「進撃の巨人」のスピンオフ作品「悔いなき選択」はどのような内容なのでしょうか?
検証してみましょう!
◆スピンオフ作品「悔いなき選択」とは
「悔いなき選択」は「進撃の巨人」のスピンオフ作品として月刊「ARIA」で2014年1月号から8月号にて連載されていた作品で、コミックス全2巻で発売されています。
「進撃の巨人」コミックス15巻と16巻の限定版の付属OVAとしてアニメ化もされています。
リヴァイとエルヴィンの出会いが描かれてり、「リヴァイ外伝」と呼ばれることもあります。
それでは「悔いなき選択」の具体的な内容を見てみましょう!
◆「悔いなき選択」の内容とは?
地下街でリヴァイは仲間であるイザベル、ファーランと立体機動装置を使い盗賊として生活していました。
エルヴィンはリヴァイ達の噂を聞き、ミケを初めとする何名かの団員を率いてリヴァイを捕らえ、調査兵団に入団させます。
ただ、リヴァイが入団した理由はエルヴィンを殺すためでした。
調査兵団に入団したリヴァイは壁外調査へ行くことになります。
その壁外調査では大雨が降り出し、霧が発生したため索敵陣形の要である信煙弾が使えなくなり索敵能力が失われました。
リヴァイはエルヴィンを自分の手で殺すことにこだわっていたため、エルヴィンが巨人に食われる前に殺しに行くとイザベル、ファーランから離れますが、その間に二人は巨人に食われます。
「俺が死なせてしまう…俺の選択は 間違いだった」
リヴァイは自分の選択が二人を殺したと思います。
そこへエルヴィンが合流し、その場でリヴァイはエルヴィンを殺そうとします。
エルヴィンはイザベルとファーランが巨人に殺されたことを確認すると、リヴァイの選択が二人を殺したのではなく、巨人が殺したのだと説明し、リヴァイに「人類のために戦え!」と説得します。
この瞬間リヴァイはエルヴィンに降り、調査兵団の一員としてエルヴィンの下に付くことになり話は終わります。
◆スピンオフ「悔いなき選択」の感想!
当初「リヴァイとエルヴィンの出会いが描かれたスピンオフ作品」という触れ込みに大きな期待を持ち読みました。
画は本編よりも見やすく(笑)「こっちのリヴァイはきれいです」との諫早先生の紹介文通りでした(爆)
イザベラ、ファーランのキャラクターもイキイキと描かれており、納得の行くリヴァイの過去という感じでした。
ただ、最も重要な「リヴァイとエルヴィンの出会い」である「エルヴィンに降るリヴァイの気持ち」が分かりにくく、納得しかねました。
正直「これでエルヴィンの下に付く決心をしたの?リヴァイ・・・」という印象が強く残りました。
「リヴァイとエルヴィン出会い」のエピソードに期待が大きすぎたのかもしれません(―_―;)
ただ、リヴァイの地下生活時代はスゴく分かりやすく、納得の行く内容になっています!
リヴァイ考察には欠かせない作品なのは間違いないでしょう!
◆アニメ「悔いなき選択」での改変!
冒頭でも紹介しましたが、「悔いなき選択」は同名で「進撃の巨人」コミックス15巻と16巻の限定版の付属OVAとしてアニメ化されています。
アニメの方は内容がかなり改変されており、新しいエピソードも多く加えられ、素晴らしい改変となっています!
私的にですが、「エルヴィンに降るリヴァイの気持ち」もアニメの方だと納得が出来ます。
イザベルとファーランを巨人に殺され、うなだれるリヴァイにエルヴィンは語りかけます。
「よせ、後悔するな、後悔の記憶は次の決断を鈍らせる。そして決断を他人に委ねようとするだろう。そうなれば後は死ぬだけだ」
「結果など誰にも分からない、ひとつの決断は次の決断の材料にして初めて意味を持つ」
このエルヴィンの言葉を聞いてリヴァイはエルヴィンに降ります。
このエルヴィンのセリフはアニメオリジナルであり、納得が出来る改変となっています!
本編でもそうですが、アニメは原作の「最高の補強」をしてくれています!
◆原作とアニメの食い違いである「長距離索敵陣形」
第71話「傍観者」でエルヴィンが発案した「長距離索敵陣形」はキースにて却下されており、その際「自分が団長になったらやってみろ」とキースにて言われています。
しかし「悔いなき選択」では原作でもアニメでもキース同行の壁外調査にて長距離索敵陣形が実行されています。
この食い違いは痛いです(―_―;)
アニメ後編にいたっては今年4月発売の16巻付属ですので、それほど前の話ではありません。
設定を忘れていたのかもしれませんが、ちょっと確認して欲しかったですね。
アニメは特にですが、非常に良い作品なのでこの食い違いは残念でなりません。
この食い違いを含めても「悔いなき選択」は良い作品であり、本編「進撃の巨人」の魅力に深みを与えているスピンオフ作品だと感じます!!
→ 悔いなき選択アニメ前篇ネタバレ感想考察!
→ 悔いなき選択ネタバレ1話「自由の翼」感想考察!
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→ 【進撃の巨人のユミルが死亡しているか検証!再登場はいつ?】
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リヴァイの持ってる刃物(?)を素手で受け止めてたシーンがエルヴィンを信頼させる要因になったのではないかと思ってます(^-^)漫画読んでないのでわからないですが、そこがとても印象に残りました。あと、エルヴィン団長が結構ニコニコしてておもしろかったですw
こんにちはコメントありがとうございます^^
良い読みですね!
漫画も是非是非!
関係無いかもしれませんが、
「悔いなき選択」の表紙と「before the
full」の2巻?の表紙が同じポーズを取っているのが多少気になるのですが….どう思いますか?
進撃のfireさん!
コメントありがとうございます!
言われて見て、気付きました。
確かに同じようなポーズですね(笑)
ただ、良くある感じのポーズなので…たまたまかなとも思いました。
本編の表紙が意味あり気なので気になりますよね!
またコメントください!
よろしくです!
管理人アース
初めて投稿します。長文失礼いたします。いつもアースさんの素晴らしい考察を拝見して感心しております。
今月号の進撃でリヴァイのエルヴィンに対する思いが垣間見えていたため「悔いなき選択」で2人の出会いやリヴァイが調査兵団に入った理由などを確認していました。
そこで思ったのですが、結局リヴァイの調査兵団に入った理由とは何だったのでしょうか?漫画とアニメでは最後のエルヴィンの言葉が違い、どちらもリヴァイが調査兵団に入った理由としては弱いというか、聡明なリヴァイがすぐにエルヴィンの下につくとは思えないな…と考えてしまいました。
脳内を進撃された人間さん!
コメントありがとうございます!
>結局リヴァイの調査兵団に入った理由とは何だったのでしょうか?
調査兵団に入った理由は「悔いなき選択」から、イザベルとファーランを助けるためだったのだろうと思います。
ただ、その後のリヴァイが調査兵団に入り続けている理由は曖昧ですよね。エルヴィンの助けをしたいのか…
ただ、特別編「リヴァイ兵士長」で死にゆく部下を手を握りながら、巨人駆逐を誓っている描写から、案外エレンと同じように
巨人全滅を目指しているのかもしれないですよね。
これは、イザベルとファーランの仇討ちでもありますし。
またコメントください!
よろしくです!
管理人アース
アースさん!こんばんは。
原作との食い違い(というより恐らく作者のミス)なんですが、リヴァイ達の壁外遠征のときに初めて遭遇した巨人が、20mと報告されてませんか?
最大で15mだろ!と、思いました。
物語の伏線、以前に、物語の設定でのミスなので、ちょっと残念です。
これも何らかの伏線だ、と言うなら話は別ですが…(笑)
深海魚さん!
コメントありがとうございます!
2体目に登場した奇行種ですね!
確かに20m級になっています(・_・;)
これは完全に食い違いですね…
「悔いなき」の食い違いで最もイタイのは長距離索敵陣形が「悔いなき」ではキース隊長時代に取り入れられ、原作71話ではキース教官が採用しなかった事ですね。
この食い違いはイタイです!(・_・;)
「進撃の巨人」の世界はスピンオフの質が良いので面白くなっている部分も多いので、出来るだけ食い違いを無くして欲しいですね!
またコメントください!
よろしくです!
管理人アース
もちろん、今後新たに「リミッター解除」に関する重要な情報が分かれば、ぜひ改めて考察してみたいと思いますが(笑)
Flügel der Freiheitさん!
返信ありがとうございます!
>「リミッター解除」に関する記事を書かれる予定ですか?
今までも違うテーマの中で考察はして来ましたが「リミッター解除について」というタイトルで書いたことがありません。
一度じっくり考察したいなと思っていました。
>リヴァイに関しては、第69話で、少年時代のリヴァイが大人をナイフで攻撃するシーンがあります。
このシーンですでにリミッター解除されているのかどうかが気になりますよね。
>単純に「世界が残酷だから戦わなければならない」という思想が、なかなかリヴァイの言動からは見えてこないというのが難しい問題ではあります
面白い考察です!
リヴァイの思想って独特な感じがしますよね。
>このブログもチェックされている可能性があるでしょう!このブログ、非常に目立ちますからね(笑)ですから、
ここも見てたりするんですかね?変な汗が・・・(・_・;)
Flügel der Freiheitさんの考察を取り入れさせてもらいながら、「リミッター解除考察」を近々アップしたいと思っています!
また感想も聞かせてくださいね!
管理人アース
返信ありがとうございます。
「リミッター解除」に関する記事を書かれる予定ですか?せっかくなので、もう少し考えてみましょうか。
リヴァイに関しては、第69話で、少年時代のリヴァイが大人をナイフで攻撃するシーンがあります。ミカサの「リミッター解除」のシーンに近いと言えるかもしれません。このシーンをどう解釈するのかが、1つのポイントとなりそうですね。
ケニーは「リミッター解除」を見届けてリヴァイと別れたのでしょうか?リヴァイは何を思っていたのでしょうか?ケニーから学んだことは、その後どのような形でリヴァイに影響をもたらすことになるのでしょうか?
リヴァイは、エレンやヒストリアに暴力を行使するシーンがありますが、それはあくまで事態を改善するための手段であり、結果的にはエレンやヒストリアのためになっているのではないでしょうか。単純に「世界が残酷だから戦わなければならない」という思想が、なかなかリヴァイの言動からは見えてこないというのが難しい問題ではあります。
ところで、作者の諫山創先生は、ネットでよく自作の評価などをチェックなさっているようです。ということは…。このブログもチェックされている可能性があるでしょう!このブログ、非常に目立ちますからね(笑)ですから、あんまり大胆なコメントを投稿して、ごく初歩的なミスをしたら非常に恥ずかしいので、私の「リミッター解除」考察はこのくらいにしておきたいと思います(笑)
返信ありがとうございます。
アッカーマン家の「リミッター解除」の謎についての考察ですね。
まずはシンプルに考えてみたいと思います。今までに登場している、「リミッター解除」の能力を持つ人物は、リヴァイ、ケニー、ミカサの3人でしょう。大雑把に言えば、「リヴァイ、ケニー、ミカサの共通点」を考えれば良いということになると思います。
こう言ってしまうと簡単そうですが、意外に3人の共通点は分かりにくいのではないでしょうか。思い当たる例をいくつか挙げてみたいと思います。
1.仲間に対する思い
仲間を強く思うことで力を発揮できるということなのでしょうか?仲間に対する思いを持っているということは、ミカサとリヴァイには当てはまると思いますが、ケニーに当てはまるかどうかは明瞭ではありません。可能性としては十分存在すると思います。
2.世界の残酷さを知ること
「残酷な世界において、生きることは奇跡的なことであり、戦わなければ生き延びることができない」という真実に目覚めることで、はじめて力を発揮できるということなのでしょうか?ケニーは暴力の存在を信じていましたし、ミカサも世界の残酷さを信じています。特に第6話で、「世界の残酷さ」が非常に強調されていることを考えれば、この例が最も素直な考え方である感じはします。リヴァイはどうでしょうか?リヴァイは、少なくともミカサやケニーと比べると、生存競争を思想の拠り所にしているわけではないように感じます。この点をどう考えるかがポイントですね。
3.一目置くような人物
「一目置くような人物」と出会うことで力を発揮できるということなのでしょうか?エレンはミカサに生き方を教えていますし、ケニーは初代王を、リヴァイはエルヴィンに一目置いています。具体的には、世界への視野が自分よりも広いような人物に出会うことが「リミッター解除」の鍵になっているのでしょうか。リヴァイの場合は、ケニーと出会い、地下街で生き伸びる術を教わったことも「リミッター解除」につながっているということになるかもしれません。
Flügel der Freiheitさん!
コメントありがとうございます!
「リヴァイ、ケニー、ミカサ」の共通点を考えることからのリミッター解除考察ありがとうございます!
なるほど!面白いですね!
1と3はリヴァイとミカサに当てはまりますね。ケニーがどうなのかが難しいところです。
ケニーの幼少時代が明らかになっていないところが、この辺りの考察を難しくさせています。
2が最もシンプルで説得力があるように感じます!
ミカサに関しての「リミッター解除」は「世界の残酷さを知ること」ですし、ケニーの暴力信仰もそれを臭わせますよね。
もしかしたら、2と3の両方が「リミッター解除」に関係しているのかもしれませんね。
ミカサの「リミッター解除」は2と3は明らかになっています。
リヴァイの3はケニーにあたるでしょうし、ケニーによって故意に「リミッター解除」をさせられた可能性もあります。
「世界の残酷さを知る」状況をケニーによって作られ「リミッター解除」したのかもしれません。
そうなるとリヴァイとミカサに関しては2と3はクリアしますね。
ケニーはアッカーマン一族の本家で育っているのでリミッター解除を成人式のように家で行っていたとしても不思議ではありませんよね。
この辺りをどこかで明らかにしてもらえると、面白い物語が見られそうな気がします(笑)
非常に面白い考察です!
「アッカーマン解除」の考察をどこかで書きたいと思っていました!
これだけで書けそうな気がしますよ(笑)
ぜひ参考にさせてもらいます!
管理人アース
長距離索敵陣形については、仰る通りですね。食い違いがあります。
非常に完成度が高いので、そのまま本編の一部のように考えてしまいそうになります。実際、ストーリー自体は興味深く、重要だと思います。ただ、細かい部分については、スピンオフとして割り切る必要がありそうです。伏線以上に、キャラクターの個性に注目したいですね。
漫画版とアニメ版の違いも顕著ですね。漫画版では「調査兵団で戦えリヴァイ‼」「お前の能力は人類にとって必要だ‼」と非常に熱く語るエルヴィンですが、アニメ版では冷静にリヴァイにアドバイスしている感じです。
『悔いなき選択』で私が最も印象に残ったのは、リヴァイは仲間をとても大切に思っていて、仲間が失われると深く心に傷を負う人物であるということです。本編の描写では、どんな悲惨な状況下でも冷静であるふりをしているので分かりにくいのだと思いますが、等身大のリヴァイは、仲間を失うたびに耐え難い苦痛を感じてきたのだと思います。
リヴァイが「人類最強の兵士」である所以は、決して血筋だけではないと思います。仲間への情熱や、過酷な経験の数々が、リヴァイの強さの糧になっているのでしょう!
Flügel der Freiheitさん!
コメントありがとうございます!
リヴァイの「仲間思い」については同感ですね。
ただ強いだけでなく、仲間を非常に大切に思っているリヴァイだからこそ「人類最強」という考察は素晴らしいと思います。
ちょっと飛躍しますが、彼の「仲間思い」は「リミッター解除」に関連するのかもしれないと思っています。
アッカーマン一族の「リミッター解除」については、ミカサが強盗からエレンを救ったシーンしか情報が無く解明されていません。
ただ、リヴァイにもその瞬間があったと明らかにはなっています。
リヴァイの「リミッター解除」の瞬間とはどのような場面だったのでしょう?
ミカサの特徴は「エレン最優先」です。
これは「リミッター解除」のきっかけを作ったのがエレンだからだとしたら
リヴァイの「リミッター解除」のきっかけに「仲間思い」が関係すると関連付けることは飛躍しすぎでしょうか?
もしよろしければFlügel der Freiheitさんの「アッカーマン一族のリミッター解除」についての考察を聞かせてください!
管理人アース
アニメでは仲間が死んだ時
呆然とした顔
巨人を倒した後の
嗚咽を始めて聞きました。