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【キングダム】那貴(なき)の壮絶な最期と死亡|桓騎軍を辞めた理由・刺青の意味・声優

アース
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元桓齮一家幹部の那貴を徹底検証!

飛信隊の千人将で桓齮一家から移って入隊した那貴(なき)。

41巻からの登場ですし、それほど多く登場しているキャラではないでしょう。

しかしキングダムファンに「那貴」と聞けば「ああ、あのカッコいい」「元桓騎軍の那貴」と、誰もがすぐに答えられる「カッコいいキャラ」の一人ではないでしょうか?

公式ファンブックに記載されている第1回ファン投票でも24位と、松左や楚水という飛信隊古参の人気キャラを押さえて上位をゲットしています。

その人気の理由とは何なのでしょうか?

人気の理由と、那貴に担わられた役割を検証!

そして那貴の頬に施されている刺青から、摩論との共通点を指摘!

さらに声優予想も!

キングダム那貴を順番に見ていきましょう!

目次 / Contents
  1. キングダム那貴(なき)プロフィール
  2. 那貴の死亡と壮絶な最期
  3. 那貴の性格と人物像
  4. 那貴の強さと戦闘スタイル
  5. 那貴一家の性質と役割
  6. 那貴の主要キャラとの関係性
  7. 那貴の戦歴と主な活躍
  8. 那貴(なき)の刺青(いれずみ)の意味とは?
  9. 那貴の名場面・名シーン
  10. 那貴(なき)の役割とは?桓齮の正体を暴くのか
  11. キングダム那貴は小西克幸さんと声優予想!
  12. 那貴に関するよくある質問(FAQ)
  13. まとめ

キングダム那貴(なき)プロフィール

「キングダム」45巻より

項目内容
名前那貴(なき)
初登場41巻・第443話(黒羊丘の戦い)
出身元盗賊集団(桓騎一家の一派)
所属桓騎軍→飛信隊→桓騎軍(最期)
千人将
部隊那貴一家(5騎程度)→那貴隊(騎兵500・歩兵500)
得物曲刀(カーブした片刃の剣)
声優小西克幸
生死戦死(69巻・肥下の戦い)

元桓齮一家の千人将那貴。

黒羊丘の戦いで桓騎軍に合流した飛信隊へ「互いの軍の事を理解するため」飛信隊に一時入隊します。

ここで総大将慶舎(けいしゃ)を討つという大功績を収める信に、慶舎の元へ信を届かせ退路も確保するという大きな役割を果たします。

そしてこの戦いが終わった後に、桓騎軍から飛信隊へ移ると桓齮に申し出ます。

移る理由を「あっちで食う飯が美味いから」と答える那貴。

その後も飛信隊で斥候・退路確保など、細かい役割を担い活躍しています。

那貴の死亡と壮絶な最期

那貴は69巻収録の肥下の戦いにて戦死し、物語から退場しました。

宜安決戦後、桓騎軍が李牧の罠により絶体絶命の包囲を受ける中、那貴は安全圏へ撤退しつつあった飛信隊を離れ、死地にある桓騎のもとへ戻ることを決断します。

引き留める信に対し、「やっぱり戻るわ お頭のところに」「桓騎は俺の家族なんだ」と告げ、信の未来を願う言葉を残して去りました。

那貴一家を率いて数万の趙軍がひしめく包囲網へ突撃。

部下たちが次々と倒れる中、満身創痍になりながらも桓騎の姿を目指して突き進みました。

最期は桓騎の姿を視界に捉える距離まで迫りながら、無数の槍に貫かれ、李牧の足元近くで息絶えました。

桓騎と同じ場所で死ぬという、武人としての矜持と家族愛を貫いた最期でした。

77巻・856話時点での再登場や生存描写はなく、現時点では「戦死済み」のキャラクターとして扱われています。

那貴の性格と人物像

飄々としたクール系

初登場時から常に気怠げな笑みと半目で、感情の起伏が少ない那貴。

飛信隊に来た直後も「端で静かにしてるから心配なく」と淡々と自己紹介し、あくまで”観察側”の立場を強調していました。

冷静な分析力と洞察力

桓騎の狙い・陣形の意味を、感情に流されがちな飛信隊に対し端的に説明する”翻訳役”を務めます。

黒羊丘で慶舎の動きや飛信隊の強さを冷静に評価し、「外で見てるのと中で感じるのはだいぶ違うな」「飛信隊と信は想像以上に強い」と独白しています。

実は熱く情に厚い

信の檄に心を動かされ、桓騎の命令でもないのに那貴一家だけで慶舎本隊へ単独奇襲を敢行し、信の一騎打ちの好機を作りました。

雷土の部下に尾平が殺されかけた際、「俺がキレたら雷土よりおっかねェぞ」と本気で脅して止めに入るなど、仲間を守るときは一変して怖い一面も見せます。

シニカルだが人間味ある価値観

移籍時に桓騎から理由を問われると、「飛信隊で食う飯ってうまいんスよね 意外と」とだけ答える那貴。

“飯”=戦場で共に生きる空気・仲間との絆の比喩として、多くの読者から名台詞として挙げられています。

義理堅く、桓騎にも恩義は残している

元は桓騎軍の重要な千人将であり、飛信隊に行ってからも桓騎の本質や過去をそれなりに理解している様子が描かれます。

桓騎への”嫌悪”ではなく、”信や飛信隊への共感”で移籍を選んだとする解釈が一般的です。

那貴の強さと戦闘スタイル

「キングダム」44巻より

中〜近距離戦を得意とする機動型

那貴はカーブした曲刀を用いた斬撃主体のスタイルを持ちます。

正面から敵将級を斬り伏せる”怪物クラス”ではなく、偵察・浸透・奇襲・小部隊での撹乱といったゲリラ戦で真価を発揮するタイプです。

元盗賊らしいゲリラ戦能力

黒羊丘の慶舎軍への単独奇襲では、わずか5人の那貴一家で敵本隊の死角を突き、混乱を作り出しました。

尭雲軍との戦いでは、小隊規模の敵部隊を那貴一家のみで撃破しており、常に”余裕顔”で戦っている描写があります。

指揮官としての能力

飛信隊に正式合流後は千人将として、騎兵・歩兵500ずつの混成部隊を統率しました。

桓騎軍仕込みの”型破りだが合理的な用兵”と、飛信隊らしい”正面からの突破”を組み合わせる柔軟な戦い方が描写されています。

剣技と膂力

黒羊で慶舎の精鋭護衛兵の槍を一撃で断ち切り致命傷を与えるシーンから、個人武勇も千人将クラスであることが示されています。

また、雷土一家で尾平を半殺しにした岩迅を、素手に近い形で一撃KOしており、「俺がキレたら雷土よりおっかねェぞ」というセリフを裏付ける膂力も描かれています。

63巻まで進んでいる「キングダム」ですが、これまで那貴がメインで武力を見せている戦闘シーンが無いためどれほど強いのかは分かりません。

ただ44巻で暴行されている尾平を助けた時には雷土兵を一瞬で倒していました。

さらに「キレたら雷土よりもおっかない」とされています。

ここからも、那貴個人の力も相当あるのであろうと察せられますよね!

那貴一家の性質と役割

「キングダム」55巻より

「逃げ」と「隠れ」の専門部隊

那貴一家はもともと「逃げ」と「隠れ」の専門部隊となっています。

そのため強さや高い武力を持つ部隊ではなく、器用な立ち回りをする部隊です。

「すり抜け専門」と称する場面もありました。

たしかに那貴一家以外の雷土・ゼノウ・黒桜・厘玉部隊は武闘派のイメージですし、摩論は軍師であり、砂鬼は拷問専門となっています。

つまり、調査・斥候・逃げのような細かい作業をする部隊が桓騎軍には存在しません。

この中で、那貴一家は斥候やすり抜け専門の器用な部隊として役割を担っていたのでしょう。

もしかしたら、廉頗との戦いで玄峰を討った時に桓齮が敵本陣に潜り込めたのも那貴一家の活躍があったのかもしれませんね。

「キングダム」20巻より

那貴一家はこういうのが専門だったんだろうなぁ、とイメージします。

那貴一家のメンバー構成

那貴一家はわずか5騎ほどの小さな一家で、桓騎一家の”マイクロサイズ版”のような位置付けとされます。

すり抜け・奇襲・斥候を専門とするため、大規模正面戦にはほぼ出ず、「戦局を裏から支える職人部隊」です。

那貴一家の二番手として呂敏(ろびん)という名の隊員がいることが明らかになっています。

呂敏は那貴と共に行動することが多く、那貴一家の中核を担う存在でした。

黒羊戦でも「俺達はすり抜け専門」と那貴一家の特性を説明している人物です。

宜安戦前の斥候シーンでも、「あんな所を行く斥候はなってない」と呟いた直後に桓騎軍の斥候が伏兵に討たれるのを見ており、戦場嗅覚の鋭さが描かれています。

那貴一家の絆

最期の突撃において、那貴個人の武勇だけでなく、彼を慕う部下たち「那貴一家」の結束の強さも描かれました。

那貴は飛信隊を離れる際、部下たちに「お前たちは信と行け」と生き残るよう命じましたが、一家は「俺達は那貴さんに惚れてるんで」と命令を拒否し、全員が笑って死地への同行を選びました。

趙軍の重厚な包囲網を突破する際、上和龍(じょうかりゅう)軍の精鋭部隊と激突。

副官クラスの敵将を一撃で葬るも、利き腕である右手に致命的な深手を負います。

それでも止まることなく馬を駆り、武器を失い体中を槍で貫かれながらも、最期は李牧の足元、すなわち桓騎の遺体のすぐそばまで辿り着いて絶命しました。

那貴の主要キャラとの関係性

信(李信)との関係

当初は”監視対象の若造”として冷めた目で見ていたが、黒羊丘での信の檄と戦いぶりを間近で見て強く心を動かされました。

慶舎への奇襲で信を勝利へ導き、その後「飛信隊で飯を食う」ことを選ぶほど、信と隊そのものに惚れ込んだ形です。

最期の別れ際、信に対して初めて本心をストレートに伝えました。

「あんたに惚れたんスよ 李信」「天下の大将軍になってください」と敬意を表しました。

那貴が信を名前で呼んだのは、最期の別れの時が最初で最後でした。

桓騎との関係

元・直属の部下であり、那貴一家は桓騎一家系の少人数一家の一つです。

那貴にとっての絶対的な「お頭」であり「家族」。

桓騎の怒りの根源や内面を深く理解しようとしており、最期は飛信隊を離脱してでも彼のもとへ戻る道を選びました。

黒羊丘戦後に「飛信隊へ行く」と告げた際、桓騎は理由を聞き、那貴は”飯”の比喩で答える有名な会話シーンがあります。

飛信隊メンバーとの関係

当初は警戒されていましたが、誠実な働きぶりで信頼を獲得。

楚水や呂敏などとも連携し、隊に欠かせない戦力となりました。

元盗賊という出自から最初は距離を取っていたが、慶舎奇襲・雷土配下から尾平を守る行動などを通じて、いつの間にか”飛信隊の一員”として完全に受け入れられていきました。

河了貂との関係

黒羊丘で那貴一家が慶舎軍を奇襲したとき、軍師としてその動きに驚愕するシーンがあります。

以降は、桓騎軍の思考パターンの”翻訳者”・ゲリラ戦・浸透戦のプロとして、貂の作戦立案を現場レベルで補う役割を担うことが多くなりました。

那貴の戦歴と主な活躍

巻数戦歴・活躍
41巻黒羊丘の戦いで初登場。桓騎軍から飛信隊への「交換要員」として派遣される
42〜43巻飛信隊の戦いぶりと信の指揮を観察。桓騎の作戦意図を冷静に解説
44巻那貴一家5人による慶舎軍本隊への単独奇襲を敢行。信が慶舎を討ち取る契機を作る。雷土の部下から尾平を守る
45巻黒羊丘戦後、桓騎に「飛信隊に移る」と告げ、正式に飛信隊所属となる
46〜60巻鄴攻略戦(朱海平原の戦い)で飛信隊千人将として那貴隊を率いる。尭雲軍の一隊を撃破。趙峩龍の潜伏先を見抜く
60巻以降影丘の戦い(対扈輒戦)で険しい地形を攻略する飛信隊の一員として奮戦
69巻肥下の戦い(宜安攻略戦)で桓騎を救うため飛信隊を離脱。敵中へ突撃し戦死

黒羊丘の戦いでの活躍

慶舎を討ち取る作戦で退路確保などに貢献。

戦後、正式に飛信隊へ移籍しました。

黒羊丘の戦いでは、那貴の内面的な変化がより詳細に描かれています。

桓騎からの指示で飛信隊に派遣された当初、那貴は「加わるって言っても端で静かにしてるから心配なく」と述べ、あくまでも監視役・見守り役に徹する姿勢を見せていました。

飛信隊に対しても感情を乱すことなく、桓騎の作戦の意図を冷静に伝える立場を維持していました。

しかし、信が慶舎の首を狙って突撃するシーンで明らかな変化が訪れます。

信は「苦しいんなら俺の背を見て戦え 俺の背だけを見て 追いかけてこい」「続け飛信隊っ」と檄を飛ばし、慶舎軍の強さにボロボロになっていた飛信隊が士気を取り戻します。

この時、那貴は数ページにわたって圧倒されたような表情で描かれ、深く心を動かされたことが分かります。

その直後、飛信隊の奮戦むなしく慶舎に逃げられそうになった場面で、那貴一家が慶舎軍に単独奇襲を敢行しました。

この時、那貴は「外で見てるのと…中で感じるのはだいぶ違うな 趙将慶舎 別にあんたの落ち度ってわけでもない 皆が騙されてる 周囲の想像以上に 飛信隊とその隊長 信は強い」と独白しています。

この奇襲により、信の刃が慶舎に無事届くことになりました。

鄴攻略戦での活躍

朱海平原の戦いなどで、飛信隊の遊撃戦力として活躍。

趙峩龍軍の包囲からの脱出路を切り開くなど、戦術の要所を支えました。

朱海平原1日目、王翦軍の命令で飛信隊から”騎馬最速800騎”が選抜される際、那貴と那貴一家のメンバーは信とともに先頭を預かる立場で描かれています。

朱海平原で退却した趙峩龍がどこに潜んでいるか、元野盗ならではの勘と地形感覚から、那貴が潜伏地点をピタリと割り出し、信の討ち取りに繋げるエピソードがあります。

影丘の戦いでの活躍

険しい地形を攻略する飛信隊の一員として奮戦しました。

肥下の戦いでの最期

運命の最終戦。

李牧の罠により桓騎軍が絶体絶命の包囲を受ける中、自身の「家族」である桓騎を救うため、飛信隊を離脱して敵中へ突撃しました。

李牧軍に包囲されていた桓騎らを見つけると突撃を敢行し、雲玄を討ち取りましたが、趙兵らによって深傷を負いました。

桓騎と同じくらい李牧のすぐそばまで接近したところで息絶え、戦死しました。

那貴(なき)の刺青(いれずみ)の意味とは?

「キングダム」41巻より

右頬に特徴的な刺青をしている那貴。

この刺青は、摩論と対称的なデザインとなっています。

ヒゲも同じデザインとなっており、那貴と摩論は何かしら親しい関係なのかなとイメージできます。

雷土は目の周りに刺青がありますが、全くデザインが違います。

さらに700話で砂鬼の背中に大きな刺青が施されている事が分かっていますが、こちらもデザインが違います。

ここから那貴の刺青は、他のメンバーには無い摩論との共通点という事になりそうですよね!

どのような意味があるのかは分かりませんが、今後那貴と摩論の接触には要注意だと感じますよ。

那貴の名場面・名シーン

黒羊丘での慶舎奇襲

那貴一家わずか5人で慶舎軍本隊に食い込み、信の一騎打ちを成立させる決定的な奇襲を行いました。

独白「外で見てるのと…中で感じるのはだいぶ違うな」「周囲の想像以上に 飛信隊とその隊長 信は強い」は、那貴が”観察者”から”当事者”へ変わる瞬間として重要です。

桓騎への移籍宣言と「飯」の台詞

黒羊丘戦後、桓騎の元を訪れて「飛信隊に行く」と告げる場面。

桓騎「理由だけ教えろ 那貴」

那貴「飛信隊で食う飯ってうまいんスよね 意外と」

桓騎軍と那貴の関係性、そして飛信隊の”居心地の良さ”が端的に示される名シーンとして、考察サイトでもしばしば取り上げられています。

尾平を守って雷土配下を威圧

黒羊丘における桓騎軍との内輪揉めの中、信の名誉のため命を張る尾平を見て、怒りを露わにするシーン。

それまで冷静で穏やかだった那貴が、”桓騎軍式の暴力”から飛信隊を守る立場に回るターニングポイントになっています。

信への最期の言葉

「あんたに惚れたんスよ 李信」

最期の別れ際、信に対して初めて本心をストレートに伝えたシーン。

信を「天下の大将軍」になると信じて疑わない想いが込められています。

那貴(なき)の役割とは?桓齮の正体を暴くのか

桓騎軍と飛信隊をつなぐ”橋渡し役”

元桓騎一家の千人将として、桓騎軍の価値観(非情さ・合理主義)と飛信隊の価値観(仲間・正面突破)を両方理解しているキャラです。

桓騎という極端な”闇”の武将を、一面的な悪役にしないための”証人”的な役割も担っています。

“野盗出身の更生・居場所”というテーマの体現

もとは盗賊であり、国家や大義には興味がないタイプだが、信の背中・飛信隊の空気に触れることで、”どこで誰と飯を食うか”を大事にするようになります。

移籍の理由が「飛信隊の飯がうまい」という表現に凝縮されており、”居場所を選ぶ”というテーマの象徴的キャラクターです。

飛信隊側から見た”桓騎理解”の鍵

45巻で桓齮の根っこにあるのが「全てに対する怒り」と説明した那貴。

この時の那貴は、砂鬼が桓騎軍の最古参であると知っている感じで説明していました。

砂鬼の正体が女性であると明らかとなる700話では、摩論や黒桜達でさえも砂鬼が最古参とは知らないと描写されていました。

雷土が最古参だったのでは、と語る摩論が登場してもいました。

ここから、那貴だけが砂鬼を桓齮一家の最古参と知っていたことになりますよね!

桓齮の根っこが怒りであると知っていたのも、那貴だけのようにも見えます。

もしかしたら、那貴が桓齮の正体を明らかにする役割を持っているのかもしれません。

始皇十四年の宜安戦では、那貴の物語に重要な転機が訪れます。

飛信隊と楽華軍が趙北部軍全軍による包囲網から脱出した夜、森の中で遭遇した砂鬼一家から謎に包まれた桓騎の過去を聞き出すため、那貴は砂鬼一家を宜安城へ連れていく条件として桓騎の過去を話せという条件を提示しました。

那貴は砂鬼一家の頭目に覆面を外して自分の目を見て話せと告げ、覆面を脱いで素顔を晒した砂鬼一家の頭目・衣央から桓騎の過去の一部を聞くことに成功します。

翌日、宜安城を陥落させた李信たちと共に残りの桓騎の過去を聞きました。

飛信隊離脱の深層心理

彼が死地へ戻った背景には、前夜に砂鬼一家から「桓騎の怒りの根源」を聞かされていたことが大きく影響しています。

彼は桓騎が常に「死の淵」に立っていること、そして今回の戦いが桓騎にとっての「武将としての死に場所(Aプラン)」になるかもしれないことを悟っていました。

だからこそ、かつて桓騎軍で「逃げ(Bプラン)」を担当していた自分が、最期は武将としてお頭の「Aプラン」に殉じることを選んだと解釈されています。

那貴と桓騎の関係は、単なる上司と部下以上のものでした。

那貴の心根には「武将への憧れ」があり、それを桓騎は見抜いていました。

桓騎自身も、那貴に「武将として生きてもらいたい」と深層心理で望んでいたからこそ、その憧れを見抜けたと考えられます。

肥下の戦いにおいて、桓騎はオギコに摩論・信へと伝言を伝える役割を託しましたが、これは桓騎が完璧なBプラン(脱出計画)を事前に用意していたことを示しています。

那貴が最期に桓騎の元へ駆けつけたのは、飛信隊から桓騎軍に「復帰」したという見方もできます。

これは桓騎への恩義と、武将としての桓騎の「生き様」に那貴が共感していたことの表れでした。

キングダム那貴は小西克幸さんと声優予想!

項目内容
名前小西 克幸(こにし かつゆき)
出身和歌山県和歌山市
誕生日1973年4月21日
年齢52歳
事務所賢プロダクション

アニメ版『キングダム』で那貴の声を担当しているのは、小西克幸(こにし かつゆき)さんです。

その落ち着いた低音ボイスが、那貴の冷静沈着で底知れないキャラクター性と見事にマッチしています。

原作通りの飄々とした雰囲気と、怒った時の迫力ある演技が特徴です。

「キングダム」では輪虎役も担当されていましたが、再び那貴役で登場という形となりました。

クールで強い役には、やはり小西克幸さんがイチオシですよ!

那貴に関するよくある質問(FAQ)

Q. 那貴は何巻・何話で初登場?

初登場は単行本41巻・第443話です。

黒羊丘の戦いで桓騎軍から飛信隊に派遣された監視役として登場しました。

Q. 那貴の階級と指揮兵力は?

黒羊丘戦当時から千人将クラスで、鄴攻略戦後に公式に「飛信隊・那貴隊隊長/千人将」として扱われています。

那貴隊の編成は騎兵500・歩兵500の千人隊です。

Q. 那貴は最終的にどうなる?何巻で退場?

趙北部攻略戦(宜安方面)に参加し、69巻収録エピソードの肥下の戦いにて戦死・退場しました。

77巻・856話時点での復帰や新規描写はありません。

Q. 那貴は史実に実在する武将がモデル?

史書『史記』などに対応する人物は確認されておらず、原作オリジナルキャラクターとみなされるのが一般的です。

Q. どうして桓騎軍から飛信隊へ移籍したの?

表向きは「飛信隊で食う飯がうまいから」という一言ですが、信と飛信隊への信頼・桓騎軍のやり方への距離感・自分の居場所としての選択など複合的な理由によると解釈されています。

Q. 那貴はどれくらい強いの?

一騎打ちで大将級を斬る”怪物クラス”ではないが、小人数での浸透・奇襲・敵の一隊撃破・情報分析と指揮に優れた”職人型”の強さを持ちます。

尭雲軍の一隊を那貴一家だけで撃破した描写もあります。

Q. 那貴一家のメンバーや側近は?

代表的な側近として、那貴一家の二番手とされる呂敏(ろびん)がいます。

元桓騎軍出身で、那貴とともに飛信隊に転属しています。

Q. 那貴一家は何人編成?どんな役割?

正規の千人隊ではなく、わずか5騎ほどの少数精鋭で構成される特殊部隊です。

敵陣の”すり抜け”や奇襲、斥候・揺動といった裏方仕事を専門にこなします。

Q. 那貴は桓騎の正体を知っている?

砂鬼一家に接触するなど、桓騎の出自や過去を積極的に探ろうとしていた描写があり、他の幹部よりも”核心”に近い情報を持っていた可能性が高いと考察されています。

Q. 那貴の最期はどう描かれる?桓騎とは和解した?

肥下の戦いで桓騎軍が包囲される中、飛信隊の安全な撤退を確保したうえで那貴は一人桓騎の元へ戻り、”お頭”の最期に付き合うように敵中へ消えていきました。

詳細な心情描写は多くないものの、その行動自体が桓騎への恩義と絆を物語っていると受け取られています。

Q. アニメでの声優は誰?

声優は小西克幸さんです。

原作通りの飄々とした雰囲気と、怒った時の迫力ある演技が特徴です。

まとめ

今回は、元桓騎軍幹部の那貴を見てきました。

やっぱりクールでイザとなったら頼りになる感じの那貴は、本当にカッコいいですよね!

楚水や松左を押さえてのファン投票24位という結果も納得できますよ。

さらに、桓齮の正体を解説する那貴のシーンを想像すると、もう…

むっちゃ楽しみですよね!

那貴というキャラクターは、『キングダム』において重要な役割を果たしました。

史実には登場しない完全なフィクションのキャラクターでありながら、桓騎軍という特殊な集団と飛信隊という主人公の部隊を繋ぐ存在として機能しました。

また、彼の死は桓騎軍の非道さと同時に、その背後にある複雑な人間関係と忠誠心を描き出すものでした。

冷静沈着でありながら、仲間を守るために命を投げ出す勇気を持つ那貴は、元野盗という出自を持ちながらも、武人としての誇りと義理を貫いた人物として読者の記憶に残るキャラクターとなっています。

要チェックです!\(^o^)/