駐屯兵団司令官、ドット・ピクシス。
初期から終盤まで登場し、最後までエレン達を導いた尊敬すべき人物となっていました。
いつも酒を片手に持っている気さくな人物でしたが、その言葉にはいつも重みがありエルヴィン団長ですら頼りにしている場面もありました。
そんな彼からは含蓄ある、素晴らしい名言がいくつも登場しています。
初期から終盤までの名言を見直し、ピクシス司令の担っていた役割を考察してみましょう!
◆進撃の巨人ピクシス司令名言まとめ!
ピクシス司令の名言その1:第12話「偶像」から!
「やはり見当たらんか…」「超絶美女の巨人になら食われてもいいんじゃが…」
第12話冒頭にて、ウォール・ローゼの壁上にて出た名言で「生来の変人」という、ピクシス司令を印象付ける名言です。
酒の入ったスキットルを飲みながらこのセリフを言ったピクシス司令は、とんでもない変人だと管理人アースは思いました^^;
ピクシス司令の名言その2:同じく第12話「偶像」から!
「ワシが命ずる!!」「今この場から去る者の罪を免除する!!」
ウォール・ローゼの壁上での、演説の中の一節。
巨人への恐怖から逃げようとする者達が現れ、その者達を断罪しようと隊長が斬りつけようをするなど、混乱し始めた場を鎮めた名言です。
この後の「巨人の恐ろしさを自分の親や兄弟、愛する者にも味わわせたい者も!!」「ここから去るがいい!!」という演説で、逃げようとする者たちを再び呼び戻しました。
ピクシス司令の「人類の最重要区の全権を託された人物」という器を証明した、素晴らしい名言ですね。
ピクシス司令の名言その3:第13話「傷」から!
「人類が生き長らえる為ならワシはー」「殺戮者と呼ばれよう」
ピクシス司令の作戦により、2割の兵を失ったという報告を受けた後のセリフです。
ピクシス司令の覚悟を表している名言であり、後の第63話「鎖」にて「生き残る人類の数を尊重しておる」というセリフとも繋がっています。
駐屯兵団トップという立場でもあるピクシス司令の、人類に対する背負っている責任を感じさせる名言です。
ピクシス司令の名言その4:第110話「偽り者」から!
上手い嘘のつき方を知っとるか?
時折嘘を交ぜて喋ることじゃ
イェレナを事情聴取するピクシス司令から出た名言。
頭脳派であるピクシス司令の、切れ味鋭い名言となっていますよね!
真の目的は安楽死計画だったイェレナですが、それを上手く隠し言い訳を取り繕っていました。
それを察したピクシス司令のセリフですが、これはタイトル「偽り者」にも掛かっている言葉になっていますよね。
110話冒頭に登場したジークの「ジーク・ガスを吸うと体が硬直する」という嘘に掛かっているタイトルですが、イェレナの嘘にも掛かっています。
さらにこのジークの嘘の説明にも、ピクシス司令の「時折嘘を交ぜて喋る」が掛かっています。
この辺り、Wミーニングが上手い諫山先生の構成が光る演出ですよね!
イェレナを鋭く尋問するピクシス司令の名言は、諫山先生の演出が光るWミーニングが施されている、超名言となっていました!
ピクシス司令の名言その3:第111話「森の子ら」から!
これで数百数千の同志が殺し合わずにすむのなら…
安かろう
生き残る壁内人類の数を重んじるピクシス司令。
16巻63話でエルヴィン団長に言っていたように、今回の名言でも数を重んじるピクシス司令の考えが感じられました。
己の気持ちよりも、壁内人類と仲間の命を尊重するピクシス司令。
ザックレー総統が死亡し混乱を極める兵団をまとめるには、十分な器を感じさせる名言でした。
さらに裏では、キッチリとエレンの始祖を別の人物に移行させる手を打ってもいました。
これは司令というポジションである、オトナな対応でしょうが…
最初から最後まで生き残る人類を少しでも多く残す方法を考えるピクシス司令の、初期から一貫したポリシーが感じられる素晴らしい名言でした!\(^o^)/
◆進撃の巨人ピクシス司令の名言から感じられる役割を考察!
「超絶美女の巨人になら食われてもいいんじゃが…」という名言からピクシス司令は「生来の変人」として登場しています。
このピクシス司令の変人という設定は、巨人化するエレンを信用し尚且つアルミンが提案した「巨人化したエレンで壁の穴を塞ぐ」という作戦をその場で実行するという、常識では考えられない決定を下すための物ではないかと管理人アースは感じました。
ピクシス司令は「変人」というよりも「柔軟」なのでしょうね。
年齢は分かりませんが60才くらいでしょうか?
この年齢から考えたらとても柔軟な人物だと思います。
ザックレー総統とエルヴィン団長は、自分の夢や目標のためにクーデターを実行しました。
しかし「人類が生き長らえる為ならワシはー」「殺戮者と呼ばれよう」という名言からも分かるように、ピクシス司令の決断は全て人類のためです。
今回の名言から、ピクシス司令は「壁内人類のため」という価値観をエレンやエルヴィン団長に影響させる役割を担っているのだと管理人アースは感じました!
→ 【ドット・ピクシスのモデル秋山好古ってどんな人物?経歴まとめ!】
→ピクシス司令の経歴プロフィールまとめ!
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団長殿、いつも更新お疲れ様です。
やっぱりピクシス司令と言うと、エレン達を小鹿隊長の榴弾攻撃から救ってくれた大恩人と言う印象です。
兵団トップであるはずの総統が自分的にはちょっとアレで残念な人だったので、ピクシス司令には全幅の信頼を寄せていた部分もあります。
ピクシス司令の名言をひとつ挙げるなら、自分は壁上演説での「我々はこれより奥の壁で死んではならん!!どうかここで死んでくれ!」を選びます。
一見、人の命を軽んじているようにも思えますが、この決断が出来たからこそ巨人に初勝利する事が出来たんですよね。
そんなピクシス司令がジーク液入りのワインを盛られた上に、イェレナに愚弄される展開は見ていて本当に悔しかったです。
先週、final seasonでの会食シーンを見ながら感じた事ですが、イェレナがワインを兵団上層部に盛ったのは、あくまでも兵団が言う事を聞かなかった時の保険でもあったと思います。
ピクシス司令が速やかにエレンとジークを引き合わせてさえいれば、あんな悲劇的な末路を辿る事は無かったのでは?と思うと、なんだかやるせない気持ちになります。
進撃の巨人は人間の持っている心の弱さだったり、醜い部分を実に鋭くリアルに抉ってきますよね。
「上手いウソのつき方を知っとるか?
時折、真実を混ぜて喋ることじゃ。」
これは、この作品そのものを鮮やかに象徴
する 名言中の名言です!
そもそも巨人や巨大な壁など、現実には無い
大ウソなのです。
なれど、巨人は現実に起こり来る大きな危機、
壁はその危機から守ってきたものを 象徴して
います。
例えば、東日本大震災という現実の危機に見舞
われ、安全とされてきた防災設備や原発が脆く
も崩れてしまった。
こういった真実が物語に転化され、大ウソが
上手いウソとなって読者を惹きつけたのです。
この事はマンガに限らないと思います。
「優れたエンタメ作品とは、リアルな現実と
虚構=娯楽とのバランスが 絶妙に出来て
いる」ということです。
その事を端的に言い表した 蓋し名言です。
ただし、上手いウソばかり見ていると、現実と
虚構との見境がつかなくなる恐れがあります。
くれぐれも「マンガの読み過ぎ」には気をつけ
ましょう。(笑)
>「マンガの読み過ぎ」には気をつけ
ましょう。(笑)
進撃の読みすぎに気をつけています(笑)
管理人アース
もうすでに手遅れだと思います(笑)
普通の東洋人 殿
進撃が終わっても、近頃では
「ヤングマガジン」が面白くて
マンガから離れられません。
私もすでに手遅れです。(爆)