129話「懐古」で最も熱かった場面は、コニーのシーンでしょう。
ダズとサムエルを殺してしまった事で吹っ切れた部分はあるかもですが、同期・仲間を守る為に元同僚を手に掛けるコニー…
コニーの実直な性格を考えると、たまんないですよね!
しかもこの場面は2巻、10巻からの伏線回収でもあります。
対比場面、と言っても良いかもですが…
129話コニーの名場面を見直してみましょう!
◆コニーのアニ・ライナー援護場面を検証!

128話で、飛行艇を手に入れるためにダズとサムエルに手をかけたコニー。
アルミンが撃たれそうになった瞬間、ダズを撃った場面は熱く悲しいシーンでした。
そんなコニーが今回129話では、大ピンチなライナーとアニを助けています。
雷槍でボロボロになり、動けなくなった鎧の巨人ライナー。
さらに頭がもげ、何も見えなくなっている女型の巨人アニ。
二人がトドメを刺されそうになっているところをカッコよく立体機動で飛び越え、ブレードでイェーガー派を斬り助けました。
この場面は、コニーの心情を考えるとたまんないですよね!
助けているのは同期、斬りつけているのは同僚なんですから…
友達想いであろうコニーの性格を考えると、かなり苦しいです(泣)
いっぽう、逆にコニーは2巻9話で巨人に襲われそうなところをアニに助けられています。

さらに10巻第39話ではウトガルド城でライナーに助けられ、「ライナーとアニに、いつか借りを返さねぇと」と言っています。

この時から4年後、コニーは二人に借りを返せたことになりますね!
コニーが二人を助ける129話の場面は単純に熱い場面なのですが、10巻でのコニーのセリフの回収場面でもあり、さらに二人に守られ助けられてばかりだったコニーの成長を描いている場面とも言えます。
さらに「裏切り者」であるライナーを守り「味方だった兵士」を斬るという、まさにリアル世界にも通じる「正義とは何か」を考えさせられるシーンにもなっています。
本当に深く、スゴい描写ですよね!
諫山先生が描きたいと思っていたテーマは、このコニーの場面に凝縮されているのではと感じます。
コニーがライナーとアニを助ける場面は2巻、10巻でできた「借りを返す」伏線回収シーンであり、コニーの成長を描いている場面だと考察できました。
考えれば考えるほど、このコニーのシーンは深い場面ですよね。
さらにタイトル「懐古」からも考察できるのでは、とコメントをいただきました。
次はタイトル「懐古」から考察してみましょう!
◆タイトル「懐古」は130話で回収されるのか?
キース(傍観者)さんから、「タイトル「懐古」は129話を表しているのではなく130話以降に回収される伏線なのでは」とコメントをいただきました。
生き延びた人間が最終的にこの戦いを「懐古」する形とも思えますね。
たとえば全てが終わった近い平和な将来、ジャンがセントラルで酒を飲みながら、「あの時は躊躇したら仲間が死ぬと思ってたな~」と懐古する形ですね。
その部屋の壁には当時の立体起動装置と集合写真が飾ってある、と鬼滅の最終回と混同した冗談はおいといて(笑)
キース(傍観者)さんのように「後に意味を持つタイトル」という発想はなかったため、このコメントを読み非常に感心しました。
たしかに「129話が懐古される回」という意味でタイトルを付けたのかもですよね!
スゴく面白い考察ですよ!
キース(傍観者)さん!
素晴らしい考察をありがとうございます!
そして何年もサイトにお付き合いいただき、ありがとうございます。
キースは退場してしまいましたが、最後までアースにお付き合いいただけると嬉しいです!(*^^*)
さて、このキース(傍観者)さんの考察を先ほどのコニーの「借りを返す回収」考察に取り入れるとどうでしょうか?
次話かその次くらいに「あの時に助けたコニーが今回は私達を助けてくれた。」と、今回の場面が「懐古を連想させる」という意味を持つことになりそうです。
では130話場面に登場する懐古シーンをイメージしてみましょう!
おいおい、付けたまんまでいいのか?爆弾。爆発すんなよ?飛行艇落ちることはないだろうけど pic.twitter.com/TppzgVva1O
— ザジまるฅ日常多め (@Shingeki6yana23) June 8, 2020
イェーガー派との戦闘でボロボロになりながらも船でマーレ大陸を目指すエレン・ストッパーズ。
一室で、傷を手当している104期たち。
コニーは壁にもたれ、座り俯いています。
自分が殺めた、ダズやサムエルたちの事を考えている様子。
そんなコニーに、ライナーが声をかけます。
ライナー
「コニー、さっきはありがとうな。」
「正直危なかった。」
「全く動けない状態だったんだ…」
隣でアニも頷き「ありがとう」と言っている感じ。
ライナーの言葉に顔を上げ、答えるコニー。
コニー
「いや…世界を救うためにやっただけだ。それに…」
「お前たちには借りがあるからな。」
ライナー
「借り?」
意味がわからない、というライナーの表情。
コニー
「ああ。4年前にウトガルド城で」
「巨人に食われそうになっていた俺を命をかけて助けてくれた」
「アニも…トロスト区の補給塔で、体をはって助けてくれた」
「いつか…借りを返さなきゃって思ってたんだ」
4年前、まだライナーとアニの正体を知らない時期を思い出し懐かしい表情をするコニー。
コニーの説明で当時を思い出し、同じように懐かしく表情を緩めるライナー。
アニも俯きながら目をつむり、思い出しているよう。
コニー
「あの頃には戻れないけれど…今もあの頃と同じだ」
「目指しているのは…世界を救う兵士だ」
強く決心するコニーの表情。
真っ直ぐ一点を見つめるコニーは、精悍な兵士の顔つきをしています。
眩しそうに目を細め、コニーを見つめるライナー。
揺れながらも船が確実にマーレ大陸に向かっている描写。
130話では、このようなシーンが登場するのではと予想します!
キース(傍観者)さんの予想通り、タイトル「懐古」は130話以降で回収されるのか?
130話からも要チェックですね!\(^o^)/






