「女型の巨人編」後半に突入した第31話にはどのような伏線が仕掛けられているのでしょうか?
検証してみましょう!
◆第31話の見どころ!
場面はアニが憲兵として所属しているストヘス区です。
そこを調査兵団が通るため、警護することが上官から告げられます。
新人に全ての仕事を押し付け、上官はさぼっているようです。
憲兵団はかなり腐っているようですね(-_-;)
アニは警護に付くため移動しているとアルミンから呼びかけられ、「エレンを逃がすのに力を貸して欲しい」と頼まれます。
アニは渋々ながらも承諾します。
これらのやり取りをする場面は、二人の思惑と心情が感じられる、見応えのある場面です!
その後アニを連れだってエレン、ミカサ、アルミンが地下通路を抜けて行こうとします。
しかし、アニは地下通路に入ってこようとしません。
それを見たアルミンはアニを女型の巨人の正体だと確信し、「あの時僕を殺さなかったから、今こんなことになっているんじゃないか」と言い、なぜ自分を殺さなかったのかと問います。
アニは「何で…だろうね…」と今度は自分が女型の正体だと認める発言をします。
それでもアニが女型の正体だと信じたくないエレンとアルミンは何とかアニを地下通路に来させようと話をしますが、埒があきません。
しびれを切らしたミカサがブレードを抜き、「もう一度ズタズタに削いでやる、女型の巨人」とアニに向かって言います。
クチッと微笑みを浮かべながら「私が賭けたのはここからだから」と指を噛もうとした所で終わります。
今回は女型の巨人の正体がアニだと判明する瞬間が描かれている、とても見応えのある回です!
◆31話の伏線と「伏線らしき」ポイントまとめ!
31話の伏線ポイントはこのようになっています。
それではそれぞれ見て行きましょう!
◆ポイントから見る伏線考察!
冒頭のヒッチとマルロの会話で「ヒッチ…お前みたいなバカ女が憲兵団に入る方法は一つしか無い」とのセリフが出て来ます。
この後のシーンで腐った憲兵団が描かれていたので、当初上官との関係でヒッチは憲兵団に入れたのかなと思われました。
ヒッチの名前もビッチから来ているのかなと管理人アースも思いましたね(笑)
しかし、別冊少年マガジン2015年4月号での「別マガ調査兵団 諌山先生へ一問一答」コーナーで
A、ギリギリ10番以内です。
とありました。
ということは、ヒッチは普通に憲兵団を志望して入ったのだと思われます。
このシーンは何かの伏線かと思われましたが、マルロの勘違いということだったようです(笑)
上官からの指示があった後、マルロが腐った憲兵団を正すことが自分の目標だと語ります。
それに対し「あんたみたいな「良い人」が体制を占めちまったらそれこそ終わりだと」とアニは言い、「悪いヤツも人間であり、それが普通の人間である」「そうやって流される弱いヤツでも人間だと思われたい」と持論を展開します。
この時アニが語った「流される人間は悪だがそれが普通の人間であり、認めるべき」という持論は「自分は流されて生きているが、責めないで普通の人間だと認めてくれ」と言っているように聞こえます。
これはこの時のアニの状況を表しているようにも感じられ、壁内人類を殺し、エレンを奪うということは悪であるが「流れに逆らえずに行っている自分を責めないで」という意味に取れます。
この「流れ」は「故郷」での「アニのしがらみ」のようなものでしょうか?
それはアニの父親が関係しているのでしょうか?
この時のアニが語った「人間論」は故郷での自分の境遇を表している伏線だと思われますが、回収されるのはアニが再登場してからでしょう。
まだまだ先だと思われます。
アルミンから協力要請をされたアニは、承諾しながら指輪をしています。
この指輪には仕掛けがあり、針が飛び出すようになっており、巨人化するための指輪です。
この指輪は明らかに知性巨人が巨人化するために作られており、アニの周りに「知性巨人のため文化」が存在することを感じさせます。
これは「故郷」なのだと思われますが、知性巨人に対する知識の深さ、レベルの高い文化を感じさせますね。
この後地下通路でのシーンで、アルミンに「何でマルコの立体起動装置を持っていたの?」と訊かれ、「拾った」とアニは答えました。
アニが持っていた立体起動装置がマルコの物であると認めながらも苦しい言い訳をしています。
アルミンから目を背けながら答えるアニに「マルコを殺して奪ったとはとても言えない」という気持ちが見えるように感じます。
このシーンで第21話「開門」でのアルミンのマルコの立体起動装置に気付いた伏線が回収されましたね。
アニはアルミンの質問に答えながら「私は戦士になり損ねた」と言います。
初読だと意味が分かりませんが、後の39話「兵士」でベルトルトがライナーのことを「昔のライナーは…戦士だった」と説明したり42話「戦士」ではライナー自身が「戦士として」と語ったりと「戦士」という言葉が良く登場するようになり、そこで意味が分かるようになります。
この「戦士」という言葉は「壁内人類を滅ぼす戦士」であり、壁内人類を守る「兵士」と対比で良く登場します。
アニの「戦士になり損ねた」発言は「壁内人類を滅ぼす戦士になりきれなかった」と言う意味であり、「非情になりきれなかった」という意味の発言でしょう。
前の文脈から23話でアルミンを殺せなかったことを指して言っているのかもしれませんね。
アニの苦しい心情が読み取れる発言であり、後のライナー達の使う「戦士」という言葉の伏線にもなっています。
後から読み返すと意味が分かるようになっていますね。
とうとう二度目の女型の巨人捕獲作戦が始まります!
終盤でのミカサがアニに向けた「切り刻んでやる、女型の巨人」という言葉は次回からのさらなる盛り上がりを予感させますね!
アニ、アルミンの心情も察せられる回となっていながら、いろいろな伏線と伏線回収のある31話になっていました!
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