エレンの父親グリシャは、シガンシナ区で流行った病気を治し「街の恩人」と言われています。
以前、グリシャは「故郷」出身者ではないかと結論付けました。
この事を踏まえて検証してみましょう!
◆20年前にグリシャが治した伝染病とは?
グリシャを故郷出身者ではないかと決定付けた考察は、「グリシャ・イエーガーの正体が猿の巨人の真相は?」にて行っていますので、見てみてください!
第1話「二千年後の君へ」にて、ハンネスが「街の恩人のイェーガー先生には頭が上がらねぇんだけど…」と言い、第3話「解散式の夜」にて同じくハンネスは
「オレの家内が流行の病気に罹った…同じ病気で多くの人が死んでいった…」
「ところがある日イェーガー先生がその抗体を持って現れて…」
「みんな助かったんだ」
と言っています。
ここで気になるのは「流行の病気」伝染病の正体です。
この伝染病が巨人化に繋がるような病気だったと考えることは無理があるでしょうか?
ラガコ村の全住民を、獣の巨人が巨人化させた事が分かっています。
この全住民が巨人化するという現象は、ある意味「伝染病」のように見えないでしょうか?
第66話でロッド・レイスが巨人化する際に薬を「飲む」事で巨人化できる事が判明しています。
ということは、ラカゴ村の住民も薬を飲まされて巨人化させられた可能性があります。
例えば井戸の中に巨人化の薬を入れれば可能でしょう。
20年前のシガンシナ区でも同じようなことが起き、巨人化の症状が出たのではないでしょうか?
医者であったグリシャはすぐにそれに気付き「巨人化を防ぐ薬」をすでに開発しており、皆に飲ませ助けたということなのかもしれません。
◆20年前の伝染病は獣の巨人のしわざだった?
もし20年前の伝染病が巨人化の症状ならば、ラカゴ村の全住民巨人化と同じように獣の巨人のしわざである可能性があります。
壁内人類は獣の巨人によって繁殖させられているという説は「獣の巨人の正体を徹底検証!人類は猿の巨人に飼われてる?」にて書きました。
そしてグリシャは獣の巨人に敵対している「故郷出身者」ではないかと思われ、「グリシャ・イエーガーの正体が猿の巨人の真相は?」に書きました。
だとすると20年前に獣の巨人は「故郷」を攻撃するためにシガンシナ区の住民を巨人化しようとしたのかもしれません。
しかしすでにカルラと結婚し壁内人類に愛着があったグリシャはそれを防ぎ、住民を守ったということでしょう。
「故郷」出身者であるグリシャが「巨人化を防ぐ薬」を開発していても、おかしくありません。
そして街の恩人となりエレンが生まれ「その日」まで幸せに暮らしていたのでしょう。
グリシャの謎が明らかになる時に、20年前の「伝染病」の正体も明らかになると思われます!
【追記】
第71話「傍観者」にてグリシャの過去が、かなり明らかになりました!
20年前の伝染病の場面も描かれ、この治療がきっかけで妻カルラと親しい間柄になったようです。
ただ、この伝染病が「巨人化」の症状だったような描写はありませんでした。

グリシャが医者として優秀であり「特別な存在」であり、カルラと仲良くなるきっかけであったということのようです!
考察は外れたようでした(―_―;)







