ウトガルド城編で大盛り上がりの第38話「兵士」には、どのような伏線があるのでしょうか?
今回もライナー、ベルトルト、獣の巨人の伏線はあるのでしょうか?
検証してみましょう!
◆第39話「兵士」の見どころ!
ゲルガ―とナナバの活躍により、城の周りに押し寄せて来た巨人は次々と倒されます。
しかし、3m級の巨人に城の中に入られると立体起動装置で倒す事が出来ません。
ライナー、ベルトルト、コニ―、ユミル、クリスタ達104期生は城内に巨人に入られないようバリケードを作るよう指示され、城の入口に向かいます。
ライナーは率先して先頭を行ったため、階段の途中で巨人と出くわします!
木の扉を閉め、凌ごうとしますが破られ絶体絶命となりますが、ベルトルトの機転とユミルとクリスタが持ってきた大砲を本体ごとぶつけピンチを乗り越えます!
とりあえず上の階に戻ろうとしたところに新たな巨人が現れ、コニ―が襲われます!
そこへライナーが飛びつき、腕を一本かじられながら、巨人を外へ投げ倒します!
一方、ナナバ、ゲルガ―を始めとする調査兵団が次々と巨人を倒していくのを見た104期生は「さすがは調査兵団」と関心していたところに、獣の巨人が壁から投げつけて来た馬や岩によって2名の団員が死亡し、さらに新たな大量の巨人が突然襲って来ます。
◆第39話の伏線と「伏線らしき」ポイントまとめ!
39話の伏線ポイントはこのようになっています。
それではそれぞれ見て行きましょう!
◆ポイントから見る伏線考察!
先頭を走っていたライナーは階段で巨人と遭遇し、木の扉を閉め巨人の攻撃を防ごうとしますが、木の扉は破られライナーは「俺の最後はここなのか…?」と諦めかけた時に幼いライナーとベルトルト目の前で友人が捕食される回想シーン頭をよぎります。
この回想シーンは初読では意味が分かりませんが、現在では「ライナーとベルトルトが壁を壊した5年前にユミルに捕食された仲間マルセル」だと分かっています。
40話「ユミル」捕食している巨人がユミルだと分かり、捕食されていたのがライナーとベルトルトの仲間マルセルであると47話「子供達」で判明します。
このシーンは40話、47話で段階的に回収される伏線となっています!
この後ピンチになったコニーをライナーは腕一本を犠牲にして助け、コニーは「俺…お前に助けられてばっかりだな…」とライナーにお礼を言うとライナーは「普通のことだろ…兵士なんだからよ…」と答えます。
そこでコニーがベルトルトに「ライナーって昔からこうなのか?」と聞くと「イイヤ、昔のライナーは戦士だった」「今は違う」と答え、それを聞いたライナーは「何だそりゃ?」と意味が分からないようです。
つまりこの時ベルトルトは「昔のライナーは戦士で今は兵士だ」と言っているのですが、ライナーは意味が分かっていないようです。
ベルトルトの言っている「戦士」という言葉は第31話「微笑み」にて「私は…戦士に成り損ねた」というアニのセリフで登場していますが、初読では意味が分からないですし、今回のベルトルトとライナーのやり取りも初読では何のことなのか分かりません。
この「戦士」と「兵士」の言葉の意味は第46話でのユミルの説明ではっきりと分かります。
「戦士」とは「壁を破壊する戦士」という意味で「兵士」とは「壁を守る兵士」を意味します。
つまり第31話でアニが「私は…戦士に成り損ねた」と言ったのは第23話「女型の巨人」でアルミンの顔を確認した時に殺さなかった事を指しています。
情に流されたアニは「戦士に成り損ねた」という事でしょう。
第46話でユミルが説明するまでにライナーの心情を表す為に何回も登場する「戦士」と「兵士」という言葉が第31話でアニのセリフから登場していると言うのもスゴイですよね!
けっこうなロングパスですし、作者がかなり前から考え抜いている伏線だと感じます。
つまり、今回39話でのベルトルトの言う「ライナーは昔は戦士で今は違う」という言葉の意味は「前は壁を破壊する戦士で今は壁を守る兵士だ」という事になりますね。
しかし、この言葉にライナーは「何だそりゃ?」と答えており、意味が分かっていないようです。
つまりライナー自身、気持ちが戦士から兵士に変わっている自覚が無いのでしょう。
ここで今回のライナーの気持ちの変化をまとめて見てみましょう!
まずバリケードを作るために率先して先頭に行く行為はライナーが「兵士」であることを示しています。
そして、巨人に遭遇し、ピンチになっている場面で、ライナーがベルトルトに言った「絶対に帰るぞ、俺たちの故郷に」とのセリフは、この時のライナーが「戦士」だと思わせます。
仲間であるマルセルが自分を救うために捕食されたシーンを思い出し、戦士としての自覚が復活したのでしょう。
その後に現れた巨人に襲われたコニーのピンチに腕一本を犠牲にして助けます。
これは間違いなく「兵士」としての行動ですね。
今回だけでもライナーは兵士→戦士→兵士とコロコロ意識が変わっています。
第46話でユミルが説明していますが、ライナーはかなり揺れ動いていますね。
そして本人にはそのような自覚がこの時には無いようです。
ベルトルトの言う「昔のライナーは…戦士だった」というセリフはライナーの揺れ動く心情の伏線となっています!
今回は獣の巨人も登場している回ですが、ライナーとベルトルトの重要な伏線が仕掛けられていましたね!
今回は非常に贅沢な回となっています!(笑)
→ 【進撃の巨人ネタバレ40話の考察!「ユミル」の伏線ポイントまとめ!】
→ 【進撃の巨人38話の考察!「ウトガルド城」の伏線ポイントまとめ!】
【進撃の巨人の現時点までの未回収となってる伏線まとめ!】
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こんにちは
かなり前からブログを読ませていただいていましたが始めてコメントさせていただきます。
最近漫画のn周目に突入したのですが、その際に10巻の48.49ページにページ数が振られていることに気づきました。これはおそらくあまり話題になっていないと思うのですが1巻の13ページ、845年があまりに有名な伏線なのでこちらにも伏線がないかなーと思った次第です。
進撃の巨人はかなり読み込んでいますが私では全く意味が分からないです。。。素晴らしい考察を沢山されている管理人さんはなにか思いつきますか?
どうもです、北欧神話ネタで引っ掛かりがありまして、こちらにコメントをば…
ウトガルド城、進撃世界では古城跡で廃墟ですが、北欧神話では巨人達の国ヨツンヘイム(ヴァン族も巨人ですが、彼らは天変地異級の異変を起こせる魔法使いの一族なので、神族となっています)の一都市ウトガルドの主、ウトガルド・ロキの居城として登場します。彼は神族には及ばぬものの、強力な幻術の使い手で、アース神最強のトール神へ自ら勝負を持ち掛け、得意の幻術でおちょくった挙げ句、最後に種明かしをしてから彼らを煙に巻いて逃げ切り、トール神から生きて勝ちをもぎ取った唯一の巨人です。
ここで気になるのが、この城に関わった者達…無知性巨人は城内にキャラを閉じ込める役割なので除外すると、獣の巨人に従属・兵団所属人類・どちらにも深入りせず、の三陣営に分かれます。それぞれ、ライナーとベルトルト、コニーとクリスタ、そしてユミルです。面白い事に、神話でもウトガルド城へ立ち寄った一行はアース神族トール神、彼の従者で人間族の兄妹、そして旅の伴をしてはいますが、アース神の敵か味方か曖昧な立場の巨人族ロキ神と三種族いるのです。
何だかとても意味深だとは思いませんか?
神話の設定をどの程度漫画内に混ぜ込んでいくかは諌山先生のさじ加減次第なので、そこまでは判りませんが、ウトガルド城へわざわざこのキャラ達を選んで集めたのには、何か意図がありそうです…
かるめモツニさん!
コメントありがとうございます!
>ウトガルド城へわざわざこのキャラ達を選んで集めたのには、何か意図がありそうです…
確かに意味深ですよね…
諫山先生は「北欧神話を知っていれば話が3割読める」とか言っていた気がします。
3割って微妙ですよね(笑)
どこまで踏襲するのか…
またコメントください!
よろしくです!
管理人アース