進撃の巨人

進撃の巨人リヴァイ兵長の「クソメガネ」を検証!ハンジの仇からエレン対決展開か?【132話】

リヴァイ兵長がハンジさんを「クソメガネ」と呼んでいるのは、かなり初期からですよね。

もちろん兵長の口の悪さが感じられる表現なのですが、そこからは親しみや気安さも感じられますよね。

しかし、ここ最近は「ハンジ」と呼んでおり「クソメガネ」と呼ぶシーンはずっとありませんでした。

そんな中、今回ハンジ死亡回となった132話では久々に「クソメガネ」と読んでいました。

ずっとハンジさんを「クソメガネ」と読んでいなかったリヴァイ兵長が、いきなり2度もハンジさんを「クソメガネ」と呼ぶなんて…

何か、意味が込められていそうですよね。

ではここに、どのような意味が込められているのでしょうか?

検証していくと、まさかの「リヴァイ兵長VSエレン」の展開予想に繋がる!?

見て行きましょう!

◆リヴァイ兵長のこれまでの「クソメガネ」発言を検証!

これまでの「クソメガネ」発言まとめ

まず、これまでリヴァイ兵長がハンジを「クソメガネ」と呼んだ場面を振り返ってみましょう。

初めての「クソメガネ」は、6巻26話にて登場しています。

「進撃の巨人」第26話「好都合な道を」より

口の悪い兵長が悪態をついた、という感じの呼び方ですよね(笑)

次に、14巻51話にて発言しています。

「進撃の巨人」第51話「リヴァイ班」より

巨人の正体が人間だった、という説明をしているハンジについてツッコミをいれる兵長からの登場でした。

これまでにリヴァイがハンジを「クソメガネ」と呼んだのは、この2場面だと思われます。

思っていたよりも少ないですよね。

もしかしたら見落としがあるかもなので、気付かれた方がみえましたらご指摘ください!

ちなみに、思っていたよりも少ない理由に「リヴァイの気遣いもあるのだろう」と思われる諫山先生の一問一答があります。

見てみましょう!

ハンジが団長になってからは「クソメガネ」と呼んでいなかった

2017年の「別マガ7月号」掲載の「諫山先生の一問一答」にて、「クソメガネ」について取り上げられていました。
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「別冊マガジン7月号」より

Q、何でリヴァイはハンジのことを「クソメガネ」と呼ばなくなったのですか?
A、ハンジが団長になってからは、リヴァイもさすがに組織の長の立場を重んじているようです。

この一問一答を読んだアースは94話「壁の中の少年」あらすじ考察と感想!で、90話場面のリヴァイの発言について指摘しています。
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「進撃の巨人」第90話「壁の向こう側へ」より

この場面を挙げ、『ここで「オイ ハンジ」と言っているけれど、以前だったら確かに「おい、クソメガネ」と言っているところですよね(笑)』と指摘しています。

リヴァイも団長になってからのハンジの立場を考えて、「クソメガネ」と呼ぶのを控えていたのでしょう。

これにより、これまでに2回しか呼んでいないという少なさに繋がったのかもしれません。

◆132話「クソメガネ」を検証!

そのようにハンジの立場を考え控えていた「クソメガネ」発言を思わず言ってしまっている、132話のリヴァイの場面を振り返ってみましょう。

まずは、ピークに振られてしまったハンジに対してのセリフです。

「進撃の巨人」第132話「自由の翼」より

……

見直しても、なぜここでこれまで控えていた「クソメガネ」という呼び方をリヴァイが敢えてしたのかは、分かりませんね。

ただハンジが即答せず「…」と間があったのは、むちゃ久しぶりに「クソメガネ」と呼ばれて驚いていたからなのかもしれません。

そうやって読むと「巨人とは片思い」だけど「俺とは両想いだが」という意味が含まれたセリフ、とも読めますよね。

「団長」としてではなく「個人的な会話」としてこのセリフを言ったと読めば、ここで「クソメガネ」と呼んだ意味は分かります。

ハンジさん追悼記事では否定気味に書きましたが、「俺とは両想い」という意味も込めてこの発言はしたのかもしれません。

2回目の「クソメガネ」は、まさに地鳴らし巨人に向かうハンジさんに対しリヴァイが呼び止めた場面です。

「進撃の巨人」第132話「自由の翼」より

これについては普通の東洋人。さんからコメントをいただいております。

リヴァイの「クソメガネ」の呼び方に、「…そんな事、勝手にてめえ一人で決めてしまいやがって!」という、怒りのような悲しみのような感情が感じられて、リヴァイにとってのハンジさんがどんな存在だったかが伝わりました。

実は今回の記事を書こうと決めるキッカケとなったのが、このコメントです。

普通の東洋人さん!

いつもありがとうございます!

全く同じイメージを管理人アースも抱きました。

唯一の生き残りで長い付き合いであるハンジ。

そんなハンジに別れとなる決断をされてしまった、という怒りとも悲しみとも取れる感情が「クソメガネ」には表れていると感じます。

こうやって見直すと、今回呼んだ2回ともハンジを団長としてではなく個人的な気持ちから呼んでいたように見えますよね。

そんなハンジに兵長は最後に「じゃあなハンジ」「見ててくれ」と言い残しています。

「進撃の巨人」第132話「自由の翼」より

これには個人的感情、公的な気持ちの両方が相まっていそうですよね。

「見ててくれ」という言葉には、「むこうでエルヴィンやミケたちと一緒に」見ててくれ、という意味が含まれているのは間違いありません。

「みんな見てるかな」のハンジと兵長の会話からも、そういう意味でリヴァイが言ったのは間違いないと思います。

「進撃の巨人」第132話「自由の翼」より

では、ここから「クソメガネ」的私情と兵団公的な気持ちの両方から「見ててくれ」と言った兵長の気持ちは、どこに向かうのでしょうか?

アースはエレンに向かうのではと予想しています。

◆リヴァイ兵長の仇リストにエレンが追加されたという意味がある?

リヴァイ兵長の目的は、エルヴィンの仇であるジークです。

これはエルヴィンとの約束でもありますし、リヴァイの悲願となっていました。

このリヴァイの目的にハンジの仇として、エレンも追加されることになったのではないでしょうか?

これにはやはり、エレンが暴走した時に止めるのはリヴァイ、という伏線回収にも繋がりますし、あるかなと。

「進撃の巨人」第18話「今、何をすべきか」より

始祖エレン巨人に到着し、エレンとジークに再会した時のリヴァイ兵長は必見ですよね!

二つの標的を同時にロックした、という表情になることを期待ですよ。

そんな展開が来るような気がします!

こうやって見ると、ハンジ死亡にはリヴァイ兵長にエレンを標的にさせる意味があったのかもしれないな、と感じました。

「ハンジ死亡に必然性が見えない」「ここでハンジが死亡しなければいけない意味が分からない」という意見をいくつか目にしましたが、もしかしたら今後のリヴァイ兵長の展開の為だったのかもしれないなと。

そのようにも考えられますよね!

今回の考察で、以下のように予想できました。

  • 132話も含め、「クソメガネ」呼び方には親愛なる私情が入っている。
  • ハンジへの親愛を表す表現から、仇としてリヴァイの標的にエレンが追加される意味も表れている。
  • さてさて、今後のリヴァイにどのような展開が待っているのか?

    ジークとエレン両方と戦う展開になるのか?

    要チェックですよ!\(^o^)/

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