無料で広告なしというのが、逆に怪しい気がします。
安心できるサイトかどうかを知りたいです！
漫画を無料で読めるサービスとして人気のピッコマ。特に広告なしで無料ということで、多くの人の間で好評を博しています。
しかし「なぜそれでサービスが成り立つのか？」と、逆に怪しいと思う人もいるでしょう。実際、お金を取っていないせいかはわかりませんが「アプリの不具合が多い」などの悪い評判も見られます。
ここでは、これらの評判について実情を解説しつつ、バランスを取るために良い評判も紹介していきます。これらの内容を読むことで、ピッコマが安心できるサービスかどうか、判断しやすくなるでしょう。
| 特徴 | 漫画を無料＆広告なしで読めるサービス |
|---|---|
| 会員登録 | 無料 |
| 月額料金 | 無料 |
| 無料作品 | 7,000作品以冊（20年7月15日時点） |
| おすすめ度 |
（先に公式サイトを見ると、どのようなサービスなのか、雰囲気をつかみやすいかと思います）
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ピッコマとは？
まず、ピッコマがどのようなサービスかの概要をまとめると、下のようになります。
以下、各項目の詳細を説明します。
漫画を無料で読めるサービス
ピッコマは漫画を無料で読めるサービスです。下の画像のとおり、人気の漫画・往年の名作・オリジナルの連載と、さまざまな漫画を読むことができます。
漫画だけでなく小説も読めます。しかし、これは「漫画や映画の原作小説」に限定されており、基本は漫画を読むためのサービスです。
「待てば￥0：1日1話無料で読める
ピッコマの基本となるのは「待てば￥0」のサービスです。これは1日1話無料で読める仕組みです。
たとえば360話の作品なら1日1話ずつで、1年がかりで読破できるということです。時間がかかるものの、長い作品でも最後まで無料で読めるわけですね。
今だけ￥0：タイムセールで無料
「今だけ￥0」はいわゆるタイムセールで、一時的に無料になるものです。たとえば、後で説明する『金色のガッシュ！！』などは、3カ月限定ですべて無料になっています。
このように長い「期間限定」だけでなく、1日だけ・数時間だけなどさまざまな区切りで「今だけ無料」の作品を読めます。
無料でも広告がない
少々驚くかもしれませんが、ピッコマには広告がありません。これは、同じ無料マンガのサービスでも、下のスキマと大きく違う点です。
ピッコマが広告なしで運営できるのは、親会社がアプリで有名なカカオトークだからです。Webサイトやアプリのアクセスを集めることが間接的に収入になるため、直接広告で稼がなくてもいいのです。
（ピッコマで集めたアクセスや知名度を使って、カカオトークなどで稼ぐわけですね）
このような理由で広告がないため、ストレスなく漫画を読めるのがメリットです。
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ピッコマの悪い評判・口コミ
ピッコマの悪い評判や口コミでは、下のような内容が見られます。
それぞれの内容を詳しく解説していきます。
アプリのバグ・障害がたまにある
ピッコマがバグってる… pic.twitter.com/rCDs2vLgCd
— STRB〆空閑@白玉愛好会所属 (@hiraowasi) July 4, 2020
ピッコマは他の電子書籍サービスよりも、アプリのバグにについての口コミがやや多めに見られます。ただ、上のツイート主さんのように、ネタとして楽しんでいる方も多く見えます。
Spotify、ピッコマ、メルカリ…
何回試しても落ちるしアプリ自体
開けんのやが…皆もなってへん？— し?・ろ?・は?・す?/リアル多忙の為低浮上気味 (@ilohas_BD) July 10, 2020
上のツイート主さんが書かれている7月10日のバグについては、ピッコマ以外のメジャーなアプリも落ちていました。書かれているとおりメルカリ・Sportifyなどの主要なアプリが揃って動かなかったのです。
このため、後者についてはピッコマに問題があるわけではありません。むしろ、このトラブルで「メルカリなどと並んで名前が挙がっている」という点で良い評判とすらいえるでしょう。
お気に入り作品の更新日がわからず不便
ピッコマの不便なところはお気に入りが毎週何曜日更新なのかわからないところ
— りすい (@risuiiiiiii) May 28, 2020
ピッコマにはオリジナルの連載作品もあります。そして、連載ということは当然「更新日」があるはずなのですが、それがツイート主さんの言う通りわかりません。
下の画像は、現在連載している『悪党のお父様、私と結婚してください』という人気作品です。
そのトップページの画像ですが、当然ファンが最も見る場所です。連載の更新曜日が決まっているならここに書かれるはずなのですが、書かれていません。
「別にいいじゃん」という人もいるでしょうし、もちろん決まっていなくてもいいでしょう。日本の漫画家の巨匠の先生方も、最近は連載が止まったままの方が多く見えます（冨樫義博先生や、井上雄彦先生など）。
ただ、ファンとしてはやはり「更新される曜日を知りたい」し、決めておいてほしいでしょう。この点は、長年の週刊連載の常識に馴染んだ日本のファンと、韓国の会社の感覚のズレなのかもしれません。
1500円チャージがないので余計な出費がある
初めての課金！！
ピッコマって1500円チャージないの不便やなぁ…
経済ってこうやってまわってくんやなって?? pic.twitter.com/DqTtpcpvM8— imm@ログアウト (@11imm888) June 12, 2020
ピッコマのポイント購入画面は、下のようになっています。
購入できるポイントを一覧にすると、下のような金額です。
300円・600円・1,000円・2,000円・5,000円・10,000円・20,000円
ツイート主さんが書かれているとおり「1,500円」がありません。そのため「1,100円」分購入しようと思ったら、2,000円のポイントを買う必要があるのです。
そして、余った900円のポイントも、きっちり消化するのは難しいのです。最後に100円～200円余らせるか、300円ほどさらにポイントを追加し、最後に読みたいものを買う、というどちらかの方法になるでしょう。
これはピッコマに限らず、あらゆるサービスでよくあることです。ツイート主さんの言うとおり「経済はそれで回っている」のです。
（自分の買い物でどこかの社員さんのノルマが達成され、その人が鬱にならずに済んだと想像すれば、それほどストレスも溜まらないでしょう）
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ピッコマの良い評判・口コミ
ピッコマには下のような良い評判・口コミが見られます。
それぞれ、実際にどのような内容が書かれているのかを、紹介させていただきます。
人気作品でも1日1話ずつ最後まで完読できる
ピッコマなら金色のガッシュ1日1話ずつ約1年かかるけど無料で全話読めてしまうの信じられない、、、??
こういう人気の漫画って最後の方課金しないと読めなくなるの多いのに pic.twitter.com/PNpiUf1qEq— ぽぽ (@machibi7) July 3, 2020
『金色のガッシュ！！』は、読んだことがなくても「タイトルは知っている」という人が多いでしょう。
- 2001年～2008年、サンデー連載の作品
- 小学館漫画賞の受賞作
- アニメ化・TVゲーム化・カードゲーム化もした
上記のような作品です。それが33巻分無料なのですが「このレベルのヒット作で、本当に33巻も無料なのか？」と思うでしょう。
7月から3カ月で終了してしまう企画ですが、少なくとも現時点では最後まで読めます。まず、最初は下のような画面になっています。
そして、最後は下の通りです。
しっかり「待てば0円」と書かれています。323日のタダ読みという壮大なプロジェクトになりますが、本当に無料で読めるわけですね。
（最初の方の内容は、最後には忘れていそうですが）
何にしても、今後もガッシュレベルの作品が登録される可能性があり、その点でも期待できます。
今日からピッコマさんで、金色のガッシュ完全版の\0+券サービスが始まります。(^^)
うまく利用すると、1日に10話読めますよ。（確か）今日から3ヵ月です。ガッシュを読んでいない方で気になってる方は、是非これを機に読んでみてください。 pic.twitter.com/EyAaKAQfXd— 雷句誠 (@raikumakoto) July 8, 2020
なお、ガッシュの作者である雷句誠先生ご本人も、上のようにピッコマとガッシュを宣伝されています。昔と違い、漫画家の先生が「普通にTwitter上にいる」ことに驚く人も多いでしょう。
BL作品が豊富で良い
ピッコマってBL多いし良いよね
— つむぎ (@Tsumugi__7) July 5, 2020
これは漫画のある電子書籍サービス全般でいえることですが、ピッコマにはBL・TLの作品も豊富にあります。BLの作品ページは下のようなイメージです。
BLに強いという点では、下のコミックシーモアもおすすめできます。BLだけでなくTLも強いため、女性はぜひチェックしてみてください。
ダーク系の作品が特に面白い
個人的おすすめピッコマ四天王 pic.twitter.com/mFxpvnU4hP
— わっか (@boombap_ink) July 7, 2020
ピッコマはカテゴリの中にも「裏社会・アングラ」という項目があります。このようなカテゴリが独立しているほど、ダーク系の作品に強いということです。
特に、ツイート主さんがあげられている『ゴミ屋敷とトイプードル』などは、かなり人気があります。興味がある人は、ぜひピッコマのサイトから無料で読んでみて下さい。
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ピッコマのデメリット
ピッコマのデメリットを一覧にすると、下のようになります。
それぞれのデメリットについて、詳しく解説していきます。
有料作品は普通より割高
ピッコマの有料作品は、普通に買うより割高です。例えば進撃は、下のように第1話からすべて「130円」です。
進撃以外の人気作品も大体この値段ですが、これがいかに高いかは、漫画が好きな人ならすぐにわかるでしょう。
- 少年誌の単行本は1巻8～10話
- 仮に9話なら、1冊分で1,170円になる
ということです。定価の大体2倍以上ですね。とんでもない金額です。
そのため、新しい人気作品を読むにはピッコマは適していないのです。
無料で読破できない作品もある
ピッコマは、すべての作品を最後まで無料で読めるわけではありません。進撃は上のように最初から有料です。
また、終盤まで有料の『サラリーマン金太郎』なども、最後の方は有料になります。しかし、大部分を無料で読めると考えたら、それだけでも十分でしょう。
24時間ピッタリ待つのが意外に面倒
「待てば0円」の仕組みは、24時間待つ必要があります。これが意外に難しく、時間がだんだんずれ込んでいくのです。
次に読むのが30時間後、さらに次は32時間後などと遅れていくと、トータルで見ると「1日1話ではなくなっている」ということですね。細かいですが、365日で290話くらいしか読めていない、ということになるのです。
ただ、この点はあまり厳密に考えなくてもいいでしょう（そもそも無料なので）。お金がかかっていない以上、ピッコマの利用で特にデメリットはないといえます。
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ピッコマのメリット
ピッコマのメリットを一覧にすると、下のとおりです。
それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。
縦読み漫画が多くスマホで読みやすい
ピッコマは、スマホでの「縦読み」に特化した漫画が多くアップされています。たとえば、2020年7月時点でランキング1位の作品『俺だけレベルアップな件』は下のようなレイアウトです。
以前から縦読みを知っている人なら驚かないでしょうが、初めて見た人は驚くでしょう。パソコンで見ると「異様に縦に長い」と思うかもしれません。
しかし、スマホだとこれは最適なのです。この5年ほど、縦読みは漫画界で急増しています。
たとえば下の記事で紹介する「めちゃコミック」でも、進撃などの人気作品が縦読み版で登場しています。
また、めちゃコミックやピッコマほど多くはないものの、下のRenta!（レンタ）も、タテコミという名前で縦読み漫画を多く提供しています。
韓国系の会社は縦読みに強い
実は、ピッコマも含めて韓国系のコンテンツ会社は、縦読みの漫画に強いのです。日本で最初に縦読みを普及させたのは下の画像のcomico（コミコ）ですが、ここも韓国系の会社です（LINEの子会社です）。
日本には手塚治虫以来の「コマ割の常識」がありましたが、韓国ではそれがありません。さらに、LINEという世界的「スマホ企業」が登場したことで、漫画もスマホ向けが強くなったんですね。
もちろん、漫画自体の面白さでは、韓国人も他の外国人も認めるほど、日本がダントツでNo.1です。ただ、スマホ向けの「レイアウト」については、韓国系が強いということです。
オリジナル作品も読める
ピッコマではオリジナルの連載作品も多くあります。カテゴリから「独占・先行」を選ぶと、下のように作品を一覧で見られます。
「先行配信」の作品も混ざっているため、このページのすべてがオリジナルではありません。しかし、大体どのようなオリジナル作品があるかのイメージはつかみやすいでしょう。
オリジナル作品だけあって「誰もが知っている作品」というのは、やはりありません。しかし、ピッコマのオリジナル作品は下の点で優れています。
- スマホでの縦読みに適している
- ファンタジー系に強い
- 韓国の作品が多い
特にスマホでの縦読み・韓国系が多いという2点は、他の日本のサービスにはあまりない特徴です。たとえば下の『盗掘王』という作品は、sanji-jiksong（サンジ・ジクソン）とYuns（ユンス）という、韓国人の作家さんが描いています。
見ての通り、世界観やビジュアルが進撃に似ています。進撃好きなら「韓国漫画界の進撃風作品」として、楽しめるかもしれません。余談ですが、主人公がアースにやや似ています（笑）。
国民的名作も無料で読める
ピッコマの「ドラマ化」「映画化」のカテゴリには、特に国民的名作が揃っています。まず、下の『サラリーマン金太郎』です。
続いて『ガラスの仮面』です。
さすがにこれらは最後まで無料ではなく、終盤で有料になります。1話33円程度です。
最後まで無料ではないものの「ほとんど無料」というのは、やはりすごいことといえます（このレベルの作品だと）。
なお、このように往年の名作が無料で読めるサービスとして「スキマ」もあります。『静かなるドン』『サーキットの狼』などの名作が揃っているため、ぜひチェックしてみてください。
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ピッコマの特徴・詳細
ここでは、ピッコマの特徴やスペックを、下のような項目で説明していきます。
以下、それぞれの詳しい説明です。
ジャンル一覧
ピッコマのジャンルをすべて書き出すと、下のようになります。
恋愛、ホラー・ミステリー、ドラマ、ファンタジー、裏社会・アンダーグラウンド、アクション、グルメ、スポーツ、日常、独占・先行、TL、BL、ノベル
最後に「ノベル」があるので、小説も少し読めます。基本的にはスマホの縦読みに対応しているだけあり、若者向けのジャンルが多いといえるでしょう。
対応デバイス
ピッコマの対応デバイスは、以下のような「全端末」です。平均的なバージョンであれば、すべて利用可能です。
| スマートフォン | Android・iPhone |
|---|---|
| タブレット | Android・iPad |
| パソコン | Mac・Windows |
運営会社がカカオトークである以上、デバイス対応については一番の得意分野といってもいいでしょう。
支払方法
ピッコマはポイントを購入するときに支払いがあります。支払方法は下のとおりです。
| クレジットカード | VISA・Master Card・JCB |
|---|---|
| 携帯キャリア決済 | NTT docomo・auかんたん決済・SoftBank |
| 電子マネー | WebMoney・ネットキャッシュ・ビットキャッシュ |
クレジットカードでAMEX・Dinersが使えないという注意点はありますが、基本的は支払方法はすべて揃っているといえるでしょう。
運営会社
ピッコマの運営会社は、株式会社カカオジャパンです。名前で想像がつくかもしれませんが、アプリのカカオトークの運営会社です。
「カカオの会社」といえば、多くの人が信頼するでしょう。韓国系ということで、いわゆる嫌韓の人は抵抗を持つかもしれませんが、企業として強いということは誰もが認めるはずです。
同社の会社概要は、下のようになっています。
| 設立年月 | 2011年7月 |
|---|---|
| 資本金 | 9000万円（2019年3月末時点） |
| 代表者 | 金 在龍 |
| 社員数 | 62名（2019年3月末時点） |
資本金9000万円というのは、1億円にしようと思えばできるけど、節税のためにしていないという状態です。カカオの本社が韓国で、カカオジャパンは「日本支店に近い存在」と考えれば、この規模はかなりのものです。
このように運営会社の経営基盤は非常にハイレベルなので、突然のサービス終了などのリスクも低いといえるでしょう。そのため、有料版の漫画を購入する場合も安心です。
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ピッコマの代用で漫画集めにおすすめのサービス
漫画集めをするなら電子書籍サービス選びは慎重になるべきです。
というのも、電子書籍サービスはサービス間でこれまで購入してきた作品の移し替えができません。
好きな漫画を電子書籍で集める場合、長期的に使っていくのにふさわしいサービスを選ばなければ後悔します。
実際、私は最終的にebookjapanに乗り換えすることになりましたが、最初からebookjapanを使っておけば良かったと思っています。
- 漫画の品揃え
- 無料漫画の豊富さ
- キャンペーンの豊富さ
- アプリ・ブラウザの使いやすさ
- 背表紙本棚での漫画集めの達成感
どれをとってもebookjapanは他の電子書籍サービスと比べて頭ひとつ抜けています。
無料漫画であれば、好きなアプリやサービスを使えばいいですが、漫画集めをするならebookjapanに統一するとはかどりますよ。
詳しくは「ebookjapanの評判＆口コミ」の記事で解説しています。
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