第62話「罪」ではエレンがグリシャの記憶を思い出し、終わりました。
この第63話では、ロッド・レイスの説明により、さらに多くの事実が明らかになります!
フリーダの存在、フリーダの巨人化、グリシャの巨人化、アッカーマン一族のリミッター解除について…
いろいろな謎が解明されます!
その中にも伏線は仕掛けられているのでしょうか?
検証してみましょう!
◆第63話「鎖」の見どころ!
ヒストリアが、エレンの背中に手を当てたことにより、フリーダについての記憶を思い出す場面から始まります。
ヒストリアは、思い出した記憶のフリーダが腹違いの姉であるとロッド・レイスに教えてもらいます。
続けて、そのフリーダを含めた5人の子どもと妻を5年前に、この場所でエレンの父親グリシャに殺されたとロッド・レイスが語ります。

グリシャは巨人化能力を持っており、フリーダが持っていたレイス家に伝わる「巨人の力」を奪うことが目的であり、フリーダも巨人化して戦ったが、グリシャに捕食されたと説明します。

この事実は衝撃でした!!
そしてエルヴィンはピクシス司令からレイス家には記憶改竄能力あり、父親の仮説が正しかったと聞きます!

エルヴィンはエレンとヒストリアのいるレイス家の礼拝堂を目指します!

場面はリヴァイ班に移り、リヴァイがミカサにケニーの姓であるアッカーマンについてリヴァイが指摘しています。

そこで、ミカサがアッカーマン一族について父親から聞いた話をします。

その話を聞き、リヴァイはミカサにリミッター解除の経験について聞き、ミカサはあると答えます。

その経験がケニーにもあり、自分にもあったとリヴァイは語ります。

読者は既に知っていますが、リヴァイが自分がアッカーマン一族であることを自覚する瞬間ですね!
場面はエレンとヒストリアがいる礼拝堂地下に戻ります。

ロッド・レイスが巨人化注射を用意し、それを見たエレンがヒストリアを巨人化させる気だと気付き、もがいている場面で終わります。
◆第63話の伏線と「伏線らしき」ポイントまとめ!
第63話の伏線ポイントはこのようになっています。
それではそれぞれ見て行きましょう!
◆ポイントから見る伏線考察!
今回の伏線ポイントは多いですね!
まず、冒頭のヒストリアが思い出した記憶の中でフリーダが読んでいる本のタイトルを見てみてください。

「源氏物語」でしょうか?
この「進撃の巨人」の世界の文字は、全てカタカナ表記で逆さまになっています。
それは第38話で、ライナーが読めなかった文字でも形はカタカナでした。

漢字だとしたら、この本はどこの世界の本なのでしょう?
そしてレイス家には、漢字の本が保存されているのでしょうか?
この伏線が回収される時はいつになるのでしょうか?(・_・;)
どのような意味の伏線なのかは分かりませんが、謎は深まるばかりです…(―_―;)
第1話で「二つ上の街に診療だ」と言って出掛けたグリシャが、ここでこのような往診をしていた事が分かりました(笑)
第1話の「二つ上の街に診療だ」の伏線が回収されていますね!
かなり長いロングパスでした!
ただ、グリシャがなぜこのようなことをしたのか、どのようにして、この礼拝堂の地下に、このような場所があることを知ったのかは謎ですね。
そのグリシャ巨人に倒されたフリーダですが、ロッド・レイス曰く、本来は「巨人の頂点に立つ力」を持っていたようです。
これはどのような力でしょうか?
無知性巨人に対しての「叫びの力」のように知性巨人すらも操ってしまう力でしょうか?
となると、壁の中の巨人も、もしかしたら知性巨人なのかもしれないなと思う管理人アースです!
想像すると怖いですね…
知性巨人でありながら叫びの力で100年以上壁の中で眠らされているとしたら…(泣)
未だどのような力なのかは謎ですが、レイス家の巨人の力には「巨人の頂点に立つ力」が存在するという伏線がここで仕掛けられています!
これはかなり酷いですが、ザックレーの本性が分かりましたね(―_―;)
ある意味リヴァイとハンジが中央憲兵サネスにした拷問クラスに匹敵する酷さです!
その後、ピクシス司令から、レイス家は人類の記憶を都合よく改竄出来ると王政幹部から聞き出したとエルヴィンに伝えられます。

これによりエルヴィンは夢であった「父親の仮説の証明」が達成できました!
しかし、全く喜んでいません。
なぜでしょうか?
おそらく55話の時点まではエルヴィンの夢は「父親の仮説の証明」だったのでしょう。
しかし、その後に革命を計画、実行していく中で夢が変わっていったのではないでしょうか?
つまり、55話での夢と62話でのエルヴィンの夢は変わっていた可能性があります。
62話の時点では「父親の仮説の証明」だけではなく、「人類の未来」くらいに変わっているのではないでしょうか?
それとも巨人化か…(笑)
「父親の仮説の証明」が達成されても喜んでいないエルヴィンは「夢が変わった」伏線となっています!
エルヴィンとの会話の中でピクシス司令は「いつか人は争いをやめるとか誰かが歌っておったが…」と言っています。

これは第12話「偶像」でピクシス司令がエレンに言った「もし人類以外の強大な敵が現れたら人類は一丸となり争い事をやめるだろと…」と同じで、人類が壁に追い込まれる前の話ではないでしょうか?

となるピクシス司令には、やはり失われた人類の記憶が残っているということでしょうか?
ということは、これまでのピクシス司令はエルヴィンの「父親の仮説」が正しかったことも知っていて、全て惚けていたことになりますね!
このピクシス司令に失われた人類の記憶が残っている可能性があるという伏線は見逃せません!
裏ピクシスの可能性は頭の中に残しておきましょう!(笑)
そしてとうとうアッカーマン一族のリミッター解除についての話が登場します!

読者は既にリヴァイがアッカーマン姓であることは知っています。
なので、ここでリヴァイ自身が自分もアッカーマン姓であると気付くことで読者が驚くことはありあませんが、問題なのはここでアッカーマン一族の戦闘力が高いのはミカサが第6話で経験しているように、アッカーマン一族には「リミッター解除」の特性があるということです!
これには驚きました!
管理人アースは、56話でのケニーの会話から、リヴァイの姓がアッカーマンであると判明した時に「作者の後付けだな」と思いました。
ネット上でもそのように噂されており、当時は多数派の意見だったと思います。
ただ、作者の中では、もともとリヴァイがアッカーマン姓だと設定していたと思われる所もあります。
リヴァイの姓がここまで判明していなかった事、そして今回のアッカーマン一族にはリミッター解除が起こるという設定は、第6話でミカサのリミッター解除シーンが大きく割かれていることから、あの時点で設定していたのかもしれないと思わせられます。
管理人アースも56話では後付けだと判断しましたが、今回のアッカーマン一族のリミッター解除の話を見て、作者は初めからリヴァイとミカサは親戚であり、アッカーマン姓であると決めていたのかもしれないと思いました!
作者の伏線の貼り方、物語の構築力には、本当に驚かされるばかりです!!
今回のアッカーマン一族のリミッター解除の話は、第6話でミカサのリミッター解除のシーンが大きく割かれ、リヴァイの姓が判明していなかった伏線が回収されています!
そしてロッド・レイスがヒストリアに射つための巨人化注射を取り出します。

この注射には「サイキョウノキョジン」と書かれているのが分かります。

65話でロッド・レイスが、「最も戦いに向いた巨人を選んだ」と説明がありますが、作者の細かい伏線の貼り方が分かりますね(笑)
今回も多くの大きい伏線や、伏線回収がありました!
ここ数話は、ロッド・レイスからの大きな伏線回収が多いですね!
次回も物語を楽しみながら伏線を読み取りましょう!
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