10月19日のBBCにて「進撃の巨人」作者諫山創先生の単独インタビューが公開されました。
このインタビュー内容に、公式ガイドブック「進撃の巨人OUTSIDE攻」にて明らかになっている「進撃の巨人」誕生話を盛り込み、検証してみましょう!
◆作者諫山創先生の単独インタビューの内容!
「進撃の巨人」誕生の話だけでなく、なぜ「進撃の巨人」が世界に受け入れられたかなどの、作者による作品の分析をしている話もあります。
9分程度の動画なので、時間が大丈夫な方は見てみましょう!
作者の真摯な人柄が感じられる、興味深いインタビューとなっていますよ。
インタビューの内容から、ざっくりと「進撃の巨人」の誕生話をまとめてみました!
これらの内容から「進撃の巨人 OUTSIDE攻」での話を織り交ぜ、「進撃の巨人」誕生を検証してみましょう!
◆公式ガイドブック「OUTSIDE攻」からの「進撃の巨人」誕生話!
それではインタビューの内容を「OUTSIDE攻」から読み取ってみましょう!
「進撃の巨人」誕生のきっかけとなったゲームとは?
インタビューにて登場した「進撃の巨人」が誕生するきっかけとなった宇宙人が攻めてくるゲームとは「マブラブ オルタネイティブ」というゲームだと「OUTSIDE攻」にて明らかになっています。
このゲームは一言で言うと「エログロゲーム」です(笑)
「進撃の巨人」第1話でエレンが涙を流しながら目を覚ますシーンは「マブラブ オルタナネイィブ」の影響をかなり受けているようです。
なお「マブラブ オルタネイティブ」の世界はループしており、「進撃の巨人」のループ説もここから来ている要素が大きいです。
「マブラブ オルタネイティヴ」は宇宙人が人類を滅ぼすために攻めてくるゲームで、人類を捕食して滅ぼす宇宙人の「人類の追い詰め方」が衝撃で、かなり「進撃の巨人」に通ずる物語であると作者は言っています。
3社持ち込みして講談社編集部に認められる話
講談社の担当者川窪さんに褒められたが、自己評価が低く、自信を失くしていたため、逆に「この人大丈夫かな」と思ったとインタビューにて話しています。
このエピソードは、川窪さんはショックですね(笑)
この持ち込みの話は「OUTSIDE攻」にも出て来ます。
作者が通っていた専門学校の漫画学科でのイベントで、年に1,2回上京して実際に出版社に作品を持ち込む「持ち込み旅行」での話として登場します。
インタビューは2回目の持ち込み旅行で「読み切り版 進撃の巨人」を持って行き、講談社編集部を訪ねた時の話ですね。
「OUTSIDE攻」には「この人大丈夫かなと思った」とのエピソードは載っていませんでした(笑)
連載が決まってから「進撃の巨人」を担当者から勧められる
作者諫山先生は06年に「読み切り版 進撃の巨人」がMGP(マガジングランプリ)で佳作を受賞し上京します。
その後、08年に「HEART BREAK ONE」で第80回週刊少年マガジン新人漫画賞特別奨励賞、「ORZ」にて第81回刊少年マガジン新人漫画賞入賞を果たします。
なので、本人は「進撃の巨人」は忘れていたのでしょう(笑)
ここで担当者川窪さんが「進撃の巨人」を推したのはまさにファインプレーですね!
ここで違う作品を推していたら「進撃の巨人」は誕生しなかったでしょう!
これらのエピソードから、「進撃の巨人」誕生において、講談社編集部の担当者である川窪慎太郎さんの存在がかなり大きいことが分かりますね。
ではここで「進撃の巨人 公式ガイドブック OUTSIDE攻」にて「進撃の巨人」の驚きの誕生秘話を紹介したいと思います。
これは「進撃の巨人」の考察には欠かせない事実であり必見です!
ここでも担当者川窪さんの存在の大きさが分かります。
◆「進撃の巨人」第1話の幻のネームの存在とは?
出版社では連載をするかを決める「連載会議」というのがあります。
「進撃の巨人」が連載会議で通り、担当者川窪さんと作者諫山先生が、第1話、2話分のスケジュールを詰めていったら時間が空き、川窪さんが「第3話のネームもお願いします」と言ったら翌週に「第1話と2話のネームを勝手に直しちゃいました」と言って変更した第1話、2話を持ってきたとのエピソードが「OUTSIDE攻」にて紹介されています。
新しい1話、2話が面白く、これで進めて行こうと川窪さんは決めますが、会議で通った話を勝手には変えられないので、改めて編集部で読んでもらい変更する了解をもらったとの事です。
会議で決まった内容を勝手に変えた作者のネームを承諾し、編集部へ頼みに行った川窪さんの作者と作品への熱意を感じるエピソードですね!
なぜ第1話と2話を書き直したのかは「長期連載に耐えられる内容に変えたかったから」と作者は言っています。
この変更が、現在の「進撃の巨人」を生んだのですね!
この「OUTSIDE攻」には連載会議で提出した変更前の「幻のネーム」が公開されています。
ここでは発表されている内容と大きな違いがある場面を紹介します!
その他にも、現在の第3話「解散式の夜」でライナーがエレンの演説に乗り「オレは調査兵団を志願するぞ」という場面などもあり、見応えありますので、ぜひ、購入して読んでみてください!
幻のネームの第1話は現在の第3話、4話の話になります。
それでは見て行きましょう!
◆幻のネームから現在とは違う場面を紹介!
幻のネームから大きな変更点を取り上げ考察して行きます!
ちなみに「進撃の巨人0巻」は「読み切り版 進撃の巨人」です。
壁の名称の違い
現在は外側からウォール・マリア、ウォール・ローゼ、ウォール・シーナとなっていますが、幻のネームではマリアとローゼが逆になっているようです。
ここに壁の名称にも、何か意味がある事が窺えますね。
ユミルとクリスタの会話シーンが第1話から登場!
現在の第3話「解散式の夜」の場面ですね。
ユミルが明るくクリスタに「10番入り、おめでとう」と言っています。
「ビーア」とクリスタは呼んでいますが、どう見てもユミルですよね!(笑)
実際にはユミルの登場はトロスト区攻防戦に入ってからでした。
この変更には、どのような意味があるのでしょうか?
変更前のこちらの方が、ユミルがクリスタを憲兵にするために何かをしたという伏線になっていると思うのですが…
さらに「ビーア」から北欧神話の始祖の巨人であるユミルの名前に変更していることからも、やはりユミルには何か大きな伏線が隠されていると考えられますね!
元々は最大で20m級の巨人設定で壁は40mだった!
現在では壁は50mで無知性巨人は15m級が最大となっています。
この辺りにも細かく考え抜いて変更した事が見られますね。
アルミンがエレンを「おまえ」呼ばわりしている!
エレンがアルミンの調査兵団志望を咎めるシーンですね。
アルミンの話し方は現在とではだいぶ違うようです。
かなりキャラ変更したようですね!
間違いなく最初のアルミンはいじめられっ子の設定ではないです!(笑)
エレンは自分が巨人化出来ることを知っていた!
最も大きな変更点はここでしょう!
このシーンからエレンは自分が巨人化出来ることを知っており、周りが調査兵団志望になって行き信頼出来ることが感じられ「こいつらなら話しても良い」と思っています。
何を話しても良いと思ったのでしょうか?
おそらく「巨人化の秘密」ではないでしょうか?
つまり「巨人化出来ることを話しても良い」と判断したようです。
しかし、この後に超大型巨人が登場し、話が出来なくなるのでしょうが…
ちなみにこちらの場面はハンネスさんと父グリシャについての会話をするシーンです。
セリフが消されていますが、エレンは「だから何度も言ったろう」と言い何かを言っています。
おそらく巨人化出来ることを知っているエレンが「父さんは俺が食ったって」と言っているのではないでしょうか?
この公式ガイドブックは2013年に発行されているため、ネタバレになってしまうのでセリフは消したのだと思われます。
ここから作者は長期連載を見据え、当初エレンは巨人化の秘密を父から教えられ知っていたという設定を「何も知らない主人公エレン」に変更したのだと思われます。
この設定変更により父グリシャを捕食した事実をエレンが知るのは62話まで引っ張ることになります。
これは大正解の設定変更になったのは間違いないでしょう!
この事実は「進撃の巨人」考察においてかなり重要だと思われます!
今回は作者諫山創先生のインタビューの「進撃の巨人」誕生話から考察してみました!
インタビューからもガイドブックからも、諫山先生の綿密な物語の作成模様が窺えましたね!
【追記】
公式ガイドブック「Answers」にて、「父さんは俺が食ったって」と予想していたエレンのセリフが明らかになりました!
「父さんはオレが食っちゃったってさ」が正解であり、意味は100%当たっていました!
表現も、だいぶ近く、嬉しいです!\(^o^)/
→ 【諫山創が天才だと言える理由を考察!ストーリーと伏線がやばい!】
→ 【諫山創の年収はいくらか検証!年収は17億円以上ある?】
→ 【進撃の巨人が人気の理由を徹底考察!伏線やストーリーが凄い?】
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進撃の巨人autosaido攻を見て気になったのが136ページの幻の原画の所で、右下の端っこにビスマルクと書かれていますがビスマルクは実在する人物の名前のようででドイツの軍事に関わっていた人のようですが、進撃の巨人の巨人とは関係があるのでしょうか?
コマモンスターさん!
コメントありがとうございます!
もしかしたら、登場人物の名前かもですね。
ユミルも、この時点ではビーアでしたし、使用されない登場人物の名前かもです。
またコメントください!
よろしくです!
管理人アース
エレンのセリフ「そんな巨人がいるなんて誰も創造しなかった。」
想像ですね?
先生…。
普通の東洋人。さん!
コメントありがとうございます!
たしかに!
けっこう誤字ありますよね。
20巻の「兵士よ 呼べ」も誤字だったのかもですね!
またコメントください!
よろしくです!
管理人アース
人類の類の「大」の部分が
「女」になってますねw
そこらへんも諫山先生らしいっちゃらしいのですけどw
豆腐メンタル兵さん!
コメントありがとうございます!
本当ですね!
気付きませんでした!
20巻の「兵士を呼べ」が「叫べ」になっていたのも、もしかしたら諫山先生の書き間違え…(・_・;)
またコメントください!
よろしくです!
管理人アース
進撃の巨人は今のような作品になる前、様々な設定の変更があったことを知りませんでした。そういう意味でもためになる考察でした。
こういった設定の変更を重ねた結果、大人気作品になったのでしょうね。
テレビアニメが放送、来年には第2期、テレビアニメの総集編の劇場版、実写映画、スピンオフのアニメ化、3DSやプレイステーションでゲーム化と、人気がなければここまでメディアミックスされなかったでしょう。
正直な話、当初自分は進撃の巨人という作品に興味がありませんでした。しかし、2013年のNHK紅白歌合戦で紅蓮の弓矢を聞いて、この曲が好きになりさらに進撃の巨人の作品そのものも好きになりました。圧倒的に不利な相手に戦いを挑むという内容が気に入りました。
過激な描写もある作品なので、好みのわかれる作品でもあるとは思いますが、魅力のある作品だったからこそ、ここまで人気になったんでしょう。
エリシオンさん!
コメントありがとうございます!
>こういった設定の変更を重ねた結果、大人気作品になったのでしょうね。
作者が専門学校時代に持ち込んだ「進撃の巨人0巻」から比べると、途方も無い設定変更があったのが窺えます。
連載会議にで提出した作品から勝手に手直しした現在の作品と比べても、これだけ違うのですがら、どれだけ考え抜いて作っているんだ?と思いますよ(笑)
この作品の魅力である伏線は、こういう所から生まれているのでしょうね。
>圧倒的に不利な相手に戦いを挑むという内容が気に入りました。
同感ですね!
「抗う」という気持ちがこれほど魅力的に描かれている作品は他には無いのではないかと思います!
またコメントください!
よろしくです!
管理人アース