進撃の巨人

進撃の巨人アニメ「ファイナル・シーズン2」曲の歌詞を検証!「まっさらな大地」がたまらない

アース
アース
「悪魔の子」がこれまでで一番好き

リヴァイ兵長の欠損した指の描写から始まるという、衝撃的な始まり方をしたFinalSeason2。

傷だらけで瀕死のリヴァイを見つめるハンジさんの表情が、たまりませんでした。

しかし、もっと衝撃的だったのがOP曲「The Rumbling」ED曲「悪魔の子」です。

放送前では一部ネットで「EDは神聖かまってちゃんらしい」という噂や「やはりOPはREVOさんで」と希望されたりと騒がれていましたが、全く構うこと無くSiMさんとヒグチアイさんの曲とサラリと公開されました。

MAPPAさんの一貫した「マーレ編への姿勢」が感じられて、気持ちいいですよ!

そしてこの2曲がまた、本当に素晴らしいんですよね。

さらにED曲「悪魔の子」のカップリングも、また泣ける曲で…

それぞれじっくり見ていきたいと思います。

順番に見て行きましょう!

進撃の巨人アニメ「ファイナル・シーズン2」のOP・ED曲を検証!

オープニング曲「The Rumbling」を検証!歌詞の意味は

SiM「The Rumbling」
作詞:MAH
作曲・編曲:SiM

冒頭いきなり「地鳴らし」から始まるという、アニメ派は「え!?何これ!!??」と驚かせること間違いなしなオープニング。

ネタバレになっても構わなく、むしろ「こんな展開が来るの!?」とイメージさせることを選んだのだろうと、エルヴィン並の決意が感じられたOPビジュアルでした。

ガリアードが登場した場面で、硝子に映っているのがユミルというのが上手い!と感じましたよ。

そして何度見ても、「あの木」にカケッコで集まる幼馴染みシーンが泣けます…(泣)

ここは原作ファンには、たまらないシーンですよね!

そこから一気にエレンが大人へと成長し、髪を振り乱しながら叫ぶシーンも印象的でした。

リピートで見ると、このシーンから冒頭でエレンが髪を縛って地鳴らしが始まるところに繋がる事に気付きました。

結末を見たのに未だループ説考察をしてしまうのですが、終盤エレンと冒頭エレンが繋がっているなと感じましたよ(笑)

ビジュアルや演出も、けっこう凝っているOPですよね!

それでは次に、歌詞を見て行きましょう。

全て英文でしたが、和訳で意味を見ていきたいと思います。

LYRICAL NONSENSEにて全歌詞が確認できますので、見てみてください。

「地鳴らし」に到るエレンの決意・心情が描かれていますよね。

「俺は進み続ける」は作中何度も登場したエレンの決意そのままですし、それでも「何を見落としたんだ?」「今も霧の中をさまよっている」と揺れるエレンの気持ちが描かれています。

「涙は枯れた」を読んだ時には、ラムジーに謝るエレンのシーンを連想しました。

「進撃の巨人」第130話「地鳴らし」より

迷い揺れながらも「進み続ける」と、自分に言い聞かせながら進み続けるエレン。

どちらかと言うと作中ではほとんど揺れず進み続けたように描かれているエレンですが、彼の心中がいかに苦しみ揺れていたかが察せられる内容となっていました。

その結果、「地鳴らしがやって来る」。

なんだか「エレン自身に地鳴らしがやって来る」とも取れる歌詞ですよね。

むっちゃ泣けてくる歌詞となっていました(泣)

ちなみにこのOP動画ですが、公開3日目で1000万再生を突破しています!

歌詞が英語なのが大きいでしょうが、世界中で観られ注目されている証拠でしょう。

素晴らしいですね!\(^o^)/

エンディング曲「悪魔の子」を検証!歌詞の意味は

ヒグチアイ「The Rumbling」
作詞:ヒグチアイ
作曲:ヒグチアイ

冒頭、マフラーをしたエレンから始まります。

これ、「ミカサと出会う前のエレン」を表しているのだろう、と察せられます。

そのマフラーが虹色の鳥に変身し飛んでいきます。

しかし鳥かごに囚われ、飛べなくなる鳥。

その鳥かごが取り払われることにより、世界が広がる…

まるでミカサを解放するためにエレンが鳥かごを取り払うようにも見えますよね!

エレンが外の世界を見るために取り払うという意味なのでしょうが、マフラーが飛び立つためにエレンが鳥かごを壊す、という表現にも見えます。

どちらとも取れる動画ですが、本当に美しく意味深な表現と受け取れますよ。

冒頭に登場する白い花と血について、コダヌキさんからコメントをいただいているので紹介します。

    ED冒頭の白い花はポピーだと思われます。
    白いポピーの花言葉は「忘却」「眠り」
    ナイフから滴る赤い「ユミルの民の血」で増やしたエルディア人が白いポピーであり、鳥籠(壁)の中では過去を忘却させられたエルディア人だけが暮らしている、という意味でしょうか。

たしかに冒頭の大量の花と血は、「鳥かごに囚われたエルディア人」を表しているように見えますよね。

鳥かごが取り払われると同時に、色とりどりの様々な種類の花に変わります。

これ、「壁から出て世界には様々な国があり人がいるを知るエレン」を表しているように見えます。

解放された、みたいなイメージですよね。

それは「忘却」や「眠り」から覚めた、と言う意味にも繋がります。

まさにコダヌキさんの考察通りだな、と感じますよ。

コダヌキさん!

素晴らしい考察コメントをありがとうございます!

ただ、その後エレンがその花を踏みつけるという…

これ、「エレンが地鳴らしを起こす」という意味ですよね(・_・;)

いや、スゴい表現ですよ!

飛び散る花びらが血に見えてきて…(泣)

美しいけど、たまらないです(泣)

それでは次に、歌詞を見て行きましょう。

LYRICAL NONSENSEにて歌詞が確認できますので、見てみてください!

エンディングで公開された歌詞だけでは分かりませんが、2番以降の最後まで歌詞を読むとタイトルの意味が分かります。

「悪魔の子」とは「エレンの中で生まれ育った心の中に感情」を表しているのでしょう。

それはアルミンの目を見て気付いた「不自由さ」かもしれないですし、「どうしても(地鳴らしを)やりたかったんだ」と思わせたエレンの中の何かを指しているのかもしれません。
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「進撃の巨人」73話「はじまりの街」より

どちらにしてもエレンの中の性質を指しているのでしょうが、これは誰もが持っている感情でもありますよね。

「僕はダメで何であいつはいいの?」なんて気持ちは誰もが経験あるでしょうし、「あいつ憎んで黒い気持ち 隠しきれない理由」のように誰かを憎む黒い気持ちは誰もが持っているでしょう。

そして、世界の戦争はそこから始まっているのだろうともイメージできます。

地鳴らしを決断するほどではないですが、「悪魔の子」は誰もが持っている感情・気持ちを指しているのだろうと思いますよ。

そこからも、やはり「世界は残酷だ」と感じますよね。

それだけに「それでも君を愛すよ」「それでも君を守るよ」が熱いし泣けますよね。

自分の中にいる「悪魔の子」を抱きながらも、そこだけは譲らないエレンの気持ち。

「世界は残酷だけれど美しい」と、思わずつぶやいてしまいますよ。

作中では登場しなかったですが、ここに「エレンのストレートな気持ち」が表されていると感じました。

それは「ミカサの気持ち」と一緒だったんじゃないかなと。

「世界は残酷だ それでも君を愛すよ」

「進撃の巨人」におけるエレンとミカサのストレートな気持ちが表された、素晴らしいエンディング曲だと分かりますよ。

最後の最後になるであろうFinalSeason2には最適な最高なエンディング曲だと感じますよね!

そんな「悪魔の子」のカップリング曲も素晴らしいので、続けて見ていきたいと思います。



進撃の巨人アニメ「ファイナル・シーズン2」ED曲CP「まっさらな大地」がヤバい

LYRICAL NONSENSEにて歌詞が確認できますので、見てみてください!

まず「隣で笑ってくれればそれだけでいいから その腕おろして」は、ミカサの率直な気持ちを表していますよね。

アースは、11巻45話でのミカサのつぶやきを思い出しました。

「進撃の巨人」45話「追う者」より

自分を守るために地鳴らしなんかしなくて良いから。

隣にいてくれればそれだけで良いから、振り上げた腕をおろして、というミカサの気持ちを表しているのだろうと感じました。

この冒頭だけで、グッと心を掴まれますよね(泣)

「どこまで行けばたどり着くかな あなたが言ってた 自由はこれなの?」も、たまらないですよね。

いつも一人でどこかに行ってしまうエレン。

最終的には完全に一人で「地鳴らし」を起こす事になりました。

「これがずっと言っていた自由なの?」と言いたくなりますよね。

それも、自分の為ではなく自分や同期のために…

ホント、たまらないです(泣)

そして、個人的に最もグッと来た歌詞がこれです。

「あのとき選んだ言葉が違ったら 未来は変わっていたかな」

これ、間違いなく123話のミカサシーンを指していますよね!

「進撃の巨人」第123話「島の悪魔」より

歌詞を聞いた瞬間、31巻123話を思い出しました。
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「進撃の巨人」第123話「島の悪魔」より

もう、ホント号泣ですよ(泣)

ヒグチアイさんが進撃の巨人ファンで、絶対ミカサファンだと感じました(号泣)

コダヌキさんから、このような感想をいただきました。

    コメントでコダヌキさんが「3:06の『ごめんね 赦したいけど このままじゃきっと孤独になるよ』で、
    131話【地鳴らし】で『自由だ』と言う少年エレンをパッと思い出しました。」と

ここですよね。

「進撃の巨人」第131話「地鳴らし」より

たしかにエレンは目的を達成したけれど、孤独になっちゃいましたよね。

そのような事実を、ミカサ目線で諭す歌詞がたまらないですよ。

そしてこの言葉もエレンには届かないのが分かっているので…

いや、最高にたまらない歌詞ですよ!

そしてリフレインする「まっさらな大地に咲いた花を わたしは綺麗だと言える資格があるかな」は、地鳴らし後のミカサを表していますよね。

地鳴らし後の大地、何年後かに咲く花を見つけるミカサ。

その花を見て、素直に「綺麗」と言えないミカサの気持ちを表している歌詞は、「自分達のためにエレンが行った地鳴らしという罪」「エレンを失った気持ち」の両方が表されているようで、絶妙にたまらないです(泣)

このミカサの気持ちは、歌詞を読んで初めてイメージしました。

作品を読み込み、ヒグチアイさんがミカサの気持ちに真剣に寄り添った歌詞だと分かりますよ。

しかし、本当に素晴らしい曲ですよね!

まさにFinalSeason2のために描き下ろしで、「悪魔の子」と同じかそれ以上に良い曲な気がしますよ。

これ、最終話エンディングとかで使われそうですよね!

例えば地鳴らしが終わって、アルミン達がパラディ島に使節団として帰島するシーンや、島で待つミカサのシーンとかでこの曲が流れたら絶対に最高ですよね!

鬼滅1期で言えば、累を倒すシーンで流れる「炭治郎の曲」のような。

スポットでも使って欲しいな、と切望するくらいに最高な曲だと感じますよ。

さて、今回はFinalSeason2のED・OP曲と「まっさらな大地」を見てきました。

「進撃の巨人」の真のFinalを飾るに相応しい最高な曲ばかりでしたよね!

この曲達とともに、最後まで「進撃の巨人」を追いかけたいと思いますよ。

最後まで、「心臓を捧げよ!」\(^o^)/

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