「進撃の巨人」にはいろいろな謎が多く散りばめられており「ユミル」という登場人物もその謎のひとつです。
ここで「ユミル」について検証してみましょう!
◆ユミルとは?
ユミルがはじめて登場した第5話ではアルミンにキツイ言葉を浴びせ、コニーから「クソ女」呼ばわりされていました。
第15話ではサシャに恩を売り利用するという悪どい一面も見せています。周りとの軋轢を生むことに無頓着な性格で、全て「ヒストリアのため」に動いているようです。このようにユミルは「周りと軋轢を生むことを厭わない」「悪どい」「ヒストリアのために動く」人物です。
なぜこのような性格になったのかは第40話「ユミル」にて明かされています。
「ただ存在するだけで世界に憎まれたんだ」
「私は…大勢の人の幸せのために死んであげた」
「もし生まれ変わることができたなら…今度は自分のためだけに生きたいと…そう…強く願った」
ここから分かる事は、ユミルはヒストリアと良く似た境遇だったという事です。
ヒストリアは不貞の子だったため存在するだけで憎まれており、生きていく為に自分を殺さなければいけませんでした。
そんなヒストリアを昔の自分と重ねて「ヒストリアのために動く」ようになったのでしょう。そして「周りと軋轢を生むことを厭わない」「悪どい」性格なのは「もし生まれ変わることができたなら…今度は自分のためだけに生きたいと…」思ったからだと思われます。
◆第5巻収録特別編「イルゼの手帳」から分かる「ユミル」の過去!!
「イルゼの手帳」ではユミルに似た風貌のイルゼ・ラングナーが巨人に遭遇した話が描かれています。
その巨人からイルゼは「ユミル…さま…よくぞ…」と敬意を表されています。
その後イルゼから罵倒された巨人は激昂してイルゼを食い殺していまいますが、12巻付録のアニメ「イルゼの手帳」からは巨人が頭部の無くなったイルゼの遺体を木の洞に置き崇めていたのが伺えます。
この巨人がイルゼをユミルと勘違いしていることは間違いなく、ユミルが人々から崇められる高貴な身分だったことが分かります。巨人は「ユ…ミル…の…たみ…」とも話しており、「ユミルの民」だと思われます。
この言葉からおそらくユミルはレイス家のような一族の頂点に立つ存在だったと思われます。ここからは想像ですがそのユミルの民はアッカーマン家のように王政の記憶改ざんの影響を受けない血族だったのではないでしょうか?
そのため王家から迫害を受け「存在するだけで世界に憎まれていた」存在だったのです。そしてアッカーマン家の当主のようにユミルは一族の存続を求め、王家に処刑され、「みんなの幸せのために死んであげた」のではないでしょうか?
そう考えると全て繋がりスッキリします。ここから分かるのは「ユミル」は「ユミルの民の当主」という事です。
今は生死不明の状態ですがこれからもまだ登場する可能性がある役どころではないでしょうか?
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