Renta!の評判はなぜ悪い？スマホで不便＆バグが多いなどの悪い口コミを徹底検証！

国内を代表する電子書籍レンタルサービスのRenta!（レンタ）。TLやBLのコミックが好きな女性の間で人気が高く、興味を持っている人もいるでしょう。

しかし「スマホで不便」「バグが多い」などの悪い口コミが多く見られるのも事実です。この記事ではこうした悪い口コミについて、良い口コミと照らし合わせながら、本当のところを説明していきます。

なお、今回は私の友達で、2012年～2019年の7年間で、総額約20万円をRenta!につぎ込んだ人物のリアルな体験談も合わせて紹介します。読んでいただくことで、Renta!が自分に向いているサービスかどうかを、判断しやすくなるでしょう。

特徴	電子書籍のレンタルサービス（電子貸本）
会員登録	無料
月額料金	無料（単品レンタル・購入）
全作品	約11万冊
おすすめ度

（先に公式サイトを見ると、どのようなサービスなのか、さらに雰囲気がわかりやすくなるかと思います）

Renta!（レンタ）とは？

出典：『PとJK』3巻

まず、Renta!がどのようなサービスなのか、概要をまとめると下記のようになります。

それぞれの要点を詳しく解説していきます。

電子書籍のレンタルサービス

Renta!は名前から推測できるように、電子書籍を「レンタルする」サービスです。

このようなときに、購入のサービスよりも便利といえます。

48時間100円・無期限の2種類で借りる

Renta!では、下の2種類のレンタル方法があります。

無期限レンタルは「購入」と同じ意味です。Renta!のサーバー上でしか読めないので、ダウンロードして持ち歩くということはできません（そういう意味で「レンタル」となります）。

48時間のレンタルが続いているうちは、不足分を追加で払うだけで、無期限レンタルに切り替え可能です。そのため、無期限で買うかどうか迷った作品は、まず48時間レンタルをするのがいいでしょう。

漫画・ライトノベル・アダルトコミックが主

Renta!の主要ジャンルは、漫画とライトノベル、アダルトコミックです。特に強いのはアダルトコミックで、女性向け・男性向けの双方が充実しています。

とりわけ女性向けが強く、TL（ティーンズラブ）、BL（ボーイズラブ）の作品数が豊富です。これらのジャンルを読むためにRenta!に登録している女性は多くいます。

Renta!の悪い評判・口コミ

Renta!の悪い評判・口コミは、主に下のようなものがあります。

それぞれの内容を書かれているツイートを紹介させていただきます。

すぐにバグって使えない

Renta使えない
すぐバグるし

— パリピなもちづき (@dish_darling) December 2, 2017

Renta!に限らず、電子書籍のサービスは全体的にバグが多いものです。そもそも書籍のデータ自体が通信量が多く、モバイル環境などでは特にバグが起きやすいためです。

もちろん、ツイート主さんの環境では実際にバグが連発していたと思われますし、ツイートの内容を否定するわけではありません。ただ、バグの類は個人差が大きいということは、意識しておいてください。

（たとえばパソコンでいうと、操作が苦手な人ほど「バグが多い」と不満を漏らします。パソコンに慣れている人なら、まったく同じパソコンを使ってもバグを起こさずに使えるものです）

スマホだと小さすぎる

eBookJapanで購入した文庫は、あまりの不便さに読めず放置したまま数ヶ月。 Rentaでは漫画しか読んでないけど、やっぱりiPhoneでは小さすぎる。iPadほし～。

— keikog (@keigab) May 13, 2010

「Renta!をスマホで読んでいるけど、画面が小さすぎる」という内容です。一応悪い口コミに入りますが、Renta!意外の電子書籍のマンガも、やはりスマホでは小さいものです。

むしろ、Renta!はこの点で逆に有利といえます。スマホに特化した「タテコミ」というジャンルがあるためです。下の画像は、タテコミ作品の1つ『夏休み限定カレシ～初めてはぜんぶ一緒～』のものです。

縦に伸びていて、スマホで読みやすいのがわかるでしょう。LINE系列の会社であるComico（コミコ）も同様の縦読みマンガで人気ですが、Renta!もこの方面で強いサービスといえます。

日頃から「スマホは漫画が読みにくい」と思っている人は、Renta!やコミコで縦読みを経験してみるといいでしょう。

購入しかできない作品もある

Renta!いいなぁと思ったけど、レンタルじゃなくて購入しかできない書籍もあるのね

— えもんかけ (@oka_hoku) August 21, 2018

特に人気の高い作品や、ページ数の多い作品は購入しかできないケースがあります。また、他の理由としては作家さんや出版社の意向でそのようになっている、ということもあります。

その場は少し残念ではありますが、購入でもそれほど高いものではありません。高い作品で500円程度なので、本当に好きな作品であれば、思い切って購入するといいでしょう。

Renta!の良い評判・口コミ

Renta!の評判では、下記のように良い内容も見られます。

ここでは、それぞれの内容を述べているツイートを紹介させていただきます。

宣伝に出てくるBLが全部読みたくなる

ツイッターにプロモーションで出てくるRenta! のマンガ、どれも読みたくなる、特にBLっぽいやつ

— なにもかもおわりーぬ (@owariowariowari) August 24, 2019

BLにしてもTLにしても、やはり好きな人は「全部読みたくなる」ようです。私の友達は男なのでBLはあまり読んでいませんが、下のように気に入ったシリーズはかなり連続で購入しています。

まず『尻フェチなんかに好かれてたまるか』という作品です。

2巻～3巻の間だけ時間が空いていて、後は3～4分で購入しています。時間が空いていたところは、お茶でも飲んでいたんでしょう。

続いて若干過激ですが『男子寮の肉奴隷』という作品。BLに慣れていない人だと過激に見えるかもしれませんが、これは大人しい方だそうです。

というのは、友達が購入してから4年半経過した今でも、販売中止になっていないためです。Renta!で本当に過激な作品は、下の『ツグナワレ』のように、一定期間が経過した後に販売中止になります。

そのため、友達いわく「過激な作品で気に入ったのがあったら、早めに全巻を買っておく方がいい」そうです。このように、BLが好きな人にとってはRenta!は読みたくなる作品の宝庫といえます。

知識として作品を読みたいときに便利

だいたいKindleでいいんだけど、使いやすいかって言われると素直に頷けないから、まだ紙で欲しい。けど、とりあえず知識として読みたい時にRentaは便利やな。作品に金払いたい人間としては、最初からフルプライスで払うよりハードルが低い。

— ココトラさん?? (@_trrrrrrrrr412) July 30, 2018

BLから真面目な話になりましたが、確かに「知識として読みたい」というとき、レンタルという形式は便利です。そして、レンタルという形式は紙の本ではなく電子書籍が主流となります。

紙の本でも、一応図書館はありますがマンガは読めません。マンガは「TSUTAYA DISCAS」などのサービスがありますが、これは郵送のやり取りが面倒です。しかも、費用も高くつきます。

そのため「知識としてマンガを読んでおきたい」というときには、Renta!のような「電子書籍レンタル」のサービスは、最も便利な形態なのです。

同じ作品でもRenta!限定の特典がつく

コミックス発売前はソワソワしてしまう～いつもと同じく電子書籍も同日に配信です～！電子は特典四コマつきです。コミックシーモアさん、Renta!さん、LINEマンガさんでさらに別々の特典がつく感じです！あとで画像でまとめます！

— 榎木りか??次させ⑧7/22 (@rikakarin) December 13, 2019

これは、特に応援している作品や作家さんがいる人にとってのメリットです。

などのそれぞれで別々の特典がつくので、全部コンプリートする楽しみがあります。人によっては「いや、それ騙されてるだろ」と思うかもしれません。

完全に騙されていたら別ですが、そういうビジネスモデルだと理解した上で好きな作家さんを応援するために、確信犯的に乗っかっているなら、まったくOKだといえます。

余談ですが、コミックシーモアについては下の記事で詳しく紹介しています。

【うざい】コミックシーモアの評判が最悪な原因は？「広告不快＆アプリ不便」という口コミが多数！ 国内有数の電子書籍サービスであるコミックシーモア。認知度は高いものの「アプリが不便」などの悪い口コミも多く見られます。 ...

Renta!のデメリット

Renta!のデメリットは主に下の3点です。

それぞれのデメリットについて説明していきます。

スマホでの操作がしにくいという人も

スマホで気軽に漫画読みたいからスマホ画面でかめの出してくれんかね??Renta画面拡大できないねん??
不便

— 犬丸 (@wqY19cURoPzPoLg) June 23, 2020

確かに、Renta!はスマホアプリだと拡大・縮小ができません。パソコンやタブレットで、普通のネットで使うブラウザから、Renta!が用意しているビューワーで見ればできるという形になっています。

タテコミなら拡大しなくても快適に読めますが、タテコミ対応の作品は一部のみなので、この点は今後の改善が待たれます。

ネットにつながっていないと使えない

Renta!はあくまで「ネット上のレンタル」という形式なので、ネットにつながっていなければ使えません。この点はKindleなどとの大きな違いです。

Kindleは、一度端末にダウンロードすれば、ネットにつながっていなくてもその作品を読めます。電源さえ持続すれば、どんな場所でも作品を持ち歩けるわけです（山奥や無人島でも）。

この点は「レンタル」という形式の一長一短のうち、短所になるといえます。ただ「レンタルだからこそ100円という低価格から作品を楽しめる」という部分もあるため、この点についてはレンタルのサービスを歓迎するのであれば、受け入れるべきでしょう。

面白い分依存症になることがある

Renta で漫画434冊も購入していたことにびびった。

— びたみんP@白テニ (@bake_kin) June 15, 2018

上のツイート主さんのように「いつの間にか大量に買っていた」というケースがRenta!ではよく見られます。たとえば、下の画像は私の友達がRenta!のTLコミックにハマっていた頃のものです（クリックで拡大）。

『18禁のつくり方』という作品を、まさに進撃という勢いで買っています。購入した時間を一番下から見ると「51分、54分、57分、59分…」という感じで、見事に2分か3分おきで連続して買っています。

友人がこれまでに買いためた作品は、作品一覧のページ数で22ページです。1ページあたり30作品で、最後のページまでほぼフルで埋まっているので、大体660作品を買ったということです。

まず、下の画像が一番最初に買った2012年7月の履歴です。ちょうど8年前ですね。

最後に買った履歴のページはこちらで、2019年11月になっています。

今のRenta!だと、購入する場合の1冊あたりの値段は200円程度です。しかし、友人が購入していた2012年～2016年は平均すると大体300円になったそうで、660冊だとちょうどほぼ20万円になります。

（なお、Renta!の本棚ページには、期限がまだ残っている作品のみが記録されます。つまり、上の660作品は全部購入したものです）

このように、友人は約20万円をRenta!につぎ込んできたのですが、これを使いすぎと思うか「まだまだ甘い」と思うかは、人それぞれでしょう。何にしても、Renta!は面白い作品が多い分依存症になりやすい、というデメリットは理解しておくべきでしょう。

Renta!のメリット

Renta!のメリットを書き出すと、主に下の3点が挙げられます。

それぞれのメリットについて詳しく説明していきます。

無料で読める作品が多い

Renta!には無料で読める作品が多くあります。実はその作品が一覧になっているコーナーは廃止されてしまいました。

コーナーはないものの、タイトル検索で「誰でも無料」「会員限定無料」などと検索するとヒットするようになっています。無料作品を探しにくくはなったものの、本数自体は依然として多くあります。

毎日スタンプ（ポイント）をもらえる

Renta!はスタンプを毎日もらえます。

上記の4つのスタンプがあり、毎日スタンプページに行くだけで、スタンプ1個をもらえるのです。そして、100個貯めると100ポイント＝100円と交換できます。

インストール不要で簡単に読める

Renta!はアプリやソフトのインストールなしで、簡単に読めます。普段使っているGoogle ChromeやIE、Safariなどでそのまま読めるということです。

また、ビューワーはコマ割りではなく「1ページ全体表示」となっており、拡大縮小なども自由にできるようになっています。

Renta!の特徴・詳細

ここでは、Renta!の特徴や詳細について、下の項目に分けて説明します。

以下、それぞれの詳しい説明です。

作品ジャンル

Renta!の作品を大きなジャンルで分類すると、下記のようになります。

実験的なコミックシアターや絵ノベルなども含め、かなり多くのジャンルがあります。しかし、実際に読まれている作品はほとんどが漫画・ライトノベルです。

料金設定

料金設定は個別の作品によりますが、48時間100円、無期限は200円というのが基本です。作品によっては48時間レンタルが10円や20円ということもあります。

逆に、ページ数の多い作品や人気作などは、無期限レンタル500円などのケースもあります。

対応端末

対応端末は、スマホ・タブレット・パソコンの全てです。パソコンはWindows・Macの両方に対応しています。

アプリは、Android版はなくiPhone・iPad用のみとなっています。しかし、Androidでも通常のブラウザによって快適に閲覧できます。

運営会社

Renta!の運営会社は株式会社パピレスです。同社の会社概要をまとめると、下記のようになります。

設立年月日	1995年3月31日
資本金	4億1446万円
従業員数	連結103名
所在地	東京都千代田区紀尾井町3-12・紀尾井町ビル
上場取引所	東証ジャスダック

創業25年の歴史があり、資本金は4億円、東証JASDAQに上場と、非常に信頼性の高い会社です。運営会社の経営基盤が盤石なので、サービスが突然閉鎖して「買った漫画が無駄になる」というリスクも低いといえます。

10年先はわかりませんが、少なくとも向こう5年ほどは大丈夫といえるでしょう。

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Renta!の代用で漫画集めにおすすめのサービス

漫画集めをするなら電子書籍サービス選びは慎重になるべきです。

というのも、電子書籍サービスはサービス間でこれまで購入してきた作品の移し替えができません。

好きな漫画を電子書籍で集める場合、長期的に使っていくのにふさわしいサービスを選ばなければ後悔します。

実際、私は最終的にebookjapanに乗り換えすることになりましたが、最初からebookjapanを使っておけば良かったと思っています。

どれをとってもebookjapanは他の電子書籍サービスと比べて頭ひとつ抜けています。

無料漫画であれば、好きなアプリやサービスを使えばいいですが、漫画集めをするならebookjapanに統一するとはかどりますよ。

詳しくは「ebookjapanの評判＆口コミ」の記事で解説しています。

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