進撃の巨人

進撃の巨人ネタバレ考察!奇行種の正体を種類別に比較して考察!

「第87話「境界線」を踏まえ、奇行種の正体を考察!」を追加し、更新しました!

無知性巨人には通常種の巨人と奇行種の巨人とに種類が分けられます。

その違いはどこから生まれるのでしょうか?

リヴァイ兵長が使用するであろう「フツウノキョジン」の巨人化注射では、通常種の巨人と奇行種の巨人との、どちらの巨人に巨人化するのでしょうか?

検証してみましょう!

◆無知性巨人の通常種と奇行種の違いとは?

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「進撃の巨人」第22話「長距離索敵陣形」より

まず、無知性巨人の通常種と奇行種の違いについて書きます。

通常種の巨人とは?

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「進撃の巨人」第35話「獣の巨人」より

通常種の巨人とは近くにいる人間に反応し捕食しようとする巨人の事を指します

エルヴィンが考案した長距離索敵陣形は、この通常種の巨人と戦わずに進行していくことを踏まえて考案されています。

奇行種の巨人とは?

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「進撃の巨人」第46話「開口」より

通常種の巨人のようには、近くにいる人間に反応して行動しません

そのため行動が予測できないため、出来るだけ戦わない方針である長距離索敵陣形においても戦闘をするしかないとされています。

◆第22話「長距離索敵陣形」より通常種と奇行種を考察!

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「進撃の巨人」第22話「長距離索敵陣形」より

通常種と奇行種の違いについて分かりやすい場面が第22話「長距離索敵陣形」にあります。

サシャを追いかけている通常種の巨人は近くで二人いる方へ方向転換しています。
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「進撃の巨人」第22話「長距離索敵陣形」より

さらに二手に別れた場合、近い方の隊員の方を選んで追いかけています。
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「進撃の巨人」第22話「長距離索敵陣形」より

他サイトでこの巨人を四つん這いで走る事から奇行種であると分類しているサイトがありましたが、そういう事ではなく、近くにいる人間に向かって捕食しようと行動する巨人は通常種になります。

通常種と判断しているのでサシャは赤い信煙弾を上げようとしています。

ちなみに奇行種の場合は黒の信煙弾を上げるはずです。

その後、アルミンの近くに登場した奇行種は近くにいる隊員にも反応せず、ただ走り続けています。
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「進撃の巨人」第22話「長距離索敵陣形」より

このように近くにいる人間に反応しない奇行種は行動が予測できないので、やっかいであるとされています。

では、どのような違いから通常種と奇行種ができるのでしょうか?

現在でもこの理由は明らかになっていませんが、ここで考察してみましょう!

◆通常種と奇行種が生まれる理由を考察!

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「進撃の巨人」第62話「鎖」より

無知性巨人が生まれる理由は、ある程度明らかになっています。

第62話「罪」にてエレンが思い出したグリシャの記憶から、巨人化の注射により巨人化するエレンが描写されており、巨人化が巨人化の薬によって起きることが明らかになっています。
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「進撃の巨人」第62話「罪」より

第64話「歓迎会」ではフリーダが巨人化の注射により巨人化するシーンが描写されています。
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「進撃の巨人」第64話「歓迎会」より

さらに第66話「願い」にてロッド・レイスが巨人化の薬を舐め、超超大型巨人に巨人化するシーンが描かれています。
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「進撃の巨人」第66話「願い」より

そして全ての巨人化に言えることは、巨人化の薬により巨人化した後は無知性巨人であることです。

エレン、フリーダの巨人化が起きた直後に、目の前にいる巨人化能力者であるグリシャ、ウーリを捕食し人間に戻っています。

これらの「目の前にいる人間を捕食する」という行為が通常種の無知性巨人であることを表しています。

ただ、巨人化したロッド・レイスは目の前にいる人間に反応せず、多くの人間がいる場所を目指す「奇行種」であると第67話でハンジより説明があり、奇行種であったようです。
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「進撃の巨人」第67話「オルブド区外壁」より

無知性巨人であったことは間違いありませんが、奇行種であったために、目の前の人間を捕食せず、そのまま調査兵団によりロッド・レイス巨人は倒されることになりました。

通常種の無知性巨人化したエレン、フリーダと奇行種の無知性巨人化したロッド・レイスの差はどこから生まれたのでしょうか?

◆ロッド・レイスの巨人化から考察!奇行種の誕生の仕方とは?

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「進撃の巨人」第67話「オルブド区外壁」より

ロッド・レイスが巨人化した「超超大型巨人」が奇行種であったことが67話のハンジにより明らかになっています。

なぜロッド・レイス巨人は奇行種になったのでしょうか?

その原因を考察してみましょう!

ロッド・レイスが首を負傷していたため!

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「進撃の巨人」第66話「願い」より

第66話にてロッド・レイスは巨人化する前にヒストリアに投げられ、首を負傷したような描写があります。

巨人化には脊髄液が関係しているようなので、首の負傷が脊髄に関係していたとしたら奇行種になる理由になるかもしれませんね。

それにロッド・レイスが巨人化した超超大型巨人は自立歩行の出来ない不完全な巨人でした。

この理由も負傷した首が原因だとも考えられます。

ただ、これまでにも数多くの奇行種が登場しているため、それらの奇行種が全て巨人化する時に脊髄を負傷しているとは思えないので、奇行種になった理由としては、ちょっとあり得ないと思われます。

ロッド・レイスの年齢が高かったため!

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「進撃の巨人」第65話「夢と呪い」より

第65話「夢と呪い」にてロッド・レイスは「まだ…話ししてないことがある…」「私が…巨人になるわけにはいかないんだ…」「理由がある…」と言っています。

この「巨人になるわけにはいかない理由」は未だ明らかになっていませんが、管理人アースは「ロッド・レイスの年齢」だと考えています。

エレンをはじめ、ライナー、ベルトルト、アニ、ユミルが巨人化能力を得たのは全て10代か10代以下の年齢でした。

おそらく巨人化能力を得るには若い年齢でなければならないのでしょう。

巨人化能力は治癒能力の暴走であり、激しい細胞分裂を必要とするはずです。

【巨人化する注射の中身を考察!巨人になれる能力は脊髄液?】そのような考察をしています!

なので、ロッド・レイスくらいの年齢だと巨人化能力を得ると何らかの障害が起きる可能性があり、「巨人になるわけにはいかない」と言ったのではないでしょうか?

しかし止むを得ず巨人化の薬を飲み、巨人化したロッド・レイスは自立出来ない不完全な巨人になり、奇行種となったのだと思われます!

巨人化の薬を注射ではなく経口摂取したため!

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「進撃の巨人」第66話「願い」より

ロッド・レイスは注射ではなく、薬を飲んで巨人化しました。

これまで明らかになった無知性巨人化するシーンで経口摂取というのはロッド・レイスのみです。

第66話でエレンが「ヨロイ」の巨人化の薬を飲んで巨人化しましたが、もともと巨人化能力を持っていたので省きます。

経口摂取だったために通常種ではなく奇行種になったのかもしれません。

ただ、これは予想ですが、獣の巨人に無知性巨人化されたラカゴ村の住民も、この巨人化の薬を獣の巨人の正体の男に飲まされ巨人化したのだと管理人アースは考えています。

例えば井戸に薬を入れ、村民全員に薬を飲ませ、巨人化させたのではないでしょうか?

それならば可能だと思われます。

しかし、このラカゴ村住民の巨人は奇行種ではなく通常種でした。

獣の巨人に操られていたのでしょうが、近くにいる団員を捕食しようとしていました。

となると、経口摂取でも通常種になるということになります。

考察の上に重ねた考察結果ですが、経口摂取でも通常種になる可能性は高いと思われるので、経口摂取が奇行種の理由は違うと思われます。

巨人化の薬の飲んだ量が少なかったため!

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「進撃の巨人」第66話「願い」より

第66話でロッド・レイスが飲んだ巨人化の薬はヒストリアに投げつけられ容器が割れ、かなりの量が蒸発していました。

つまり、ロッドが飲んだ量はかなり少量でした。

そこからロッド・レイスの超超大型巨人が奇行種になったのは摂取した巨人化の薬の量が少なかったからと考察出来ます。

ロッド・レイスの巨人化から奇行種になる理由で可能性があるのは、「年齢が高かったから」「摂取した薬の量が少なかったから」の二点が考えられます!

◆これまでに登場した他の奇行種から考察!

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「進撃の巨人」第22話「長距離索敵陣形」より

冒頭の考察でも登場した第22話「長距離索敵陣形」での奇行種から考察しましょう。

この奇行種の巨人がここに登場したのは偶然でしょうか?

この奇行種が倒された直後、女型の巨人アニが登場しています。
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「進撃の巨人」第22話「長距離索敵陣形」より

もしかしたら、この奇行種はアニの叫びの力によって操られ、アニが目指す方向へ走らされていたのかもしれません。

ちなみに女型の巨人が叫びの力を発揮した第27話「エルヴィン・スミス」では大量の巨人を一度に操り自身の所へ走らせています。

その場面を見たコニーは「こいつら全部奇行種だったのかよ!?」と言っています。
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「進撃の巨人」第27話「エルヴィン・スミス」より

ということは奇行種とは叫びの力によって操られている通常種である可能性があるということです!

つまり作中で登場する奇行種は「叫びの力」によって何かしらの命令を受け、操られている通常種ではないのでしょうか?

この可能性は大きいと思われます!

ただ、66話でのロッド・レイス巨人「叫びの力」によって操られている可能性は無いので、全ての奇行種が「叫びの力」で操られているということではないのでしょう。

◆奇行種が生まれる理由とは!?今回の考察の結果は?

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「進撃の巨人」第67話「オルブド区外壁」より

これまでの考察結果から奇行種は巨人化する際に「年齢が高かったから」「摂取した薬の量が少なかったから」「叫びの力によって操られた通常種」であるという結果になりました!

この理由のどれかであるか、全てある可能性もあります!

答え合わせは今後の物語の展開で出来るでしょう!

もしかしたら、リヴァイの巨人化注射で誕生する巨人で判明するかもしれませんね!(・・;)

◆第87話「境界線」を踏まえ、奇行種の正体を考察!

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「進撃の巨人」第63話「鎖」より

ここまでは2年前の10月に考察した記事となっています。

この時の考察では奇行種の正体は「年齢が高かったから」「摂取した薬の量が少なかったから」「叫びの力によって操られた通常種」「脊髄が損傷していたため」と考察していましたが、現在では話が95話まで進んでおり、新たな事実も分かってきています。

今一度考察し直すと、どうでしょうか?

現在では、クルーガーやグリシャが巨人化能力者であり、この二人がおそらくは目の前にいたであろう巨人化能力者を捕食している事から、通常種で巨人化できたのだろうと予測できます。

ここから、奇行種誕生の理由には「年齢が高かったから」は無いのではと考察できますよね!

そして次の「摂取した薬の量が少なかったから」は、第87話「境界線」で、グロス曹長が「巨人のサイズを調整できる」という意味のセリフを言っています。
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「進撃の巨人」第87話「境界線」より

ここから、おそらくは「巨人化注射液の量」にて、巨人のサイズが調整できると予想できますよね!

ということは、巨人化注射液の量が少なくても、少ないなりのサイズの巨人になるのではと考察できます。

ここで、ふみすけ(´・ω・`) さんから面白いTweetを紹介したいと思います。

巨人のサイズの調整が注射液の量ではなく「濃度」ではという考察ですね。

これ、「量」と思い込んでいた管理人アースは意表を突かれ「なるほど!」と驚きました!

ふみすけ(´・ω・`) さん!

面白い考察をありがとうございます!

ただ管理人アースは、やはり量かなと考えています。

グロス曹長は、この場面で注射液を「調整」しており、液を薄めている場面はありません。

なので、注射液を薄めてはいないのかな、と思いました。

ただこの後にグロス曹長は注射液を瓶から注射へ移す際に、「量を調整」している可能性は十分あります。
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「進撃の巨人」第87話「境界線」より

というか、この絵はしていそうですよね!

ここから、注射液の量では「巨人のサイズの調整が可能」である事が分かり逆に「巨人化注射の量で奇行種になる」という可能性は低いかなと考察できます!

次は「叫びの力によって操られた通常種」を考察してみましょう。

奇行種が95話にて明らかとなった女型の巨人の「無垢の巨人を引き寄せる力」やジークの「叫びの力」により操られていたために通常種とは違う動きをしていたのでは、という考察ですね。

この可能性は十分にありますよね!

まずは、巨大樹の森にて女型の巨人を捕食するためにジャンやアルミン、コニー達調査兵を無視して突っ込んでいった巨人達は、女型には無垢の巨人を呼び寄せる力が確定しているので、女型の「叫びの力」で奇行種的な行動をしたと言えます。
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「進撃の巨人」第27話「エルヴィン・スミス」より

そしてジーク@獣の巨人の叫びの力では無垢の巨人を操る事ができるので、その行動は奇行種的な行動となります。

ただ2年前に行った考察の通り、全ての奇行種が叫びの力で操られているとは言えないでしょう。

例えば第4話でトーマスを捕食した巨人は奇行種と言われていましたが、この巨人は女型の巨人にも獣の巨人にも操られてはいなかったはずです。
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「進撃の巨人」第4話「初陣」より

もしかしたら女型の巨人に「呼び寄せられて」トロスト区に来たのかもしれませんが、トーマスを捕食する際の行動は女型の巨人に操られていた訳ではないと思われます。

ここから「叫びの力で操られていない奇行種」が存在することが分かりますね!

さて、それでは最後の「脊髄が損傷していたため」を考察してみましょう!

これは奇行種であったロッド・レイス巨人が巨人化する際に脊髄辺りを損傷していたために生まれた考察であり、2年前の記事でも考察でもしていましたが、「数多く登場している奇行種が全て巨人化する時に脊髄を負傷しているとは思えないので、奇行種になった理由としては、ちょっとあり得ないと思われます。」と否定的な結論を出していました。

ただ、87話にて明らかとなった無垢の巨人の誕生場面は堤防の上であり、巨人化注射をされた後にそこから落とされていました。
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「進撃の巨人」第87話「境界線」より

クルーガー曰く、この堤防下は砂丘であり「簡単には死なない」と言っていました。

つまり、「簡単には死なないが、大怪我をする可能性がある」とも言えますよね。

そして、この時グロスに蹴られ堤防下に落ちたダイナは砂丘にドオっと落ちてから巨人化していました。
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「進撃の巨人」第87話「境界線」より

もしこの時に打ちどころが悪く脊髄を損傷したら奇行種に…という展開はありそうですよね!

ちなみに、Tweetにて最澄さんが同じ考察をされており、すぐに「同意見です」と返信しました。

この奇行種については本当に多くの返信をいただきましたが、深海魚さんの考察が印象に残っています。

この考察だと奇行種は「用途の違う通常種」という事になりますね!

これは面白い考察で、素晴らしい発想の転換だなと感じました!

深海魚さん!

面白い考察をありがとうございました!

そして今回の記事作成に辺り募った奇行種への投票に本当に多くの方が投票&意見をくださり、ありがとうございました!

ここまで「薬の量」「脊髄の損傷」が拮抗するとは思っておらず、面白く結果を見させてもらいました!

ただ、ギリギリですが自分と同じ考えの「脊髄の損傷」がトップのようで、ちょっと安心しました(笑)

みなさん、本当にありがとうございました!

さて、ここまで考えた抜いた考察ですが作品内で果たして回収されるのか?

もし回収されるのであれば、どのような形で回収されるのか?

非常に楽しみですよ!\(^o^)/

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