様々な伏線と伏線回収があった52話に続いて53話でも大きな伏線が仕掛けられています。
ユミルの文字とフリーダの記憶です!
それでは検証してみましょう!
◆第53話「狼煙」の見どころ!
ハンジによるエレンの巨人化能力実験の場面から始まります!
一応は巨人化能力の実験なのでしょうが、ハンジは完全に趣味に走っていますね!(笑)
ミカサが制止していなければ、エレンは取り返しの付かない事になっていたのではないでしょうか?(―_―;)
エレンに硬質化能力があるのか確認する事が最大の目的でしたが、エレンゲリオンに硬質化能力はなかったとハンジから告げられエレンは自分を責めます。
硬質化能力が使えないエレンを責めるようにリヴァイは言い、ハンジが分かりやすく訳してエレンを励ましていることが分かり、エレンは少し前向きになります。
そんな時にエレンは女性が髪を解いている女性の記憶を思い出します!
ただ、すぐに記憶は消えエレンは思い出せなくなります。
その記憶の女性について曖昧のまま、場面はエルヴィンと中央憲兵団師団長ナイル・ドークとエルヴィンの会話シーンに移ります。
エルヴィンはナイル・ドークにエレンを王政に委ねた方が壁の危機が救われるのかと訊き、この世界の希望か絶望のどちらかを選ぶのか、誰が選ぶべきなのかと訊きます。
非常に抽象的な表現で意味が分かりにくいですが、印象に残るシーンですね!
そのエルヴィンから手紙でリヴァイ班に指示があり、リヴァイ達はトロスト区へ移動します。
エレンとヒストリアに変装したジャンとアルミンが攫われ、二人を救出しようとしているリヴァイ班が描かれ終わります!
◆第53話の伏線と「伏線らしき」ポイントまとめ!
53話の伏線ポイントはこのようになっています!
それではそれぞれ見て行きましょう!
◆ポイントから見る伏線考察!
ハンジによるエレンの巨人化能力実験から始まります。
連続で巨人化した事によりエレンが巨人の体に強力にくっついているのを見たハンジが「巨人の体との融合が深くなって一つになりかけているんだ!」と言い「もし放っといたら普通に巨人になっちゃうんじゃないかこれは!!」とも言います。
このシーンを見ると「巨人化能力を持った知性巨人」と「無知性巨人」は同じ存在なのではないかと感じます。
確かに、巨人化注射を射ち巨人化能力を持つ前は無知性巨人であると思われます。
その後に巨人化能力者を捕食することに知性巨人になれるわけで、もともとは同じ無知性巨人だったわけです。
となると無知姓巨人と知性巨人の差は巨人の体に融合するかしないかだけの差だと分かります。
実写映画でソウダも似たような事を言っていましたね(笑)
そしてハンジの言う通り「もし放っといたら普通に巨人になっちゃうんじゃないかこれは!!」となる可能性は十分にあります。
「試しちゃダメか!?人としてダメか!?」というハンジは本当にヤバかったですね!(笑)
ミカサが巨人の体からエレンを切り離さなかったら本当に無知性巨人になっていたと言う事です。
このハンジの「巨人の体との融合が深くなって一つになりかけているんだ!」とのセリフは知性巨人と無知性巨人は同じであり、ほかっておくと無知性巨人になるという伏線となっていると思われます!
巨人化能力実験が終わり、エレンの実験結果を報告するハンジの説明の中でエレンゲリオンが地面に「クッタ」と書いているシーンがあります。
第62話「罪」にてエレンゲリオンが父グリシャを「クッタ」事が明らかになっているのでその伏線のシーンとなっていることは分かっています。
しかし、この「クッタ」には他にも意味のある伏線となっています。
「進撃の巨人」の世界の文字は第1話「二千年後の君へ」で登場した「ドウグヤ」で分かる通り、逆さまのカタカナで右から左に読むことが分かっています。
第38話「ウトガルド城」で明らかになったライナーが読めなかったユミル文字のニシンは逆さまのカタカナで左から右に読む文字となっています。
同じ逆さまのカタカナで逆から読むだけで読めないライナーはいかがなものかと思いますが、そういう事になっています(笑)
では、ここで登場したエレンゲリオンが書いた「クッタ」はどうかと見るとユミル文字と同じで左から右に書いています。
ということは、エレンはライナーが読めなかったユミルと同じ文字を使っているということになります!
これが何を意味しているかというとエレンゲリオンの出身地が壁内でもライナーの故郷でもなくユミルと同じ地域の壁外ということです!
この伏線が回収されるのはそうとう先ではないでしょうか?(笑)
エレンゲリオンが書いた「クッタ」はエレンがユミルと同じ地域の壁外出身者の血筋である伏線となっています!
実験結果の話の後、エレンは突如フリーダの記憶を思い出します。
これはエレンがフリーダを捕食したグリシャを捕食しているので、もともとはフリーダの記憶であると思われます。
ただ、捕食した人間の記憶を思い出すという事が巨人化能力者の能力なのかというと良く分かっていません。
もしそうであるならば、ユミルは捕食したマルセルの記憶を持っていたことになりますが、だとしたらもっと故郷組について知っていたのではないでしょうか?
「あの猿はなんだ?」などとライナーに訊いたでしょうか?
つまり巨人化能力者に捕食した人間の記憶を普通に思い出せる能力は無いということになります。
では、エレンはなぜこの時に捕食した人間が捕食した記憶を思い出せたのでしょうか?
座標と関係あるのでしょうか?
この伏線が回収されるのはまだ先でしょう。
エルヴィンは憲兵団師団長であり、同期のナイル・ドークと話をします。
この時のエルヴィンの抽象的な質問も第61話「回答」でのシーンの伏線となっています。
61話でナイル・ドーク師団長は選択を迫られます。
家族を守るために希望か絶望かどちらを選ぶのか、それを選ぶのは誰か、誰を信じるのか、信じられるのか…
この時の抽象的な会話は61話でも繰り返され、その後伏線として回収されます。
別れ際にナイル・ドークの妻であるマリーの事が自分も好きだったと突如カミングアウトします。
このエピソードは父の仮説の証明の為にマリーにも告白せず、巨人の謎を追いかけたエルヴィンの生き方を表す話となっています。
しかし、ここでエルヴィンが惚れたというマリーの話を挿れるというのは後々マリーが登場するのではないかと思わせます(笑)
ちなみに「進撃!巨人中学校」では56時間目にマリーが登場しています。
ただ、顔は描かれていません(笑)
このエルヴィンがマリーに惚れていたという話はいつかマリーが登場するという伏線になっていると思います!(笑)
ただ、いつ回収されるのかは全く分かりません(爆)
最後の伏線ポイント考察はエルヴィンの指示が書かれた手紙についてです。
この伏線考察は【アルミンの性別は男性か女性か検証!】でのコメントでFlügel der Freiheitさんが書き込んでくれた考察です!
エルヴィンの指示を読んだ104期生はあまりの内容に驚いています。
この手紙の内容がクーデターの計画について書かれていることが第55話にて分かりますが、どこまで具体的に書いてあったのかがここでの伏線考察となります。
この後、エレンとヒストリアが中央憲兵により拉致されることを見越してジャンとアルミンが身代わりとなります。
これもエルヴィンの指示だと思われますが、どうやらアルミンに女装してヒストリアの身代わりとなることまでエルヴィンの指示のようです!(笑)
天才エルヴィンによるアルミンの女子力を見越した作戦であったというFlügel der Freiheitさんの考察は素晴らしいです!
このシーンはエルヴィンの手紙の内容に「クーデターを起こす」さらに「アルミンが女装をしてヒストリアの身代わりなる」という具体的な内容までが指示されていたという伏線となっています!
Flügel der Freiheitさん、ありがとうございました!
そしてとうとう王政編が動き出します!
リヴァイの足も「悪くない」状態まで回復しており、次回からリヴァイが動く伏線となっています!(笑)
今回は割りと地味な回という印象を受けますが、伏線としてみたらかなり大きい重要な伏線が仕掛けられていました!
次回も重要な伏線を見落とさず見て行きましょう!
→ 【進撃の巨人ネタバレ54話の考察!「反撃の場所」の伏線ポイントまとめ!】
→ 【進撃の巨人ネタバレ52話の考察!「クリスタ・レンズ」の伏線ポイントまとめ!】
→【進撃の巨人の現時点までの未回収となってる伏線まとめ!】
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こんにちは。
リヴァイが赤子を抱いている女性を見た瞬間、はっとするのはなんでか気になります。
あの女性はこのあとの回想シーンでも出てきます。
すみません鎧たちは自分で「5年前に壁を壊した」と10巻で言っているのを思い出しました!あそこで嘘をつく理由がないので本当だと思います!
ミカサがエレンを触った瞬間に記憶が飛んだというのは1話ではなくこの53話です!髪をといている女性のシーン!これはマジでなんかあると思います!
髪をといている女性はフリーダでしょう。
グリシャが補食したフリーダの記憶がフラッシュバックしたのかなと。
またよろしくです!
管理人アース
言いたいことをまとめました!
・ミカサがエレンを触った瞬間にエレンの記憶が飛んだ(→ミカサの頭痛と関係?)
・1話の腕だけモーゼスブラウン(→ヨロイブラウン?、この時攻めてきた鎧と超大型の中身は実はライナーたちの前の継承者?腕は消えた、モーゼスは腕が再生してその時壁の外で鎧として生きていた?)
話が飛躍しすぎていてすみません!以上です!
ミカサがエレンを触って、エレンの記憶が飛ぶという場面はいつですかね?1話?
モーゼスブラウンには、そのような考察が多いですが、どうでしょうね?
今後の展開しだいかもです。
またよろしくです!
管理人アース
管理人は、東海地方の人?
ほかっとく
これ、方言っす
とおりすがりさん!
コメントどうもです!
鋭い!(笑)
またよろしくです!
管理人アース
何度もすみません
ハンジさんは途中から文字が乱れて読めなくなったと言ってますね。。
文字列が逆方向になったとは言及していません。
クッタ、をハンジさんが解読したかどうか、よくわかりませんし。
どうもライナーとユミルのニシンの缶詰めとエピをつなげると矛盾を感じます。いつかすっきり解明される日が来るといいですが(  ̄▽ ̄)
ネコねこさん!
コメントありがとうございます!
先ほど、この事をコメントしました笑い
壁内文字だと「タック」になっちゃうので、読めていないのかと。
この辺りをぼかしたまま行くのが「進撃の巨人」なんですよね。
悩ましいです!(笑)
またコメントください!
よろしくです!
管理人アース
こんにちわ~。お疲れさまです!
ここの巨人実験で、エレンゲリオンはしゃべれない代わりに、文字を書いていました。
向きは缶詰めニシンと同じでも、ハンジさんは普通に解読しています。
よって、エレンゲリオンが書いたのは壁内の普通の文字ではないでしょうか?
ネコねこさん!
コメントありがとうございます!
>ハンジさんは普通に解読しています。
しかし、この文字を「クッタ」と読むには左から右の読まなければいけません。
よって、ユミル文字だと思われます。
ハンジが読んでいたエレンの文字は「硬質化が出来ない」などの文章であり、
この「クッタ」の文字は読めていないのでは?
またコメントください!
よろしくです!
管理人アース
アルミン女性説は、本サイトでは粉砕撃沈されてしまったのでしたっけ…。
わが家(わたしと長女・次女)では、いまだにアルミン女性説が多数派(?)なのであります。
「アルミンのエレンを視る眼は恋する女の眼だ!」
「だからミカサはしらっとしてるんだ」
「おお、いいぞ」
「はぁはぁのオッちゃんはやっぱり女としてのアルミンに反応したのだ」
「それでいいのだ」
「聞けおまぁたち。漫画の世界では、女としてこの世に生を授かりながら何らかの事情で男として育てられました、という話が少なからずある!」
「なにそれ」
「えーと、手塚治虫の『どろろ』とか『うる星やつら』の藤波竜之介とか、だな」
「でもさ、だとするとアルミンが女だとして、何の意味があんの~」
「うーむ。わからん。あ、あれだ。アニ。ね、アニもある時まで、男として育てられたんだよ、戦士であるために。だからアニはある時それに気づいて、アルミンに親近感をおぼえて、好意に似た感情を抱いたんだな」
「説明になってない!」
「そ、そうだな…」
Peanut2さん!
楽しいコメントありがとうございます!
そう言えばどろろは女の子の設定でしたね。懐かしい(笑)
このコメントを見るとアルミンには女性でいて欲しいと思ってしまいますね(笑)
しかし、74話ではカッコイイ漢でしたが…(ー_ー;)
またコメントよろしくです!
管理人アース
エレンの脳裏に突然浮かび上がったフリーダの姿…。
たしかにアースさんがおっしゃるように、これはフリーダ自身の記憶なんでしょうね。寝室にいて髪をすく自分の姿が鏡に映ったものだ、と。
わたしはこれをずっとグリシャの記憶だと捉えていました。往診時のものとして。
というのも、グリシャとレイス家の間には浅からぬ関係があったと読み取っていたからです。グリシャはレイス家の秘密の地下礼拝堂への隠された入口を知っていました。一度や二度の訪問ではたどり着くことが困難な特級のシークレットです。ですから、腕の立つ医者としてレイス家の主治医的な地位を与えられていたと思っていたわけです。あるいはカルラがレイス家の遠縁にあたる、などということもあるのかな、と。
言葉はあまりよろしくないですが、医者という立場と技術をうまく利用すれば、レイス家の巨人にまつわる生理学的な情報の入手は壁内の誰よりも容易だったのではないでしょうか。
もっとも、だとすると検査や治療の名目で「フリーダさんの骨髄液をちょいと拝借」ということで、何も彼女を捕食しなくてもよかったのかもしれませんけどね。
わたしは今のところ「血族」と「記憶」の二つをキーワードにして『進撃の巨人』を読んでいるのですが、記憶の問題ひとつにしたって一筋縄ではいきませんねぇ。非知性化巨人が知性化巨人を喰うと、巨人化コントロールの力と記憶の双方を継承する…この図式でいくとエレンにはグリシャ、フリーダ、ウーリ、レイスとウーリの父の記憶が…一人の人間の記憶容量としてはパンクですよね…。
Peanut2さん!
コメントありがとうございます!
>特級のシークレットです。
そうですよね!
それは「腕が立つ医者」でもなかなか入手困難なのではないでしょうか?
グリシャがどのようにしてレイス家の地下礼拝堂を突き止めたのかも謎ですね…
>この図式でいくとエレンにはグリシャ、フリーダ、ウーリ、レイスとウーリの父の記憶が…一人の人間の記憶容量としてはパンクですよね…。
これがグリシャの言っていた「彼らの記憶が教えてくれる」なのでしょうか?
これひとつとっても一筋縄ではいかないですね(ー_ー;)
非常に興味深い考察ありがとうございます!
またコメントよろしくです!
管理人アース
この回は、色々なネタがあって 面白い回です。
先ずは、面白ネタ。
「うおおぉ見ろ!エレンの顔が大変なことになってるぞ!!」
「分隊長!!あなたに人の心はありますか!?」
「…よかった 元に戻って。 ミカサに削がれずに済みそうだ」
「え?」 ミカサが横目でにらむ。
このシーンはコメディー的で、何度見ても笑えます。
もう一つ、かの有名な人質シーン。
女装のアルミンが、ヒストリアより魅力的なのです!
あの涙目が 何度見ても萌え… 何とかしてくれよ(笑)
真面目な話に戻すと、日頃からアルミンとヒストリアが
似ていると、読者などから指摘があったのではないか?
そこで それを逆手にとって、人質作戦を描いたと思われる
のですが。
さて 重要ネタです。
リヴァイが壁の外について、意味深なことを言っています。
「そこには、この壁の中には無い 自由があった」
「俺はそこで初めて、自分が何を知らないかを 知ることが
できたんだ…」
その直後、ハンジが慌てて話をそらした。私には そう映る
のです。 リヴァイがムッとした表情で 「…」
リヴァイが、ここでは言えない重要秘密を 思わずしゃべり
そうになった。それに気付いたハンジが、話をはぐらかした。
そう観えるのです。
つまりは、リヴァイ、ハンジ、そしてエルヴィン等上層部は、
壁外のことを 相当に知っているが、今はまだそれを話す
段階ではない! という、凄く重要なくだりだと思います。
「ユミルの民」の件も含めて、軍部は重要な “隠し事”を
抱えていると察するのです。
重要ネタはまだあります。 エレンの実験シーンですが、
あの実験結果は、物語の根幹に係わる、肝要な
意味をもっていると思われます。
これは長くなるので、項を改めて書きたいと思います。
おおぞらバードさん!
コメントありがとうございます!
>リヴァイが、ここでは言えない重要秘密を 思わずしゃべり
そうになった。
あ~、なるほど!
そう言われると、そのように見えますね!
だとすると、なぜ上層部は言えないのか?
その言えない情報とは何なのか?
面白いですね!
>これは長くなるので、項を改めて書きたいと思います。
これも気になりますね!
また教えて下さい!
よろしくです!
管理人アース
もちろん、もしも時間に余裕がなければ、そのことに言及なさらなくても構いません。
健康には十分気を配ってくださいね。
Flügel der Freiheitさん!
コメントありがとうございます!
ジャンの優しさについての考察ですね!
このようにジャンの性格を抽出して読み返したのは初めてでした!(笑)
ちょっと54話では間に合わなかったですが、どこかでジャンの性格についての考察を取り上げてみたいと思いました!
どうしても物語の展開についての考察がメインになってしまうので、なかなかジャンの気持ちや性格についての考察まで
行けないですね^^;
またコメントください!
よろしくです!
>健康には十分気を配ってくださいね。
ありがとうございます!
今のところ風邪も引かず考察し続けています(笑)
管理人アース
こちらこそ、今でも私の考察を覚えてくださっていてありがとうございます!あれは考察というより面白ネタに近かったと思いますが(笑)
アルミンの変装に関しては、第54話で、おっさんに性的に好かれてしまって落ち込んでいるアルミンを、ジャンが慰めるシーンがあります。
私は、ジャンはとても優しい人物だと思っています。第51話でエレンを励ましたのもそうですし、実は第70話でも優しさの片鱗が現れています。
ジャンに関する考察が非常に少ないということで、今回は第70話における「ジャンの優しさ」について考察したいと思います。
ウォール・マリア奪還作戦は、いよいよ凄まじい状況になってきましたね!おそらく、「歴戦の猛者」(第70話より前から調査兵である兵士)たちは、ウォール・マリア奪還作戦が、人類の存亡がかかった大決戦になる可能性を十分想定していたと思います。
しかし、「新米の調査兵」(第70話以降調査兵団に入った兵士)たちは、作戦はすんなり成功し、これほど壮絶な戦いは起こらないと思っていたでしょうね。
このギャップは何でしょうか?おそらく「歴戦の猛者」たちは、「新米の調査兵」を勧誘するため、ウォール・マリア奪還作戦に伴う重大なリスクを教えなかったのだと思います。そして、「調査兵団の勝利」や「人類の復権」など、明るい可能性だけを「新米の調査兵」たちに信じさせたのでしょう。
これは、おそらくエルヴィン団長の指示によるものでしょう。エルヴィンは、戦いに勝つためならば非情な判断をも躊躇わない人物です。
「調査兵団は勝てる」というプロパガンダで兵士たちをアジり、本当の想定は秘匿したと考えられます。これは決して倫理上良いことではありませんが、エルヴィンは少しでも兵力を増やすため、そういう選択をしたのだと思います。
しかし、ジャンは優しい人物ですから、「新米の調査兵」たちに「お前ら何で今さら調査兵なんかになったんだよ?」と言っています。この発言は、ジャンが「新米の調査兵」を嫌っているということではなく、エルヴィンに騙されている彼らを気の毒に思ったジャンの優しさを示しているのだと思います。
「新米の調査兵」のひとりが、ジャンたちの表情を気にするシーンがあります。現実の厳しさを教えるのは、おそらくエルヴィンの指示に反する行為だと推測されますが、ついにジャンが「…聞きたいか?」と発言します!しかし、結局うやむやになってしまいました…。ジャンの本音は、「嗚呼、可哀想な新米の調査兵、エルヴィンにすっかり騙されて…」というようなものだと思いますね。
そういうわけで、第54話の考察の記事では、ジャンがアルミンを慰めるシーンに関連して、ほんの少しだけでも良いので「ジャンの優しさ」について言及してくだされば嬉しいです。もちろん、これは私の願望に過ぎませんが…。