恐ろしいほどのカリスマ性を持っている調査兵団団長エルヴィン・スミスとは、どのようなキャラクターなのでしょうか?
登場する機会は多いわりには、謎の多い登場人物だと思います。
プロフィールをまとめ、そこから考察してみましょう!
◆エルヴィン・スミスとは?

エルヴィン・スミスのプロフィールです!
| 項目 | 内容 |
| 名前 | エルヴィン・スミス |
| 身長 | 188cm |
| 体重 | 92kg |
| 誕生日 | 10月14日 |
| 年齢 | 30代後半? |
| 出身地 | ? |
| 所属 | 調査兵団団長 |
| 目的 | 世界の真相を掴むこと |
| エルヴィンの由来 | ドイツの男名 |
| スミスの由来 | 英語姓 |
公式ガイドブックデータ

格闘術:9
行動力:10
非情さ:10
協調性:7
頭脳戦:10
(「公式ガイドブック抗」より)
エレンの分析
我の強い人間ばかりの調査兵団で、エルヴィン団長が厚い信頼を得ているのは、きっと「覚悟」があるからだ。何かを成し遂げるために、人間性を捨てでも必要なものを捧げるなんて、誰にでもできることではない…。
評価 ∞
公式ガイドブックデータより
行動力と頭脳戦が10なのは分かりますが、「非情さ10」という項目には驚きました!
確かにエルヴィンは、女型の巨人捕獲作戦にて女型の巨人を捕獲するために、団員100人の命を切り捨てました。
しかし、それは壁内人類の未来を見据えての事であり、あの作戦を取っていなければエレンはアニに攫われていたでしょう。
エレン争奪戦では、鎧の巨人に大量の巨人をぶつけるために憲兵団員を囮に使い、多くの犠牲を出しました。
これも「非情さ10」の評価の一端かもしれませんが、この時のエルヴィンがこの作戦を取らなければエレンはライナーに攫われていたでしょう。
そう考えると「非情さ10」というよりも「決断力10」として欲しいです!
エレンの分析は的を得ていますね!
エルヴィンと言えば「切れ者」「人間性を捨ててでも決断する決断力」という面が前に出ますが、「部下からの信頼」が強い事も大きな魅力です。
特にリヴァイ兵長からの信頼の厚さは、驚くほどですよね!
まさに評価∞であり、計り知れない魅力を持った団長と言えるでしょう!
◆管理人アースによるエルヴィンのかっこいいオススメ名場面!

エルヴィンの名場面と言えば第49話「突撃」でしょう!
見てみましょう!
第49話の名場面!


直後、エルヴィンは団員に巨人を連れたまま鎧の巨人の追いかけるよう指示します。

エルヴィンは部下と憲兵団員とともに巨人を連れたまま鎧の巨人に突進します!

大量の巨人に襲われた鎧の巨人は止まらざるおえなくなります!

そこからさらに「総員!!突撃!!」と、エルヴィンは鬼の指示を出します!

この時のエルヴィンの判断、決断は鬼としか形容しようがありません!
自ら先頭を切って巨人の群れへと突進します!

直後「進め!!」と振り上げた腕を巨人に食われます!

それを見た部下たちはうろたえますが、腕を食われながらもエルヴィンは「進め!!エレンはすぐそこだ!!進め!!」と覇気を失わず、部下たちに命令します!!

最後には片腕になりながらも、自らの手でエレンを救い出します!

このシーンは何度読み返しても熱いですね!!
エルヴィンの名シーンは他にもいくつかありますが


管理人アースはこの第49話「突撃」のシーンが最も熱いと思います!
エルヴィンのカリスマ性や決断力、いろいろな魅力が詰まった熱い名シーンとなっています!
◆エルヴィン・スミスの考察・伏線まとめ!

これまでエルヴィンについての考察は多々行ってきました。
【エルヴィンが死亡の真相!】【進撃の巨人エルヴィンが裏切り黒幕だという真相は?】【エルヴィンの腕は再生するのか検証!】などで考察していますので、良かったら見てみてください!
エルヴィンは本当に器の大きい、理想的な調査兵団のトップに見えますし、同時に裏のある人物にも見えます。
その理由はあまりにも頭がキレすぎ、あまりにも決断力が優れすぎているからでしょう。
それらの全ての決断が「別の理由」から行われているようにも読み取れるのです。
つまり「人類の為」ではなく「別の理由から」決断されているのではないか?
人類の為ではなく別の何かの為に決断されているのではないか?
もし「別の何かの為」にされているのであり、それがエルヴィン個人の為であるならば、エルヴィンの目的が達成されれば、そこでエルヴィンが退場することになるかもしれません。
しかし、もしエルヴィンの目的が個人で収まらず、人類全体を巻き込むことになれば「故郷組」「壁内人類」に次ぐ第三勢力を作ることになるかもしれませんね。
この展開は無いとは思いますが、エルヴィンがエルヴィン個人の為に調査兵団団長をしており、「世界の真相を突き止めるため」という個人の気持ちから動いているのであれば、それが達成され退場するという展開はあるかもしれません。
だとすると、現在最新話76話で展開しているシガンシナ区決戦編中にエルヴィンが死亡する展開があるかもしれませんね。
今後の展開は一コマも見逃せませんね!!
◆エルヴィンの実力・強さはどれくらい?

公式ガイドブックデータでは格闘術9となっています!
しかし、現在のエルヴィンは片腕となっており、強さという意味ではかなり下の方でしょう!
しかし、エルヴィンの「精神的な強さ」「求心力」という強さでは∞でしょう!
彼の実力は個人的なものではなく、調査兵団のトップという所で計らなければならないでしょう!
エルヴィンの実力はこれまでにも実証されてきましたが、今回のシガンシナ区決戦で、またひとつ試されることになりますね。
もし、ウォール・マリアを奪還出来れば、人類が「防御」ではなく「攻撃」と言う形での初めての勝利となります!
この戦いに勝ち、人類の反撃の狼煙とし、このままエルヴィンにはカリスマ団長として活躍していって欲しいですね!
【追記】
84話にて、エルヴィンは、夢を叶えられず死亡するという結末となりました。
しかし、最後までカリスマ団長として、皆の心に残るであろうと思われる最期となっています!
84話最新のあらすじ!にて、具体的に展開が書かれているので、見てみてください!
◆「地鳴らし編」までのエルヴィンを見直し考察!
13代調査兵団団長エルヴィンとは
エルヴィンは13代調査兵団団長です。
「進撃の巨人」にとって重要な意味を持つ「13」代という設定にしたのも、諫山先生がエルヴィンをいかに重要なキャラクターだと捉えていたのかが察せられますね。
ちなみに12代団長は訓練兵団教官であるキース・シャーディス、14代団長はハンジとなっています。
リヴァイとの関係は?
進撃の巨人アニメ
エルヴィン
「リヴァイ、ありがとう」
先にも後にも二度と観れないエルヴィンのリヴァイにだけ見せた表情…
号泣でした… pic.twitter.com/f2IKzyL2WO
— マスマス (@masumasugenki) June 2, 2019
エルヴィンは、人類最強のリヴァイを調査兵団に入団させた人物です。
この辺りはエルヴィンとリヴァイの過去は?にてまとめてありますので、見てみて下さい。
そしてリヴァイは、エルヴィンの死に場所を決めた人物でもあります。
21巻84話「白夜」でエルヴィンではなくアルミンを選んだリヴァイは、間違いなく私情でエルヴィンの死に場所を決めています。
上官と部下という関係、兵士長という立場ではタブーな行いでしょう。
ただ「夢を諦めて死んでくれ」「獣の巨人は俺が仕留める」と言われたエルヴィンが「リヴァイ…ありがとう」と言った表情を思い出しアルミンを選ぶリヴァイの心情は理解できますし、壁内の未来をも選んだ選択だった、とも言えます。
ただ多くの読者がそうであるように、管理人アースも「ここでエルヴィンを選んでいたら今どうなっていただろう」と妄想してしまいます。
リヴァイの人生を決定付けたエルヴィンとエルヴィンの死に場所を決めたリヴァイ。
二人の関係は、お互いがお互いの運命を決定付ける宿命的な関係だった、と言えそうです。
アルミンとエルヴィンを比較検証!

ネット上で見かけるのが「アルミンとエルヴィンの比較考察」ですね。
どうしても84話「白夜」で「どちらか」という展開になった事が大きいのかな、と感じます。
そこでよく見られたのが「アルミンが次期団長では」という予想です。
実際当時、そのような予想が数多く見られました。
ただその時にはもちろん「ハンジが次期団長」とエルヴィンから伏線が貼られていたのもありますが、「アルミンの次期団長は無い」と、管理人アースは否定的な考察をしていました。
やはり入団数ヶ月の人物が次期団長が務まる訳がないですし「アルミンは違う」と感じるからです。
エルヴィンとアルミンが共通して持っているのは「策を考える力」でしょう。
これはたしかに団長に必要かもですが、必須ではありません。
団長に必須なのは、やはり「人を惹きつける力」でしょう。
欲を言えば「カリスマ性」とも言えますが、これも「あったら良い」であり「策を考える力」と同等くらいに感じます。
必須なのは「人を惹き付ける力」です。
「人を惹きつける力」があれば「策を考える力」を持った人物を部下に持てば良いですし、カリスマ性を持つ人物も同じです。
やはりアルミンにはまだ「人を惹きつける力が足りないかな」と感じています。
その点、エルヴィンは完璧でした。
カリスマ性すら持っていましたし、人を惹きつけて止まない存在でしたよね!
ミケ、リヴァイ兵長、ハンジを惹き付け離さない団長というのは、本当に最高な団長だったかなと。
ハンジもエレンを止めると決心してからは、ミカサやジャン達も呼び戻し、団長らしく復活しました。
エルヴィンとアルミンを比較検証する時、やはり「上に立つ人物には人を惹きつける力が必須」だと見えてきますね。
そういう意味で、エルヴィンは最高な団長だったな、と感じ、同時に今のアルミンに不足な部分も感じますね。
エルヴィンの死亡展開を検証!
なぜ84話でエルヴィンは死亡退場しなければならなかったのか?
84話「白夜」考察あらすじ感想!の感想部分では「エルヴィンという太陽が沈みアルミンという新しい太陽が生まれた。調査兵団の太陽は沈まない、という意味の白夜」と述べていましたが、エルヴィンはなぜ沈まなければいけなかったのか?
これはかなり難しい考察ですよね。
現在の展開をからも、エルヴィンが生き残っていても面白い展開になっているだろうなと感じますし、むしろエルヴィンが生き残っていた方が面白いのではとも感じました。
ではなぜ、84話でエルヴィンを死亡させなければいけなかったのか?
あくまで管理人アースの個人的な解釈ですが、エルヴィンは私情で動いていました。
もちろん兵団や壁内の未来にとっても救われる方向なので問題は無かったのですが、やはり「父親の仮設の証明」という動機で兵団を動かしていた、という部分が大きいかなと。
そしてその為に動き続けている自分にエルヴィンが苦しんでいる場面は、それまでにもいくつか登場していました。
いっぽうでアルミンは、自分の目的を果たすことに「夢」を見ていました。
決して苦しんではいませんでした。
同じ「私情」なのですが、この差は大きいですよね!
ここにリヴァイ兵長がアルミンを選んだ理由がある、と感じますがそれが同時にここでエルヴィンが死亡する理由になったのかなとも読めます。
さらにひとつ、北欧神話からの考察となりますが、エルヴィンのモデルは狼の姿をした怪物フェンリルに右腕を噛み切られたテュール神だと思われます。
テュール神はいかに敵を攻め崩すかという戦略や戦法を以って勝つことを得意としていた軍神であり、まさにエルヴィンのモデルだと言えるでしょう。
このテュール神は、ラグナロクで冥界の番犬「ガルム」と刺し違えて死亡しています。
そう考えると、エルヴィンが「刺し違えて死亡する」という展開は予め決まっていたかもしれませんね。
正解は無く、全く妄想しかできない考察ですが、エルヴィンの死亡は予め決まっていたのだろう、と察せられます。
エルヴィンの腕について
読み返してる。控えめに言って最高。 pic.twitter.com/fExPKpLuy3
— アース(進撃の考察管理人) (@singekinb) May 6, 2020
エルヴィンの右腕は49話「突撃」で巨人により噛みちぎられ失われています。
管理人アースは、この右腕が巨人化する伏線だと考えエルヴィンの腕は再生するのか検証!にて再生するのでは、という予想をしていました。
しかしこの右腕の欠損はテュール神の暗示であり「獣の巨人と刺し違えて死ぬ」という意味や、もっと言うと「地下室到着達成と刺し違えて死亡」という意味だったのではと思われます。
今振り返ると右腕欠損は、エルヴィン死亡の暗示であり、同時にエルヴィン巨人化というミスリードを含んでもいたのかな、と考察せられます。
エルヴィンとマリー

マリーは、エルヴィンの同期で憲兵団師団長であるナイル・ドークの妻です。
13巻53話で、このマリーにエルヴィンも惚れていた、と明らかとなっています。
「ナイルとエルヴィンの心を両方とも射止めるなんて、どんだけ美人なんだ!」とネット上で騒がれてもいましたが、原作でマリーが登場した場面はありません。
ただ、スピンオフ作品である「巨人中学校」には登場しています。

最新話である128話では舞台は世界へ移行して行きそうなのでマリーの登場は難しいかもしれませんが、エルヴィンとナイルの心を奪ったマリーの登場は、ぜひ期待したいですね!(*^^*)
→ 進撃の巨人ネタバレ80話考察裏エルヴィンの正体とリヴァイの狙いは?
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→ 【進撃の巨人のエルヴィンとリヴァイの過去は?】






