前の考察でウォール教の目的は「壁の秘密を守る」「壁の中の巨人に祈りを捧げる」だと書きました。
ウォール教の司祭であるニックの目的も同じであると思われますがどうでしょうか?
ここで検証してみましょう!
◆ニック司祭とはどんな人物?
ニック司祭は壁を神聖視する、ウォール教の中心人物です。
初登場ではエレンの裁判でウォール教代表として出席しておりエレンを「壁を欺き侵入した害虫」と言い「あの壁を…人知の及ばぬ神の偉業を見てもまだわからないのか!」と壁に手を加えることを強く拒否しています。
次にニック司祭が注目を集めたのは、第34話にて壁の中に巨人がいることが判明した時です。
皆が慌てているのに対しニック司祭は「あの巨人に日光を当てるな」とハンジに指示しています。
壁の中に巨人がいることを知っており、ハンジに追求されても命をかけ秘密を守る姿勢を見せています。
第52話で中央憲兵団に拷問を受け殺されてしまいましたが、最後まで秘密を守っていたようです。
ニック司祭は、命よりも秘密の方が大事であると証明して死んでいます。
◆ニック司祭の目的は何だったのか?
作者諫山創先生は役割が終わった登場人物を劇的に死なせることが多いので、ヒストリアの存在が示された後にすぐに中央憲兵団に殺されています。そのことから物語でのニック司祭の役割は「ウォール教の存在を示す」ことと「ヒストリアの存在を示すこと」だったと思われます。
物語での役割とは別に、ニック司祭はウォール教の熱心な信者であったと同時に人間的な面も見せています。
ハンジに脅され壁から落とされそうになった時には、「そもそも私は…ろくでなしにすぎない」と自分のことを卑下しながら神に殉じることを厭わないように見せた一方で、第37話では子どもが親とはぐれ泣いている所を見て放おっておけない人間味のある一面も見せています。
結局、中央憲兵団に拷問され殺されてしまいますが、憲兵に秘密の暴露はしていません。
ニック司祭は本当に真剣に命がけでウォール教を信じ人類の未来について考えていた人なのだと思わされました。
方法は違いましたが彼の目的も「人類の未来」でありエレン達と同じだったのではないでしょうか?
ちなみに、この中央憲兵団に拷問された理由は調査兵団に協力したからでしたが別の理由も考えられます。
ニック司祭は「記憶の改ざんをされていない血族」なのではないでしょうか?
「壁の秘密」を知っており自らの意思でその秘密を話さないのは記憶の改ざんの影響を受けてはいないが王政を支持した血族の姿勢と同じです。
しかし、ヒストリアの存在を話したニック司祭は拷問され殺されたとも考えられます。
もしかしたらウォール教の上層部は「記憶の改ざんを受けない血族」で構成されているのかもしれませんね。
それならば王政と密な関係というのもうなずけます。
どちらにしてもまたウォール教は、エレン達の前に登場しそうです。
→ 【進撃の巨人の黒幕は「せ」発言から紐解いてみた!】
→ 【ウォール教団の目的は一体何?お壁様と巨人信奉の関係から検証!】
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