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アニ・レオンハート

アニが泣いていた理由を検証!正体が女型の巨人なのはなぜ?

「女型が泣いていた理由を再検証!」を追加しました!

第30話にて、女型の巨人によって奪われたエレンは、リヴァイ兵士長とミカサの手によって連れ戻されました。

これはリヴァイ兵士長の戦闘力の高さを物語る名シーンとなっていますが、エレンを奪い返した際に女型の巨人が泣いている場面が確認できます。

なぜ女型の巨人、つまりアニは泣いていたのでしょうか?

アニが泣いていた理由を考察してみましょう。

◆第30話「敗者達」でアニが泣いていた理由

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ネットで「アニが泣いていた理由」を検索して、出て来た意見を挙げてみましょう。

「あれだけ仲間殺しまくってまで決行した作戦だったのに、 エレンは奪われてしまい、奪還に行けるだけの体力も残っておらず 結局失敗に終わってしまった無念さによるものだろ。」
「何人も殺したのに徒労に終わってしまったから」
「そりゃ命かけて仲間を守ろうとする人間の絆に心動いちゃったんだな」
「正体がバレる危険を犯してもエレンを連れ去れなかったから」

他にもいろいろな意見が出されていますが、代表的な意見はこんなところでしょうか?

いろいろな意見が出ているという事は、決定的な理由が分かっていないからです。

どれも当たっているかもしれないですし、違うかもしれません。

正解は分かりませんが、女型の巨人アニの性格を見て正解に近付いてみましょう。

◆「ごめんなさい…」謝っているアニ

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「進撃の巨人」第18話「今、何をすべきか」より

第18話「今、何をすべきか」にて、トロスト区の壁の破壊によって死んだ兵士たちの死体を見て「ごめんなさい…」と謝っているアニの姿が見られます。

壁の破壊に伴い、巨人を連れてきたのが女型の巨人アニだと言われているので、兵士が死んだことに罪悪感を抱くのは分からないでもないでしょう。

しかし、アニは壁を破壊し、人類を滅ぼす「戦士」のはずです。

謝っている時点で、「戦士」としては失格でしょう。

アニも同じ戦士でありながら、「戦士」と「兵士」の間で揺れ動いているライナーと同じように、揺れているのだということが窺えます。

前にも書きましたが、アニは戦士としては「優しすぎる」のでしょう。

ここから「女型の巨人アニが泣いていた理由」を考察してみましょう。

アニは泣く前に、エレンを奪うために多くの調査兵を殺しています。

直接自分の手で殺し、トロスト区の破壊の時と同じように引き連れてきた多くの巨人によっても、たくさんの兵が殺されています。

そこまでして奪ったエレンが、奪い返されてしまった。

おそらくこの涙は「罪悪感」と「無念」から出たものでしょう。

そして前に書いたとおり、アニの「戦士」をしている動機は「父親のため」ですから、それが達成できなかった「悲しみ」の為の涙なのではないでしょうか?

このあたりが「アニが泣いていた理由」だと思われます。

この涙は、アニの優しさの証明のようにも見えますね。

◆女型が泣いていた理由を再検証!

ここまでは2年以上前に書いた記事となっており、読み返すと懐かしいですしちょっと恥ずかしいです(・_・;)

現在展開している「マーレ編」に入り、ライナーの過去が明らかとなると同時にアニの過去もかなり明らかとなってきました。

ここで、今一度この時にアニがなぜ泣いていたのかを再検証したいと思います!

2年以上前に書いた記事部分では、アニが泣いた理由は「優しさ」「罪悪感」であると書いていました。

これは現在でもある程度その通りだと考えていますが、この時にはアニが戦士になったのは「父親のため」であり、泣いた理由が「父親の為に目的を達成できなかったから」だと考察していました。

これは同時期に書いたアニレオンハートの過去に何が?女型の巨人になった理由を検証!でもそのように考察しており「父親の為に戦っていた」と考察していました。

これは現在の管理人アースだと、ちょっと見方が変わっています。

現在展開している「マーレ編」で明らかとなったアニの過去を見ると、違和感を覚えますね。

100話まで進んだ現在でもアニがなぜ戦士となったかは分かりませんので、もしかしたら「父親のために戦士になった」のかもしれません。

ただ、アニ自身が「父親のために戦っていた」のかというと違うような気がするのです。

例えば、第96話「希望の扉」では、マーレもエルディアもまとめてボロクソに言いながらライナーを蹴り続けるアニが登場しました。
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「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

これについては96話考察!アニがライナーを蹴り続けた理由を検証!でも書きましたが「何ともならない自分を自覚したためのストレス」だと考察しました。

つまり、ライナーを蹴り続けたアニは強いストレスによりキレて蹴り続けたのであり、その原因が「父親の元へ帰る」という自分中心な理由で周りを犠牲にしている自分を自覚しているからだと考察したのです。

自分勝手な理由で自分を戦士にした父や、マーレやエルディアも全てが「クソッタレ」であり、そう思いながらも自分もそうであると考えているので、これはかなりのストレスですよね!

そして96話考察!アニがライナーを蹴り続けた理由を検証!でも取り挙げていますが、ライナーを蹴り続ける場面は「LOSTGIRLS」を踏まえて作られた展開だったのではないかと管理人アースは思っています。
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「LOST GIRLS」第4話「コデロイン」より

そして99話にて登場したアニ父が杖を持っていた事から、おそらく「LOSTGIRLS」のこの場面を諫山先生が本編でも反映しているのだと察せられます!
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「進撃の巨人」第99話「疾しき影」より

つまりアニが訓練中にキレて父親を蹴り続けたために、その次の日から脚を引きずりながら歩くようになってしまった父が、怒らずにアニの攻撃力が上がったことを喜び、さらに厳しい訓練を課すようになったというエピソードが、原作でも反映するのではと思われるのです。

このエピソードからアニは父に逆らえなくなったというのは、重要なエピソードですよね!

そしてそんな父と「必ず帰ってくる」と約束をしたアニは、何が何でも帰ろうとするでしょう。

そしておそらくは父にもクソッタレだと感じていながらも、「帰りたいと思っている自分」も自覚していたのだと思われます。
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「LOST GIRLS」第5話「アニ・レオンハート」より

この相反する思いもストレスの一因となっていると思われますが、アニは父親の元に帰りたいと思っていたでしょう。

話を最初の考察に戻しますが、このような理由から、エレンを奪還できず目的が達成できなかった為に「父親の元に帰れなくなった」から女型@アニは泣いていたのではないかと考えられます!

自分に蹴り続けられたために脚を引きずりながら歩くようになっても訓練を止めることをしなかった、呆れてしまうような父親ですが、そんな父の元にアニは帰りたいと思っており、それを達成できなかったために泣いたのだと考えられます!

エレンとともにマーレに乗り込んでいるアニとアニ父の邂逅場面が登場したら、むっちゃ熱いですよね!\(^o^)/

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