進撃の巨人

【進撃の巨人 ネタバレ】96話「希望の扉」あらすじ考察と感想!

アース
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アニメシーズン4で放送予定の原作96話を考察します!

24巻2話目となる第96話「希望の扉」の内容が明らかとなりました!

その内容は、第1話「二千年後の君へ」、第2話「その日」に起こったシガンシナ区陥落時をライナー、ベルトルト、アニ側から描かれたものとなっていました。

これは「進撃の巨人」考察好きにとって、ずっと妄想していた内容が明らかとなった、と言えますよね!

まさに「回収回」と呼ばれる回と言えるでしょう!

そして、これまでずっと考察されてきた「なぜアニは壁ドンに参加していなかったのか」も回収されます!

それでは進撃の考察好きにはたまらない、第96話を見て行きましょう!

考察までスクロール

95話考察97話考察

諫山先生巻末コメント!

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「別冊マガジン」9月号より

今回のネームは何だか生麺のような喉越しがしました。

生麺の喉越しということは「ツルリと抵抗なく入っていった」という意味でしょうか?

すんなりとネームが決まったということでしょう!\(^o^)/

【追記】

8月21日放送の「別ナマ!」にて、編集担当バック氏より、生麺の意味が解説されました。

諫山先生の中では以前から決まっていたライベルアニの経緯だったために、簡単に出てきた回という意味だったようです。

本当に、初めから決まっていた裏話だったのでしょうね!

スゴイですよ!\(^o^)/

今月号の別マガには、「進撃の巨人 フェイスタオル」が付いてきます!
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別マガ9月号の表紙を公開!

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「別冊マガジン」9月号より

今月号は「進撃の巨人」が表紙となっていました!

この構図は、何と以前ネットで広まった「チャリで来た」を踏まえたものとなっていました(笑)
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諫山先生、いろいろと小ネタを入れてきますね(笑)



◆第96話「希望の扉」の感想!

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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

95話に引き続き壁ドンに至る経緯が明かされる、今回も回収の回となりましたね!

今回も、というか、今回は丸々1話が壁ドンに向かっていくライベルアニの話となっていました!

なぜ、ライナー達がユミル巨人を回収しなかったのか?

なぜ、アニが壁ドンに参加していないように見えたのか?

ベルトルトの「ウォール・マリア南東の山奥の村出身話」の意味とは?

それらの回収が行われています。

このように、他の作品であればスルーするような細かいところまで諫山先生は回収してくれるので、嬉しいですよね!\(^o^)/

これらは考察部分で取り挙げるのでここではスルーしますが、「これぞ進撃の大きな魅力!」と言える展開でしたよね!

間違いなく、今回の話を読んでから1巻から4巻辺りまでを読み返すと、また違った見方ができるでしょう。

さて、そんな「回収回」となった96話でしたが、いっぽうで「ライナー祭り」とも言える展開となっていました。

今回冒頭では自分を庇ったために死亡したマルセルを見捨て、さらにベルトルトとアニを見捨て走って逃げた場面から始まりました。

それはアニに「初めて長距離走で負けた」と言わしめるほどのスピードだったようです(笑)
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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

そしてその後もアニ曰く「自分の身を守る為に」始祖奪還作戦続行を力説しました。

つまり、前半部分の壁ドンに行くまでのライナーは「全て自分の身を守る事に必死な少年」として描写されていました。

ここだけ切り取ると何だか最低な感じですが、これは作戦続行を力説したのはカリナの言葉があっての事だと思われます。

つまり、ライナーが作戦続行を力説し、そして遂行し、その後たくましく成長していったのは全て「任務を果たせると信じているカリナを裏切らないため」ではないかと察せられます。

そう考えると、何だか切ないですよね。

「叶わない夢」と分かっていながらそれを認められず息子に託すカリナ、そしてそれを知っていながら母の期待を裏切らないように自分の器以上の実力を強いられるライナー。

そのため「自分は選ばれるはずのない戦士」と認めざるを得ない状況となり、それを受け止めさらに成長の糧とする…

もう、ライナーを想うと切なすぎですよ!(泣)

そんな切ないライナーですが、今回壁ドンを実行する事により「希望の扉」を開けました。
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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

それはエレン達壁内人類にとっては「地獄の扉」でしたが…

そんな「エレンとライナーの対比」が続いているここ数話ですが、今回とうとうライナー達の調査兵団入団まで繋がりました。

これからの「マーレ編」はどうなるのでしょうか?

ライナー祭りはまだ続くのか?

非常に楽しみです!\(^o^)/

それでは次は、考察に移りましょう!



◆第96話の伏線ポイントと考察

今回の考察ポイントは、このようになっています!

  • 「すべての巨人が…仕掛け通りに行動するわけじゃない」
  • カリナの表情
  • ライナーの「待て」
  • すぐに超大型を使いこなしたベルトルト
  • ベルトルトを捕食しなかったカルラ・イーター
  • もともとは顎巨人と女型の巨人が交代する予定だった
  • ウォール・マリア南東の村人の談話 唯一の生き残りだったため、戸籍もなりすましたか?
  • ライナー達がユミル巨人を回収しなかった理由
  • アニが壁ドンに参加していないように見えた理由



それでは、それぞれ見ていきましょう!

すべての巨人が…仕掛け通りに行動するわけじゃない

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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

まず、気になったのはベルトルトの「すべての巨人が…仕掛け通りに行動するわけじゃない」という無垢の巨人の説明です。

これは奇行種を指した説明かもしれませんが、それとは別に「仕掛け通り」という表現が気になりました。

この「仕掛け通り」の意味は通常種の「人に引き寄せられる」という巨人の性質を説明しているのでしょうが、普通なら「全ての巨人が…決まった通りに」とか「決められた通り」、「普通通りに」という表現をするのではないでしょうか?

「仕掛け通り」という表現からは、その性質が人為的に作られたように感じられますよね!

巨人の「人に引き寄せられる」「近くの人を捕食する」という性質は「マーレによって仕掛けられた」ものなのでしょうか?

ということは、巨人化液はマーレによって開発されたものなのか?

この辺り、気になりますね!

ただこの説明はベルトルトのセリフなので、ベルトルトの記憶を継承しているであろうアルミンなら知識として知っているかもしれません。

アルミンから説明があれば、嬉しいですね!



カリナの表情

次に気になったのは、カリナの表情でした。
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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

今回、ライナーがベルトルトとアニを呼び止め、始祖奪還作戦を続行するよう説得するキッカケとなったのは、ライナーが思い出したカリナの言葉でした。

この時のカリナの表情は心から信頼している息子へ向ける表情となっていました。
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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

しかし、前回95話にて登場した実際のカリナの表情は、このようにちょっと歪んでいるようにも見える表情でした。
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「進撃の巨人」95話「嘘つき」より

この違いに、この時のライナーの心情が読み取れますよね。

始祖奪還を成功しても父親とは暮らせないし、その父親は成功を祈っていないでしょう。

それを母カリナも気付いているし知っているはずだと、ライナーは察しています。

それでも「必ず任務を果たせる」と信じている母カリナの期待は本物だと、ライナーは感じているのでしょう。

その心情がこの絵から感じられますよね!

息子ライナーから見たカリナはこのような表情なのでしょう。

たまらないですね…(;´Д`)

ライナーの「待て」

そして始祖奪還作戦を続行するためにアニとベルトルトを呼び止める場面で、今回もライナー「待て」が登場しました!
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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

93話、95話、96話と続いて「待って」が登場していますね!

これ、単純に名言として登場させているのではなく、何かの伏線のように感じてきましたよ(笑)

ライナーの「待って」からは、何か大きな展開が起こるのではないでしょうか?

もしくは、今後の展開でライナーが戦いたくはないエレンに「待って」と言うのだけれど、その言葉はエレンに届かず、エレンから致命的な攻撃を受けるとか・・・

ライナーの「待って」には、まだまだ何かありそうですよね



すぐに超大型を使いこなしたベルトルト

そして、始祖奪還作戦続行を力説するライナーから「ベルトルトはすぐに超大型を使いこなせた」事が明らかとなりました。
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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

エレンもそうでしたが、巨人化能力はすぐに使いこなせられないとされています。

しかし、ベルトルトはすぐに使いこなせた…

これには何か意味があるのでしょうか?

単純に「ベルトルトの能力は高かった」という描写なのでしょうか?

ちょっと気になりますよね!

もともとは顎巨人と女型の巨人が交代する予定だった

そして壁を目指したライベルアニですが、その時のライナーから「もともとの作戦では顎巨人と女型と交代で行く道のり」と分かり、女型の巨人一体ではギリギリの体力だったと分かりました。
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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

ただこの道程は、クルーガーから「進撃の巨人」を継承したばかりのグリシャも通った道のりだと分かっています。
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「進撃の巨人」第71話「傍観者」より

この時に継承したばかりのグリシャは、どうやって壁まで到着できたのでしょうか?

もしかしたら「進撃の巨人」の能力は「とんでもない体力」なのでしょうか?

それとも、「進撃の巨人」は女型の巨人や顎巨人よりも早く走れるのでしょうか?

これはちょっと気になりますね!



ベルトルトを捕食しなかったカルラ・イーター

その後、壁ドンが実行され巨人がシガンシナ区に入る際に、カルラ・イーターがベルトルトに近寄りベルトルトがピンチとなる場面がありましたが、カルラ・イーターはスルーしました。
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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

これはいわゆる奇行種の動きですよね。

近くの一人を無視し、多くの人間がいる場所を優先するのは奇行種の特性です。

しかし、このカルラ・イーターが奇行種だとは判断されていませんし、この動きからは「グリシャを求めてシガンシナ区に行くことを優先した」と察せられますよね。

今回のカルラ・イーターの動きからは、やはりダイナの最後の言葉を思い出してしまいます。
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「進撃の巨人」第87話「境界線」より

この言葉を実行したのならば、目の前のベルトルトよりもシガンシナ区のグリシャへまっしぐらに向かった事も納得できます。

とすれば、ダイナの気持ちが無垢の巨人であるカルラ・イーターに反映したのか?

コニー母巨人の「おあえり」やイルゼ・イーターの「ゆみるさま」発言に似た現象ですよね!

奇行種の動きには、人間時の強い感情の発露が関係するのかもしれない、という考察をしたことがありましたが、この場面からもそれが感じられました。



ウォール・マリア南東の村人の談話 唯一の生き残りだったため、戸籍もなりすましたか?

さて、ある意味今回最も大きな回収ではと感じたのが、ライナーとベルトルトがいた開拓地での村人の談話でした。
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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

この村人の出身であるウォール・マリア南東の村は、第16話にてベルトルトがエレン、アルミンに話したライベルの出身地でした。

まさに村人が話しした内容はベルトルトがアルミンに話しした内容と全く同じで、彼がこの村人の話をそのまま流用していることが分かります。

そして、この時にベルトルトが見たとされていた巨人は
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「進撃の巨人」第16話「必要」より

今回登場した村人が見た巨人だったと確定されましたね。
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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

16話に登場したベルトルトが見た巨人が獣の巨人では、という考察も見かけましたがとうとう回収されました。

この辺りの考察は、16話の考察!「必要」の伏線ポイントまとめ!にて触れていますので、見てみて下さい!

ライナー達がユミル巨人を回収しなかった理由

さて、「ライベルアニがユミル巨人を回収しなかった理由」「壁ドンに女型の巨人が不参加だった理由」が今回明らかとなりました。

この二つの謎は、ずっとネット上で考察されてきましたし、当サイトでも考察しました。

まず、「ユミル巨人を回収しなかった理由」は「ライナーが逃げ、混乱したため」だったと分かりました。
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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

本当に丁寧な回収でしたよね!

アニが壁ドンに参加していないように見えた理由

「女型の巨人が壁ドン不参加だった」理由は、アニとアニ父が壁内出身なのでは?という考察もしましたよね(笑)

今となっては間違った考察でしたが、それほどこの壁ドンに女型の巨人が不参加だった事は謎でした。

それも今回で女型の巨人が不参加だった理由が、「壁に到着するまでに長時間巨人化しており、疲弊していたから」と判明しました。

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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より



このようなしっかりとした回収があるからこそ、考察が楽しめる作品だと感じています!

それでは95話発表時点で予想していた95話展開予想を振り返り、自己検証してみましょう!

予想はどれくらい当たっていたでしょうか?

95話考察97話考察

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◆96話展開予想を自己検証!

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「進撃の巨人」第95話「嘘つき」より

95話での、ライナーの回想シーンの続きから始まります。

自分の犠牲になったマルセルを見捨て逃げたライナーは自分を責め、同時にベルトルトも同じように逃げた事を悔います。

その後悔と自責の念から逃れるために二人は、壁を破壊して始祖を奪還するという戦士の使命を全うしようと決心します。

壁に到着した3人はその壁を見上げ、逡巡します。

この壁を破壊すれば、マルセルのように中にいるエルディア人達は捕食される…

その思いを吹っ切るように、ライナーはベルトルトとアニに言います。

ライナー
「たしかにこの壁を破壊すれば、中の人達は皆マルセルのように食べられ、全滅するだろう」

「でも、それは悪魔の末裔共なんだから…俺達が罰をくだしてやるんだ!」

「それが…せめてものマルセルへの手向けなんだ…」

最後は消え入るような声で言うライナー

その言葉を受けてベルトルトも言います。

ベルトルト
「そうだね、ライナー。俺達が使命を果たし、英雄となって故郷に帰ろう」

黙ったいたアニは、ボソッと言います。

アニ
「中にいる人達も私達と同じエルディア人…」

それを聞いたライナーは、叫びます!

ライナー
「同じじゃない!!悪魔の血を引いた奴らなんだ!」

「同じな訳がないだろう!」

アニに怒鳴るライナー

しかしアニは冷静に返します。

アニ
「私はそうは思わない。壁の中の人々は壁の王に記憶を奪われているのだから、先祖の罪を何も知らずに暮らしている普通の人々でしょう。」

「そんな人々を私は巨人になり、殺したいと思わない。」

「始祖の巨人奪還の際は、私が巨人となり、動くよ。」

ライナーは黙り考えます。

ライナー
「…」

「分かった。お前はベルトルトが壁を破壊した後に、近くにいる巨人を呼び寄せてくれればいいよ。」

その言葉にベルトルトも頷きます。

そして決心したようにベルトルトが言います。

ベルトルト
「二人とも離れて。やるよ。」

頷き、ライナーとアニは壁の扉の前に立つベルトルトから距離を取り離れます。

それを確認してから、ベルトルトは指を噛み傷付けます。

ドオオオオン!!!

発光が起こり、爆発音が辺りを支配します!

そして超大型巨人が登場します!
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「進撃の巨人」第1話「二千年後君へ」より

超大型巨人がゆっくりと右足を上げ、ガッと壁の扉を蹴りつけ終わります。
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「進撃の巨人」第1話「二千年後の君へ」より

予想ココまで!

➾展開の方向性は、かなり当たっていましたね!

「壁ドンを実行に移す経緯が明らかになる展開」という予想は、かなり当たっていました!

ただ、壁ドンを実行したのは「マーレに帰ってからの粛清が怖かったから」のとカリナの期待を裏切りたくないライナーの気持ちによるものでしたが…(・_・;)

自己採点として50点くらいでしょうか?

ライナー目線での壁ドン展開が予想通り起きたのは嬉しかったですよ!(*^^*)

◆マーレ側の展開はいつまで続くのか?

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「進撃の巨人」第95話「嘘つき」より

95話の展開自体も9つ目の巨人である「戦鎚の巨人」及び「タイバー家」の登場など衝撃の展開でしたが、マーレ側の展開が続く事もかなり驚きました。

24巻1話目に当たる95話くらいからはパラディ側の展開が登場するだろうと考えていましたし、少なくともそちらの展開に移行していくと匂わせる展開が起こると思っていました。

しかし、今回判明した95話からはそのような匂いは全く感じられず、まだまだマーレ側の展開が続くのではないかと思わせられました。

もしかしたら、24巻も全てマーレ側の展開が続くのかもと思えますよね!

右腕に腕章を付けた人物はまだ登場せず、まだまだライナー祭りは続くのではないでしょうか?(笑)

今回の予想は当てたいです!\(^o^)/

予想ここまで!

➾24巻までマーレ編が続くという予想は、今のところクリアしていますね!

ただ、今回訓練兵団入団まで話が進んだので、97話からは再びマーレの展開へと戻るのではと思われます。

「24巻全てマーレ編」という予想は当たるのか?

とりあえず、次回97話が待ち遠しいです!\(^o^)/

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