進撃の巨人

進撃の巨人アッカーマン宿主はウソ確定!ミカサの頭痛の真実は?【130話考察】

アース
アース
エレンの「お前がずっと嫌いだった」もウソだった!!!\(^o^)/

「イェレナとの密会」「フロックとの会話」「泣いているヒストリア」など、多くの伏線回収が登場した130話の中でも最も大きな伏線回収と言えばこれでしょう。

アッカーマン宿主習性はウソだった!!!

エレンの回想シーンから、ウソが確定しました!

これ、かなり衝撃的な事実ですよね。

となると、112話でなぜエレンはアッカーマンには宿主習性があるとウソをついたのか?

さらに宿主が理由で無いのであれば、ミカサの頭痛の真の理由とは?

検証してみましょう!

◆アッカーマン宿主習性とは?

2018-12-15_050755

「進撃の巨人」第112話「無知」より

112話でエレンの口から明かされたアッカーマンの宿主習性。

最新話130話にて、これがウソだったと確定しました。

112話でエレンから明かされたアッカーマン習性や宿主については、以下でまとめ考察していますので見てみてください!

アッカーマンの宿主習性とは
「宿主を認識すると血に組み込まれた習性が発動しリミッター解除される。」
「本来の自分が宿主の護衛を強いられる事に抵抗を覚え頭痛を起こすことがある。」

という設定です。

つまり、これ自体がウソであったということになりますね。

ただ、この宿主設定以外のアッカーマン習性についてもエレンは語っています。

これらについて今回のウソ確定を踏まえ、管理人アースなりに○✗を付けてみました。

◎アッカーマン一族はエルディア帝国が長い歴史の中で弄くり回し偶然できた
◎人の姿のまま 一部巨人の力が引き出せる
✗エルディアの王を守る意図で設計されているため、宿主を認識すると血に組み込まれた習性が発動する
◎リミッター解除されると極限まで身体能力が高められる
◎リミッター解除されると「道」を通じて過去のアッカーマン一族が積み重ねた戦闘経験を得られる
✗リミッター解除されると本来の自分が宿主の護衛を強いられる事に抵抗を覚え頭痛を起こすことがある

こんな感じかなと。

宿主習性以外は、たぶん本当の事を話していると感じました。

ピクシスさんも「ウソと真実は混ぜて言った方が良い」と言っていましたしね(笑)
2018-10-12_050322

「進撃の巨人」第110話「偽り者」より

ちなみに公式ガイドブック「Answers」まとめ!にて「アッカーマン家には君主的存在に仕えることで力を最大限に発揮できる人が多い」とも諫山先生から言及されており、血統ではないけれどこういう人は多いと明らかとなっています。

ミカサやリヴァイ兵長、ケニーを見れば何となく分かるかなと(笑)

さて、ではエレンはなぜこのようなウソをついたのか?

さらに検証してみましょう!



◆エレンがウソをついた理由を検証!

2018-12-06_063006

「進撃の巨人」第112話「無知」より

エレンが存在しないアッカーマン宿主習性をでっち上げ、ウソをついた理由とは何なのか?

これは、ミカサを自分から突き放すためでしょう!

地鳴らしを起こし世界中から悪魔と罵られるであろう、自分から突き放すためという理由となりそうです。

もう一つは、地鳴らし計画を打ち明ければミカサとアルミンから猛反対される事が目に見えているから、とも考えられますね。

それでも二人には打ち明けて欲しかった、と管理人アースは感じますが(´;ω;`)

さらに派生した考察となりますが、この時にアッカーマン宿主習性をでっち上げてミカサを突き放した事により、ヒストリアの子どもがエレンの子ではないだろう、と感じました。

この時のエレンは、「お前が俺に執着するのはアッカーマン宿主習性からであり、好意ではない」「そんなお前が俺は嫌いだ」と突き放す為にウソをついています。

もしヒストリアの子どもがエレンの子であればそんなウソを言わなくても、そのままを言ってミカサを突き放せたのではないでしょうか?

「ヒストリアとの間に子どもができた」「お前よりヒストリアが好きだ」と。

そう言わず、わざわざアッカーマン習性をでっち上げてまで突き放したということはヒストリアの子はエレンとの子ではないのだろうなと感じました。

同時にやはり、エレンは根っこでミカサが好きなんだなぁ、と感じました。



◆ミカサの頭痛の理由は東洋の一族習性?

  • 第2話「その日」にてエレンの母親でミカサの養母であるカルラが巨人に殺された場面
  • 第5話「絶望の中で鈍く光る」にて避難出来なかった母子を助けた場面
  • 第7話「小さな刃」にてエレンの死を聞いた後にガス切れで落ちた場面
  • 第29話「鉄槌」にて女型の巨人にエレンが食べられるのを見た場面
  • 第45話「追う者」にてライナー達にエレンが連れ去られた事を聞いた場面
  • 第83話「大鉈」にて、アルミンが瀕死の状態になっている所を発見した場面
  • 第109話「導く者」にて、ルイーゼの敬礼を見た場面
  • 第112話「無知」にて、エレンからアッカーマン一族の習性を説かれている場面

アッカーマン宿主習性がウソであり、「リミッター解除されると本来の自分が宿主の護衛を強いられる事に抵抗を覚え頭痛を起こすことがある」がウソであるならば、ミカサの頭痛の理由はどのような理由から発生するのでしょうか?

上の表から見るに、「気圧の変化」とかではないと思われます(笑)

112話考察!ミカサの頭痛はアッカーマンの抵抗か検証!で考察していますが、ミカサの頭痛はアッカーマン習性ではなく「東洋の一族」から来ていると考えられます。

つまりアズマビト家の習性なのではないかなと。

キッカケは「想い人の命の危険を感じて発動するループ能力の予兆」とか。

ちょっと飛んだ予想になりますが、そのように管理人アースはイメージしています!

今回の考察では、以下のように予想できました。

  • アッカーマンの宿主習性はウソである事から、ミカサの頭痛はアズマビト家習性から来ている
  • ヒストリアの子どもはエレンの子ではない
  • 頭痛はアズマビト家のループ能力発動予兆では
  • さてさて残された謎、ミカサの頭痛の回収はいつなのか?

    これからのミカサには、今まで以上に要注目ですよ!\(^o^)/

    ◆アッカーマン誕生秘話は明かされるのか?

    アッカーマンの宿主習性がウソだと確定し、ミカサの頭痛もアッカーマン習性ではないだろうと予想できました。

    そこで気になるのが「じゃあこれまでのアッカーマン一族のエピソードって、どこまでが本当なの?」というところですよね。

    今回明らかにウソだと確定した情報を削除し、これまでに明らかとなっていた情報をまとめてみましょう!

  • アッカーマン家はもともと王政の懐刀であり王政中枢のひとつだった。
  • アッカーマン家血族はレイス王に記憶改ざんされない。
  • アッカーマン家はレイス王政に逆らい迫害を受けてきたが、王政に恐れられている。
  • アッカーマン家でリミッター解除した人物は、ある瞬間に力が沸き、力に目覚めたような感覚を経験している
  • アッカーマン一族は王家の伝承のみの存在とされてきた「巨人科学の副産物」
  • アッカーマン一族はエルディア帝国が長い歴史の中で弄くり回し偶然できた
  • 人の姿のまま 一部巨人の力が引き出せる
  • リミッター解除されると極限まで身体能力が高められる
  • リミッター解除されると「道」を通じて過去のアッカーマン一族が積み重ねた戦闘経験を得られる
  • おそらくアッカーマン一族というのは、エルディア帝国時代に巨人について調べている過程で偶然に生まれた一族なのでしょう。

    「巨人科学の副産物」と「偶然できた」という説明から、そう察せられます。

    ただ、その誕生秘話がこれからの作中で明かされる展開は、難しいかもですね。

    「作中に登場したこれらの情報から、読者それぞれでイメージしてね」という流れになるのでは、とイメージします。

    それでは逆に、これからのアッカーマン一族の役割を予想してみましょう!

    ◆アッカーマン一族に残された役割とは?

    マーレ大陸に渡りエレンを止めることになるであろう、ミカサとリヴァイ。

    彼らアッカーマン一族に残された役割とは、いったい何なのでしょうか?

    上記に挙げたアッカーマン一族の性質で、「始祖の巨人でも記憶を改ざんできない」という設定は、今後も重要になってくるのではとイメージできます。

    130話でエレンは「耐え難いなら始祖の力で記憶を操作する」と、ヒストリアに発言しています。

    未来の記憶を見ているエレンの発言だけに、「これから始祖の力でエレンが記憶を操作する展開が来る」という伏線かもしれませんよね。

    そんな展開が来たら、エレンに操作されないストッパーズメンバーは「イェレナ、オニャンコポン、ミカサ、リヴァイ」です。

    この中で物語の展開的に重要になって来るのは、間違いなく「ミカサ、リヴァイ」アッカーマンコンビでしょう!

    地鳴らしを止められそうになったエレンが記憶操作をし、それでも止められないのがアッカーマン一族であるミカサとリヴァイ、という展開になるかもしれませんよね!

    最後の最後までエレンを止めることができそうなのが、アッカーマン一族ということになりそうですよ!

    一族誕生秘話が作中で登場することは無いかもですが、役割としては最後の最後までありそうなアッカーマン。

    ミカサとリヴァイには、最後まで要注目となりそうですね!\(^o^)/

    アース
    アース
    記憶操作されたハンジさんに「オイ!しっかりしろ!」と言うリヴァイをイメージして泣ける(泣)
    進撃の巨人最新話ネタバレ考察!全伏線を完全網羅【全話】 伏線や謎が多く張り巡らされた作品である進撃の巨人。 進撃の巨人を楽しむためには、あらゆる角度から伏線を考察したりするのが欠...
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    POSTED COMMENT

    1. ユミル・イェーガー より:

      こんにちは。

      >エレンに操作されないストッパーズメンバーは「イェレナ、オニャンコポン、ミカサ、リヴァイ」

      この四人が死亡退場してしまったら・・・・
      ないないない、それは、ない・・たぶん・・

      ミカサの頭痛の謎。。。
      キヨミ様に聞くしかないでしょう。

      たぶん・・
      ユミルの民の「道」=生存本能
      アッカーマンの「道」=闘争本能
      東洋の一族の「道」=母性本能

      そのどれもが混じる、どれもに通じているミカサの中で、
      それぞれの「道」から送られる記憶と記憶がぶつかって起きちゃったんじゃないかと。

      • >それぞれの「道」から送られる記憶と記憶がぶつかって起きちゃったんじゃないか
        東洋の「母性本能」というのがミカサのエレンへの気持ちから働くのか…
        せめぎ合って頭痛になる、というのも面白いですね(*^^*)
        ルイーゼにも母性がくすぐられていたのかも。

        管理人アース

        • ユミル・イェーガー より:

          団長 いつも返信ありがとうございます。

          そうなんですよ。
          ルイーゼの時の頭痛は?
          って考えた時、
          エレンに対する母親のようなおせっかいだけでなく、
          ルイーゼにも、それが出たのかな と。

    2. 馬来熊 より:

      アッカーマンの能力って身体能力もそうですが、
      一族の戦闘経験を共有できるのってよく考えたらとんでもなく強力ですね
      他の戦うマンガではまず見かけない能力です

      しかもこれ、「既に死んだ人の記憶も『道』に蓄積されてる」ということなんでしょうか
      アッカーマンの分しかないとか? いや、アッカーマンが巨人の力を再現しようとして造られたなら、アクセス方法がまだよくわかっていないだけで、ユミルの民には普通にあることなのかもしれません
      そうなるとカルラの記憶もどこかにあるのかな……

      • >カルラの記憶もどこかにあるのかな……
        始祖持ちのエレンなら見つけられそうですよね。
        …その上でマーレを平らにしようとしているのかなぁ…
        カルラの「行かないで」という最後の言葉を見ると、それもありそう(泣)

        管理人アース

      • キャップ より:

        ドラゴンの紋章があります

    3. 和銀 より:

      こんにちは☀️アース団長 コメント一度消えてしまい
      簡単にコメントさせて頂きます
      ミカサの頭痛は将軍家の力で特殊な能力なんだけど覚醒していない(ミカサのお母さんも普通ぽかったので)そしてアッカーマンハーフの彼女は最強の能力を持ってしまっているのかも知れません フリッツ王が将軍家の子息が壁に連れてこられた ついて行った理由もそこにあるのかも知れませんが 覚醒条件や何か封印されていたりするのでしょうか?厨二っぽいですが💦
      私はミカサが愛で救うと信じてますし
      兵長は最後にはジークとハンジさんで選択を迫られる展開があるのかなとなんとなく妄想しています これ以上ほんとは兵長に人殺しをしてほしくないので
      (ますます弱体化アルミン状態で申し訳ありません)
      拙い考察 第二投 失礼いたしました はっ!

      • >ミカサが愛で救うと信じてますし
        この展開、来て欲しいですよね!
        クルーガーの「人を愛せ」の回収としても登場して欲しいです。
        頑張れ、ミカサ!(*^^*)

        管理人アース

    4. キース(傍観者) より:

      アースさん、こんばんは。

      エレンの最良の結果になるため何度もループを繰り返しているとの前提での妄想です。

      大切な役割をするキーパーソンがその必要な役割を果たす前に死んでしまい最良の結果にならなかった場合を【NGループ】とし、その分岐点でキーパーソンが生き延びた場合を【OKループ】とし、それを確認した時にミカサに頭痛が起こると仮定します。

      第2話 キーパーソン=ハンネスさん
      【NGループ】カルラ巨人に向かっていき食べられてしまう。
      【OKループ】逃げた事により生き延びた事を確認しミカサは頭痛。そしてエレンを覚醒させるキッカケを作ってから死亡しお役目完了。

      第5話 キーパーソン=ルイーゼ
      【NGループ】リーブスに道を塞がれたまま巨人に喰われて死亡。
      【OKループ】生き延びた事を確認しミカサに頭痛。そしてまだ作中で描かれていないが、ミカサへの愛情をエレンに気付かせるやり取りがあったのではないか?そしてお役目完了。

      第7話 キーパーソン=ジャン
      【NGループ】ミカサに奮起させられる事なく告白しなかった事を悔やみながら屋根の上で巨人に食べられてしまう。
      【OKループ】これは作者のミスリード。エレンが死んだと聞いてミカサが頭痛を起こしているのではなく、見上げた上空に生きて立体起動で飛んでいるジャンが見えて頭痛。そして130話以降にジャンは最良の流れのための行動を行いお役目完了。

      第29話 キーパーソン=アニ
      【NGループ】ミカサが駆け付けた時にはリヴァイ班もしくはエレンに殺されていた。
      【OKループ】これも作者のミスリード。エレンが食べられた事に対してではなく、アニが生きていた事が見えて頭痛。そしてアニも今後、最良の流れのための行動を行いお役目完了。

      第45話 キーパーソン=ハンジさん
      【NGループ】ベルトルトアタックで死亡。
      【OKループ】これも作者のミスリード。エレンが連れ去られた事を聞いたからではなく、ハンジさんが生きていた事を確認し頭痛。そしてハンジさんも今後、最良の流れのための行動をしお役目完了。

      第83話 キーパーソン=アルミン
      【NGループ】ミカサが駆け付けた時には息を引き取っていた。
      【OKループ】瀕死ではあるがまだ息がある事を確認しミカサは頭痛。ももちろん今後、大切な役割が無い事はありえないでしょう。

      第109話
      【OKループ】を確認した頭痛ではなく、ルイーゼの2回目の敬礼で過去の頭痛とリンクしループの記憶が開きかけての頭痛。

      第112話
      これも【OKループ】を確認した頭痛ではなく、エレンに嘘をつかれた事により本当のループ頭痛の記憶が開きかけての頭痛。

      この説でいくと、最終話あたりでミカサがループの記憶を全て思い出した時にも、上記キーパーソンが【NGループ】で死亡した全員のシーンを見開き2ページ程で描くだけで全てを回収する事も可能です。

      あと、エレンにとって最良の結果【OKループ】のシナリオに沿って、過去の頭痛時に生き延び、お役目終了したのをミカサが見届けたのは、まだハンネスさんだけです。
      他の上記キーパーソンがお役目終了した時にはハンネスさんの時のようにミカサの謎の目線がまた出るのですかね?

      • >最終話あたりでミカサがループの記憶を全て思い出した時にも、上記キーパーソンが【NGループ】で死亡した全員のシーンを見開き2ページ程で描くだけで全てを回収する事も可能
        これまでのループポイントをフラッシュバックのように描写するイメージですよね。
        これ、むっちゃ分かります。同じイメージです。
        ただループを回収する場合、頭痛ポイント以外にコミックス表紙ポイントも描写されるかな、と思います。
        例えば6巻でアルミンが死亡しているようなシーンや7巻でリヴァイ班とエレン巨人が共闘している場面、9巻、10巻なんて思いっきり「パラレル描写」なので、この辺りも描写されるのかなと。

        >お役目終了した時にはハンネスさんの時のようにミカサの謎の目線が
        これも面白い予想ですね。
        登場したらこの予想が当たっている、という証明になりそう!
        チェックしなきゃですね!(*^^*)
        キースさんのこの考察から、「ループが具体的にどのように回収されるのか」を考察したいと感じました。
        ありがとうございます!
        また考察したいです!

        管理人アース

        • キース(傍観者) より:

          ミカサが固定した物を見たのではなく、エレンと同じ「あの景色」が見えたは飛躍しすぎですかね?

          目線の先には予定通りに進んだ時、何か目印みたいなものが現れるのか?想像つかないですね~。
          「ハンネス予定通り死亡、お疲れっス」みたいなカンペだったら笑えますが(笑)

          • >ミカサが固定した物を見たのではなく、エレンと同じ「あの景色」が見えた
            これ来たらスゴイですね!
            8巻表紙のミカサが何を見ているのかも気になりますが…
            ミカサが見たものの回収、楽しみですよ!(*^^*)

            管理人アース

    5. ユミル・イェーガー より:

      度々失礼いたします。

      前出の二度目の投稿さんのコメント
      >エレンに殴りかかったアルミンをミカサが押さえ付けたのは何故?

      そうなんですよねぇ。
      この行動でミカサ自身「宿主性」の自覚をしてしまいます。

      「宿主性」について考えてみました。
      絶対服従しなければならないほど妄信的に尊敬・崇拝・溺愛してしまった上司やアイドルや恋人に対して、他人から何か反抗的・反論的な行動を示されたとき、客観的に判断すると正しいコトに対しても、あからさまに否定・反抗してしまう人っていますよね。
      周りから見ると、滑稽だったり、隷属的に見えたり、そんな人、いますよね。

      ミカサの行動も、ごくごく一般的なソレだったのでは?

      エレンが言った「お前が、嫌いだった」の「お前」が指し示すのは、
      ミカサ自身ではなく、人が持っているそんな「性質」を指し示した言葉だったのでは・・・

      ミカサの頭痛ですが・・
      ミカサの「特性」であることは間違いないかと。
      どんな「特性」かというと・・
      「本能」と「そうでないモノ」が判別出来てしまって、ソレが頭の中で戦ってしまう っていうような「特性」ではないかなぁ と。

      「本能」・・生存本能のように本来人間が持って生まれたモノ。生まれ持った本質。
      「そうでないモノ」・・経験・記憶・教育・洗脳・他人との関わり等、生まれた後に備わったモノ。

      エレンの本質(本能)は自由を求める心。
      でも、巨人の力と、それにまつわる『記憶』(そうでないモノ)のせいで葛藤しまくっている。
      エレンの中に入ってしまった『記憶』は、まるで未来が決まっているようで、まるで運命が決まってしまっているようで、エレンの心の自由を束縛しているように見える。
      エレンはソコと戦っている。
      コレは運命からの『束縛』なのか?
      それとも、自分の『自由意志』なのか?
      アルミンの「奴隷」発言に反応したのは、そこ。

      「そうでないモノ」が悪いモノだとは言えない。
      とても大事なモノ、とても貴重なモノでもある。
      でも、今のエレンは、自分自身の『本質』である『自由な心』を信じて、『そうでないモノ』である『記憶』と戦っている。

      普通の人間には、「意識」と「無意識」をコントロールしたり、「本能」と「感情」を使い分けたり、なかなかできない。
      「本能」により強く反応するアッカーマンの血と、たぶん「感情」とか「記憶」により強く反応する東洋の一族の血と、その2つを持ったミカサの頭の中での戦い(葛藤)が頭痛の原因かな?
      もしくは、
      「生存本能」というアッカーマンの本質と、「母性本能」というミカサの本質との戦い(葛藤)かな?

      • >ミカサの頭痛ですが・・
        ミカサの「特性」であることは間違いないかと。

        そうですね~。
        東洋の一族のループ能力発動の予兆…とイメージしますがどうですかね(・_・;)
        回収が楽しみです!(*^^*)

        管理人アース

    6. ニ度目の投稿 より:

      こんばんわ。団長!
      この件はエレンも諫山先生も大嘘つきだぁぁ!が第一印象です(笑)
      あんなにミカサを傷つけて多くのミカサファンを激怒させたのに嘘だったなんて。。
      でも、全くの嘘だとするなら矛盾も出てくる訳です。
      頭痛もそうですが、エレンに殴りかかったアルミンをミカサが押さえ付けたのは何故?
      あのシーンは読者にも宿主特性を納得させたものでしたよね。
      ほら。みたいな。
      実は宿主特性はアッカーマン出はなく将軍家のものだったとか?
      武士道、サムライをイメージすると将軍家筋にこの特性があったとしてもうなずけますが、今更そっちかい!ってのもねぇぇ。って気持ちです。
      ただミカサの頭痛は当初から大きな伏線だったので、このままスルーはないですよね。
      宿主特性をリセットして、改めて頭痛の謎を考えると、ポイントとなるのはルイーゼとの会話の後のズキッですよね。
      賊と戦うエレンのシーンが大きくフラッシュバックしたのは、やはり原因がそこにあるってことを投げかけていたってことですよね。
      賊とエレンの戦いによってアッカーマンの力に目覚めたことは間違いなく、それは「生きるため」の本能。戦う血統のアッカーマンと相反する要素が東洋の一族にあるのか?
      そのためにミカサの中で矛盾が起き、頭痛の原因となっている。 
      となると、生死をかけた戦いが失くなり安全を保証される(地鳴らしが完遂される)こと
      頭痛が消えることになりますね。
      やはり地鳴らしは止められないの打倒思います。
      今回はエレンの回想による回収が多々ありましたが、今後、地鳴らしが続く中、ミカサやヒストリアの回想による回収があるような気がしてます。

      • >実は宿主特性はアッカーマン出はなく将軍家のものだったとか?
        そう、これもあるかもですよね!
        アルミンを押さえたシーンは逆に謎になりますし、何かしらの回収があると思われます。
        東洋の一族血統なのかなぁ?

        >生死をかけた戦いが失くなり安全を保証される(地鳴らしが完遂される)こと頭痛が消えることになりますね
        この展開も考えられますね。
        ただやはり頭痛は東洋の一族習性で、現在のエレンをひっくり返す要素に展開していくように感じますよ!
        かなりの終盤に来ましたが、まだまだ回収がありそうですね(*^^*)

        管理人アース

    7. 巴里の恋人@アース調査兵団分隊長 より:

      団長殿、いつも更新お疲れ様です。

      この一連のアッカーマン宿主説には翻弄されまくりましたね。
      エレンがミカサにアッカーマン一族の習性を出した件に関しては、全てでっち上げでミカサを突き放す為の口実と言う説も出ていましたが、今回の事でそれが実証された形になります。

      前にもお話ししましたが、エレンがアッカーマン一族の話をジークに聞いたのは、ミカサが自分の事をどう思っているか確証が得られなかったからだと思うんです。
      ただ、その確証を得たにもかかわらず、心の中では「俺は長生きしてもあと4年」と言う考えが根本にあるのでしょう。

      本当に好きな人の幸せを考えたら、やっぱりあの場面は冷たく突き放すしかなかったのでしょうね。
      自分にはそんな勇気はありませんが、エレンらしい決断だと思います(涙)

      ただ、こうなってくると俄然気になってくるのが、第123話のあの場面ですね。
      あまりにも露骨過ぎるので作者のミスリード狙いかもしれませんが、荒んだエレンの心を変えられるのはミカサの愛しかないんじゃないかと思います。

      ベタな考察になってしまいますが、やっぱりミカサの頭痛は、セーブポイントみたいな役割になっているのかもしれません。
      ジークがエレンをグリシャの記憶に連れ込んだ時のように、ミカサがエレンを自分の記憶に引き入れる場面が登場するかもしれませんね。

      • 荒んだエレンの心を救うのはミカサの愛、という考察を本日12時に公開しますので、そちらもぜひ!
        スゴい偶然なコメントに驚きましたよ(笑)

        管理人アース

    8. ユミル・イェーガー より:

      こんにちは。

      ミカサの頭痛の秘密を知っているのはアズマビト家であるキヨミ様で間違いないと思われるのですが・・・
      ここにきて、ヴィリーの発言にあった「マーレを裏で操っている奴・・」というフレーズが頭から離れなくなってしまいました(笑)
      アズマビト家のキヨミ様は味方であると信じたいのですが、ヒィズル国には、黒幕説が隠されている気がしてなりません・・・
      人種の掛け合わせで、アッカーマンを作り出したのも、ヒィズル国が関わっているような・・・

      • >人種の掛け合わせで、アッカーマンを作り出したのも、ヒィズル国が関わっているような・・
        これもあるかもですよね!
        頭に入れておかなきゃです(・_・;)

        管理人アース

    9. ツクシ より:

      ミカサの頭痛のメカニズムを解き明かす上で有用な比較対象が四人います
      リヴァイ、ケニー、キヨミ、ライナーです

      なぜこの四人が比較対象なのかと言うと、ミカサの要素が“アッカーマン”“アズマビト”“混血”で構成されているからです
      ケニーはミカサと同じアッカーマン一族であり、キヨミはミカサと同じアズマビトの血筋、リヴァイはミカサと同じアッカーマン一族とのハーフ、そしてライナーは非エルディア人とのハーフです

      四人とも頭痛持ちではありません。ケニーとキヨミに関しては作中描写が少ない為、絶対に頭痛持ちではないとは言い切れませんが、もし頭痛持ちである設定を重要視するならば、少ない登場回数の中でも必ず頭痛描写を入れてくるはずなので、メタ的に判断し、頭痛持ちではないと判断します

      まず純粋(かどうかは不明ですが少なくとも本家という濃い血筋の)アッカーマンであるケニーが頭痛持ちではないという事は、アッカーマン一族には頭痛を引き起こす体質はないと判断します
      次にアズマビトのキヨミですが、こちらも同様に頭痛持ちではない為、アズマビト特有の体質ではないと判断します。将軍家特有の形質という可能性もありますが、キヨミがミカサの出自を特定する際に腕の家紋以外に頭痛の有無を確認していない為、その可能性は排除します

      ところでアッカーマンとアズマビトはどちらも始祖の巨人の記憶改ざんを受けないとされていますが、実際のところはマーレ人やその他の人種に関しても恐らく記憶改ざん能力の影響を受けないと思われます
      そしてこれら記憶改ざんの影響を受けない人々の中でアッカーマン一族だけが唯一、エレンの脳内放送を受信し、「道」にアクセスした描写があります。マーレ人もアズマビトの人間も「道」に招待された描写がありません
      こうした点からもアズマビトはアッカーマンよりもマーレ人に近い存在であろうという事が推察されます。壁内においてアッカーマンと並んで異質扱いされていたのは、単に壁外人類の存在が伏せられた世界での方便ということだと思われます

      アズマビトをマーレ人と同様の非エルディア人という括りにした場合、ミカサはアッカーマン一族と非エルディア人の混血という分類になります
      ここで残りのリヴァイとライナーとの比較をしたいと思います。両者ともミカサとは組み合わせの異なる混血です
      リヴァイはアッカーマン一族とエルディア人の、ライナーは非エルディア人(マーレ人)とエルディア人のそれぞれハーフです。そして両者ともに頭痛の兆候は見られません
      唯一アッカーマン一族と非エルディア人の混血であるミカサだけが頭痛を発症させています。つまるところ、この組み合わせこそが頭痛の要因なのではないかと私は睨んでいます

      記憶改ざんとされないが始祖の巨人の声を聞く事ができるアッカーマンと、記憶改ざんされないし始祖の巨人の声を聞く事も出来ない非エルディア人の混血
      どういうメカニズムかは分かりませんが、この絶妙な組み合わせが頭痛を発生させている可能性は十二分にあると思います

      • >記憶改ざんされないし始祖の巨人の声を聞く事も出来ない非エルディア人の混血
        そうなんですよね。
        アズマビトとアッカーマンの混血だから起きる症状という可能性もあります。
        ただ、管理人アースはどちらかと言うとキヨミ様も頭痛を持っているか、アズマビト家の中でも頭痛を発症する人物がこれまでにもいた、という展開になるのではと予想しています。
        まだまだイメージですが。
        この辺り、最終話に向けて必ず回収されると思いますので、要注目ですね!(*^^*)

        管理人アース

    10. 井筒孝庵 より:

      こんばんは。

      トピック、面白〜い(*^ω^*)

      下記の17期卒現役調査兵さんの仮説(考察)を大いに支持です(*^ω^*)

      進撃の設定としての宇宙観が、作品中で解説されることはおそらくないでしょうが、

      強固な「運命」と「自由意志」、言い換えると、相反する「決定論」と「非決定論」とを両立させるとなると、時系列・因果関係に対する見方を転換しなければならず、

      端的に、エレンが過去を決めている、という観点に行き着くと思われます。

      SF設定として、こうしたアイデアがフィクションで採用された前例を、1人のSFファンとして自分は未だ知りませんが、

      SF設定の背景をなす理論において、未来が現在を決める、という仮説が現れてきています(↓)。

      ttps://ww
      w.nikkei-science.com/page/magazine/0910/200910_024.html
      (別冊日経サイエンス、特集:量子力学の実像に迫る、「宇宙の未来が決める現在」、Y・アハラノフ、2009/10)

      過去が未来を概ね決めるというのは広く常識的なので、言葉が省略されていますが、「過去だけが現在を決めるのではなく、未来を含めて現在が決まる」、という考え方/アイデアとなります。

      自分の知る限り、誰もこのネタは使っていないはずので、こうした世界観/宇宙観の設定は、進撃が世界初となるかなぁ(*^ω^*)

      ・・・

      それと、アース団長が提示されたこのトピックのお題であり、また17期卒現役調査兵さんのご指摘にもあるように、

      大団円に向けての最大のキーパーソンは、ミカサで確定だと思います(*^ω^*)

      第130話を振り返ると、

      1) エレンの計画に裏の裏があったわけではない、

      2) ヒストリアもまた、エレンの計画を事前に知らされてはいたけど、内容的にはフロックと同等、

      つまり、エレンやヒストリアは、これから新たに大きな役割を果たすか?と言えば、その役割は大きいだろうけれど、場面の転換に寄与する+αの余地に乏しい、

      となれば、

      ポテンシャルとして、ミカサですよね(*^ω^*)

      (リヴァイ兵長とファルコにも大いに期待していますが、ミカサ一押し)

      ミカサの頭痛をどう考えるか? に続きます。

      ーーーーーーーーーーーーーー

      • >ポテンシャルとして、ミカサですよね(*^ω^*)
        まさに。
        最後のキーパーソンですよね!\(^o^)/
        そうなると思っていましたし、待ってました!という感じです(*^^*)

        管理人アース

      • ユミル・イェーガー より:

        井筒さん
        こんばんは。
        ヨコから失礼します。

        過去だけでなく、未来が現在に影響する。

        同感です。
        時間の捉え方として、なんらかのアイデアに基づきプロットが出来ていると思われます。
        私的見解ですが、パラレルワールドや、ループとは少し違っていて、ひとつの世界線の中で、過去・現在・未来がひとつ(同時)になってるのでは・・・
        と妄想してマス。

        失礼いたしました。

        • 井筒孝庵 より:

          ユミル・イェーガーさん:

          こんばんは。

          やり取り、お久しぶりです(*^ω^*)

          ミカサの頭痛の答え/手掛かりは、キヨミ様ですよね、オディハまでの航海の途中で明らかになっていくことに期待しています。

          ・・・

          感覚的には奇妙かもしれませんが、過去と未来が干渉し合っているとすると、普通の意味での時間は脇役になって、全てが予めそこに在(あ)るという物事の捉え方になるように思われます。普通は時間と共に物事が発展して行って成(な)る、のに対して。

          余談ですが、タイムトラベルのSF設定のアイデアの源泉は、もともとはアインシュタインの特殊相対論ですが、(双子のパラドックスや祖父殺しのパラドックス) 1980年代からファインマンの経路積分のアイデアがフィクションに浸透して行って、時間線を前後に移動するというもともとの設定が、時間線を相互に移動するというように変化しています。(SF設定の変遷)

          アハラノフの未来からの干渉というアイデアは、こうした設定の変遷の延長線上にあって、それまでと何がどう違ってくるか? というと、存在が許される時間線が、過去と未来の両側からの制約によって、パターンが限られてくる、ということだろうと観ています。

          進撃世界で見ると、

          普通は、巨人の世界史は始祖ユミルの誕生に始まり、時間発展して行くものと考え、そこには確定した運命はありませんが(↓)、

          過去 x (始祖ユミルの誕生) → → → x 現在/未来

          エレンという要素が入り、過去に干渉すると、

          過去 x (始祖ユミルの誕生)→ → 都度・現在 ←← x 未来 x (エレンの誕生 )

          という形になり、始まりと終わりの間の歴史である都度・現在の箇所は、容易には動かし難くなる。そういう意味で固定的な運命に相当。

          ただし、運命が一つかと言えば、我々の宇宙も進撃世界の宇宙も「不確定性原理」の制約を免れない、と見れば、(過去からの干渉も未来からの干渉も波動函数で記述される ) そこには複数の運命があるだろう、と想像できて、運命を変えるとは、かなり限られた時間線という運命を選択する、ということにでもなるのだろうと。← 時間線は乗り換えられるがハードルが高い

          ・・・

          で、ミカサの頭痛ですが、

          東洋の一族の能力として、この限られた時間線(運命)を認識できる、と想像しています。

          時間線1 (運命1) は、初代フリッツ族長が望む世界。

          過去 x (始祖ユミルの誕生) → → 未来永劫

          時間線2 (運命2)は、それをエレンが容認出来ず、巨人の歴史に未来から干渉。

          過去 x (始祖ユミルの誕生) → → 都度・現在 ← ← 未来 x (エレンの誕生)

          未来永劫は断ち切られるが、その手段が全面的とも言える破壊。

          時間線3(運命3)は、エレンの排除。そして、エレンの排除が始祖ユミルの消滅と対(つい)であるなら、

          過去 x (始祖ユミル消滅) → → (両端からの制約がない世界) → → → 未来 x (エレンの消滅)

          間の歴史は、両側からの制約である始まり(ユミル)と終わり(エレン)のない世界、言い換えると、巨人の力がない世界、言い換えると、お前は自由だ、の世界。

          で、ミカサの頭痛ですが、

          運命3をもたらすのがミカサで、最善のコースを認識できている。

          でも、運命1から運命3は直接的には導かれない。(2000年前にタイムトラベルしてハルキゲニアとユミルの接触を阻めばいいが、それができる設定になっていない)

          運命1から運命2を経て運命3に至る。つまり、エレンの存在が不可欠。でも、エレンを放置すると全面破壊になるので、運命2のコースを脱するにはエレンを止めざるを得ない。

          ということで、1)エレンが危機に陥ると頭痛、エレンによる運命2のコースが確定していき、潜在的にエレンを討たざるを得なくなると頭痛、ということなのだろうと。

          《補足》

          ・ 運命1を脱するという点で、エレンの望みは成就。

          ・ エレンの存在は、運命3に至る上で必須という点で肯定されるが、運命3への最大の障害という点で否定される。

          ・ 大きく3つの運命の時間線の乗り換えに際して、ミカサは頭痛に見舞われる。

          《補足2》

          《問》 東洋の一族は、その能力をどのようにして身につけたのだろう?

          《答(妄想)》 845年前にオディハで、将軍家当主がハルキゲニアBと接触・融合している。ただし、2000年前のユミルとの接触・融合では、ハルキゲニアの能力/DNA情報の内、専ら巨人の力が発現。対して2回目の接触・融合では、記憶アーカイブの閲覧能力(時間線=歴史を俯瞰する能力)が専ら発現。三つ組互い違いのタトゥの表象は、始祖ユミル・エレン・ミカサの三者。順に運命1・運命2・運命3であり、それらの相克の関係。

          残り話数が限られてきているのに、結末の見当が皆目つかなくなってきていて、かなりやけっぱちな推測/妄想です(´∀`; )

          ーーーーーーーーーーーーーー

    11. 17期卒現役調査兵 より:

      こんにちは!
      130話のエレンの独り言を考察しました。
      すると今回の記事にもあるミカサの東洋の一族についても少し分かったことがありました。
      そこから考えたミカサとエレンのラストの展開予想…というよりか展開妄想もなかなか熱いです。
      ただ長くて申し訳ありません。

      ○進撃の巨人という物語の運命
      進撃の巨人という物語に運命はあるのでしょうか?つまり「始祖ユミルの話から、誰がどのように生き、どのように死に、結局はどうなる」といった物語の出来事は、初めから決まっており、その一つの筋書き通りに進んでいっているのか?ということです。
      最近、私は進撃の巨人という物語には、物語の筋書きである運命は存在すると考えています。これは123話のミカサや130話のエレンのセリフから、そう考えています。
      そのセリフはどちらも似たようなもので、「すべては最初から決まっていたのかもしれない」や「すべてが最初から決まっていたとしても」というセリフです。
      しかし、物語に運命があると受け入れてしまうと、少し残念なのは、「あの自由を求め生きるエレンさえも結局は、どうあがいても不自由なのか」ということです。実際のところ、物語としてはそういうオチもアリかもしれませんが、個人的にはエレンにはそういう呪縛は似合わない気がするのです。(個人の趣向です)
      しかし、ここからは個人の趣向ではなく、本当にその可能性があるという話です。
      130話のエレンの独り言にはこう書いてありました。
      「すべては最初から決まっていたとしても、すべてはオレが望んだこと」
      これはどう解釈しても、エレンは運命という呪縛には囚われていないとなります。

      ○進撃の特性について
      話し変わって、進撃の巨人の特性についてです。
      進撃の巨人の特性は、グリシャによって「未来の継承者の記憶をも覗き見ることができる」と言われていますが、訂正が必要です。
      これでは、未来の継承者の記憶を好き放題見ることができるようにとられます。しかし、実際グリシャを見れば分かるように、主導権は未来の継承者にあるようです。ゆえに進撃の巨人の特性は、ひとまず「ある継承者は、過去の継承者に自分の記憶を送ることができる」とするのが、良いでしょう。

      ○進撃の特性はグリシャの言うのとは違う
      ここからは、私が以前から主張している内容ですが、グリシャの言う「未来の継承者」、先程私の訂正したところで言う「ある継承者」は、誰でも良いのでしょうか?私は、ここに当てはまる人物は、エレンのみであると考えています。つまり、進撃の巨人の特性は「エレンが、過去の継承者に自分の記憶を送ることができる」ということです。
      実際に、エレンはグリシャに対して、進撃の巨人の特性を使ったことは確認されてますが、グリシャやクルーガーたちはどうでしょうか?もしそんなことができるなら、エルディア復権派ももう少しマーレにバレないようにできたのではないでしょうか?
      さらにグリシャの進撃の巨人の特性の言い方をもう一度思い出してください。
      「未来の継承者の記憶をも覗き見ることができる」
      ここでグリシャは、さも「記憶を受け取ること」が進撃の特性であるかのように言っています。しかし、上でも言ったように、主導権は未来の記憶を送る側にあることは明白です!(121話で、エレンがグリシャを脅したときも、あれはエレンが送ったのであって、グリシャが受け取ったのではありません)
      つまり、進撃の特性は「記憶を送ること」にあるのです。
      では、グリシャはなぜあのように言ったのか?答えは簡単で、「グリシャは記憶を過去に送ることが出来なかったから」でしょう。
      自分は記憶を送るなんてできない、しかし未来の記憶を見ることはできる…こう言う状況では、進撃の特性は未来の継承者の記憶を見る能力だと考えるのも頷けます。
      同様に、グリシャ以前の継承者たちもおそらく、過去に記憶を送るなんてできなかったでしょう。
      この進撃の特性が、「エレンが、過去の継承者に自分の記憶を送ることができる」という理由は、他にも、過去にいくつか挙げてコメントしています。

      ○エレンが特別な理由
      しかし、このように進撃の特性は「エレンが、過去の継承者に自分の記憶を送ることができること」だと考えると、ある問題が起こります。それはエレンが特別である根拠です。この特性を認めると、明らかに、エレンは特異な存在となります。
      私は、このエレンが特別である理由と、エレンが生まれつき自由を求める性格である理由が一致すると考えています。
      これについて、私は「始祖ユミルの自由への渇望の意思が、道を通り、体現されたのがエレンであり、だからエレンは自由を求め、特異な存在なんだ」と仮説の一つとして、考えています。

      そもそもの話、太古から自由を求めてきた巨人が、尋常ではないほど自由を求める性格の少年の手に渡るという偶然は出来過ぎではないでしょうか?
      これを必然的な出来事とする定説は、「進撃の巨人を宿すグリシャからできた子供だから、自由を求める性格になった」というもの、つまり「進撃の巨人の自由を求める性質があって、エレンの自由を求める性格がある」といものです。
      そして、今回私が提唱している説は、「何かしらの理由により自由を渇望するエレンという特異な存在が前提としていて、そのエレンの意思・記憶に影響される進撃の巨人がいる。それ故に、進撃の巨人は自由を求めるようになった」というもの、つまり「エレンの自由を求める性格があって、進撃の巨人の自由を求める性質がある」というものです。
      この説では、時系列が破綻しているように感じますが、ここに運命の考え方が必要になります。これは後ほど説明します。

      前者の説は、確かに「なぜ自由を求める巨人と少年が出会ったのか」を説明するには、堅実で十分に可能性があると思いますが、あの説からは何も広がりません。
      あの説は、まさに「なぜ自由を求める巨人と少年が出会ったのか」を説明するのに徹した説なのです。余計な憶測を交えず、ただひたすら事実を説明することに徹するという立場は、多くのケースで間違いのないものだと思います。しかしこの進撃の巨人とエレンの自由を求める性質は、作品の中でもかなり大きなものです。その場限りの説明ではなく、多少の発想の飛躍が必要でしょう。

      ○進撃の特性と運命
      今回の考察の目的は、130話のエレンの独り言「すべては最初から決まっていたとしても、すべてはオレが望んだこと」の解釈を求めることです。

      まず、結論に至る前に、今まで言ってきた大事なことを整理します。
      ・進撃の巨人という作品には、運命がありそう。
      ・進撃の巨人の特性は「エレンが、過去の継承者に自分の記憶を送ることができる」ということです。

      進撃の巨人の特性「エレンが、過去の継承者に自分の記憶を送ることができる」から分かる通り、エレンは進撃の巨人を通して、自分のいない過去の継承者たちに記憶・意思を与えることで干渉します。
      ここから、話を簡単にするために、大雑把に言うと「進撃の巨人は、エレンが過去に干渉するための分身のようなもの」です。

      進撃の巨人の特性は、時系列が破綻しているように見えると言いました。これは進撃の巨人の特性は「未来の継承者の記憶を覗き見ること」とわかった時から問題ですが、時系列と因果の順が合わないと、
      未来の事実を前提として現在の行動を選択できるとき、その前提とした未来の事実と違う結果を取ることも可能という問題が生じます。
      (例えば、明日急な雨でずぶ濡れになるという未来の事実を前提に、今日のうちにカバンに折り畳み傘を入れて置くという行動を取ると、明日は一切濡れず、行動の前提とした「ずぶ濡れになる」という事実と食い違いが生じます)
      ここでは、自由を求める存在エレンが進撃の巨人を継承するという未来の事実を前提として、進撃の巨人は自由を求める性質を持っています。ならその前提を崩すような結果を取ったらどうでしょう?矛盾が生じます。
      しかしここで重要なのが、そのように未来の事実を前提として行動できるのは、エレンの分身体ともいえる進撃の巨人を継承した者のみしかいないと言うことです。言葉は悪いですが、進撃の継承者は進撃の特性によりエレンの傀儡のようなものです。(グリシャほどではないでしょうが、121話のような感じでしょう)
      つまり、エレンが進撃の巨人を継承するという運命があったとすると、そもそもその運命から脱することのできる人物たち自身が、その運命を望んでいるんですから、上記のような問題は起こりません。
      つまり、矛盾を生じさせる因子がもともとないので、矛盾は生じず、理屈としては破綻しないので、時系列と因果の順が逆転していても、我々が違和感を覚えるくらいで、問題は生じません。

      この話しを発展させて、
      進撃の巨人には「進撃の巨人がどう継承されていって、クルーガーに継承されて、グリシャに継承されて、グリシャが始祖の巨人を奪い、エレンがそれらの巨人を継承する。そしてゴールである”あの風景”にたどり着く」というシナリオ、つまり運命があったとします。
      進撃の巨人の継承者たちは、エレンの影響により、この運命を辿るような選択を取っていく。しかし進撃の巨人の継承者しか、このように未来の事実を前提に行動できないので、それを阻止したりするものがおらず、もう誰も止められないのです。
      つまりゴールであるあの風景までは、はじめからエレンと進撃の巨人の独走状態ということになります。

      しかし、このように「進撃の巨人がどう継承されていって、クルーガーに継承されて、グリシャに継承されて、グリシャが始祖の巨人を奪い、エレンがそれらの巨人を継承する。そしてゴールである”あの風景”にたどり着く」というシナリオ、つまり運命がもともとあって、それにそうようにエレンが、進撃継承者たちを操るのでは、エレンは結局のところ運命の奴隷です。
      しかし、この考え方、つまり「エレンが進撃の特性で進撃継承者たちを操り、あのシナリオをたどらせる」というのであれば、もともと運命というものがなくても良いのです。
      そもそも、なぜ運命というものを考えたかというとエレンやミカサの「すべてが最初から決まっていた」という発言から、そんなこと人間業ではないので、大いなる力を感じ運命という神秘的な言葉で表現したのです。
      しかし、進撃の巨人の特性を認めるならば、エレンが過去の継承者たちを操り、自分の望むあの風景を辿り着けるようなシナリオを進めるので、私が運命と名付けたあの風景にたどり着くためのシナリオは、エレンでも作れるのです。
      作中にエレンをも翻弄し、物語をあんな数々の地獄へと導いた非常な運命は、悪魔の所業でもなんでもなく。エレンが進撃の巨人を介し、過去の継承者たちに干渉し続けることで、エレン自身が作り上げた、すなわちエレンが選んだものだったのです。
      121話がいい例です。かつて自分が絶望した父親の行い、レイス家を子供もろとも殺すというものは、自分自身が元凶だったのです。
      これが130話のエレンの独り言の解釈「すべては最初から決まっていたとしても、すべてはオレが望んだこと、すべては…この先にある」の意味ではないでしょうか。つまり「すべてのシナリオは、もともと決まっていた。しかしそれはオレ自身が、この先にあるあの景色のため、望み作り上げ来たものなんだ」ということです。

      ○この話におけるミカサの役割
      ここまでで、一応まとまった考察は終わりですが、この考察におけるミカサの立ち位置についてです。
      130話におけるエレンの独り言のような物語のシナリオを語った人物がもう一人だけいて、それがミカサです。ミカサは123話に「すべては最初から決まってたのかもしれない、それでも…考えています。あの時、もし私が、別の答えを選んでいたら、結果は違っていたんじゃないかって…」と言っています。
      このセリフをミカサが言っているのって、もの凄く熱い展開の伏線な気がするんですよ。

      先程の話からもわかるように、このシナリオについて、もうエレンの独壇場なんです。
      なぜかというと、上でも言った通り
      進撃の巨人の継承者たちは、エレンの影響により、あの風景へのシナリオを辿るような選択を取っていく。しかし進撃の巨人の継承者しか、未来の事実を前提に行動できないので、それを阻止したりするものがいないので、もう誰も止められないんです。

      ここにピンときたんですけど、なかなか説明するのが難しくて、私のイメージした展開を見てもらうと、このミカサがあのセリフを言うことで予想される今後の展開の熱さが多分伝わるはずです!

      〜二千年という長きにわたり、進撃の巨人として自由と信じる”あの景色”のために、一人戦い続けた主人公エレン・イェーガー。
      とうとう最強力”地鳴らし”を手に入れ、壁外人類一掃と”あの景色”の目前に迫る。
      その物凄く長いスケールの時間、戦いが繰り広げられた舞台は自分の独壇場であり、誰の干渉も許さないはずだった…。しかし、唯一進撃を持つエレン以外にその舞台に立つことのできる能力があった。それは東洋の一族の力であり、その力を持つものこそが物語のヒロイン、ミカサ・アッカーマンである。
      彼女は、彼をこの戦いの地獄から救い出すため、二人以外だれもあがることのできない舞台で、あの日の彼からの質問に答える。「エレン、あなたは私の○○○」(←○○○は好きな人とか大事な人?みたいなのが入ると思うんですけど、あんまりピンとくるものがなくて。)〜

      まず一つ目のポイントは、この物語のシナリオつまり運命を匂わせる発言をしたのが、エレンとミカサだけであるということです。ここから、最終的にエレンとミカサだけが達する境地があることを匂わせてると思うんですよ。そしてこの境地が上の妄想でいう舞台なわけです。
      そして二つ目のポイントが、ミカサのシナリオの発言に「それでも、考えてしまう。あの時、もし私が、別の答えを選んでいたら、結果は違っていたんじゃないかって…」と言っていることです。
      ここからミカサは、唯一エレンによってガッチリと定められたあのシナリオを変えることができるとほのめかされているんですよ。しかも熱いのが「あの時、もし私が、別の答えを選んでいたら」というセリフです。つまりあのシナリオを変える方法が、「あの時の、別の答え」すなわち告白ということなんですよね。
      三つ目のポイントは、スケール感です。
      エレンはいわゆる二千年の歴史のあいだ、ずっと戦ってきたといえるわけです。クルーガーの言った「その巨人はいついかなる時代においても、自由を求めて進み続けた。自由のために戦った。」というのは、まさにエレンのことなんだなと思います。
      そしてそのエレンが二千年も戦った舞台に、最後にミカサが現れるわけですよ。
      そこでの告白というのは、もう尋常じゃないと思います。放課後に校舎裏に呼び出しての告白とは訳が違いますから。放課後宇宙での告白くらいのスケールですね。
      4つ目のポイントは、東洋の一族の力です。もともと時間をどうにかする感じの力かなと思われていただけあって、進撃の巨人の能力とも相性いいですし、それをミカサが持っているのが、素晴らしいところです。
      言ってしまえば、東洋の一族の力は、進撃の巨人とエレンを止めることのできる唯一の力です。
      これをアルミンがもっていて、あの舞台に上がり正論で説得しても、アルミンには悪いですが、感動に欠けますから。やはりヒロインであるミカサが持っているのがポイントでしょう!
      よくぞミカサ!東洋の一族であった!と言いたいくらいです。

      これで以上です。
      本当に長々とすいませんでした。

      • >○エレンが特別な理由
        管理人アースも進撃の過去継承者に未来を送れるのはエレンだけだと考えています。
        その理由は「エレンが最終継承者だから」とイメージしています。
        最後の継承者だから、それまでの継承者に未来を送れるのかなと。

        >ミカサの役割
        全くその通りだと感じます。
        同じイメージです。
        「東洋の一族」と第6話に明らかにした時点でこの役割は決まっていた、もっと言うと物語の最初の最初からこの展開を計算されていたのかなと思いますよ。諫山先生は本当にスゴイですね!ミカサファンとして追いかけてきた管理人アースの理由も、ここに大きくあります。
        物語の最後のキーパーソンでありヒロイン。
        最高に魅力的なキャラなミカサ。
        大好きですよ!\(^o^)/
        最後のミカサの見せ場が楽しみです(*^^*)

        管理人アース

    12. ユミル・イェーガー より:

      >地鳴らし計画を打ち明ければミカサとアルミンから猛反対される事が目に見えているから
      コレがしっくりきます。

      ミカサの頭痛の答えはキヨミ様にしか解りませんね。

      • >ミカサの頭痛の答えはキヨミ様にしか解りませんね。
        おっしゃる通り!\(^o^)/
        そこでミカサは「エレンはウソを付いた…ということは私が嫌いってのも」と気付くのかなと。
        最高な展開!(笑)

        管理人アース

        管理人アース

    13. 和銀 より:

      おはようございます☔️アース団長 なる程です エレンにしてはややこしい嘘の付き方ですもの(T_T)
      一生懸命考えたのかも知れませんね(T_T)
      にしても同時にガチでミカサにお前はオレのなんだとかジーク兄ちゃんに聞くなんて 鈍いんだか鈍くないんだか幼馴染みゆえなのか
      やっぱり何度でもミカサのマフラー巻いてやりたかったんじゃないでしょうか😭
      考察ありがとうございます😭ちょっと気が楽になりましたが あのコマの配置ヒストリアのセリフ ホンマに心臓に悪かったです(T_T)諫山先生の画像トリックに騙される処でした 順番が飛び飛びに配置されてて読み直しました‼️ ミカサの愛は本物だったんだぁで急に落とされるショックでした💦すみません 暫く引きずりそうでした‼️ありがとうございます はっ!

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