エレン・ストッパーズとして「地鳴らしを止める」という共通の目的がありながらも、わだかまりは解けていなかったジャン・コニー達とライナー。
しかし目的の為に同期や仲間を手に掛けたジャンとコニーはライナーを理解し許す、という展開が133話で登場しました。
104期の中で最も現在のエレンの気持ち、立場が分かるようなライナー。
座標でエレンの言葉を聞いた後、ライナーは「予想が当たった」と発言しています。
これ、ライナーのどのような考えにかかった言葉なのか?
ライナーが当たっているという、予想とは何か?
さらにそれは本当に当たっているのか?
検証してみましょう!
◆分かりづらい当たったライナーの予想とは

座標に呼ばれエレンから「戦え」「オレの息の根を止めてみろ」と宣戦布告されたエレン・ストッパーズ達。
飛行艇に戻されてライナーは真っ先に「俺の予想は当たったようだ…」とつぶやきました。
この時にライナーが言った「俺の予想」とは、何を指しているのでしょうか?
ちょっと分かりづらいですよね。
ネット上でも分かりづらいという意見が見られ、コメントでもまぐさんからそのように言われています。
ライナーのエレンは虐殺をするのは辛いから誰かに止めてもらいたい、それを俺らに望んでいるのではないか。
という話の後にエレンの道ラジオが入り、元の場所に戻ったあとのライナーの「俺の予想は当たったようだ」という流れがずっと引っかかっています。
道ラジオが始まったシーンで他の面々が周りを見てる中ライナーだけは自分の手を見つめています。そして道ラジオが終了したシーンでライナーはまた自分の手を見つめながら「俺の予想は当たったようだ」と呟いてます。
ここでいう俺の予想、というのはエレンに関することではなくまた別の予想の可能性はありませんかね…!?
以前アニの手に文字を刻んだように、自分の手に何かしらの仕掛けをしていたのかも知れません…
エレンから「止めてくれ」という言葉は出てこず逆に宣戦布告されているのに、なぜライナーは予想通りと言っているのか?
おそらくここがシックリ来ないので、引っかかるのではと感じますね。
逆にライナーの予想通りは正しい、という意見をドベの泣き虫ちゃんからコメントでもらっています。
ライナーのエレン解釈について、間違っており(止めてほしいのはライナーの私情を投影させすぎ、と言ったような意見)、エレンから俺は進み続けると訂正が入ったにもかかわらず、「予想通り」とはどういうこと?という意見をTwitterで結構みるのですが…アースさんはどのようにお考えでしょう?
私はライナーの解釈は、正しいのだと思っています。
座標でのエレンは子供だったことから、自由を求め進撃する部分のエレンが強く、大人の理性的道徳的な部分のエレンはライナーの言う通りつらくて止めてほしがっているのかな、ライナーはそちらの部分を言っているのかなと感じました。座標での話でも、私は否定している内容とは思えませんでしたが…。メタ的ですが諫山先生が「予想通り」と言わせたのならそうなのだろうと思う部分もあります(笑)
個人的には、今の価値観を共有出来るのは幼なじみより似た環境にいる大人になってからの友達だったりするので、少年漫画的な流れを無視して、エレンの1番の理解者は最後までアルミンでもミカサでもなくライナーであって欲しい…。
あとは、作者からの寵愛を散々言われてるライナーの最後がどうなるのかずっと気になってます(笑)ライナーの役割が理解者なのだとしたら、エレンの気持ちを代弁しアルミン達に伝えたらお役御免、なのでしょうか。
少年エレンの容姿が「自由を求め進撃する部分のエレン」という考察は、面白いですね!
そして現在のエレンに最も近い価値観を持っているのがライナー、という考察は同感です。
というか、エレンを含めジャン・コニー・アルミン側をも理解できるのは、ライナーだけなのではとアースは感じています。
さて、このようにライナーの当たっていた予想について、ハッキリと明言できない方が多く分かりづらい部分ではあると感じます。
ここから、ライナーが何を以て「予想通り」と評価したのかを考察してみましょう!
◆ライナーが当たったという「予想」の意味を考察!

世界を救うために同期や仲間を殺したジャンとコニーは、ここで初めてライナーの気持ちを理解します。
「ずっと辛かったよな」「お前を責める資格は無い」とライナーに同調し、さらに「人を救うために人殺しになった」と自分たちとライナーは同じだとジャンが語ります。
そこで、レベリオ区襲撃の夜に同じことを言われたと語るライナー。
ここから飛躍しますが、ライナーは「エレンは俺たちに止めてほしいんじゃないのか?」と予想します。
その根拠は「辛いはずだ」「人類虐殺なんて…とても耐えられない」と説明しています。
つまりライナーの予想とは「エレンは俺たちに地鳴らしを実行している自分を止めて欲しいと願っている」でした。
では、この予想は当たったのでしょうか?
◆本当にライナーの予想は当たっているのか?

座標に移ったストッパーズ。
エレンに「止まってくれ」と懇願しますが、エレンの返答は「戦え」「オレを止めたいのなら息の根を止めてみろ」でした。
この答えだけを見ると、ライナーの「エレンは俺たちに地鳴らしを実行している自分を止めて欲しいと願っている」という予想は外れているように見えます。
しかしライナーは「当たったようだ」と答えていました。
ここに、読者は「?」となってしまいますよね。
ライナーの予想通り止めて欲しいと願っているのであれば、この呼びかけで止まるのではないか、と。
しかし、違うのでしょう。
ライナーが「当たっている」と感じたのは、「息の根を止めてみろ」の部分だと察せられます。
「殺して止めてくれ」と言う意味でエレンは言ったのだろう、とライナーは読み取ったのだと感じます。
ライフル自殺をしようとし、「もう死にたい。殺してくれ」とエレンに懇願したライナーだからこそ察せられたエレンの気持ちでしょう。
エレンは「死にたい」「殺してくれ」と言ったライナーを見てから「やっぱりお前と同じだ」と語っていました。

この気持ち含めて「同じ」とエレンも言っており、となるとライナーの予想は当たっていそうですよね!
つまりは「エレンはストッパーズに止めてほしいと願っている」というライナーの予想は当たっているのでしょう。
ちなみにライナーの予想は当たっているのかをTwitterで投票していました。
次はライナーの予想が当たった発言を考察する予定。
これ、人によって解釈違うかもだけどライナーの予想は実際に当たってると思いますか?
記事に取り入れたいと思っています。よろしくです!🙏#進撃の巨人133話— アース(進撃の考察管理人) (@singekinb) October 11, 2020
7割の方が「当たっている」を予想されていました!
おそらく7割の方はこのように読まれているのではないかな、と感じます。
ただ一方で、この予想はライナーが私情を入れすぎているのでは、との意見もネット上では見られます。
◆ライナーの予想は私情入れすぎており外れているという考察
ライナーの予想は私情を入れすぎており、外れている。
実際エレンは「止めて欲しいと願っておらず、本当の意味での宣戦布告をしているのでは」という意見がネット上ではいくつか見られます。
この考察も、一概に否定はできません。
ライナーの予想はあくまでもライナーの見方であり、エレンから「ライナー、その通りだよ」と答えを貰っている訳ではありませんから。
この意見の人が投票では3割くらい見えたのかな、と察せられます。
ただ、アースは「実際エレンは止めて欲しいのだろう」と読んでいます。
それは座標に切り替わったタイミングが、ライナーの予想披露タイミングだったところに感じます。
ライナーが「誰かに任せたい。誰かに終わりにしてほしい」とつぶやいた瞬間に、舞台が座標に切り替わっています。

もしエレンの言う通り「話し合いは必要ない」と言うためだけだったら、アルミンの「エレンと対話を尽くしてから…」と語っているところで切り替わるのではないでしょうか?

ライナーの予想披露で切り替わったところに、ここがエレンの本心であり気持ちで図星を突かれたから座標に呼んだのかなぁと感じました。
ただ、これはあくまでアースの読み方でアースはこう読んでいますというだけなので、あしからずです!
さて、今回の考察ではライナーの予想が「エレンは俺たちに地鳴らしを実行している自分を止めて欲しいと願っている」であり、その予想は「当たっている」と考察できました!
これからアルミンがどう作戦を練り動くのかと共に、これからのライナーの言動も気になるところですよね!
ライナーのこれからも要注目ですよ!\(^o^)/





