129話ではマガトとキースの熱い展開やファルコの顎巨人化など、見どころなシーンが数多く登場しました。
しかしそれとは別で、考察好きとしてはどうしても避けられないハンジの発言も登場していました。
「馬の駆け足よりも速いくらいで半日で600km、4日で大陸コンプ」という地鳴らしとは、どれくらいのスピード、広さを表しているのでしょうか？
「4日ですべての大陸を踏み潰す」とは、全世界について言ってるのか？
今いちピンと来ないハンジの発言を、徹底的に検証してみましょう！
そこから見えてきた、新たな「進撃の巨人」の世界とは？
セリフミスの可能性も！？
見てみましょう！＼(^o^)／
◆ハンジの地鳴らしスピードを検証！
129話で飛行艇を飛ばすために「十分な設備があれば半日で飛ばすことができる」と、アズマビト整備士から聞いたハンジさん。
第一声は「間に合わなかった」でした。
そこから「半日もあれば６００ｋｍは被害にあい」「すべての大陸を踏み潰すまでに4日」と続けます。
ハンジさんの発言をまとめると、こんな感じです。
このハンジさんの発言に、まず反応したのがコロダイさんです。
今回ハンジが「半日で600km進む」といっていることから、壁巨人は時速50kmで進んでいると分かりました
ここで不思議に思ったのは「4日ですべての大陸が踏み潰される」と発言している点です
時速50km×4日間は4800kmなので、おおまかにですがアフリカ大陸くらいの距離です。
ということは壁巨人が踏み潰すのはマーレ大陸（現実世界のアフリカ大陸）だけ、と考えられると思います。
進撃世界ではそれ以外の大陸が存在しないことになっているのではないでしょうか？
（中略）
仮に諌山先生が全世界の地ならしを結末として頭の中に既に描いているなら、このような距離計算（「半日で600km」「4日間で全大陸が踏み潰される」）というセリフは出てこないのではないか、とまず考えました。
つまり諌山先生の頭の中では、他大陸へ侵入するよりも前に、マーレ大陸内で地ならしが止まる展開を想定しているため、無意識的に今回の不思議なセリフ（ミス）が生じたのではないか、というのが私の仮説です！
進撃の世界がアフリカ大陸辺りなことについては、進撃の世界地図、地名まとめで考察していますので、見てみてください！
さて、今回のハンジさんの発言から発生する疑問について、コロダイさんが非常に分かりやすくコメントしてくれていますね。
コロダイさん！
いつも素晴らしい考察をありがとうございます！
ハンジさんの「4日間ですべての大陸が踏み潰される」というセリフは、アフリカ大陸を踏み潰す期間としては妥当だけれど『すべての大陸』ということは進撃の世界はアフリカ大陸しかないのか？という疑問にぶつかりますよね。
ここからコロダイさんは進撃の世界はもっとあるけれど、物語自体はマーレ大陸で終わる予定だから出てしまったハンジさんのセリフミスなのではないかと予想されています。
たしかにこの考察はあるような気がしますよ！
実際に地鳴らし展開でマーレ大陸に渡り、その舞台で物語が終わる可能性は十分にあると思います。
いっぽう、恥垢種さんは別の角度から考察されています。
団長殿、もう一度、確認してみました
アフリカ大陸は30度刻みの経度方向で２マス、緯度方向も２マス強ですから、どちらの方向も６７００～７０００ｋｍくらいありますので、アフリカ大陸を踏み潰すにも５．５日以上になり、４日は微妙に日数が少ないですね。
あくまで、私の想像ですが、地球１周を４万ｋｍではなく４０００ｋｍと勘違いした結果、４日の数字が出たのではと思います。そうでも考えないと微妙に数字が合わないし、わざわざ時速５０ｋｍを明言した意味が無い気がします。
まあ、修正か、何らかの辻褄合わせが入る気がします。
進撃の世界が現実世界のアフリカ大陸だけというのは、スラバ要塞戦の世界地図（南米がある）から違う気がするので、単純なミスでしょうかね。
この考察を読んだ時、スゴく納得しました。
これまでにも進撃では、位置の間違いがチラホラ登場していました。
真っ先に思いつくのは、レイス家地下から地上に出たロッド巨人が、レイス領ではなくウォール・ローゼ領に登場したことです。
長くなるのでざっくりな説明ですが、シーナ内にあるはずのレイス領地下にいたロッドが地上に出たらオルブド区に向かうというのは、ものすごく不自然に感じました。
これは大量で様々な伏線や予想外な展開を日々考えられている諫山先生なので、どうしても細かいところを落としてしまう事はありますよね！
なので、恥垢種さんの「地球１周を４万ｋｍではなく４０００ｋｍと勘違いした」くらいはあるかな、と感じました。
恥垢種さん！
いつも素晴らしい考察をありがとうございます！
もしこの考察が正しければ「すべての大陸を踏み潰すまで」が「マーレの大陸を踏み潰すまで」に改変されるのでは、と思われます。
ちなみにアフリカ大陸の距離は「南北約8,000km、東西約7,400km」（Wikipediaより）となっています。
なので恥垢種さんの仰る通り、4日では微妙に少ない計算になりますね。
コロダイさんの「物語がマーレ大陸で終わる予定だから出たハンジさんのセリフミス」なのか、恥垢種さんの「地球一周との計算ミス」なのか。
これからの展開も要チェックですよ！
いっぽうで、管理人アースはまた違ったセリフミスなのではないか、と考えています。
さらに考察を続けます！
◆「ハンジさんのセリフミス」と予想！
コロダイさんと同じで、管理人アースもセリフミスなのでは、と考えています。
ただ物語がマーレ大陸で終わるところからの勘違い、ではなく「セリフの順番を間違えたのではないか」と考えています。
「すべての大陸を踏み潰すまでに4日」は本当は「大陸のすべてを踏み潰すまでに4日」という意味だったのではないでしょうか？
進撃のセリフは、「遊び」をもうけて作られています。
「解釈に幅をもたせる表現」という意味なのですが、諫山先生が意識してそのようにセリフを言わせているのは間違いありません。
例えばエレン放送に登場した最後のセリフなんて、ものすごく色々解釈できますよね！
「そこにある命を この世から駆逐するまで」という表現は、「外の世界の全ての人を駆逐する」という意味だと考えられますが、「そこにある命を この世から駆逐」というと何か違う意味を考えてしまいます。
その最たる考察は123話考察！エレンの「命」を検証！駆逐する対象とは？にて考察していますので、見てみてください！
このように進撃は、解釈の幅を持たせたセリフ作りをかなりデリケートにされているのが分かります。
そのためそちらに意識が行き過ぎ、「大陸のすべてを踏み潰すまでに4日」という意味のセリフを「すべての大陸を踏み潰すまでに4日」と表現の順番を間違えてしまったのでは、と管理人アースは考察します。
もしこの考察が正しければ、この時のセリフはコミックスでは修正されるのではと思いますよ！
さてさて、コミックスで修正が入るのか？
それとも本当に4日で世界が踏み潰される、というひっくり返るような展開がそのまま進んでいくのか？
130話以降も要チェックですよ！＼(^o^)／
