サイトが不便とか、マニアックな作品しかないと聞きました。
アニメ自体は好きなので、実際の評判を知りたいです！
日本最大級のアニメショップチェーンである、アニメイト。同社が運営する電子書籍サービスが「アニメイトブックストア」です。
アニメファンを中心にコアな人気を誇るサービスですが「サイトやアプリが不便」「足りない機能が多い」などの悪い評判も見られます。今回はこうしたアニメイトの評判を紹介しつつ「実際のところはどうなのか」を解説していきます。
良い評判やメリットも合わせて紹介していくため、アニメイトが自分に向いているサービスかどうかを判断しやすくなるでしょう。
| 特徴 | アニメ系・同人系に強い電子書籍サービス |
|---|---|
| 会員登録 | 無料 |
| 月額料金 | 無料（単品購入制） |
| 全作品 | 50万冊以上（2020年7月19日時点） |
| おすすめ度 |
（先に公式サイトを見ると、どのようなサービスなのか、雰囲気をつかみやすくなるでしょう）
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アニメイトの電子書籍とは？
まずアニメイトの電子書籍について、概要をまとめると下のようになります。
それぞれのポイントについて解説していきます。
日本最大級のアニメチェーン『アニメイト』のサービス
アニメイトとは、日本最大級のアニメチェーンです。
- アニメグッズ販売では日本国内最大手
- 資本金5000万円、売上650億円
- 47都道府県に店舗を展開している
- 創業は1987年
このように、数字で見ても堂々たる「アニメショップの頂点」です。そして、そのアニメイトが電子書籍を提供しているサービスが「アニメイトブックストア」です。
マイナー作品・同人作品が多数
アニメイトでは、一般的にはマイナーな作品や、同人系の作品が多数あります。たとえば「同人」と検索すると、下の画像のような作品が出ます。
左上に「818件」とあるとおり、同人作品だけで818点揃っているということです。同人は二次創作も多いものですが、アニメイトで販売されているものは、すべて権利者の許可を取った同人作品となっています。
（もともと漫画家さんも「自分が同人出身」というケースが多いため、特にアニメ系・ファンタジー系の作家さんは同人活動への理解が深いわけです）
実店舗とのポイント共有・イベントなどの連携が多い
アニメイトはもともと実店舗が強いサービス＆会社であるため、電子書籍と実店舗の連携も強くなっています。たとえば上のようなフェアやイベントで、実店舗と電子書籍が連動することもしばしばあります。
また、それぞれで共通の「アニメイトポイント」を使う＆貯めることも可能です。このように実店舗との連携が強いという点では、下のhontoに似ている部分もあります。
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アニメイト(電子書籍)の悪い評判・口コミ
アニメイトの電子書籍サービスでは、下のような悪い評判や口コミが見られます。
それぞれの内容が書かれているツイートを紹介し、解説を加えさせていただきます。
サイトやアプリが不便
電子書籍を購入し始めた時便利かなと思ってアニメイトのを使ってたんだけど、くそくそ不便すぎて後悔しまくってる、、、??
— つなまよ (@TNMY_88) April 23, 2020
アニメイトに限らず、電子書籍のサービスではしばしば「不便」という悪い評価が聞かれます。たとえば漫画系のサービスでは、下のRenta!も同じです。
使い勝手については感じ方に個人差があるため、一概にどのサービスが使いやすい・使いにくいとは評価しにくいものです。たとえば、電子書籍で世界最大手のKindleでも「使いにくい」という口コミが多数見られます。
そのように「個人差がある」という点は考慮すべきですが、ツイート主さんのように「アニメイトは使いにくい」と評価する人は少なくありません。たとえば、下のようなツイートも見られます。
ebookjapanじゃなくてアニメイトの電子書籍で買ったら不便なのかなぁ
— 高波なみ (@takanami_nami) December 24, 2014
このツイートの中で書かれているeBookJapanについては、下のページで詳しく解説しています。基本的に、このような「一般向け」の電子書籍サービスの方が、アニメイトよりも使い勝手が良いとされることが多いものです。
アニメイトは実店舗の紙本の方がいい
アニメイトから500円分のクーポン届いて
期限やばいから早速使おうと思ったら
電子書籍限定だった…。
私は電子より紙派なんだ…
誰か使う？その前に誰かにあげられるの？
— けだるげちゃん (@alalalal__b) July 10, 2020
アニメイトは47都道府県に店舗があり、全国のアニメファンのちょっとした「聖地」になっています。そうした「リアルの場」と紙の書籍で培われた文化があるため「紙の本の方がいい」という人は、普通の漫画や書籍が好きな人よりも多く見えます。
ただ、この点については電子書籍のサービスと実店舗が連動するイベントも多いということで、店舗派・紙派の人でもある程度満足しやすいといえるでしょう。
しおり機能や1500円チャージがないのが不便
クーポンあったからアニメイトで電子書籍買ったんだけど、アプリにしおり機能がついてなくて不便極まりないな。起動するたびにトップに戻っちゃうから続きからよめない
— そゆ???♂????♂????♂????♂? (@souyuh69) February 22, 2016
しおり機能は、最近の電子書籍でよくついているものです。この点、一般向けでないアニメイトはまだ遅れている部分があるかもしれません。
アニメイトの電子書籍1500円チャージないの ちょっと不便だな
— 穂子 (@minoruko0022) December 24, 2019
この「1500円チャージがなくて不便」というのは、下のピッコマの口コミでも言われていることです。1100円分買うために、わざわざ2000円チャージしなければならないということですね。
確かにデメリットではありますが、これはアニメイトや電子書籍サービスに限らず「あらゆる企業のサービスで見られること」なので、大目に見る必要があるかもしれません。
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アニメイト(電子書籍)の良い評判・口コミ
アニメイトの電子書籍では、下のように良い評判や口コミが見られます。
それぞれの内容を詳しく解説していきます。
常時20％還元や半額もあるので、実店舗よりいい
昔はアニメイト行って本だけで1万超えたりしてたけど、電子買うようになって今日は一冊だけ…減ったなぁ。
昔は本買うのに金券ショップの96%の図書カード探したりしてたけど電子書籍で半額とか常時20%還元見るようになってやめたなぁ。— ミッキー (@Mikimickey00) July 11, 2020
電子書籍では大幅な割引がしばしば見られます。たとえば、下のFODプレミアムの電子書籍では、漫画の単行本が常時20％還元となっています。
（おそらくツイート主さんが言われているのはこのFODプレミアムのことではないかと思います）
実店舗にないレア同人も電子書籍なら買える
いやね、えっちは週7希望ですっ！
どこのアニメイトにも売ってないし、電子版買おうかなって思ったんだけど、電子書籍買ったことないらどんな感じかわかんないしどうしよっかな…。— 瀬玲奈 (@serena_BLaka) July 15, 2020
アニメイトの店舗を複数回っても売っていないようなレア作品・レア同人でも、電子書籍なら簡単に買えます。絶対に買えるとは限りませんが、一定以上の需要がある作品なら、大抵電子書籍があるものです。
この点は、アニメイトだけでなく他の電子書籍サービスでも評価されています。また、下のように店舗ないかもしれない本を探しにいく時でも「なければ電子書籍で買えばいい」という安心感があるという口コミも見られます。
明日の11時にアニメイト行く。
ただ、万が一特装版を入手できなくても電子書籍で買えば良いというのは絶望感がなくて良い。— 格子（ただし） (@takabard_taka) July 10, 2020
第一希望は紙の本でも「いざとなったら確実に電子書籍で読める」というのは、各作品の熱烈なファンの方にとって、大きなメリットといえるでしょう。
リアル店舗との連携イベントがある
アニメイト樣から来ててびっくりした。初めて当たった。わーい(^o^) pic.twitter.com/hihHaUerus
— 白玉(ウーシャンフェン) (@ak_atsukiran) July 16, 2020
アニメイトはもともとリアル店舗が長年ファンに愛されてきたサービスなので、店舗と連携したイベントも多くあります。上のツイート主さんの口コミは、必ずしも電子書籍経由のものとは限りませんが、こうしたイベントの抽選が、電子書籍の方でもしばしば見られます。
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アニメイト(電子書籍)のデメリット
アニメイトの電子書籍のデメリットを書き出すと、下のようになります。
それぞれ詳しく解説していきます。
一般向け作品は他社サイトの方がいい
アニメイトは実店舗を見かけたことがある人ならわかるでしょうが、いわゆる「アニオタ向け」の店舗・サービスです。秋葉原はもちろん、全国の大都市に店舗があるので「何となく知っている」という人も多いはずです。
そうしたアニメファン向けのサービスなので、一般向けの作品では他社サービスの方が充実しているといえます。たとえば、下のコミックシーモアなどです。
もちろん、一般的な作品を読みたいという人は、最初からアニメイトに興味を持たないでしょう。もともと棲み分けが見事にできているジャンル・会社なので、この点をデメリットと感じる人は特にいないかと思います。
アニメファンでなければ無関係の特典が多い
アニメイトには「ファンなら垂涎もの」の特典が多くあります。逆にいうと、アニメファンでなければあまりありがたみがわからないという特典もあるものです。
これもやはり、そもそも特典の価値がわからない人はアニメイトに興味を持たないということで、やはりデメリットにはならないでしょう。デメリットになるとしたら「アニメイト」という名前で普通のアニメが見放題になったりするサービスだろうかと勘違いした人でしょう。
そのような人がイメージするサービスは、おそらく下のdアニメストアのようなものです。月額400円でアニメが見放題になるサービスなので、一般向けのアニメが好きな人は、ぜひチェックしてみてください。
読み放題サービスがない
アニメイトには、他の電子書籍サービスで見られるような「読み放題」のサービスがありません。たとえば下のBOOKWALKERなら「漫画読み放題・ラノベ読み放題」のサービスがそれぞれあります。
また、雑誌でいえば下のブック放題や、ブックパスなどが読み放題で多数の作品を揃えています。
このように「電子書籍は読み放題が当たり前」という時代になると、アニメイトで読み放題がないことをデメリットと感じる人もいるかもしれません。
ただ、アニメイトはもともと「隠れた名作」を応援するような人が多く集まっている店舗であり、サービスです。そのため、一部の人は読み放題がないことにデメリットを感じるかもしれませんが、全体的には読み放題がなくても問題のないサービスといえるでしょう。
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アニメイト(電子書籍)のメリット
アニメイトの電子書籍には下のようなメリットがあります。
それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
アニメイト電子書籍限定の作品・特典が多数
アニメイトの電子書籍には、このサービス限定の作品や特典があります。限定作品は少なめですが、限定特典は多数あります。
例えば、2020年7月18日時点で、限定特典がある作品を一覧にすると、下のページのようになっています。左上に「994件」とあります（アダルト以外の全ジャンルでカウントしたものです）。
どのような特典かを見てみましょう。たとえば、少年漫画の『GREAT PRETENDER』の特典は下のようなものです。
「電子書籍を買ったら、描き下ろし複製ミニ色紙をプレゼント！」という内容になっています。どのような描き下ろしかは当然企業秘密なので、上の画像のように絵が隠れています。
このような色紙は、ファンの人であればぜひ欲しいところでしょう。こうしたアニメイト限定（特に電子書籍限定）の特典が多いことも大きな魅力といえます。
レア本でも立ち読み（試し読み）ができる
アニメイトでは、アニメファン向けのレアな作品が多くあります。そうしたレアな作品からメジャーな作品まで、立ち読み（試し読み）をできるのがメリットの1つです。
たとえば、この作品はアニメ好きの人々にはメジャーかもしれませんが、『最近雇ったメイドが怪しい』という漫画のオープニングです。↓
あらゆる作品をおおよそ20ページほど読むことができます。これ自体は他の電子書籍サービスでもあるサービスですが、同人系などレアな作品でも試し読みができるというのが、アニメイトならではのメリットといえます。
（なお、他に同人系に強い電子書籍サービスとしては、アダルト系になりますがDMM電子書籍があります）
ポイントを実店舗と共有できる
アニメイトの実店舗を含めた全体のサービスには「アニメイトポイント」という独自のポイントがあります。これは、アニメイトの電子書籍でも利用できます。実店舗と電子書籍でポイントを共有できるということです。
このため、実店舗を日頃使っている人が「たまに電子書籍を使う」というときにも、お得に使えます。その逆もまたしかりです。
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アニメイト(電子書籍)の特徴・詳細
ここでは、アニメイトの電子書籍サービスの特徴を、下の4つの項目に分けて説明します。
以下、それぞれの詳しい説明です。
ジャンル一覧
アニメイトの電子書籍のジャンルは、下のように分かれています。
- 少年青年
- ガールズ
- BL（ボーイズラブ）
- TL（ティーンズラブ）
- その他
その他については、ラノベ・ロマンス・アダルトの3ジャンルに分かれています。他の電子書籍サービスの漫画ジャンルとの違いは「青年誌系」が少ないことです。
例えば『ナニワ金融道』『課長・島耕作』のような作品は、アニメイトではほとんど見られません（そういう系統でないということは、アニメイトを知らない人でも何となくわかるでしょう）。
基本的にファンタジー系に強く、リアル系の作品は少なめということです。もちろん、それがアニメイトの良い点です。
対応デバイス
アニメイトは一般的なデバイスのほとんどに対応しています。パソコンはWindows・Macの公式がサポートしているバージョン、スマホ・タブレットでもiOS・Androidともに対応となっています。
基本的に、他の電子書籍サービスと同様「よほど古いバージョンでなければ、PC・スマホ・タブレットのすべてで使える」と考えてください。
支払方法
アニメイトの支払方法は下のとおりです。
- クレジット決済
- ATM決済
- 携帯キャリア決済
- Yahoo! ウォレット決済
- PayPal(ペイパル)決済
- アニメイトコイン決済
もともとアニメイトの事業はネットと相性がいいので、ネットで使える支払方法の選択肢が、特に多くなっています。通販のアニメイトの決済方法とほぼ同じですが、違いとしては「電子書籍では代引を使えない」という点が挙げられます。
運営会社
アニメイトの電子書籍の運営会社は「株式会社アニメイトブックストア」です。サービス名がそのまま会社名になっていますが、これは親会社のアニメイトの子会社です。
アニメイトの会社概要を書き出すと、下のとおりです。
| 設立 | 昭和62年7月 |
|---|---|
| 資本金 | 5000万円 |
| 年商 | 600億円 |
| 従業員数 | 363名 |
冒頭でも一部触れましたが、このようにアニメショップの業界で堂々の国内最大手となっています。経営基盤は盤石なので、電子書籍の購入についてもサービス停止のリスクが低く、安心といえるでしょう。
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U-NEXTの代用で漫画集めにおすすめのサービス
漫画集めをするなら電子書籍サービス選びは慎重になるべきです。
というのも、電子書籍サービスはサービス間でこれまで購入してきた作品の移し替えができません。
好きな漫画を電子書籍で集める場合、長期的に使っていくのにふさわしいサービスを選ばなければ後悔します。
実際、私は最終的にebookjapanに乗り換えすることになりましたが、最初からebookjapanを使っておけば良かったと思っています。
- 漫画の品揃え
- 無料漫画の豊富さ
- キャンペーンの豊富さ
- アプリ・ブラウザの使いやすさ
- 背表紙本棚での漫画集めの達成感
どれをとってもebookjapanは他の電子書籍サービスと比べて頭ひとつ抜けています。
無料漫画であれば、好きなアプリやサービスを使えばいいですが、漫画集めをするならebookjapanに統一するとはかどりますよ。
詳しくは「ebookjapanの評判＆口コミ」の記事で解説しています。
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