68話に超超大型巨人を倒し、ヒストリアが女王に即位し、一区切りついた王政編ですが、69話はどのような展開になっているのでしょうか?
伏線も仕掛けられているのでしょうか?
検証してみましょう!
◆第69話「友人」の見どころ!
若きケニーが、ウ―リ巨人の手によって捕まっている場面から始まります。
どうやらレイス家が本物の王家だと付きとめ、真の王であるウ―リを襲った所を返り討ちにあったようです。
ウ―リは兄ロッド・レイスが銃で撃とうとするところを、自分達の情報を売った議員を突き止めるために殺すなと制します。

巨人の力で記憶を操る事が出来るウ―リに、議員の名前を吐かせろとロッドは言いますが、ウ―リは吐かせられないと答え、そこからケニーがアッカーマンの末裔だと推測します。

ナイフを投げ抵抗しますが敵わず、取り乱すケニーは滑稽です(笑)

このように絶体絶命になった経験が無いのでしょう。
ところが、予想に反してウ―リは、ケニーを巨人の手から解放し、逆に土下座をし、これまでのアッカーン一族に対する迫害の歴史を謝ります。

この行為を目の当たりにしたケニーは、ウ―リに降る事を決めます。
そして、ケニーは妹クシェルの元を訪れますが、病気で既に死んでいました。

そこにいたクシェルの忘れ形見であるリヴァイを引き取ります。
リヴァイに生きるための術を教え、その後ケニーはリヴァイの元を去ります。

ケニーとリヴァイの過去は印象的なエピソードとなっていますね!
場面はウ―リと会話をしているケニーのシーンになります。

そこでウ―リの先は長くない事が語られ、ケニーはロッド・レイスの子どもに巨人の力が受け継がれると教えられます。
巨人の力を受け継いだフリーダを見て、「ヤツ」がそこにいる事をケニーは察します。

そこからケニーは、自分のような男でもウ―リが持っていた巨人の力を手に入れれば、ウ―リのような物の見方が出来るようになるのかと考えるようになったとの描写があります。

ここで、なぜケニーがレイス家の巨人の力を知っており、奪おうとしたのかが分かりますね。
一言で言うと「ウ―リと同じ世界を見たかった」と言う事でしょう。
大きな木にもたれさせ、出血しているケニーが描かれています。
そこにリヴァイが訪れます。
もう助からないな、とリヴァイはケニーに言いますが、ケニーは巨人化の注射を出し、これを使えば延命は出来ると答えます。

リヴァイはなぜ使わないと問うと、ケニーは「みんな何かの奴隷だったんだ」と何かを悟り、ウ―リの気持ちも分かると答えます。

そこで、ケニーはアッカーマン一族が初代王に背を向けた理由が、人類の存続を望まなかった事だと答え、自分はリヴァイの母クシェルの兄だ、と答えます。


答えるケニーの顔が何とも言えないですね。
答えを聞いたリヴァイの表情…寂しそうな、複雑な感じを察します。
「俺は人の親にはなれねぇよ」と答え、リヴァイに巨人化の注射を託し、そのまま死亡します。

この一連のシーンはたまらないですね!
正直このようなストーリーを「進撃の巨人」で見られるとは思っていませんでした!
即位式が終わった後、ヒストリアはリーブス会長の遺言である、リヴァイを殴って「悔しかったら殴り返してみろ」をやると息巻いています。

ミカサのニヤッとしている表情に注目!(笑)
それを笑いながら「ありがとうな」というリヴァイで話は終わります。

◆第69話の伏線と「伏線らしき」ポイントまとめ!
第69話の伏線ポイントはこのようになっています。
それではそれぞれ見て行きましょう!
◆ポイントから見る伏線考察!
最新話74話までで、唯一の登場となるウ―リ巨人が登場します。
姿形は一般的な巨人と変わらないですが、本体であるウ―リはうなじに入っておらず、腕から巨人が発生しているように見えます。
そして、巨人と離れる時も、腕からぶちっと切り離しているだけで、体への負担は最小限のように見えます。
かなりの練度を感じさせますね!
エレンも練度が増せば、このようにエレンゲリオンを操れるのでしょうか?
巨人の耳の形は丸で、フリーダ巨人、故郷組と同じようです。
耳の形についての考察は、【進撃の巨人ネタバレ70話考察!獣の巨人とライナー達の関係は?】で行っています!
ウ―リ巨人の登場には、いろいろな伏線を感じさせますね!
ケニーがクシェルを訪ねる場面で幼いリヴァイが登場し、「ただのリヴァイ」と言います。

これを聞いてケニーは「そりゃ、名乗る価値も無いわな」と言い、自らも「ただのケニー」と名乗ります。

ここに、リヴァイが自分の姓を名乗らなかった理由、ケニーの姓を知らなかった理由が明らかになります。
リヴァイは単純に自分の姓を知らず、これらの原因はアッカーマン一族の迫害の歴史の伏線だったのですね!
このシーンは、アッカーマン一族の迫害の歴史があった事実を表す伏線の回収となっています!
「ロッドの娘も人々の愛がどうしたとか平和がどうのこうのとか、似たようなことをほざいている」とウーリもフリーダも言っていたとケニーは言っています。
この「愛だの平和だの」と中央憲兵に向かって言っているのは、どのような場面なのでしょうか?
王が中央憲兵に対し求心力を維持するために洗脳している場面なのだろうとは思いますが、内容が宗教的過ぎますよね。
それに、服装もわざわざそれらしい格好にフリーダもケニー達も着替えています。
ここからの考察は強引ですが、この中央憲兵に説いている教えはウォール教と同じ教えなのではないでしょうか?
つまり、教えを聞いているケニー達中央憲兵の中にウォール教の司祭、ニック司祭のような位の高い信者も同じように聞いていたのではないでしょうか?
となると、ウォール教のトップはレイス家の王となりますね。
という事は、初代王は中央憲兵、ウォール教の両方を牛耳っていたことになります。
王政とウォール教が密接な関係にあったのも、トップが同じ人物だったということで納得できますね!
人々の愛だの平和だのと言うフリーダのシーンは、ウォール教のトップが初代王だったという伏線になってます!
場面は現在に戻り、ケニーは死に際に巨人化注射をリヴァイに託します。

このリヴァイが託された注射には「フツウノキョジン」と書かれていました。

これは、どのような巨人なのでしょう?
エレンゲリオンのような巨人でしょうか?
これは、リヴァイの巨人化注射が使用されれば明らかになりますね!
伏線回収は、それほど遠い先ではないでしょう!
このシーンでエルヴィンはヒストリアが「私が巨人にとどめを刺したことにしてください!」と頼んでくるヒストリアを思い出しながら、「本当に仕留めてしまうとは…」とうっすらと笑いながら思い返しています。

これはヒストリアを傀儡として扱おうとしていたのに、思っていたよりも手強いかもと思っている、悪い黒幕のようにも見えます(笑)
この辺りにも裏エルヴィン説を強くする要素がありますね!
このシーンは、裏エルヴィン説の伏線となっています!
最後に女王になったヒストリアがリヴァイを殴り「殴り返してみろ」と言う、リーブス会長の遺言?を実行します。

その際に104期生は「おお!」とどよめく中、ミカサだけは「ニヤッ」としています。
これは、第22話にてミカサが「いつか私が然るべき報いを…」というリヴァイ兵長に恨みがあるので、「ナイス!ヒストリア!」くらいに思っているからでしょう!(笑)

ミカサのこの評定は第22話での伏線を回収しています!(笑)
69話の半分以上はケニーの話となっており、ケニーの最期が描かれていました!
この話は特別ケニーファンでもない管理人アースですが、素晴らしい回であり、神回ではないかと思っています!
リヴァイ考察としても、かなり重要な回となっています!
そして王政編の締めくくりとなる回でもあります!
色々な意味で重要な回となっていますね!
→ 【進撃の巨人用語集まとめ】
→ 進撃の巨人のネタバレ70話の確定まとめ!
→ 【進撃の巨人ネタバレ68話の考察!「壁の王」の伏線ポイントまとめ!】
→【進撃の巨人の現時点までの未回収となってる伏線まとめ!】













