進撃の巨人第5巻に収録特別編「イルゼの手帳」の内容はどのようになっているのでしょうか?
検証してみましょう!
◆特別編「イルゼの手帳」のネタバレ!
特別編「イルゼの手帳」は週刊少年マガジンに出張掲載された作品です。
内容は本編から2年前の第34回壁外調査に参加したイルゼ・ラングナーが壁外で出会った一体の巨人に捕食されるまでとなっています。
イルゼ・ラングナーは、壁外で巨人に襲われ仲間も馬も失いました。
立体機動装置も壊れ、ただ北にある壁を目指して走るしかありません。
人間の足では巨人に遭遇したら逃げ切れないため、巨人と遭遇したら絶望的です。
そんな絶望的な状態でも、希望を捨てず手帳に状況を書きながら走り続けられるのは、彼女が調査兵団の一員という誇りを持っているからでしょう。
北にある壁を目指し森を抜けようと走っているところで、一体の巨人と遭遇します!
状況は絶望的ですが、巨人はすぐにイルゼを食べようとしません。
イルゼはこの巨人を奇行種かと判断します。
巨人は「う~…」と唸った後「ユミルのたみ…」とつぶやき「ユミルさま…よくぞ」と言いながらイルゼに跪きます。

巨人がしゃべり、敬意を示すような姿勢をとったのです。
それを見たイルゼは、コミュニケーションをとろうと色々話しかけますが、唸るだけで返答は返って来ません。
イルゼはこの状況に堪らなくなり、巨人に激昂し叫び、巨人に罵ります!

すると巨人は自分の顔を掻きむしり出しました!
訳が分からず、恐ろしくなったイルゼは逃げ出しますが、巨人に捕まり捕食されてしまいます!
この展開の間にも、イルゼは絶対に屈しないという強い気持ちが描かれており、彼女が死ぬ直前まで状況を手帳に書き続けるという行動にも調査兵団員という誇りを感じました!
1年後、リヴァイとハンジによりイルゼの遺品と手帳が発見されます。
リヴァイがイルゼの遺した手帳を読み「これは…イルゼ・ラングナーの戦果だ」とつぶやき話は終わります。
◆「イルゼの手帳」のネタバレ考察!
イルゼの手帳には二つの考察すべきテーマがあります。
この二点です。
「ユミルのたみ」についての考察は【進撃の巨人のユミルは死んだのか検証!ユミル民との関係は?】で行っているので省きます。
無知性巨人がつぶやくとはどういうことでしょうか?
本編で無知性巨人がつぶやく場面はもう一つありました。
コニー母巨人です。
コニー母巨人はコニーを見て「オアエリ」とつぶやきました。
イルゼ・イーターとコニー母巨人が呟いた理由は何なのでしょうか?
共通点はあるのでしょうか?
コニー母巨人がつぶやけた理由はおそらく我が子への情だと思われます。
「よく帰ってきたね」という子を見た時の母の情がつぶやきに変わったのではないでしょうか?
ではイルゼ・イーターがつぶやいた時の状況も何かしらの情が働いたのでしょうか?
イルゼ・イーターはイルゼとユミルを間違えているようです。
そしてユミルに対して敬意を示していることが分かります。
「よくぞ」という言葉に、イルゼが無事でいること、そして出会えたことがかなり幸運であると思っていることがうかがえます。
ユミルと間違えたイルゼに対して情が動いていることは間違いないでしょう!
無知性巨人には情と記憶が残っており、情が昂ると話せるということがこの「イルゼの手帳」分かります!
◆アニメ「イルゼの手帳」の変更点を検証!

特別編「イルゼの手帳」はアニメ化されています。
アニメ「イルゼの手帳」ではかなり変更点がありますが、ここでは考察の対象になる変更点を挙げます!
この2点が大きな変更点でしょう。
両方の変更点とも「イルゼの遺体が大切なものである」というイルゼ・イーターへの想いを表しています。
それはイルゼ・イーターがイルゼに対しての敬意を表しているということです!
変更点も無知性巨人に情が存在することを表わしているようですね!
特別編「イルゼの手帳」はユミル考察にはもちろん欠かせない存在ですが、巨人考察にとっても重要な存在になっていることが分かります!
巨人の謎が解明される時には重要なファクターとなるでしょう!!
→ 【進撃の巨人の巨人の正体をユミルの民から検証!】
→ 【進撃の巨人の北欧神話のユミル民って一体何?原初の巨人の真相も】
→ 【進撃の巨人のユミルは死んだのか検証!ユミル民との関係は?】
→ 【進撃の巨人のユミルの正体は?高貴な身分の真相も!】








