第55話ではエルヴィンの目的が明らかになります!
このような重要なカミングアウトがある回にも伏線は仕掛けされているのでしょうか?
検証してみましょう!
◆第55話「痛み」の見どころ!
ピクシス司令とエルヴィン団長の会話から始まります。
ピクシスはエルヴィンに武力でクーデターを起こしても民衆は付いてこないであろうと説明し、クーデターをどのようにして起こすのかをエルヴィンに訊きます。
エルヴィンは武力を行使せず、人を殺さず王の首をすげ替えると言い切ります。
この辺りの一触即発のような会話は緊迫感があり素晴らしいシーンです!

その方法を話す前にエルヴィンは幼い頃に自分の運命を決定づけた出来事を語ります。
それは教師をしていた父親がエルヴィンに教えた初代王による記憶改竄の話であり、それを話したことにより、父親が憲兵によって殺されたというショッキングな話でした!

そこにエルヴィンに知らせが届きますが、場面はハンジとリヴァイによるサネスの拷問に移ります。

凄まじい拷問シーンですが、ハンジが剥がした爪をサネスに見せたり、歯を抜いたり…(・_・;)
裏ハンジ全開です!!(笑)
拷問には耐えは王家について話さなかったサネスですが、同僚のラルフの裏切りの言葉を聞き、レイス家が本当の王家だと打ち明けます!!
ラルフの言葉を聞き目を瞑り、次に目を開けた時にハンジとリヴァイが喜々として拷問を行おうとするのが見えた時、サネスは完全に心が折れたのでしょう!

心中察します…^^;
最後にエルヴィンとピクシス司令の会話のシーンに戻り、エルヴィンがヒストリアを女王として即位させると言い終わります!

◆第55話の伏線と「伏線らしき」ポイントまとめ!
第55話の伏線はこのようになっています。
それではそれぞれ見て行きましょう!
◆ポイントから見る伏線考察!
エルヴィンとピクシス司令の会話から始まります!
エルヴィンは、憲兵団師団長ナイル・ドークと話をして、ピクシス司令と話をしています。
結果ナイル・ドークには曖昧な伏線だけを残し別れ、ピクシス司令にはクーデターを起こすとカミングアウトをしています。

これはやはりナイル・ドークはカミングアウトするほど認めていないと考えれば良いのでしょうか?
確かに第53話エレンを憲兵に委ねるべきかどう思うか、と訊いて「それは俺が考えることではない」と答えられたら、エルヴィンとしてもクーデター話など打ち明けられませんよね(―_―;)
この答えで打ち明けられないと判断して急に「マリーは元気か?」と話が変わったのかもしれませんね。
つまり、もともとはクーデターの相談をするつもりでもあったエルヴィンですが「それは俺が考えることではない」とのナイル・ドークの答えから無理だと判断し「お前は誰を信じる?」という忠告に変わったのでしょう!
伏線回収というのかは分かりませんが、ピクシスとの会話がクーデターの相談である事から、もともとはナイル・ドークにもクーデターの相談をしようとしていたが相談を止め、忠告に切り替えた為に会話が急に話が変わったということが察せられます。
そのピクシス司令との会話で現在のフリッツ王家が2000年以上続くと明らかになります。

この2000年という単位を聞くと第1話タイトルの「二千年後の君へ」を思い出します。
このタイトルの意味は現在でも明らかになっておらず、大きな謎のひとつとなっており、何らかの伏線だと思われます。
この第1話タイトルとフリッツ王家が続いている2000年という単位は何かしらの繋がりがあるのでしょうか?
作中では他に2000年という単位は出て来ていませんので、フリッツ王家と第1話タイトルには何かの繋がりがあるのではないかと思います。
現在ではこれ以上考察を進められませんねm(_ _)m
ここからエルヴィンとピクシスの会話がエルヴィンの父親の初代王による記憶改竄説が明らかになります。

そしてエルヴィンは「いつの間にか父の仮説は私の中で真実となり私の人生の使命は父の仮説を証明することになりました。」と言っており、この会話で初代王による記憶改竄説とエルヴィンの使命との、二つの事実が明らかになります。
第54話の冒頭でフリーダが幼いヒストリアにおでこを当て記憶を消去しているシーンがあり、エルヴィンの父親の記憶改竄説と合わせれば「レイス家が本当の王家である」とここで気付きます。
エルヴィンの父親の記憶改竄説は登場と同時に証明されているようなものですね(笑)
エルヴィンの父親の仮説である「初代王による記憶改竄説」は、レイス家が本当の王家である事実の伏線となっています!
さらに、そして第64話でロッド・レイスに明かされる人類の記憶改竄の伏線にもなっています!

そしてエルヴィンの使命がこの「父親の仮説の証明」だと明らかになっています。
これによりなぜ51話でエルヴィンが笑っていたのかが分かりますね(笑)

エルヴィンの使命が「父の仮説の証明」であることが分かり、これまでのエルヴィンの不思議な表情の伏線回収となっています!
拷問シーンの裏ではリヴァイ班、104期生達がクーデターに加担している自分たちを嘆いています。

このシーンでエルヴィンの手紙の内容がクーデターの計画だったことが明らかになっていますね。
そんな中アルミンが自分なりのクーデターの正当性を印象づけるための姑息な手段を提案します。
皆が引いているのを察して「なんちゃってね……」と取り繕いますが、その表情は超ゲスミンですね!

おそらく49話でのゲスミンの評判が良くての作者のサービスカットでしょう(笑)
伏線ではないですが、アルミンのゲスミンさが表れている要チェックな場面となっています!(笑)
場面はハンジとリヴァイの拷問のシーンになり、中央憲兵により殺された人々の画が明らかになります。

一番上のメガネの男性はエルヴィンの父親ですね。
次の銃を作っている男性は不明です。
空を飛ぼうとしていた夫婦はアルミンの両親の可能性があります。
最後はヒストリアの母親ですね。
この場面で注目したいのは気球を作って飛ぼうとしていた夫婦です。
アニメ1期でのアルミンの両親は飛行船の実験をしていて事故死という設定になっています。
アニメ「進撃の巨人」第5話「初陣」ではアルミンの「これはまだ内緒なんだけどお父さんとお母さんはね、今度外の世界に行くんだって」というセリフがあり、同じくアニメ「進撃の巨人」第2話「その日」では「無茶をすれば死ぬ。僕の父さん、母さんみたいに」とのセリフがあることからも、アルミンの両親が外の世界に行こうとして死亡していることが察せられます。
ちなみに原作での両親は15話にて「口減らし作戦」で死亡していることが分かっています。
では、この空を飛ぼうとして中央憲兵に殺された夫婦はアニメの通りアルミンの両親ではないのでしょうか?
画は気球になっていますし、夫婦というのもアルミンの両親っぽいですよね。
この原作とアニメがリンクしているのには何か意味があるのでしょうか?
これが何を指しているのかは分かりませんが、何かの伏線かもしれません!
今回はエルヴィンの使命や初代王による記憶改竄が明らかになった重要な回となっています!
エルヴィン考察にとっても重要な回になっていますね!
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