進撃の巨人130話でミカサの気持ちをジークに確認するエレン。
自分に執着し命をかけて守るミカサの気持ちがアッカーマン習性ではないと確かめるエレンは、間違いなくミカサの事が好きでしょう。
特に「オレは長生きしても4年」「俺が死んだ後も…幸せに生きていけるように」との願いは、ミカサへの気持ちに溢れているように管理人アースには読めました。
さて、ここでエレンの目的が「あいつらの(特にミカサの)人生が幸せにずっと続くため」だと分かりました。
ここに行き着くまでは、エレンの本心が分からずヤキモキとされましたが…
ここで130話まで読了した時点で今一度、エレンのミカサへの気持ちをまとめてみようと思います。
初期から現在までどのような変遷をたどっていったのか、時系列でまとめてみました。
検証してみましょう!
◆未来を知る前のエレン
22巻で未来を知る前のエレンで、ミカサへの気持ちを表すと思われる描写をピックアップしてみました。
順番に見て行きましょう!
1巻3話 「もう家族を失いたくない」エレン「…」

訓練兵団を首席で卒業し、特待で憲兵団に入団できる資格を得ながら調査兵団を志願するミカサ。
理由は「これ以上家族(エレン)を失いたくないから」と言われ無言になるエレンが登場しています。
この「…」と無言になるエレンは「自分は家族だからミカサに執着されている」と認識して無言になっているように見えます。
この不満げな表情も要チェックですね!
3巻11話 「俺はお前の弟でも子どもでもない」

一人でグリシャの地下室を目指すと言うエレンに、無理にでも付いてこようとするミカサ。
そんなミカサに反発するエレンが登場しています。
「子供でも弟でもない」というエレンの言い方に、やはり「家族」と認識しているミカサに反発しているように見えます。
4巻16話 「どうだミカサ!」「もうお前に世話を焼かれることもねぇな!」
姿勢制御訓練を突破したエレン。
何でもできるミカサにコンプレックスを抱いていたエレンが、ミカサにドヤ顔をする場面です。
自分を弟や子供のように扱うミカサに反発しながらも絶対に敵わないミカサに「これで負担にならない」と喜ぶエレンに、「対等になりたい」との思いが垣間見えるように感じます。
12巻50話 「そんなもん何度でも巻いてやる」
巨人の力を得て自分に自信を持ち始めたエレンですが、母の仇であるカルラ・イーターを前に何も出来ず、ミカサと共に絶体絶命のピンチを迎えます。
死を覚悟したミカサの「マフラーを巻いてくれてありがとう」に対して「そんなもん何度でも巻いてやる」という言葉は、「アッカーマンの宿主」をエレンが意識しているとしたら、それに対する反発が表れているように感じますね。
「そんな事に、いつまでも執着してるな」みたいな。
この時に「アッカーマン宿主」を意識していなかったとしても、ミカサが自分に執着している気持ちは「命の恩人だから」であり、それに不満があるエレンが表されているようにも感じますよ。
18巻72話 「何でミカサみてぇな力が無いのか妬んじまった」
王政編を経て、自信を失くしていたエレン。
初期の頃のエレンに見えた「ミカサに対するコンプレックス」が、久しぶりに顕在化したセリフとなっています。
自分とミカサを比べるエレンの気持ちが察せられますね。
ここまで、「未来を見る前のエレン」をまとめてみました。
何でもできるミカサへのコンプレックスと、自分を一人の男性ではなく「家族」「命の恩人」として見るミカサに不満があるような描写が見られました。
それでは「未来を見た後のエレン」を見ていきましょう!
◆未来と「あの景色」を見た後のエレン

22巻でのヒストリアとのキスにより、エレンは未来の景色を見ます。
その後のエレンの気持ちを表しているのではないか、と思われる描写をピックアップし時系列でまとめてみました。
27巻108話 「お前らが大事だ」「長生きして欲しい」

ヒストリアとのキスから未来の景色を見た後のエレンは、どうしてもキツく皆と距離を取り、壁を感じさせる発言が多く見られたました。
そんなエレンですが、唯一と言っても良いくらいの仲間を想うエレンの発言であり、間違いなくミカサを含んだ言葉でしょう。
自分の寿命は5年だけど、その後にもミカサには長生きして欲しいという意味にも取れる発言だと思われます。
31巻123話 「俺はお前の何だ」

直球でミカサの中の自分を確かめようとするエレン。
この時のエレンが、ミカサの「アッカーマン宿主性」に引っかかっていた事は間違いないでしょう。
初期でのエレンの言動からも、「家族」や「命の恩人」として認識されているのかを確認したかったのではとも思われます。
この時ミカサは「家族」と答え、そう答えたことをミカサは後悔しています。

エレンが「違った答え」を求めており、ミカサが「違った答え」を提示する展開が後に来る伏線かもしれません。
32巻130話 ミカサの気持ちがアッカーマン習性なのかジークに確認するエレン

ミカサの「家族」という答えを踏まえながらも、ミカサのアッカーマン習性が気になるエレン。
「家族」という答えがエレンにとって納得ができないものだったのかどうかは確認できませんが、ミカサが自分に執着する理由にアッカーマン習性があるのかどうかを気にしているのが分かります。
アッカーマン習性が存在しない事を踏まえ、自分の寿命が短いことから「その後も幸せに生きていけるように」と願う描写の真ん中に、ミカサが描かれています。
ここからエレンが「家族」「仲間」としてミカサの未来を願っているのでは、と察せられます。
28巻112話 「ガキの頃からずっと」「お前が大嫌いだった」@アッカーマン習性のウソ
ジークからアッカーマン習性などない、と聞いていながら宿主というウソをミカサに説明するエレン。
さらに「お前が大嫌いだった」と発言します。
アッカーマン宿主説がウソだったことから、この発言もウソだった事は間違いないでしょう。
逆に「大事だから」そのように言わなければならなかった、と察せられます。
31巻126話 このマフラーは捨てて欲しい発言
ルイーゼから明かされた、エレンの発言です。
ミカサの中での「命の恩人」ポジションからの脱却を願っての言葉のようにも受け取れますよね。
マフラーを巻いているミカサを見るたびに、エレンは「自分は命の恩人だから執着されている」と感じていたのかもしれません。
30巻121話 マフラーを巻く自分とミカサを見つめるエレン

ジークとの記憶ツアーで、ミカサと初めて出会いマフラーを巻く場面をじっと見つめるエレンが描写されています。
ミカサに「俺はお前の何だ」と聞き「家族」と答えられ、「ずっとお前が嫌いだった」と言い放った相手との出会いを見つめるエレン。
この時のエレンは、ジークに「エレン」と呼ばれても聞こえていない夢中で見ています。
どのような想いで見ていたかは量りかねますが、「大事だけど突き放した事実」を鑑みていたようにも感じられます。
未来を見た後のエレンをまとめ見てきました。
家族でも命の恩人でもなく一人の男性として見てもらいたく、ミカサに自分のポジションを確認して「家族」と言われるエレン。
そこで自分の寿命が短いことからも、他の仲間と同様に「自分が死んだ後も幸せでいて欲しい」と願っているように感じますね。
それでも「マフラーを捨てて欲しい」発言など、まだ「一人の男性として見て欲しい」という気持ちが押さえきれない、という感じも見受けられます。
まだまだ十代でそういう年頃なんだなエレン、と察せられ微笑ましくも見えます(*^^*)
◆これからの二人の恋愛展開を予想!エレミカ展開が地鳴らしを止める!?
17期卒現役調査兵さんコメントからの連想。
123話ミカサと130話エレンは、思わせぶりですよね。
ミカサは「結果は違っていたのでは」と考え、エレンは「全てはこの先にある」と受け入れている。この差が今後の展開に意味を持ってくるのかも?#進撃の巨人考察 pic.twitter.com/9UUu16uHhC
— アース(進撃の考察管理人) (@singekinb) July 9, 2020
物語後半になり、二人の恋愛展開描写が大きくなってきたことは間違いないでしょう。
その中でもやはりエレンの「俺はお前のなんだ」発言が、大きな鍵な気がします。
この時の答えを、ミカサは後悔しています。
後に「違った答え」を提示するようにも察せられます。

「最初から全てが決まっていたかもしれないけれど」「違う答えを出す事により違う結果が得られるかもしれない」とミカサは考えているようです。
エレンにも同じような描写が登場しており、「最初から全ては決まっていたとしても全ては自分が望んだこと」と考えており、全ての未来を受け入れると考えているようです。
この場面は対比となっており、今後二人の差が描写され、新たな展開を生むように感じますよ!
つまり、エレンとミカサの恋愛展開が世界の存続を左右するようになるのでは、と察せられるのです。
この答えは、22巻のクルーガーの発言に表れているように管理人アースは感じます。
クルーガーの「人を愛せ」発言ですね。

現在のエレンの地鳴らしは、一時的には島の未来を安泰にするでしょうが、再び争いを繰り返す事になるのは間違いないでしょう。
繰り返さないためには「人を愛せ」とクルーガーは語っています。
ここから、エレンへのミカサの愛が地鳴らしを止めるようにイメージしますよ!
そんな展開が登場するのではないかなと。
予想というよりも妄想、希望のような感じですが、これまでの色々な伏線描写からもそのように予想します。
だって、「ミカサやアルミン みんなを救いたいなら」ですよ。
やっぱり「愛」がみんなを救うんじゃないかなと!
今回は130話までのエレンのミカサへの気持ちの変遷を考察し、エレンとミカサの恋愛展開が世界を救うのではと予想しました!
そんな展開が来て欲しい!と、願うばかりです!\(^o^)/
わさびさんコメントからエレンの気持ちを考察!
エレンからミカサへの気持ちについてこちらも考察してほしいです
それは24巻でエレンがファルコに言った「女の子か?」発言についてです。
当時はあの恋愛に疎いエレンが恋心に気づくなんてその前に誰か(主にヒストリア)と恋愛したからか!?とも話題になりましたよね
ファルコがエレンに出したヒントは
1.同じ候補生に優秀な奴がいてオレの出番なない
2.オレはそいつを戦士にしたくない
この2点です。
それに対するエレンの問いは
「その優秀な候補生は」女の子か?です。
ファルコにとってのガビ
エレンにとってのミカサ
これはどちらも守りたいのに自分より優秀で敵わない
この点で同じです。
戦士(巨人)にしたくないのは鉄道で赤面しながら仲間の事を全てだと話していたし、敢えてこの女の子を自分が敵わない「優秀な」にかけているので、私はエレンが自分の体験からミカサを思い浮かべて女の子か?と聞いたと思います。
エレンがファルコの恋心に気づいているのかは分かりませんが、もし自分と重ねた結果から導いた気づきだとしたらそれはもう…
今月のエレンとジークのミカサについての会話が描かれましたが、おそらくエレンとファルコの会話は、ジークからミカサの気持ちがただエレンが好きだからだという話の後だと思われますが、ジークとの会話の方が後だったとしても結果的にエレンが自分の気持ちに気づきや確信を持つきっかけでもあったのだと思いますがどうでしょうか?
24巻97話でのエレンとファルコの会話からの考察ですね。
たしかにエレンの気持ちが察せられるシーンだと感じます。
わさびさん!
素晴らしい考察をありがとうございます!
ポイントは以下の二点でしょう。
- エレンがミカサを連想して語っているか?
- 時系列でいつの会話なのか?
①はたしかに「自分よりも優秀なやつ」というところからミカサを連想したのかな、とも思われます。
ただエレンは、「戦士にしたくなくて」というファルコの返事から相手が女の子だと連想しています。
つまりファルコが「長生きして欲しい」と思っている相手と自分のセリフからイメージして察したのかな、と考えられます。
わさびさんが取り上げた「ヒント2」の方の情報ですね。
管理人アースは、ヒント1よりも2の方のヒントが大きかったのかなと感じます。
どちらにしろ、わさびさんの考察通りエレンがファルコに自分を重ねたのは間違いないと思いますが!\(^o^)/
この読み方、面白いですね~。
次に②の時系列です。
この会話は、いつ行われたのでしょうか?
ミカサの気持ちがアッカーマン習性によるものかどうかエレンがジークに聞く「前か後か」で言うと、前になるでしょう。
ここで励まされ発奮したファルコは、訓練でガビに初めて勝ちます。
その報告をしに行ったエレンのベンチに、ジークからもらったボールとグローブがありました。
ファルコが訪ねる直前にジークが来ており、それが初めてジークが訪れたタイミングなのではと察せられますよ!
となると、タイミングとしてはこの辺りになるのかな、と考えられます。

レベリオに着いて「俺はお前の何だ」とミカサに直接聞いた後の時系列で、ジークミカサの気持ちがアッカーマン習性なのかどうか確かめる前のタイミングになりそうですね。
こうやって見ると、エレンってずっとミカサの事を考えているように見えますよね(笑)
島では「お前ら(ミカサ)が大事だ 長生きして欲しい」と言い、マーレに着いたら直接「俺はお前の何だ」と言い、ファルコとの会話からはミカサを連想し、ジークにはミカサの気持ちを確認し…
「本当は『自由』が欲しいではなくてミカサの気持ちが欲しくて地鳴らししてるのでは!?」って、思っちゃいますよ!(笑)
やはりエレンとミカサの恋愛展開から物語の結末が生まれると、わさびさんのコメントからも感じました。
今後もエレンのミカサへの気持ちが察せられる描写は、要チェックですよ!\(^o^)/






