進撃の巨人

【進撃の巨人】担当編集・川窪慎太郎インタビュー!1億部突破でも「足りない」発言を検証!

「進撃の巨人」担当編集のバック氏こと川窪慎太郎さんのインタビュー記事が飛び込んできました!

累計1億部突破が話題となったばかりの「進撃の巨人」ですが、今度はバックさんのインタビュー。

2019年年末になってから、進撃の話題が続きますよね!

インタビュー内容は「1億部突破」について語られていましたが、それについて「まだ足りない」との発言も。

そこに含まれている真意とは?

さらにインタビュー内容を見ていくと「進撃の巨人」を見出したバックさんの作品の作り方が表れていました!

見て行きましょう!

◆担当編集バック氏インタビュー内容を紹介!

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インタビューは、バック氏が初めて諫山先生と出会った頃の説明から始まっています。

バック氏が諫山先生と出会ったのは、新卒で入社した年でショート漫画1本の経験があったくらいのタイミングでした。

イチから立ち上げたストーリー漫画は「進撃の巨人」が初めてだったと語られています。

・諫山先生と川窪さんの間で、「これは読者が引いてしまうかもしれない」というラインはどう見極めているのか?

ミカサやエレンが人を殺したり最近のエレンの行動だったりとけっこうショッキングな展開が多い「進撃の巨人」の中で、「これは読者が引くかも」「これはマズイかも」というラインをどのように引いているか、という質問です。

「読者がどう思うだろう?」というラインは常に諫山先生と話し合っている、と語るバック氏。

「このキャラクターがここでNOと言ったほうが盛り上がるけど、こいつに今NOと言う理由はあるのか?」と問い「キャラクターはそうするしかないと思っているのに、読者が望んでいないから止める」とキャラクターにウソをつかせないようにしている、とバック氏は答えています。

諫山先生はまた違ったラインを引いているかもしれないけれど、漫画編集という立場からはそういう考え方をしている、とも。

バック氏の担当編集としてのスタイルが分かりますね。

・“人の力は借りたほうがいい”マーケティング論

ネットが発達し、漫画家が直接読者に作品を届けられるプラットフォームが登場したことに伴い「漫画編集者は必要なのか?」という議論が巻き起こる事について、バック氏は「漫画編集者は必要だ」と言い切ります。

「今日イライラしてるね」と言われて「自分はイライラしてたんだ」と初めて気づくように、自分でも気づかなかったことを言われて気付く経験は誰にでもあります。

それと同じように、作者の中にある、本人が気付かなかった事を気付かせる事が担当編集者の仕事だと語ります。

おこがましい言い方だけれど、と前置きをしながら「諫山さんの中に本来あるものでさえ、ひとりだと全部は出しきれないはずです」と説明するバック氏。

さらに公式ファンサイト『みん撃』や、さまざまな企業とコラボする「進撃の巨人」のスタイルに話は移ります。

作品を愛してくれる読者や企業とコラボし「人の力を借りる。できれば楽しんで力を貸してくれる人、つまりファンと一緒にやっていく」が進撃のスタイルだと説明するバック氏。

これはまさに諫山先生が一人では生めなかった進撃の巨人という作品がバック氏と出会った事により生めたように、みんなの力を借りれば一人では無理な事もできる、という進撃の方針に通じますよね!

しかしこれはファンを信用していなければできないスタイルです。

バックさんが「諫山先生を信じている」「ファンを信頼している」という信頼感があるからできるのかなと。

バックさんはこれについて「でも僕たちは、読者は隣にいるものだと思っています。上にも見ないし、下にも見ない。仲間であることを大切にしています。」と語っています。

バックさんのスタイルが諫山先生から「進撃の巨人」を生み出し、「進撃の巨人」という作品を世界中に広めたのだなと感じられるインタビューでした。

インタビューの詳細については担当編集・川窪慎太郎、全世界1億部突破でも抱える“悔しさ”明かす「まだ足りない」にて記載されています。

バックさんがどういう人なのかについては担当編集バック氏とは?結婚報告も!にて記事にしています。

◆バック氏の全世界1億部突破でも「まだ足りない」悔しさとは?

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「進撃の巨人」30巻表紙より

連載10周年企画として、1~28巻を無料配信し、最新巻も100円で販売されるという太っ腹な企画を決行したバック氏。

これは10年も連載させてもらったという感謝の気持ちと、1億部突破をしても「ひとりでも多くの人に読んでほしい」というバック氏の気持ちから生まれたようです。

「『ドラえもん』を知っている人は何人いる?」「宇多田ヒカルのアルバムは何枚売れた?」と比較を出し、「僕の中では全然足りないんですよ。」「諫山創の作った『進撃の巨人』という作品の価値と見合う数字を、担当編集の力不足でまだ全然出せていない。」と語るバック氏。

「進撃の巨人」という作品への絶対なる信頼と評価が感じられる言葉ですよね!

それに見合う数字は、1億部では足りないようです。

いやいや、連載10年で1億部ってとんでもない数字なんですが!(・_・;)

それでも足りない、と感じるバックさんの気持ちは「進撃の巨人」という作品への評価が「もっととんでもない」のでしょう!

いや、たしかにそうなのかもですが!

ということは、これからの最終話へ向けてもっともっと多くの人に「進撃の巨人」を読んでもらうために様々な企画が用意されそうですよね!

これは楽しみですよ!(*^^*)

2020年に「進撃の巨人」の連載が終了する可能性が高そうです。

つまり残り1年以内に完結するかもしれなく、つまり読者を増やす期間もかなり佳境にあります。

バックさんの宣伝企画も、ラストスパートになりそうですよね!

諫山先生の物語の展開とともに、バックさんのラストスパートも注目しよう!と感じたインタビュー内容でした!\(^o^)/

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