伏線の検証

【進撃の巨人】ネタバレ124話考察!ナイル、ピクシス無垢巨人が制御されていない真相を検証!

123話ではエレンの目的が明らかとなり、それまでにも大きな伏線が回収される展開となっていました。

124話では、より細かい様々な伏線回収が動き出したと感じられる展開となっていましたが、そんな展開の中でもさらに新たな謎が登場していました。

ジークの脊髄液で誕生した無垢の巨人が、コントロールされていなかった事です。

これまでジークの命令通りマーレ兵を捕食していた無垢の巨人でしたが、なぜコントロールされていなかったのでしょうか?

さらにエレンもコントロールができると思われるのですが、なぜ調査兵団まで狙われていたのか?

そこには、どのような理由が隠されているのでしょうか?

検証してみましょう!

◆ジーク巨人が制御されていなかった理由を検証!

02

「進撃の巨人」第2巻表紙より

ジークの脊髄入りワインを口にし119話のジークの叫びにより無垢の巨人となった兵士達でしたが、これまではジークの命令通りにマーレ兵を相手に捕食していました。

しかし124話での無垢の巨人達にはジークのコントロールが全く感じられず、近くにいる人間、集まっている人間を捕食しようと兵団支部塔を襲っていました。

ナイル巨人がカヤを襲ったり、ピクシス巨人が兵士を襲おうとしていましたよね!

これは無垢の巨人の本来の習性によるものであり、ジークの制御が全く機能していないことを表しています。

この様子を見たイェレナも「どうして…ジークは巨人を制していないの…?」と、珍しく女性言葉で疑問を口にしていました。

なぜジークの制御が失くなっているのか?

これはジークの現在の状況が「それどこではない」、という事を表していると考えられます。

信じていた、信じようとしていたエレンに裏切られ、始祖ユミルにもフラレ、目の前まで来ていた安楽死計画の夢が破れ、しかも地鳴らしが起きてしまった…

完全にジークはダウン状態でしょう!

そしてジークはエレンから最も近い場所で寝転んでいました。

エレノサウルス化したエレンの下敷きになっている可能性もありますよね!

精神的にも肉体的にもジークは追い込まれており、無垢の巨人を制御するどころではない、ということだと思われます。

では、もう一人巨人を操れるであろう、エレンはなぜコントロールしないのでしょうか?

鎧の巨人の硬質化を解き、アニの水晶体をも溶いたエレンだったら、無垢の巨人を操ることくらい簡単なように感じますよね?

これについてはけっこう多くのコメントをいただいており、フォロワのみなさんにとっても大きな疑問なのだろうと感じました。

いくつかコメントを紹介しましょう!

きこりさんからは

無垢の巨人大暴れしていた今回ですがエレンがコントロールできないとはとても思えません。
やはり島内勢力によって悪魔となった自分を討たせて世界平和にするのがエレンの目的でしょうか?
それだとミサカ達への態度も納得できます。

とのコメントをいただいております。

エレンは無垢の巨人をコントロールできるけれど悪者になるためにワザとコントロールしていない、という考察ですね。

パラディ島を守るためと明言しているエレンですが、実際の真意が世界平和だという可能性は未だ残っていると思われます。

となると、この予想はあるかもですよね!

いっぽう恥垢種さんからは

エレンがジーク巨人は制御できないのか、という話。まあ、それだけではなく、始祖の力がどこまでなのか?という話ですね。ガビは巨人も人に戻せるだろう、と語るし、ホント、どこまでなんでしょう?逆に始祖なら、脊髄液なしでも、巨人化させられるのか?少なくとも、硬質化は簡単に解かれましたしね。

このコメントは深いですよね。

始祖の巨人の力とは、実際どこまでの力なのか?

16巻でロッド・レイスは「始祖の巨人は全ての巨人の頂点に立つ」「継承者は神」と語っており、コメントでもまさに無敵な存在だと語られる事が多いです。

管理人アースもそう考えてますが、実際に現在のエレンは無敵な状態なのでしょうか?

もしかしたら、そうでもないのでは?とも感じています。

ここから、現在のエレンの状態を考察してみましょう!

◆エレノサウルス=始祖の巨人なのか検証!

2019-11-08_064031

壁の巨人の硬質化を解き地鳴らしを発動したエレン。

さらにエレン放送を行い、全てのユミルの民に自身の目的を明言していました。

一見、始祖の巨人の能力を完全に手に入れたように見えますが、実際どうなのでしょうか?

始祖の巨人の能力は9つの巨人のひとつである「始祖の巨人」を「王家血統者」が継承することにより発動できます。

エレンは始祖の巨人を継承していますが、王家血統者ではありません。

その血統に関しては、122話最終話にて始祖ユミルに協力を求め、呼びかける事によりクリアしたと考えられます。

つまり、エレンの呼びかけにより王家血統者の命令に従う「隷属」「支配」から始祖ユミルが解放されたのだと読めるのです。

そう考えると、世界を平らにする地鳴らしは、始祖ユミルの意志でエレンに協力しているのだろうと察せられます。

「硬質化を解く」「地鳴らしを起こす」事について、始祖ユミルはエレンの願いを聞いて叶えているのだと考えられます。

つまり、エレンの意志で始祖の巨人を発動しているというよりも、始祖ユミルがエレンに協力して発動している、と管理人アースは考えます。

となると、「ジーク巨人にパラディ島兵士を襲わせない」とか「巨人化した人を人間に戻す」とエレンが願ったとしても、始祖ユミルが協力しなければ出来ないのでは、とも予想できます。

始祖ユミルはジーク巨人を操る事が可能だと、管理人アースは考えます。

もしかしたら、無垢の巨人を人間に戻す事もできるかもしれません。

しかし、解放された始祖ユミルには自分の意志があると思います。

支配や隷属から解放された以上、自分の意志も復活しているでしょう。

そうなると、「地鳴らしには協力するけれど、島内の兵士や無垢の巨人にはタッチしたくない」「王家血統が生み出した巨人には関わりたくない」という気持ちを持っていたら、エレンが望んでも叶わないでしょう。

管理人アースはこのような理由でジークの巨人が制御されていないのでは、と考えています!

今回の考察で

「ジークの巨人が制御されていないのは、ジークが精神的肉体的に追い込まれており余裕が無い」
「エレンの始祖の巨人は始祖ユミルが協力することで発動し、ジーク巨人が制御されていないのは始祖ユミルが協力していないから」

だと考察できました!

さてさて、エレノサウルス化したエレンと始祖ユミルがどのようなやり取りをしているのか?

妄想が膨らみますよ!\(^o^)/

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POSTED COMMENT

  1. x より:

    制御されない無垢巨人たちは
    ストーリー上
    復活したアニが使う目的で
    残されているのかも

    どう使うのか・・

    ちょっと想像できないけれど

    • 管理人アース より:

      おそらく全て駆逐されたのかなとも感じますが、もしかしたら生き残りがいるかもですね。

      管理人アース

  2. 普通の東洋人。 より:

    単純に「制御する必要が無くなったから」という可能性も…?
    これまでのジークの行動のほぼ全ては、『エルディア人安楽死計画』を叶える為だけにあったもの。 その望みが消えたのなら、巨人を制御し、更にイェレナたち義勇兵の安否を気遣う必要も無くなった。 エレンの地鳴らしを阻止するという別の目的に動き始めているかもしれませんが、それには無垢の巨人は戦力にはならないでしょう。
    そしてエレンが巨人たちを人間に戻さなかった理由なんですが、始祖の力を発動させるには、始祖の持ち主が『死に臨んでいるような状態』でなければならないのでは。 エレンが以前に巨人たちを操った時にも、危険な状況下でしたし。 「始祖の力で体の構造を変えて病にかからなくした」逸話がありましたが、始祖の持ち主自身が病気で危篤だったために、座標へ行けたのかな? だからエレンは、ミカサを心配させたくなくて遠ざけたのかな、と、取りとめもない妄想が…明日も仕事なのに…😅

    • 管理人アース より:

      気になって眠れない、という感じですね(笑)
      命の危険を感じる状態でなければ発揮できない、という考察面白いですね!
      なるほど。
      ジークの状態が気になりますよ!

      管理人アース

  3. 北欧の戦士 より:

    アース様!!
    お久しぶりです!!
    受験生として頑張っております。
    考察は見させてもらってました。休憩がてら。
    勇気づけて貰ってます。
    これからもお体を大切に頑張ってください!

    • 管理人アース より:

      受験生なんですね。休憩がてらで見てもらえると嬉しいです(*^^*)
      インフルエンザも流行ってきているので、北欧さんこそお体に気を付けて!
      悔いなき戦いを!\(^o^)/

      管理人アース

  4. 団長殿、いつも更新お疲れ様です。

    エレンがパラディ島の人達を守ると宣言している以上、巨人を使って襲わせたとは考えにくい。
    かと言って、自暴自棄になったジークが叫びの力を使った描写も無い。

    DBみたいに願い事はひとつだけって言うのも無さそうだし (^^;)
    う~ん、これは悩みますね。

    ひとつだけ考えられるのはエレンが始祖の巨人の力を掌握した事で全ての道が繋がり、ジークの持つ「獣の道」も一本化された可能性はあるような気がします。
    ただ、それだけ絶対的な力がありながら、どうしてエレンはジークの巨人を放置したのかは疑問が残りますね。

    • 管理人アース より:

      エレンがどこまで始祖の巨人の力を発揮できているのか?
      始祖ユミルの意志は?
      この辺りが気になります。

      管理人アース

  5. 恥垢種 より:

    アース団長、お疲れ様です。
    書いた私が言うのもなんですが、難しい命題ですね。わかりやすくいうと答えは諌山先生の頭の中です。もしかすると、先生にも体系立てた答えは無いのかもとさえ思っています。
    まず、ジーク巨人の行動は命令の「マーレ兵の殲滅」を完了したので、無差別に本能どおりに動きだしたのかなと推定しています。彼らにはそれほど知性は無いようですので、マーレ軍服を見て殺戮に及ぶ程度のことしかできないはず、とりあえず、目前の対象にそれがいないので、本能に基づき行動しだした。但し、残兵がいれば優先的に殺害に及ぶ。ただ、これも絶対ではないでしょう。ミケにかぶりついたり、ファルコもライナーへの攻撃をやめてポルコにかぶりつくくらいですので。
    そして、エレン&ユミルからの命令で、超大型出現→大陸もしくはマーレを踏み均せの指令が出てるので、ジーク巨人も大陸に行進しても、いいハズですが、していない。ので ?となったのですが・・・
    そこで、考えたのは、命令指示は座標(あのデカイ木みたなヤツ)を通じて出されるんだろうと推定してみます。そして、あの枝のどこかに8つの巨人の座標があり、その脊髄液を飲まされた者は、その下流に繋がれる。そして王家のものが能力者なら、下流への指示が可能になる、王家でないものが能力者なら、繋ぐことはできるが命令は不可と仮定します。で、始祖の能力者は、あの木(座標)の根っこから指示が可能、つまり、全ユミルの民に命令可能と考えられます。
    しかし、王家が能力者の場合、先程の8つの巨人の箇所は関所の役目を果たしており、そこから下流は8つの(王家)能力者の指示しか聞かない。しかし、王家の能力者といえど、始祖からの直接の1体1の命令には逆らえないので、結局は始祖に従うことなる(たぶん、進撃を除き)。と妄想します。で、エレン&ユミルのデュオは、このジークへの直接指示をしていないので、ジーク巨人はハシャギだしたのではないか?と妄想します。
    つまり、ジークのような王家の能力者の作った巨人は、始祖はその王家能力者を介してしか命令できないと考えます。

    • 管理人アース より:

      >ジークのような王家の能力者の作った巨人は、始祖はその王家能力者を介してしか命令できないと
      この可能性もありますよね。
      ただ管理人アースはここで王家血統は絡んでこないと考えています。
      超えている、と考察しているので。
      ジークの状態がどうなっているのか、明らかになるのが楽しみですよ(*^^*)

      管理人アース

  6. たーまみ より:

    こちらの考察もアース団長に同意です。

    想像でしかないのですが、
    ジークが意識失っていたら、
    ジーク産無垢の巨人はその本性のままになるのかなと思って読んでいました。

    もう一つのエレンについても、
    122話で始祖ユミルに「お前が決めていい」「誰にも従わなくていい」と言っており、
    壁の巨人を動かした、動かそうと思ったのはユミルでありエレンの願いを聞いたというよりは、
    エレンと似た様にしたかったからしたまでなのかと思っていました。
    そして123話でのエレン放送で「始祖の力を介して」とエレンが言っていたで、
    エレンが始祖を掌握している訳ではないと思ってもいたのです。
    もし、エレン自身の意思で始祖の力を発動できる様に変化していたのだとしたら、
    「始祖の力を使って」エレン放送をしているという言い方ではないかなぁと。

    これまではエレンは王家と接触すればエレンの意思での座標発動できたけれど、
    今はユミルの意思があり、
    彼女の意思がエレンと合致した時に発動されるのだろうと思い込んでいました。

    ちょっとそれますが、
    進撃の巨人は何人にも従う事がなく、
    王の独善に抗う為に存在しているからこそ、
    実は始祖の、全ユミルに対する命令もはねつけてしまうくらいなのかなぁと妄想してました。
    それなのでエレンもユミルの命令には逆らえるとも思っていまして、
    今はユミルとエレンの意思のたまたまの合致なのかと。
    ユミルはどこまで壁の巨人に命令したのでしょうね?
    単に硬質化をといただけで、
    壁の巨人には何も命令していないのかもしれない…とかも考えたりもしました。

  7. ギラ より:

    アースさん
    御疲れ様です。
    壁の巨人を全て壁から出し、鎧の巨人の硬質化を溶き、結晶化アニを溶いた、エレンの地ならし発動ですが、気になるのは「氷爆石」です。
    巨人が産み出したものを全て溶かしたのなら、パラディ島の貴重な資源である氷爆石も、全て溶けて気化して失われてしまったかもしれないですね。だとしたら、ヒイズル国のキヨミ様のもくろみも、資源を狙っていたマーレも、目的が根本が揺らいでしまいますね。
    たしか氷爆石も、巨人の力で生み出されたものだったと記憶しています。

    • 管理人アース より:

      仰る通りですね。ただあれは硬質化ではなく気温が低いために固まっていた気がします。ガス化させて立体起動の燃料にしていますし。
      ただ硬質化を解いた影響が思わぬ所から登場しそうな気がしますよね( ̄▽ ̄;)

      管理人アース

  8. rpson より:

    多分エレンは、硬質化を解けという命令だけしたのではないかと考えます。それだと無垢の巨人が命令に従っていないのではなく命令されてないだけと考えられます。それか、エレンにまだ全権がなくユミルと半々で動いているのかもしれません。

  9. みねさん より:

    とりあえず、ジークは気力も体力も残ってないのは確かでしょうね。
    かなり重傷でしたし。
    エレンにかなり近い場所にいることもヤバいのではないかと…。
    ライナーも動けなくなってましたが、ライナーよりもひどい状態ではないかと思います。

    あと、アニですけど、私なんとなく近くにいる気がします。だって、ここまで話が進行しているのに、そんな離れたところにいたら、移動だけで随分時間がかかってしまいます!
    何もかも間に合いませんよ!

    密かに運ばれて、シガンシナの近くにいると思います。エレンがイェーガ―派に命じて運ばせてると思います。

    • 管理人アース より:

      アニの展開についてはまた考察する予定ですが、アルミンがアニとヒッチと会った場所にザックレーがいたような気がするので、やはりシーナ内のような気がします。少なくとも地下かなと。

      管理人アース

  10. ののの より:

    初心者が失礼します。
    私も、誰のお願いにもNOと言う選択肢も選べる様になったユミルが、選択したものだけが、実行されているのかと妄想します。
    ジークは命じる所ではないその上で、

    エレンがお願いするもユミルがNOの場合、ユミルは違う望みを持っているという事?エレンと共闘する事が、可能では無いのか?

    エレンがユミルにお願いする事が出来ない状態の場合、道からユミルが消えてしまう等→地ならしを止められない(全滅エンド?)

    何となく、道でエレンが困ってそうな事ばっかり行きつきました。。。
    エレン最強って言う状態でも無いのなら、エレンを止める事も可能なのか???

    ところで、ファルコがまさかコニー母の回復薬としての役目を示唆されるとは、前回のファルコの考察の時に少しも考えませんでした。。。(実際は、そうならないだろうけど)
    こういう事を考察して読んでいくと、諫山先生の凄さを更に実感するんですね。面白いです。

  11. 井筒孝庵 より:

    こんにちは。

    前回のミカサ回想と今回のアニ再登場とで第1巻~第22巻、3度読み直して、すっかり出遅れてしまいました。

    別トピックでのアース団長のコメ欄でのご意見(内なる悪魔・森からの脱出と、残酷だけど美しい世界の主題の繋がり)、全く同感でした。

    支流のプロットが事件と人間模様を通じて合流し、その中で主題が反復されていく・・諫山先生の物語の運びの妙、素晴らしいです(*^^*)

    ・・・

    トピックの二つのお題、Q1)無垢巨人はなぜ制御されていないのか? Q2)エレンはどうなっているのか?

    アース団長のご意見、自分の読解が入ってしまいますが、A1)ジークが異変に見舞われている、A2)エレンの意志より始祖ユミルの意志が主導権を握る形にある・・こちらも同感するところ大です。

    ーーーーーーーーーーーー

    • 井筒孝庵 より:

      以下、自分なりに「仕組み」について整理し図式化しておきます。

      考え方としては、通信を類推の手掛かりに、SF設定である《座標》に立ち返ります。

      ・・・

      まず、

      無垢巨人/無知性巨人の創造と制御の仕組み。

      始祖ユミル↔️始祖の巨人↔️(脊髄液)↔️ユミルの民

      フローとしては、

      1)脊髄液/注射液が、巨人DNAを発現させる誘導物質として作用、

      2)座標は、始祖の巨人が備え、ユミルの民を個々に判別するアドレス、より一般に「識別子」を与える、(←座標系と座標成分の関係と同じ)

      3) 識別子が与えられると、「ユミルの道」を伝送路として、情報が始祖ユミルへと伝わり、無垢巨人の創造に必要な情報(注記:冥界の記憶アーカイブ内にある)に基づき、必要な「物質・エネルギー」を通常空間に伝送して、無垢巨人が実体化、

      4)上記3)では、始祖の巨人は、ルート上で迂回されているか、素通りで中継しているだけ、

      始祖ユミル↔️(始祖の巨人)↔️無垢巨人

      5)次に無垢巨人を動かす、という場合、その命令を発行するのは始祖の巨人、言い換えれば、始祖の巨人のホルダー。また、ホルダーが王に従属していれば、ホルダーを仲介に王が命令を発行、

      始祖ユミル↔️【王↔️始祖の巨人ホルダー】↔️無垢巨人

      6)上記3)の物質・エネルギーの伝送/転送と、上記5)の無垢巨人の制御とは、階層(レイヤ)が異なっていて、3)の無垢巨人の実体化が下位レイヤで、司るのは始祖ユミルで機械的に実行。5)の無垢巨人の制御が上位レイヤで、司るのは始祖の巨人ホルダー(又は王)、

      となります。図式を念頭に、

      《問1》 ジークの無垢巨人はなぜ、ジークの制御を離れたのか?

      《答1》 ジークに異変が生じている、或いは、王家の命令が無効となったため。

      無垢巨人の制御のフローはこう(↓)でした。

      始祖ユミル↔️【王↔️始祖の巨人ホルダー】↔️無垢巨人

      ジークは王家の血筋であり、その獣の巨人は叫びの力を備え、かなり始祖の巨人に似た性質を備えていた。第2の始祖の巨人の様相。

      上記の括弧【】の中の二ヶ所のどちらか、又は両方に不都合が生じたからだ、となるでしょう。

      ーーーーーーーーーーーー

    • 井筒孝庵 より:

      続けて参ります。

      幾つかの疑問が自然に出てくるところでもあるので、前記の図式に即して小問で考えてみます。

      《小問1》 始祖の巨人のホルダー(典型的にエレン)は、ジークの無垢巨人に命令できるのだろうか?

      《小答1》 命令できない。理由についての考え方を箇条書きすると、

      ・ エレンの置かれている状況は、もう一つのお題でもあるため、一般に始祖のホルダーとしてみます。

      ・ 命令できない理由は、座標の違いにより、座標を元に割り当てられる「識別子」が座標ごとに違ってしまっている、と考えられるからです。(← ベクトル空間での座標成分が、座標系に依存する、というのと同じ)

      ・ ユミルの民のが一人一人に、識別子が割り当てられるけれど、ジークの獣によるそれは、始祖の巨人が発行するであろうそれと違うので、どこ/誰に指示/命令を出すかが不定になってしまう。

      ・・・

      《小問2》 アニの叫びによる無垢巨人への命令はどうなっているのだろう?

      《小答2》 アニの再登場とこれからの展開という点で、別の意味で重要になるかもしれません。レオンハート家が傍流として王家に繋がる可能性です。つまり、アニも座標を持っていて、その座標は機能が限定的で始祖の巨人のサブセット/下位互換であり、理由が王家傍系の血統にあるからというもの。

      始祖ユミル↔️【王家傍系↔️女型の巨人】↔️距離的に限定的な周辺の無垢巨人

      ・ ジークのケースと似ていますが、アニの場合は、「不特定多数」の脊髄液に由来する注射液によって創造された無垢巨人に「汎用的」に命令を発行できる。

      ・ ジークの脊髄液由来の無垢巨人であっても、ジークが叫び(=座標と言ってよい)によって識別子を与えていなければ、女型の巨人が動かすことができる。

      そう考えると、次の小問の答えも自然に出てくるでしょう。

      《小問3》 始祖の巨人は、ユミルの民を無垢巨人に変えられるのか? そして制御できるのか?

      《小答3》 いずれもできる。考え方として、

      ・ ヒトのDNAを操作できる。脊髄液投与による巨人DNAの発現にリアクティブ/受動的に反応するのではなく、識別子を与えられるのだからプロアクティブ/能動的に、変身させられる。

      ・ アニの女型の能力に対して始祖のそれはフルセット/上位互換だから、と考えてもよい。

      エレンの状況に続きます。

      ーーーーーーーーーーーー

    • 井筒孝庵 より:

      おはようございます。

      トピックのお題の二つめのエレンの状況について、図式(命令の仕組み)に即して考えてみます。

      まず、無垢巨人や知性巨人をユミルの民の中に含め、基本的な全体のフローは、下記(↓)の図式。(再掲)

      図式1) 始祖ユミル↔️始祖の巨人↔️ユミルの民

      これを基本に、始祖のホルダーが王に従属して命令を発行する場合は、

      図式2) 始祖ユミル↔️【王↔️始祖の巨人】↔️ユミルの民

      更に、特に第145代フリッツ王以降は、王がホルダーであることが確定しているので、

      図式3) 始祖ユミル↔️【王=始祖の巨人】↔️ユミルの民

      また、「不戦の契り」により、歴代王の意志が第145王の意志に従属し、始祖の巨人の能力の使用が大きく制限される場合は、図式3)での王を王F145と記して、

      図式4) 始祖ユミル↔️【王F145=始祖の巨人】↔️ユミルの民

      これ(↑)が、エレンが「不戦の契り」を解除する前の状態であり、

      経緯を振り返ると、ジークとエレンの接触で、まずジークが王F145を図式3)の王、つまりジーク自身に置き換えて、「不妊」の命令を発行した。それをエレンが、始祖ユミルを奴隷マインドから《解放》することによって、王の命令をキャンセルしてしまった。

      ・・・

      結果として今ある状況は、こう解除闇(なっているはずです。◯の箇所は「誰」を表す変数です。

      図式5) 始祖ユミル↔️【◯↔️始祖の巨人】↔️ユミルの民

      そして問題は、◯の誰とは誰なのか? となるでしょう。

      言い換えると、始祖の巨人の能力の《範囲》がどこまでなのか?(どこまで何でもできるのか)も重要ですが、同時に、《制御権》がどうなっているのか? が依然としてつきまとう謎かと思われます。(権限の範囲と所在)

      《問2》(変形) 誰が始祖の巨人の制御権を握っているのだろう? ◯箇所は誰か?

      始祖ユミル↔️【◯↔️始祖の巨人】↔️ユミルの民

      《答2》幾つかのパターンが考えられる。列挙すると、

      パターン1) 《エレン》の意志である。理由、状況証拠として、エレン放送。壁内巨人の行進。

      パターン2) 《始祖ユミル》の意志である。エレンは通常空間での実体を貸していて、何が実行されるかは、始祖ユミルに委ねられている。ジークの無垢巨人をエレンが制御できないのもその状況証拠。

      パターン3)エレンと始祖ユミルの《共通の意志》である。エレンの意志と始祖の意志の(集合的な)交わり。エレンの固有の意志が働いたとしてもそこに始祖ユミルの意志の「フィルター」がかかる。

      パターン4) 《闇エレン》である。上記1)の派生形で、闇落ちしたエレン。始祖ユミルの負の感情(怒りや悲しみ、絶望)にエレンが取り込まれてしまったという状態。

      パターン5)《闇ユミル》である。上記2)の派生形で、始祖ユミルの「分離」してしまった「自我」のうちの闇の部分。

      ・・・

      エレンの状況は以上ですが、

      再登場した「アニの役割」、秘められた力を持つ「ミカサの役割」について、図式5に即して、別稿にて考えてみたいと思います。

      ーーーーーーーーーーーー

      • 井筒孝庵 より:

        トピックのお題から派生して、命令発行の図式に即して、アニの役割、ミカサの役割、ヒストリアの役割の3つについて、可能性を考えてみます。試論です。

        再掲で命令発行の図式(↓)。

        始祖ユミル↔️【◯↔️始祖の巨人】↔️ユミルの民

        ◯箇所は、命令発行の主導権、従って、ユミルの民の制御を担う者(の意志)となります。

        やろうしていることは、◯箇所に、「誰」(の意志)を入れてみた時、アニ・ミカサ・ヒストリアにどのような役割が考えられるか?です。(← プロットから役割を推測しよう、と)

        ・・・

        誰が制御権を握っているかについては幾つかのパターンが考えられますが、(既述)

        《仮定》

        ・ 始祖ユミルはエレンにより王の縛りを解かれたが、情動(原初的欲求)によって動いていて、暴走状態にある。闇落ちしているとしてみましょう。

        ・ エレンは、始祖ユミルの意志に干渉しようとはしていない。放置しているとしてみましょう。

        ・ 更に言えば、不戦の契りを解除すると、始祖ユミルが暴走状態に入ることが避けられない、ということをエレンは知っている。それはレイス王家も知っていて、であるから壁内で滅びるという選択肢を取らざるを得なかった。

        ・ 最もそれをよく知っていたのが、第145代フリッツ王(初代レイス王)。なぜなら、壁内巨人群を彼が用意していたという可能性があるから、また、不戦の契りに違約が発生した場合、地鳴らしが起きると予め警告していたから・・つまりは知っている。

        予め決まっているなら、エレンの意志とは無関係とも言えて、不戦の契りが解除されると、(始祖ユミルが解放されて王の命令に従わなくなることと同じ)

        始祖ユミル↔️【闇ユミル↔️始祖の巨人】↔️ユミルの民

        続きます。

        ーーーーーーーーーーーー

        • 井筒孝庵 より:

          試論の続きで、アニ・ミカサ・ヒストリアの役割。

          《仮説(前提)》 始祖ユミルが暴走しているという前提です。その場合、

          始祖ユミル↔️【闇ユミル↔️始祖の巨人】↔️ユミルの民

          という図式。

          《ヒストリアの役割》

          ・ 指揮権/制御権が、闇ユミルに移る可能性があるということを、ヒストリアは予めエレンから唯一打ち明けられている可能性がある。

          ・ エレンから託されている情報に基づいて、エレノサウルスをどうするのか決めて、壁内を束ねるのがヒストリアの役割か。

          《アニの役割》

          ・ 終盤に復活しているから、かなり重要な役割を担うはず。女型の巨人の戦力としての貢献は、エレノサウルスが圧倒的になってしまっているから限られる。

          ・ マーレへの帰還を欲するようでいて、悪魔としての悪評をエレンと共に背負うという選択をするかもしれない。世界を醒めて観ていたが、ばからしさを終わらせるという決断をして。

          ・ 仮に、レオンハート家が王族の支流であるとした時、アニは知性巨人を保有する王族として、ジークと同じポジショニングとなる。その場合、エレンとの接触により、冥界への扉が再び開かれることになる。

          《ミカサの役割》

          ・ 東洋の一族、三つ組み筋違いの紋章の謎にかかる。

          ・ 巨人大戦でヒィズル将軍家当主/一族がパラディで遭難しており、大戦に何らかの形で関わっている可能性がある。

          ・ 壁内巨人群が凍結されていることから、始祖ユミルの力を封印できる可能性がある。

          以上、3者の可能性から、

          始祖ユミル↔️【闇ユミル↔️始祖の巨人】↔️ユミルの民

          の闇ユミルに対して、

          1)善後策/作戦の立案と指揮(byヒストリア)、

          2)闇ユミルとの再接触へのトリガー(byアニ)、

          3)闇ユミルの力の封印、闇に対する光の力の解放(byミカサ)、

          という組み合わせで、闇ユミルをユミルに戻す、ただしエレンの犠牲を伴うという形で、

          始祖ユミル↔️【闇ユミル↔️進撃の巨人=光ユミル=エレン=始祖の巨人】↔️ユミルの民

          という図式に転換。

          光と闇の結合で、括弧【 】の内側が「対消滅」して、巨人の力と歴史に終止符が打たれる。

          この場合は、まだ公開されていないスター・ウォーズEP9のようなイメージに。

          ーーーーーーーーーーーー

  12. リヴァイ大好き より:

    こんにちわ。

    アース団長さんの考察に賛成です。

    始祖とエレンで一体となって、地ならしを始めたんでしょうけど、始祖ユミルには、今まで抑えていた感情の爆発があるでしょうから、エレンが制御しきれていないのかもです。

    これからは、エレンの思う方向に持っていくために、始祖ユミルの感情との折り合いが必要になってきそうですね。

  13. ホーマン より:

    初コメです。気になったところがあったので書き込んでみました。
    ジークがそれどころではないのでなく
    ジークの能力もユミルを介して発動していたのではないでしょうか王家だし
    だからジークがもし無事だとしても発動できないのではないでしょうか

  14. RIP ピクシス より:

    現状、硬質化の解除、壁の巨人で世界を地ならし、この2つしか命令してない
    もう一度別の命令をするには、またジークと接触が必要だと思う
    これをヒントに、アルミンがエレンを止める方法を思い付き、作戦を提案
    ガビ→ライナーを説得
    アルミン→アニに協力を求める
    ジャン→ジークの捜索
    ミカサ→キヨミの所へ
    そして共闘開始かな
    ピークやマガトもあの感じだとマーレを裏切りアルミン側になると思う

    コニーは事故って母親に食われて死亡フラグ回収
    ファルコは助かり、偶然ハンジ達と遭遇
    ここでファルコは状況を説明され、巨人化してハンジとリヴァイを安置に連れて行く流れりなりそう

    • 管理人アース より:

      ライナーの体から蒸気が発せられ回復していたので巨人化能力や治癒力は持続しているのではと思われます。

      管理人アース

  15. あいな より:

    おじゃまします!
    123話、最後の座標のシーンで道に集まる6つの流れ星みたいなものが描かれていましたが、始祖に吸収され、すでに巨人の力を失っているとは考えられないでしょうか?アニ、ライナーは硬質化が解け、ジークは巨人を制御できず、ファルコは食われずに済みます。でもそれならアルミンが体の異変に気づくかな?

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