様々な伏線回収が登場した130話でしたが、大きな回収のひとつに「泣いているのヒストリア」がありました。

120話で登場したフラッシュバックでの「泣いているヒストリア」場面が登場し、その意味が回収され、そこでのエレンとの会話も明らかとなりました。
そこでの会話で登場した「私が…子供を作るのはどう?」という発言から、現在妊娠しているヒストリアが自分から言い出した結果である事が分かりましたね!
初読で一瞬「私と…子供を作るのは…」と読み間違えた管理人アースの心臓は止まりそうになりましたが!(笑)
さて、読み間違えではなくても「ヒストリアの子供は誰との間にできた子なのか?」という疑問は残っており、今回コメントでも数多くいただきました。
ヒストリアの子は、誰との間の子なのか?
検証してみましょう!
◆130話!ヒストリアの相手は誰なのか検証!

27巻107話最後のコマで、ヒストリアの妊娠が発覚しました。
この時ネット上では大騒ぎとなり、その相手についてかなり議論されました。
当サイトでも107話考察!ヒストリア妊娠とエレンの恋愛展開を検証!にて考察していましたので、見てみてください!
記事作成日を見ると、ちょうど2年前の記事でした。
懐かしいですよ!(*^^*)
その時にもTwitterで相手が誰なのか、アンケートをしていました。
X JAPAN feat. HYDEのOP曲発表で大いに盛り上がっている中、非常に切り出しにくいのですが…(笑)
107話にて妊娠展開となったヒストリアですが、その相手は誰でしょう?
記事作成にて、これはどうしても聞かなきゃなので、お願いします!m(_ _)m— アース(進撃の考察管理人) (@singekinb) July 8, 2018
その他で偽装妊娠説、ジャン派がコメントでもチラホラと見られたのを覚えています。
この時は「新キャラ=帽子の男」が、圧倒的に多かったですね。
その後、帽子の男がヒストリアに石を投げていた少年の一人であり幼馴染である事が発覚し、より「相手はこの男だろう」という空気が流れました。
そこから2年経ち、今回130話でエレンとヒストリアの会話が明らかとなり「私が…子供を作るのはどう?」という発言が登場しました。
それを踏まえ、YoutuberタキさんがTwitterで「ヒストリアの相手が誰なのか」をアンケートされました。
【進撃の巨人130話を読んだ方に質問】
ヒストリアの子供は誰だと思いますか?
— タキ / 進撃の巨人考察系YouTuber (@kaisetsuya) July 9, 2020
このアンケートの使用許可は得ていますので、あしからずです。
結果はなんと、帽子の男こと元石投げ少年が最も少なく、エレンの方が多くなっています。
これはやはり、130話のエレンとの会話が大きく影響しているのでしょう。
さらにその上を行くのが「偽装妊娠説」です。
これ、管理人アースも当時108話あらすじ感想考察!で自己検証している展開予想や109話「導く者」あらすじ考察感想!で自己検証している展開予想で、まさに偽装妊娠展開を予想していました。
2年経ち、ここで最も支持される予想が「偽装妊娠」というのは、かなり驚きですよ!
ただこれも、今回登場したエレンとヒストリアの会話の受け取り方が影響しているのも間違いないと考えられます。
相手がエレンと思う人も偽装妊娠と思う人も、どちらも130話の読み方ひとつで変わっているのでは思われます。
ここで、今回130話でのエレンとヒストリアの会話の内容を振り返り、検証してみましょう!
◆130話エレンとヒストリアの会話の内容を振り返り!
ヒストリアが運営する孤児院の敷地で、ヒストリアと話すエレンが登場します。
ヒストリアに対し、憲兵団がジークを捕食させる計画を進めている、と言うエレン。
それを回避するには憲兵と争うかここから逃げるしかない、と説明します。
それに対しヒストリアは、「島が生き残る一番堅実な方法に従う」と、ジーク捕食を受け入れる答えを出します。
これに対し、エレンは納得しません。
安楽死計画を利用し始祖の巨人をゲットし、マジ地鳴らしで島以外の世界を全滅させる計画をヒストリアに説明するエレン。
これに猛反対するヒストリア。
しかしヒストリアにジークを捕食させ、その子どもたちに継承させていくことで島の安全を成り立たせる憲兵団の計画を、エレンは頑として認めません。
そのエレンに「私が…子供を作るのはどう?」と提案するヒストリア。

二人の会話は、このような流れとなっています。
◆ヒストリアの「子供を作るのはどう?」発言の意味から相手を考察!
【進撃の巨人130話を読んだ方に質問】
ヒストリアの子供は誰だと思いますか?
— タキ / 進撃の巨人考察系YouTuber (@kaisetsuya) July 9, 2020
会話を振り返ると、ヒストリアの提案のニュアンスをどのように受け取るかで、相手を誰と考えるかが変わってくると感じます。
つまりは、エレンに「私が…子供を作るのはどう?」と提案するヒストリアの意味をどう受け取るかによって、ヒストリアの相手が「エレン派」と「エレンじゃない派」に分かれると思われるのです。
ヒストリアがなぜ、このタイミングで「子供を作るのは…」と提案したのか?
もともとは憲兵団のジークを捕食させる計画に対する、エレンとの会話でした。
これに対して「自分が子供を作ればジーク捕食は回避できる」と、ヒストリアは提案したのでしょう。
感情抜きで、このままの意味で読んだ人は「エレンじゃない派」となり、「偽装妊娠説」支持派になるだろうと考えられます。
いっぽうで、この提案を「憲兵団の計画を回避」だけではなく「ヒストリアの告白も含まれている」と受け取る人は「エレン」派になるでしょう。
この支持派の人たちはそれこそヒストリアに感情移入し、「私と…子供を作るのはどう?」という意味で受け取っているのだと考えられます。
これも無きにしもあらずですが、「あと4年しか生きられない」というエレンの隣のコマで「私と子供を作るのはどう?」とヒストリアが提案をしていたと受け取るのは…ちょっと管理人アースは気持ち的に厳しいです(;´Д`)
最後の「元石投げ少年こと帽子の男」派の人は、この提案の後に「気になっている人がいるの」とヒストリアが帽子の男の存在をエレンに打ち明ける展開をイメージしている人たちではないかな、と思われます。
管理人アースが、そうです(笑)
「私が子供を作れば憲兵団の計画はくじける」から「同時に、気になっている人がいる」という流れですね。
そして好きになった相手と計画通り、子供が出来たのかなと。
これは今回のエレン回想シーンを見ても、そのようなイメージを持ちます。

エレンの「俺の寿命は長くてあと4年」「俺が死んだ後も続くあいつらの人生は、幸せであって欲しい」という願いから、ヒストリアの子供は自分を想っていてくれていた帽子の男との間の子ではないかなと。
エレンが相手ではないのでは、と察せられます。
ここから、管理人アースは「帽子の男との子」ではと予想しています。
◆107話で帽子の男性と対面するヒストリアを注視していたフードの男は誰か?

130話でのエレン回想シーンでのヒストリアの会話から、ヒストリアの妊娠がヒストリア自身により計画されていた、と分かりました。
となると、107話でローグが予想していたイェレナ計画説は間違っていた事になります。
ということは、このフードの人物はイェレナではない可能性が高いですよね。
そうなると、これはいったい誰なのでしょうか?
エレンである可能性が高くなってきましたよね!
もちろん妊娠自体がジーク捕食計画を挫くためなので、イェレナが見守っている可能性もあります。
しかし「ヒストリアがエレンに提案した」という事実から、エレンである可能性の方が自然かなと感じますね。
後は、「実際フードの人物はいなかった」という展開もあると思われます。
例えば、4巻16話でベルトルトが話をしたウォール・マリア南東の村で巨人に襲われた話の描写では、窓を開けたベルトルトが巨人を見ていました。

24巻96話ではその話が嘘であり、本当は村人の体験だったと明らかとなり、その時の描写ではベルトルトではなく村人となっていました。

107話のフードの男の描写も、ローグの話の描写となっており、もしかしたら誰もいなかった、という展開も十分にあります。
管理人アースは「エレンか、誰もいなかったのどちらかかな」と、イメージしています。
さて、今回の考察で以下のように予想できました!
さてさて、ヒストリア妊娠がどのように展開していくのか?
今後も目が離せませんね!(*^^*)
◆ヒストリアは胸を張って生きていけない?

ヒストリアの子供の父親は帽子の男だろう、と結論付けた管理人アースですが、いっぽうで謎なのはヒストリアの「胸を張って生きていけない」発言です。
これはヒストリアがもらったユミルの金言からの言葉ですが、それを提示し世界を破滅しようとするエレンを止めようとしました。
しかしエレンは「始祖を継承してから記憶改ざんすれば、胸張って生きていける」「お前は世界イチ悪い子だから地鳴らし計画も黙っていられる」という意味の発言をし、ヒストリアを黙らせようとします。
ヒストリアの次の発言は「子どもを作るのはどう?」という提案になっており、エレンの地鳴らし計画を黙っているかどうかの返答を保留にしたままのような形となっています。
では、ヒストリアは「エレンの言う通り私は世界イチ悪い子だから後で記憶改ざんしてもらおう。だから地鳴らしは黙認する」と納得したのでしょうか?
この会話について、コメントで素晴らしい考察があり、以前Tweetしました。
16巻でヒストリアは人類の敵になりエレンを助けた。
今度は自分が世界中を敵に回し助ける番という意味でエレンは言ったのでは、とコメントいただきました。
「悪い子だから」ってヒストリアを追い詰めてる感があるセリフだけど、実際は裏返しの意味なのかも。
熱い考察に涙(泣)#進撃の巨人130話 pic.twitter.com/8SIf0S4b56— アース(進撃の考察管理人) (@singekinb) July 12, 2020
この考察は、通りすがりさんからのコメントでした。
あと誰父説は別にふと思ったんですが以前ヒストリアは人類(世界)よりエレンを選んで救ってくれた。そしてエレンは今度は自分が世界よりヒストリアの為に”世界一悪い子”になると裏返して言っている(悪虐の規模が桁違いですが)。
素晴らしい解釈ですよね!
前はヒストリアが世界中を敵に回してでも自分はエレンの味方だと言い救ってくれたから、今度は自分がヒストリアの味方になるとエレンは言っているのではないかという解釈は、本当に熱いです!
ではヒストリアがこのようなエレンの気持ちを感じて、黙ったという事でしょうか?
記憶改ざんを受け入れたとは思えないですが、少なくともエレンの計画を誰にも話さず黙認していたのは事実です。
そして16巻でヒストリアが「最低最悪の超悪い子」になったのは、自分を殺さないためです。

エレンが地鳴らしを起こそうとしているのも、同じ理由ですよね!
エレンの気持ちは理解できるし、ましてや自分のためにしてくれてもいる…
苦しいし胸を張って生きていけなくなるかもですが、これらの理由から黙認しようと決めたのかもしれません。
この時のヒストリアの表情には、「世界を滅ぼすエレンを黙認している」事から暗くなっていそうですよね!

ヒストリアにとって苦しいし厳しい展開ですが、この気持ちを104期の中で打ち明け話せれる日が来ることを願っています。
ここでの考察で、ヒストリアはエレンの気持ちを察し地鳴らしを黙認しているのではと考察できました!
ヒストリアが再登場し、他の104期と合流する展開が見たい!と感じる管理人アースでした!







