
下等生物の耳を介した盗聴
https://twitter.com/kandabar_elixir/status/1588487860600336385
まず分かりやすいところで行くと『下等生物の耳を介した盗聴』は文字通り相手を支配して操ることで成立する能力です。
支配できる相手は人間に限らず、悪魔や魔人にまで及ぶことも明らかになっています。
遠隔から対象者を圧死
マキマさん、支配の悪魔だから支配の象徴である「圧」で圧死させるのでしょうか。
と言うかこれ、悪魔が自分の能力を使うのに代償が必要とは思えないし
、下手したらあれは単なる京都組への脅し含めたパフォーマンスで死刑囚に名前を呼ばせる必要すらなかったのでは…? pic.twitter.com/OdB6TDZrrU— 瑠璃 (@ruri15005) June 29, 2020
次に『遠隔から対象者を圧死』する能力。
これは、マキマの支配は悪魔や魔人にも及ぶ事が判明しています。
なので、圧死させるのに必要な能力を持つものを支配し、その力を強制的に使用していた可能性が高いでしょう。
不死身
【チェンソーマン】ともあれマキマさん不死身の件はダメージスワップ内閣総理大臣との契約のおかげだと判明しました。京都行新幹線での銃撃も、銃の悪魔との交戦での29回目の死亡も、それで死ななかった…契約の代償はなんなんでしょうかね。マキマさんの大切なものなんだろうか。#WJ41 pic.twitter.com/MsEiHybCDL
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) September 13, 2020
そして最後は『不死身』。
これも悪魔の能力のようにも思えますが、デンジのように血を摂取したりスターターロープを引くと言ったトリガーが見当たりません。
オート発動の可能性も考えていましたが、マキマが不死身の理由は84話で明らかになりました。
マキマは内閣官房長官が契約した悪魔で、その契約内容は『マキマへの攻撃は適当な日本国民の病気や事故に変換される』というものでした。
つまり、マキマが攻撃に遭うと、どこかの日本国民が事故や病気になる代わりにマキマは復活するのです。
となると、マキマは全日本国民を殺さない限り死にません。
仮に日本国民が0になったところで、マキマが死ぬ確証もないため彼女を殺すのは事実上不可能と言うことになります。
マキマの目的とは?
https://twitter.com/skihsnm/status/1588888988588601344
内閣官房長官と契約して、活動していたマキマでしたが、なんの目的があって行動していたのでしょうか?
表情の先の感情が読めないマキマは「何を企み」。
そして「何を成し遂げよう」としているのでしょうか?
より良い世界を作る事
https://twitter.com/Aimyonbaseball/status/1555514197726769153
支配の悪魔・マキマの目的、それ『よりよい世界を創ること』です。
チェンソーマンを狙ったのはこの目的の実現のためでした。
マキマが求める世界は、「戦争」や「死」「飢餓」といったマイナスの要素を排除したものですが、世界からそれらを失くすことは不可能です。
しかし、たった一つ、理想の世界を創造する方法があります。
それが、「チェンソーマンに食べられた悪魔はその言葉の概念ごと存在が消える」という能力を利用することでした。
マキマはチェンソーマンに、負の言葉を持つ悪魔を食べさせ、世界からマイナスな要素を消し去ろうと考えていたのです。
夢の違い
チェンソーマン109話、デンジは
1部クライマックス、マキマ戦突入前にコベニとのやり取りで「普通に生きる」という夢を壊され、
「みんなに好かれるチェンソーマンになる」という夢に方向転換したので、夢の事しか考えてないんだよね。だから夢バトルでユウコに勝ったんだ。 pic.twitter.com/uld07H5snz— グラビトン・ボルト(侵略者) (@adnojifhinfo) November 1, 2022
しかし、チェンソーマンとなったデンジの夢は『普通に生きて普通に死ぬ』こと。
チェンソーマンになった時点で充分普通からは外れています。
ですが、少なくともデンジは自分が望む世界の為に不要な悪魔を食べて消し去るなんて思想は持っていなかったはずです。
そこでマキマは、デンジとポチタの「心臓をあげるかわりにデンジの夢を見せる」という契約を破棄させようと考えます。
そしてデンジに幸せを諦めさせることを狙い、あえて一度幸せを与えそれをことごとく壊し続けるという手段を選んだのでした。
アキもパワーも、デンジとポチタの契約を破棄させるための計画に利用された犠牲者です。
マキマの最後はどうなるの?
#今日買った漫画
『チェンソーマン』(10)あのシーンで血の気が引いた、背中に変な汗が出て
体温が下がるのがわかった
これが背筋が凍るというやつか
ハンバーガーとジェットコースターのような
戦闘、緊張と弛緩で脳がおかしくなる
マキマとデンジの関係が作者と読者の関係と
重なってる気がします pic.twitter.com/47HyBbc2H6— 古織 (@oldfabric) January 3, 2021
チェンソーマンに執着し、最後まで「デンジ」ではなく、「チェンソーマン」を見ていたマキマ。
そんなマキマはいったいどんな最期を迎えるのでしょうか?
一部の「ラスボス」であったマキマの最期について解説していきましょう!
デンジの奇策で倒される
チェンソーマン 第97話(最終回)『愛・ラブ・チェンソー』読了
デンジと岸辺隊長の会話。何故、マキマさんを倒せたのか?下りでデンジの切ない表情に男心に胸を打たれる物がある。
当の本人はポチタ(チェーンソーの悪魔)しか興味がなかった…(涙)#チェンソーマン#藤本タツキ#wj02#少年ジャンプ pic.twitter.com/T1ksZx0Iuc— レバオン (@continental_777) December 28, 2020
成す術無しに見える強敵マキマですが、『最後はデンジの奇策に倒れます』。
デンジは自身の心臓からポチタをもぎ取り、それで偽チェンソーマンを作っていました。
そしてそれをマキマに倒させ、彼女が油断したところで本物のデンジが奇襲を仕掛けます。
チェンソーマンを倒したことで勝ちを確信していたマキマは完全に油断し、致命傷を負ってしまうのでした。
デンジの作戦
https://twitter.com/nekonom63385142/status/1555515935838318592
でも、これだと官房長官と契約しているマキマが復活しないのはおかしいですよね?
実は、マキマの致命傷は、パワーの血から作ったチェンソーによる傷だったのです。
マキマは、傷口でパワーが暴れることにより通常通り治癒することができずにいるところを、デンジと岸辺によって連れ去られます。
おそらくここでバラバラに解体されたのでしょう。
デンジの愛
しかし契約がある以上、バラバラにしたところでマキマが復活する可能性はまだ残されています。
そこでデンジだからこそ思いついた、マキマを食べてしまうという作戦が実行されるのでした。
マキマへの攻撃は日本国民へと変換される以上、彼女を攻撃することは無意味です。
にもかかわらず、マキマが復活しなかったのはなぜか。
それは、デンジがマキマをバラバラにして食すという行動は、攻撃ではなく『マキマへの愛』だったからです。
『攻撃』として認識されないのであれば何も変換するものがありません。
仮に他の人がマキマを食べたのでは成立しなかったはずです。
狂気に満ちた行動ではあったものの、あれはデンジにしか成功させられなかった作戦でした。
マキマ定食
チェンソーマンになったデンジくんに食べられたマキマさん!
それはマキマの望みだったのか? pic.twitter.com/pMpYZX6z9m— コーニシ|チェンソーマン情報 (@konishi_ch) December 6, 2020
ちなみにデンジがマキマを食べた際、生姜焼き定食にしていたことからネット上では「マキマ定食」というワードが誕生し、騒然となりました。
その後もデンジは様々な調理法でマキマを食べ続け、彼女の血肉を完食しています。
例えば、ハンバーグやナゲット・鍋あたりはまだ想像の範疇ですが、寿司やスパゲッティ・ヤバジュースといった絶対に想像してはいけないレベルのものまで作って食べていたようです。
料理なんてできなかったデンジがこんなにも色んな料理を作れるようになったのも、もしかするとマキマへの愛があったからこそなのかもしれませんね。
マキマの名言・名シーン
とりあえずアイコンの絵あげます! #チェンソーマン の #マキマ さんです!マキマさんは沼ですよね、🥰アニメ化も楽しみ🥺
#イラスト #模写 #模写イラスト #描いてみた #アナログイラスト pic.twitter.com/Jjzd6osKAn
— 七 瀬 (@nanase_09_12) March 24, 2022
圧倒的な強さを持ちながら想像を絶する最期を迎えたマキマですが、そんな彼女の名言・名シーンを3つ紹介します。
①「食パンにバターとジャム塗って……サラダ コーヒー あと…デザートかな…」
これはデンジにマキマの犬になったら朝食は何か尋ねられた際に答えたセリフです。
借金生活中だったデンジは1枚の食パンをポチタと分け合うような生活でした。
当然ジャムなんてものはありません。
そこでデンジは眠れない夜に、食パンにジャムを塗ってポチタと食べる夢を見ると話していました。
そんなデンジの夢を叶えてくれるような素敵な言葉に聞こえますが、マキマが盗聴能力を持っていた事を知ってから読み返すと、デンジの話を聞いていた可能性が出てきますよね。
1話の時点で、マキマがただ者ではない伏線がしっかりと張られていたようです。
②「これは返り血 私は撃たれなかった」
これは、京都行の新幹線で襲撃を受け死んだはずのマキマが言ったセリフです。
デンジを狙うものたちによって東京・京都で銃撃が起こる中、マキマも一度は確実に死んでいました。しかし契約により復活。
ただこの時、マキマの正体や契約の存在は明かされていなかったので、殺されたのになぜか生き返った謎の人物となっていました。
作中の人物たちと同じように、マキマへの何とも言えない恐怖心を読者に抱かせる名シーンです。
③「これからデンジ君が体験する幸せとか普通はね 全部私が作るし全部私が壊しちゃうんだ」
これは、マキマが本当の目的をデンジに告げた時のセリフです。
デンジとポチタの平和的な契約を破棄させるために考えた、マキマの計画、それはとても残酷なもので犠牲をいとわない内容でした。
初恋の相手にそんなカミングアウトをされ、大切な人たちが自分のせいで犠牲になったことを知れば普通なら確実に心が折れているはずです。
ですが、再び立ち上がるのがやはりデンジの強さだと思います。
デンジがここまで特殊な思考回路の持ち主でなければ、マキマの目的はもっと簡単に達成していたかもしれません。
ヒロインのマキマは実はラスボスだった!?
【チェンソーマン】アゴヒゲデビハンさんもマキマさんに『支配』されちゃった!つーか支配された人多すぎィ!まるでピクミンみたいですよ!ぼくたちシハイミン!貴女(マキマさん)だけに支配(つ)いていく!今日も(死者を鎖で)運ぶ!戦う!(死者が)増える!そして食べられ…ないマキマさん!#WJ46 pic.twitter.com/7c8sI6yL2r
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) October 16, 2020
優しく穏やかで、皆に慕われる理想的なリーダーのように見えたマキマ。
実はその正体は支配の悪魔で、チェンソーマンを狙う強敵でした。
誰も殺すことができない最強の悪魔ですが、最後は想像を絶する終わり方となりました。
終盤でマキマが使った「ばん」の能力
パワーを打った時と、今回のチェンソーマンを打った時の能力は違うようだ!
パワーの時は親指を上げて「ぱん」とマキマは言っていた。
しかし今回は親指を下げて「ばん」とマキマは言っている!
今回の力は銃ではなく、大砲とかミサイル系の能力ではないだろうか😎 pic.twitter.com/SetSDthyp7— コーニシ|チェンソーマン情報 (@konishi_ch) October 12, 2020
マキマは一部終盤に手を「銃」のような形にして『ばん』と呟くと、『見えない衝撃波のようなもので撃ち抜かれます』。
この能力は、最初からマキマが使っていた訳ではなく、「銃の悪魔」の襲撃を機に使い始めたのです。
手を「銃」の形にしている事もあり、これは『銃の悪魔』の能力と見るのが無難でしょう。
「支配の悪魔」がどう言う経緯で、能力を奪うのかはまだ明かされていません。
ですが、アキを「銃の魔人」にした事などを考えると「銃の悪魔を支配した」という事なのでしょう。
新たな支配の悪魔である「ナユタ」のこれからの行動にも要注意ですね!
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