王政編が終わりシガンシナ区奪還作戦編が始まった、16巻終わりから始めたサイト。
ちょうど「進撃の巨人」の半分の時期をサイトを更新しながら追いかけたアースですが、その間は毎日毎日「進撃の巨人」の事ばかりを考えていました。
そのため1つのセリフ、ひとつのシーンを細かく徹底的に考えつづけ、その意味を探る毎日でした。
6年以上毎日そのような日々を送ってきていたため、ひとつのコマを見れば何巻の何話のどのようなシーンなのかを答えられました。
冗談抜きでコマとセリフを全て覚えていたでしょう。
そのため、あまりにも作品を詳細に見ていたため、逆に全体が見えていなかったのではと今は振り返ります。
ズーム500%くらいで作品を見ていたのではないかと。
「進撃の巨人」が幕を閉じ、ちょうど4ヶ月が過ぎました。
けっこう「進撃の巨人」から距離が取れたように感じます。
そんなアースが「進撃の巨人」を振り返り、感動・面白い名シーン10選を紹介したいと思います!
ずっと最前線で進撃を追いかけたアースが選ぶ、名シーン10選。
当時の思い出なんかもあったら交え、紹介していきます。
見て行きましょう!
進撃の巨人名場面10選を紹介!
ミカサの「マフラーを巻いてくれてありがとう」
「進撃の巨人」の名シーンと言えば、まずこのシーンを思い浮かべる人が多いでしょう。
母カルラを捕食した巨人と再開するエレンとミカサ。
助けに入ったハンネスも捕食され、体力が戻っていないエレンは巨人化できません。
さらにミカサも負傷しており、反撃できない。
絶対絶命のミカサがエレンに涙を流しながら「マフラーを巻いてくれてありがとう」というこのシーンは、「進撃の巨人」全シーンを通して見直しても最も好きな名シーンとなっています。
さらにエレンの「何度でも巻いてやる」から座標発動シーンは、何度見直しても震えますし最高な伏線シーンですよね!

12巻最終話に登場したこの伏線はキッチリ回収されており87話でカルラ・イーター巨人=ダイナ巨人と判明し、回収されることになります。
回収されるまでは「進撃の巨人」最大の伏線シーンでしたし、回収後も読者の心に最高な名シーンとして刻まれている場面ですよね!
アニメでも最高な演出をされ「さらに最高な名シーンに昇華した」とアースは感じています。

全「進撃の巨人」名場面の中でも屈指な名シーンとなっています。
リヴァイ兵長VS獣の巨人

ハンジ班が全員「ベル樽トアタック」でやられてしまい、さらに生き残った新兵とエルヴィン団長の命を捧げ特攻攻撃に出たリヴァイ達。
予想通り全ての新兵達は獣の巨人の石つぶて攻撃にヤラれ、終わったかに見えました。
ドサッと倒れる巨人の音から、信煙弾の煙の向こうから登場するリヴァイ兵長。
終わったかのような静寂からブワッと登場するリヴァイ兵長のシーンは、初見時に「来たぁああ!」と叫んだのを未だに覚えています(笑)
そこから一気に獣の巨人を蹂躙するシーンは、最高ですよね!
ライナーの「リヴァイ兵長でも俺達の戦士長には敵わない」という予想を一瞬で覆し、やはりリヴァイ兵長が最強だったと証明する素晴らしい名シーンでした。

当時あった「リヴァイとジークどっちが強いんだ論争」も、今では良き思い出となっています。
地下室に到着した調査兵団

1巻第1話から存在が示唆され、ずっと謎だったグリシャの地下室。
21巻85話でとうとう地下室に到着し、長らく謎であった地下室から「グリシャ・ノート」を見つけます。

1話からずっと謎だったグリシャがエレンに見せようとしていたもの。
それがこのノートであったと判明し、そこから「進撃の巨人」後半のマーレ編へと移行していくことになります。
当サイトも立ち上げてすぐにグリシャの地下室に何があるのかを予想し、何度も何度も考察してきました。
それだけにこの回収シーンはスゴく印象に残っていますし、「地下室」というタイトルの初見確認時から期待が高まりドキドキだったのを覚えています。
「進撃の巨人」屈指の伏線回収シーンであり、最高な名シーンですよね!
アルミンが女型の巨人の正体に気付いていたシーン
諫山先生が「どれだけ読者を信用している作品か」を実感したシーンです。
女型の巨人の動きを止めようとジャンとアルミン・ライナーが女型の巨人に向かっていく展開で、ふっ飛ばされたアルミンが大ピンチなジャンを救う為に「右翼側で本当に死に急いでしまった死に急ぎ野郎の仇だ!!」「僕の親友をこいつが踏みつぶしたんだ!!」と叫びます。
これ、後に女型の巨人の正体がアニだと分かってから意味が分かりますが、初見では意味が分からないですよね。
この時に女型の巨人の正体がアニだとアルミンが分かっていたと判明するのは8巻31話、32話ですが、その大伏線と言えるでしょう。
女型の巨人編が終わってからこのシーンを読み返すと「こんな意味の分からないアルミンのセリフを登場させても回収を信じて読者は考察、予想してくれる」という諫山先生の読者への信頼が感じられますよね。
読者側からすればこれだけの伏線がキッチリと回収された事により、グリシャの地下室や「いってらっしゃいエレン」など、1話に仕掛けられた伏線も必ず回収されると信じられるようになったシーンとなりました。
「進撃の巨人」6巻23話のアルミンの死に急ぎ野郎伏線発言は、諫山先生は仕掛けた伏線は必ず回収すると信じられるようになった、印象深い名シーンとなっています。
リヴァイ兵長の「だから…まぁせいぜい…悔いが残らない方を自分で選べ」
リヴァイ兵長の名言。
6巻25話に登場した後に、16巻66話にも登場しています。
ここだけ切り取っても名言とは感じないかもですが、リヴァイ外伝「悔いなき選択」を踏まえて読むとその重さと意味が分かります。
アースも初見では「それほどの名言ではないのでは」と感じましたが、「悔いなき選択」を読んだ後に読み直すと、けっこう心に刺さる名シーンだと感じ直しました。
スピンオフ作品「悔いなき選択」を踏まえて読む意味が変わってくる「リヴァイ兵長の名言シーン」となっています。
アルミンがコゲミンになったシーン

読んで震えた名シーンといえばこれ。
本当に伏線も回収も無くアルミンの「全てを捨てて公の為に戦う」姿に胸を打たれて、本当に涙を流しながら本誌を読んだ記憶があります。
それまでに「アルミン黒幕説」とか「裏アルミン」を考察したことが恥ずかしくなり「ごめんアルミン」と心の中で謝り、本気でアルミンを尊敬したシーンがこれでした。
アニメも良かったですよね!

このアルミンの心打たれるシーンはアニメでもスゴく心を揺さぶられるシーンとなっており、井上麻里奈さんの演技も最高だったのを覚えています。
アルミンの想いが胸アツな衝撃シーン。
アースの心も揺さぶられた、大好きな名シーンとなっています。
ミケ死亡シーン

残酷な作品だとは分かっていたけれど、それを踏まえても衝撃を受けたミケ死亡シーン。
初見時に本当に心が折れ、受けいれるのにけっこう時間がかかりました。
イアン死亡とはまた違った意味で印象深く、単純な残酷さが衝撃でした。
ただこの時の壁内人類の立場、ポジションを明確に表わしているシーンでもありますよね。
ここからこういう「残酷さ」に耐性がついていったような気がします。
「進撃の巨人」の残酷さの象徴的なシーンという意味での名シーンでは、と感じます。
イアン死亡シーン

トロスト区攻防戦編にて登場し、散っていったイアン。
この時のイアンは唯一ミカサの考えを重んじエレンを生かす(活かす)事に命をかける、ただ一人の味方でした。
アースがこれまで読んでいた漫画や小説の常識で言うと「主人公側」の人間であり、「生き残りここから登場し続けるメインキャラになるのかな」とイメージしていました。
なので、ピンチになっても生き残るのだろう、と思いながら読んでいました。
ところが「どうやらここでイアンは死んだ」と分かった時には本当に信じられなく、もの凄い衝撃を受けました!

「進撃の巨人」がそういう作品なのだと、完全に理解したシーンです。
イアンのプロフィール記事でも書いていますがイアンは「残酷な世界を象徴してくれたキャラ」であり、この死亡シーンはアースにとって「進撃の巨人という残酷な世界を教えてくれた名シーン」となっています。
壁の中の巨人登場シーン
今でもたまにフッと思い出す名シーン。
ここからの「生きてる…」はミカサ名シーンのひとつであり、すごく記憶に残っているシーンです。

たまらない緊張感が印象に残っている、衝撃なシーンですよね。
特に女型の巨人アニを捕まえ一段落したタイミングだっただけに、「え!?」ってなるシーンでした。
ひとつ解決したらまた謎が登場する、という進撃の巨人らしい展開でもありますが。
アニメではミカサが絡んでおらず「生きてる…」はカットされましたが、それでもものすごく印象に残っている名シーンです。
「いってらっしゃいエレン」と「138話の長い夢」シーン

6年以上継続したサイトの中で、アースはずっとミカサ・ループ説を唱え続け来ました。
かなり少数派で否定的な人がほとんどでしたが、アースはこの「いってらっしゃい」回収の展開は必ず来ると信じていました。
結果としてループ確定の回収ではありませんでしたが、パラレル・ループとも取れる回収シーンが138話で登場しました。

「いってらっしゃい」だけではなく、1巻13ページと「845」という数字から、13845→138話45ページにて「いってらっしゃいエレン」回収となり、「-13-」伏線が回収されたのではとネット上ではかなり盛り上がっていました。
1話冒頭に登場した伏線が11年以上越しに回収されただけでもスゴく興奮しましたが、また回収のされ方が最高に震える名シーンでしたよね!
エレンとミカサの回収エピソードは「いってらっしゃい」回収を信じた進撃コアファンにはたまらない、涙ナシでは読めない最高な名シーンでした!
初見の時、あまりの衝撃に本誌を読む手が震えたのを覚えています。
1話から最終話1話前である138話で回収された、「進撃の巨人」最大伏線。
その回収シーン自体も、最高な名シーンでした!
1話と138話シーンの意味を考察にて取り上げてもいますので、見て見てください。
進撃の巨人名場面について
今回取り上げた10シーンの名場面以外にも、名場面はいくつもあるでしょう。
もっと言うと「ハンジさんの死亡シーン」とか「リヴァイの『心臓を捧げよ』」のシーンは、間違いなく名場面では、という声もあるでしょう。
実際公式でのベストエピソード選挙では、ハンジ死亡とリヴァイ兵長の「心臓を捧げよ」が登場した132話が1位でした。
たしかにハンジ死亡やリヴァイ兵長の「心臓を捧げよ」シーンは熱かったですし、衝撃でした。
間違いなく名シーンでしょう。
ただアースにとって名シーンというと、どうしても伏線と回収シーンが絡んできます。
ハンジ死亡やサシャ死亡シーンには涙しましたし衝撃的なシーンですが、「進撃の巨人の名シーンか」というと何か違う気もするのです。
やはり「進撃の巨人」の魅力は「伏線回収」になりますし、となると名場面もそこになるのではと思っちゃうんですよね。
そう考えると、88話での「進撃の巨人」というタイトル回収も名シーンですよね!


これもトップ10に入れるべきだったか…(・_・;)
「進撃の巨人」の連載が終わって4ヶ月が過ぎましたが、こうやって振り返ると当時の熱かったリアルタイムな頃を思い出します。
本当に「進撃の巨人」は特別な作品だったなと、終わりを迎えてからより感じています。
ここで取り上げたような進撃の名シーンのような衝撃は、他の作品ではなかなか味わえないなと。
今回記事を書き、より「進撃の巨人の特別さ」が強く感じられました。
こんな素晴らしい衝撃を次はいつ味わえるのか?
とりあえずはアニメファイナルシーズンを待とう、と考えているアースでした!(*^^*)











