進撃の巨人

【進撃の巨人】単行本”最新刊”32巻あらすじ感想と考察まとめ!

「32巻PVを紹介!」「巻末ウソ予告はやっぱりスクカー!」「コミックス化による改変を考察!」「32巻裏表紙を考察!」を追加しました!

9月9日(水)に発売されるのかな?と予想される進撃の巨人32巻ですが、いったいどのような巻となるのでしょうか?

31巻は新章「地鳴らし編(当サイト呼称)」の幕開けを感じさせる巻でした。

では、32巻はどのような展開となるのか?

イメージとしては「地鳴らしを中心とした展開が描かれる」巻なのかな、と妄想していますが…

具体的にはどのような巻となるのか?

1話目のあらすじから内容を踏まえ、予想してみます!

本誌公開後、随時あらすじを更新していきます。

進撃の巨人32巻


進撃の巨人の最新刊32巻

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◆32巻@1話目あらすじ!

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「進撃の巨人」第127話「終末の夜」より

31巻最終話から一日前。

夜中、フロックの言葉からイェーガー派で英雄として優雅に暮らす妄想をするジャンに、ハンジが訪れます。

ハンジの指示通りに動くか迷っているジャンですが、無表情のままながらも外でハンジと合流します。

ミカサと共に空き家に入り、ハンジからマーレと手を組みエレンの地鳴らしを止める決意を聞く二人。

協力を求められます。
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「進撃の巨人」第127話「終末の夜」より

ミカサは即答で了承しますが、ジャンは揺れ、迷います。

しかし、ハンジが説得する場面でマルコの亡霊を見るジャン。
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「進撃の巨人」第127話「終末の夜」より

ハンジと共にエレンを止める事を了承します。

次の日の夜、マーレ組と一同に会する調査兵団。
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「進撃の巨人」第127話「終末の夜」より

敵同士であった彼らですが「地鳴らしを止める」という目的を共有しているため、表向きながらも共に食事をします。

しかし、親友マルコの死にライナーとアニが絡んでいる事を知ったジャンは、堪えきれなくキレます。

思いっきりライナーを殴るつけるジャン。
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「進撃の巨人」第127話「終末の夜」より

さらに何発も何発も顔面を殴りつけます!

しかしライナーをかばうガビの言葉に、ジャンは止まります。

次の日、ライナーを許せないながらも行動を共にするジャン。

キヨミ様の協力を得るために港に向かったジャンやハンジたちよりも先に、フロックが港を制圧していることが分かり、終わります。

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「進撃の巨人」第127話「終末の夜」より

詳細な内容と考察は127話「終末の夜」あらすじ感想考察!にてまとめてあります。

◆32巻@2話目あらすじ!

「進撃の巨人」第128話「裏切り者」より

イェーガー派に港を制圧されたエレン・ストッパーズ。

ハンジとマガトが丘の上からイェーガー派の動きを確認します。

破壊される前に港に停泊している飛行艇を手に入れなければいけない、と確認する二人。

下では、104期達がイェーガー派から飛行艇を手に入れる段取りを話し合っています。

立体機動装置と巨人の力をフルに使わなければ飛行艇は奪えない、と力説するアニ。

要はイェーガー派を殺して奪うしかない、と語ります。

しかし訓練兵団同期も所属しているイェーガー派と殺し合いになることに、逡巡するジャンやコニー。

その様子を見てライナーは、彼らに戦闘に加わらなくても良い、と指示します。

そこに、丘の上から降りてきたハンジとマガトが加わります。

既に地鳴らし巨人がマーレ大陸に上陸している、と衝撃の事実を語るハンジ。

「進撃の巨人」第128話「裏切り者」より

そこでマガトは104期達に「昨晩の自分の発言は間違っていた」と謝罪します。

過去の罪をジャンやアルミン達が背負う必要はない、と語るマガト。

さらにこれから始まるイェーガー派との戦闘には目を瞑ってくれ、とも頭を下げ頼みます。

しかしそれをアルミンは断り、自分達も手を汚す的な発言をします。

「進撃の巨人」第128話「裏切り者」より

場面は港でキヨミ様を拘束するフロックに移ります。

既にヒィズルの部下を殺し、自分たちに力を貸せとキヨミ様をも脅すフロック。

「進撃の巨人」第128話「裏切り者」より

そこでアルミンが登場し、フロックに鎧の巨人と車力の巨人が海を泳ぎ逃げたので追うため飛行艇を出せ、と部屋の外から叫びます。


しかしイマイチ納得できないフロックは、ヒィズル国の飛行艇の技術者を殺そうとします。

技術者を守るためにフロックを拘束するキヨミ様!

「進撃の巨人」第128話「裏切り者」より

駆けつけたイェーガー派にピンチとなりますが、ミカサが駆けつけ助けます。

「進撃の巨人」第128話「裏切り者」より

一気に戦闘展開となるイェーガー派とストッパーズ!

いっぽうでフロックを騙し戦闘をせずに飛行艇を奪おうとしていたアルミンとコニー。

飛行艇を爆破しようとしていた同期でイェーガー派のダズとサムエルにウソをつき、飛行艇を動かそうとしていました。

「進撃の巨人」第128話「裏切り者」より

しかし始まった戦闘から、騙していた事が二人にバレます。

再び飛行艇を爆破しようとするダズ。

しかし、アルミンに止められます。

アルミンの頭を撃とうとするダズ!

ピンチなアルミンを助けるためコニーがサムエルから銃を奪いダズを撃ちます!

さらに叫びながらサムエルをも撃ち、終わります。

「進撃の巨人」第128話「裏切り者」より

詳細な内容と考察は128話「裏切り者」あらすじ感想考察!にてまとめてあります。

◆32巻@3話目あらすじ!

ダズとサムエルを苦渋の決断で撃ったコニー。

海に落ちたダズと、眉間に銃弾を撃ち込まれ絶命したサムエルを眺めるコニー。

二人が涙を流し、途方に暮れる描写。

後方では女型と鎧がイェーガー派と戦いが続いています。

建物の地下で女型と鎧がイェーガー派を殲滅するのを信じ、立て籠もっているハンジ、ジャン、マガトとアズマビト家。

そこでアズマビト家整備士から飛行艇を飛ばす為には、半日から一日以上の時間が必要だとハンジとマガトが説明を受けます。

イェーガー派の攻撃を半日以上も防ぎながら飛行艇を整備する余裕はないと感じ、絶望に暮れるマガトとハンジ。

そこでキヨミ様から船で飛行艇を牽引しマーレ沿岸都市オディハに行けばアズマビト家の格納庫があり、そこでなら整備環境が整っているので半日で整備し飛ぶ事ができる、と提案されます。

即断し、地下から出て船に向かうアズマビト家とハンジ達。

察したイェーガー派から、アズマビト家の人々が狙われます。

しかし、必死にアズマビト家を守る鎧の巨人と女型の巨人。

何とか船に乗り込めます。

しかし、アズマビト家を守るためにボロボロになり、動けなくなる鎧と女型。

大ピンチとなります!

そこに登場し、二人を助けるコニー。

さらにファルコも巨人化し、イェーガー派を殲滅します!

そんな中、一人抜け出し船を狙うイェーガー派フロック!

しかしガビのライフルの前に、海に沈みます。

最後にイェーガー派の追尾を危惧し、追尾用の船を爆破するために残ったマガトと協力するために合流したキース教官が、爆発に巻き込まれる描写があり、終わります。

詳細な内容と考察は129話「懐古」あらすじ感想考察!にてまとめてあります。

◆32巻@4話目あらすじ!

イェーガー派を振り切り、飛行艇を牽引しながら船でマーレを目指すエレン・ストッパーズ

しかしレベリオの地鳴らし到着には間に合わないと知ったアニが目的を見失い、心が折れます。

それでもハンジが人々の命を少しでも救うために立ち上がりエレンを止めよう、とマガトの遺志を伝えます。

しかし父との再会が叶わない分かった今、ミカサとも104期ともエレンとも戦いたくないとつぶやくアニ。

迷いを残したまま、マーレに進む船の描写。

エレンの回想シーン。

ヒストリアとの接触から見た未来のフラッシュバック描写。

イェレナから「安楽死計画」を聞く密会シーン。

フロックに「地鳴らし計画」を持ちかける会話シーン。

ヒストリアから地鳴らし計画を打ち明け、逆に子どもを作る計画を打ち明けられる会話シーンが登場します。

回想シーンが終わり、地鳴らし巨人たちが海を渡る場面へと移ります。

海を泳ぎ、マーレ艦隊を壊滅させる地鳴らし巨人たち。

そのままマーレ海岸へと上陸します。

上陸する地鳴らし巨人群の後ろから、超大型化したエレン巨人が登場します。

巨人たちを率いて現れる超エレン巨人。

マーレの街を平らにするため上陸する描写があり、終わります。

詳細な内容と考察は130話「人類の夜明け」あらすじ感想考察!にて、まとめてあります。

◆32巻がどのような巻になるのか予想!

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「進撃の巨人」第127話「終末の夜」より

「地鳴らし編・序盤」という位置づけになるような巻になるのでは、と予想します。

127話最後に対峙したフロックとの戦いが、2話目128話での展開となるでしょう。

その後129話ではイェーガー派を制圧し、キヨミ様を救出、飛行艇に乗り込む展開となるのではないでしょうか?

最終話130話では飛行艇から見た地鳴らし巨人たちとエレン始祖巨人の描写が見られるのでは、と予想しますよ!

その後、エレン始祖巨人を確認したハンジとマーレ組連合軍がエレンを止めるために動く展開が33巻から登場するのかなとイメージします。

そういう意味から、32巻は「地鳴らし編・序盤」と言えるかなと感じますよ。

しかし129話に登場すると予想した地鳴らし巨人達とエレン始祖巨人を飛行艇で見る場面は海を渡っているところでの描写となるのでしょうが、この描写がどのように描かれるのかが本当に楽しみですよ!

どのように海を渡るのか、そして上空から俯瞰して見る地鳴らし巨人たちがどのように描かれるのかが本当にむっちゃ楽しみです!\(^o^)/

32巻は最後の最後の場面まで楽しみが付きない巻になりそうだな、と感じる管理人アースでした!(*^^*)

◆32巻表紙デザインが公開!

「進撃の巨人」32巻表紙より

表紙が明らかとなりました!

32巻に続き赤ベースなデザインとなっており、何となく物語の終盤をイメージしているようにも感じますね。

さらにあり得ない表紙だな、とも感じています。

この辺りは表紙からループ説を考察!にて考察していますので、見てみてください!

◆32巻PVを紹介!

9月3日に32巻PVが公開されています。

むちゃ臨場感溢れる演出になっていますので、ぜひ。

32巻を読んでから観ても、楽しめますよ(*^^*)

◆巻末ウソ予告はやっぱりスクカー!

「進撃の巨人」32巻巻末ウソ予告より

21巻から続いているスクカーシリーズですが、12週連続となりました。

もう間違いなく、最終巻前巻のウソ予告までスクカーで行きそうですよね(笑)

特に始祖ユミルちゃん登場から本編への伏線も含まれて来そうな気がするので、要チェックですよ!

あの柄杓とバケツにも、何かしらの伏線が含まれているかもです。

◆コミックス化による改変を考察!

本誌からコミックス化での改変を順番に見て行きましょう!

全て巴里の恋人さんのTweetを拝借させていただいております。

了承は得ていますが…

巴里さん!

ありがとうございます!m(_ _)

127話のコミックス化改変

127話で気になった改変は、二つあります。

1つ目はミカサの「無差別攻撃」から「虐殺」への改変です。

「進撃の巨人」127話「終末の夜」より

エレンの所業である「地鳴らし」がより重い表現になっているな、と感じました。

これ、33巻に展開する地鳴らしの展開を踏まえた改変のような気がしました。

2つ目はアニの「最終手段はなるべく考えないでおこうか」から「エレンが敵だとアホになるからわからないの?」への改変ですね。

「進撃の巨人」第127話「終末の夜」より

むちゃくちゃ挑発した表現になっていますよ(笑)

この後ミカサがキレてアニと戦おうとするので、これくらいの方が良いのかもですが…

記憶に残る改変となっていました。

128話のコミックス化改変

128話の改変は、細かい漢字表記の修正がほとんどでした。

その中でも「袋小路」から「袋のネズミ」の改変がありましたが、たしかに袋のネズミの方が分かりやすいですね(*^^*)

129話のコミックス化改変

129話の改変で特に大きな改変は、巴里さんも指摘されていましたがここですね。

パラディ島が現実世界のマダガスカルの位置に表記されており、オディハの位置もキチンと確定されていました。

当サイトでもオディハの位置については考察してきましたが、これで具体的な位置が確定しましたね。

進撃の巨人「オディハ」とハンジの「間に合わない」を検証!マーレ南方訛りの回収も!【129話】 イェーガー派から飛行艇をゲットし、マーレ大陸を目指すエレン・ストッパーズ。 目指す行き先は、128話で初めて登場した「オデ...

同日発売の本誌での132話最新話の展開と合わせて読むと、かなり楽しめます(*^^*)

130話のコミックス化改変

130話では、ほとんど改変がありませんでした。

セリフ自体が少ない展開だったので、修正も少なかったのかもです。

最後に32巻裏表紙を見てみましょう!

◆32巻裏表紙を考察!

「進撃の巨人」32巻より

32巻発売前から本誌の展開を見て気になっていたのが、32巻裏表紙でした。

進撃の巨人の表紙からループ説と関係を考察!でも触れていますが、23巻から現在の形となります。
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「進撃の巨人」第23巻裏表紙より

展開で敵対する相手により、描写も変わっていき死亡したら消えていきます。
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「進撃の巨人」第26巻裏表紙より

となると、現在エレンを止める事で組んでいるパラディ勢とマーレ組は、32巻裏表紙では同じグループになると予想していました。

「進撃の巨人」32巻より

しかし、32巻裏表紙ではマーレ側とパラディ側は向かい合ったままとなっており、敵対しているような描写となっていました。

これ、どういう事なのでしょうか?

諫山先生か講談社編集が、変更するのを忘れていた?

それとも、何かしらの伏線なのか…

アニもメンバーに入るのかな、と考えていたのですが入っていないですし忘れているのでしょうか?(・_・;)

ただ、もしかしたら今後このようにメンバーが分かれるのでそのままという伏線でもあるかもなので、要チェックですね!

32巻は予想通り「地鳴らし・序盤」な感じでした。

33巻は、ここからどのような巻になるのか?

最後の最後まで目が離せませんよ!\(^o^)/

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POSTED COMMENT

  1. 井筒孝庵 より:

    こんばんは。

    32巻の最後(本編130話の最後)で、ついに全容を現したエレン巨人の姿の異様さがやはり印象的でした。

    《問》 あの姿は何なのだろう?

    《答》続く131話〜132話の展開から、自由の囚われの身になっている(木乃伊取りが木乃伊になっている)状況から、あの姿を「鳥かご」に擬える見方に全く賛同していますが、寓意的に鳥かごであるにせよ造形的な不思議さが付き纏っていました。

    で、ふと連想を重ねてたどり着いたのが、これ(↓)ではなかろうか、と。

    URL省略。
    (Wiki、ゴグスタ船)

    ヴァイキング船の一つである《ゴグスタ船》です。そしてそのゴグスタ船を上下逆さまにひっくり返すと、エレン巨人の造形に見立てることができるのではないかと。

    ・ ゴグスタ船の船首には「竜」が装飾されている。

    ・ 船に見立てるなら、ハルキゲニアの足のような、多数の対のトゲトゲは櫂(オール)であろうと。

    以下、連想の過程ですが、

    《小問》 なぜ、ゴグスタ船なのだろう?

    《小答》 それが、ヴァイキングの遠洋航海での軍事船と商業船を兼ねているものであり、ヴァイキングの権力の源泉であり、象徴に相応しく思えるから。

    《小問》 他にも似たようなものがあるだろうか?

    《小答》 北欧神話での主神オーディンが騎乗する8本脚の軍馬《スネイプニル》が似たようなものだと推測します。(神話に現実の一部が投影されているとするなら) ヴァイキングが騎乗するものであれば、それは陸よりも海、だからそれは船の象徴だろうという想像。

    ・・・

    別トピック(スクカー)で少し触れましたが、32巻でとても気になったのが、1) 突然現れた始祖ユミルであり、2) そのユミルがエレンに渡そうとしていた「柄杓」とその意味です。

    自分はスクカーが、嘘話でありながら、本編予告よりも隠喩っぽく本編を予告しているのではないか?という見立て(スクカー真の予告説)なので、気になって仕方ありません(*^ω^*)

    《問》 始祖ユミルがエレンに渡そうとしている柄杓の意味は何?

    《答》 ヴァイキングに限らず、遠洋航海では天体航法に依存していたので、北極星の位置を見極める上での手段としての北斗七星/北斗九星に見立ててみましたが(既述)、それ以外の見立てとしては、ズバリ、北欧神話での光の神(アースカルズの門番)「ヘイムダル」の持ち物である角笛《ギャラルホルン》であろうと。

    《小問》 角笛が柄杓なのか?

    《小答》 角笛は柄杓でもある、と考えて全くよいでしょう。あの柄杓は、角でできた杯(さかずき)でもある、ということで(↓)。

    URL省略。
    (Wiki、ギャラルホルン)

    > 『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』の中でギャラルホルンという名前は、ミーミルが「ミーミルの泉」から知識と知恵を高める水を汲んで飲むときに用いる、角でできた杯の名前としても用いられている。

    《小問》 ギャラルホルンはヘイムダルの持ち物であるとして、なぜ、始祖ユミルがギャラルホルンを持っているのか?

    《小答》 なぜ?かはともかく、ギャラルホルンは始祖ユミルの持ち物でもあることは、単行本のカバーの袖(そで)の9つの巨人で確認できます。始祖の巨人が角笛を持っているので。であるので、スクカーで突然現れた始祖ユミルが柄杓を持っていても全くおかしくないです。

    《問》 始祖ユミルがエレンに柄杓を渡し、途中飛んで、エレンが“唯一神ユミルからお告げを授かりました!!これにより人類は皆救われるます!!”と叫んでいるが、本当だろうか? (笑

    《答》 現実に進行しているのはフル地鳴らしで、巨人遺伝子を受け継いでいない(旧)人類は滅亡の瀬戸際にあるので・・嘘ですね(笑 柄杓=角笛は、ラグナロクを告げるものなので、持ち物としては不吉です。

    でも、ギャラルホルンの持ち物であるヘイムダルは、ラグナロクでロキを倒します。ロキとヘイムダルの相打ち。

    《問》 敢えて擬えるとすると、進撃で《ロキ》に擬えることができるのは誰だろう?

    《答》 長らくそれは、ジークではないか、と思っていました。虚言と策略を弄し、リヴァイ兵長の敵愾心が極まるほどにパラディに大きな混乱をもたらしてきたので。

    ただ、最大級の「トリックスター」、極端な《二面性》を有していて、意識的にせよ無意識的にせよ、世界に《混乱》をもたらしてきたのは誰か?と考えると、該当するのは始祖ユミルと思えています。(私見) この場合は、始祖ユミルは、ロキでありヘイムダルでもある。想像に想像を重ねると、最終的には始祖ユミルは自らを討ち、自らの巨人の歴史に自ら終止符を打つ、ということになるのでしょう。

    ・・・

    《まとめ》

    ・ 始祖ユミルのこれまでは、同じ泉でも、ユグドラシル(世界樹)が枯れぬよう「ウルズの泉」の水を絶やさず注ぎ続ける《ウルズ》に酷似しています。造形的には始祖ユミルはウルズだと言ってよいでしょう。

    ・ 同じ泉でも、始祖ユミルが「ミールの泉」の水を飲んだらどうなるだろう? ミールの泉の水がもたらすものは、「知恵」です。少女ユミルが大人ユミルへと覚醒するには、一つの大きな橋を自身で渡るということかもしれません。(始祖ユミル覚醒説)

    ーーーーーーーーーーーーーー

    • 井筒孝庵 より:

      誤字の訂正。

      (誤)ギャラルホルンの持ち物であるヘイムダルは → (正)ギャラルホルンの持ち主であるヘイムダルは

      補足のQA(おまけ含む)

      《問》 なぜ、始祖ユミルは、柄杓=角笛をエレンに渡そうとしているのだろう?

      《答》 始祖ユミルは、エレンの葛藤と慟哭を通じて、広く物事の全体を知るという発展途上(大人への階梯の途上)にあるから。(始祖ユミル覚醒説を採るなら)

      《問》 ARMSのアリスと進撃の始祖ユミルはどう違うのだろう?

      《答》 アリスは白いアリス(平たくジェダイ)と黒いアリス(シス)に分極。始祖ユミルも分極しているが(私見)、方や自滅、方や虐殺とどちらも極端で、どちらも平たくダーク。(過ぎたるは及ばざるが如し)

      32巻と関係ないですがおまけで、

      《問》 エレンの苦悩が深まるとすれば何か?

      《答》 エレン周辺人物の落命に及ぶであろうことは今号の前に記しましたが、また、ハンジと同様の悲劇が周辺で起きるでしょうが、(物語の自由度が、ニア全滅エンドっぽく急に狭められてきた気がする) 戦士・兵士の周辺とは別に、パラディ本島への例えば空爆、例えば上陸作戦により、エレンが守ろうとしたものが多く失われるという展開。平たく言って相打ち。世界連合にしても、艦隊決戦や航空決戦が全てではなく、本土上陸作戦をオプションとして用意していて全くおかしくないから。マーレによる急襲は失敗しても、今のパラディは城壁もなく、軍事指揮系統は崩壊していて、裸城同然で極めて脆弱。

      《問》 スラトア要塞が意味するものは何か?

      《答》 ハリウッド(*^ω^*) アトラス山脈のモロッコ周辺には世界文化遺産が集積。ツブカル山の山麓、城塞村のアイット・ベン・ハドゥは、「ソドムとゴモラ」(ロバート・アルドリッチ監督)、「アラビアのロレンス」(デヴィッド・リーン監督)、「グラディエーター」(リドリー・スコット監督)、「ハムナプトラ」(スティーブン・ソマーズ監督)などのロケ地。ハリウッド版第1弾を成功させて、最後までやって欲しい(*^ω^*) 同じく山麓のマラケシュは総延長距離20kmの城壁都市。城壁に始まり城壁に終わるか。

      ーーーーーーーーーーーーーー

      • >問》 なぜ、始祖ユミルは、柄杓=角笛をエレンに渡そうとしているのだろう?
        これ、イメージとしてはエレンに始祖の力を与えた、みたいに受け取れそうですよね。
        そんな展開があるのかなぁ?
        ある意味現在もエレンが始祖の力を行使しているので、既に展開しているとも感じますが、「完全に始祖の力を行使できる。記憶改ざんも」と考えるとさらに広がりますよね。
        記憶改ざん展開があるのかも…
        リヴァイ、ミカサが活躍しそうにも感じますね(*^^*)

        管理人アース

  2. ユミル・イェーガー より:

    団長、記事更新お疲れ様です。
    そして、巴里分隊長!改変調査いつもありがとうございます!

    この改変調査は、大きな改変も小さな改変も、私たち読者にとって、とてもとても重要であり貴重な資料です。

    お二人とも、本当にありがとうございました。

  3. 井筒孝庵 より:

    こんばんは。

    アニ発言の改編「エレンが敵だとアホになるから分からないの?」には笑いました(*^ω^*)

    オディハはてっきりハディオだと思っていたので、またハディオがエキゾチックな土地柄だったので竜血樹とかあれこれ想像しましたが、思いっきり肩透かしくらいましたε-(´∀`; )

    ・・・

    32巻で無茶苦茶気になったのは、スクカーでの始祖ユミル。柄杓でバケツの水をすくって・・選択肢a) エレンが手を洗う、選択肢b) エレンが飲む、選択肢c) ユミルにかける、選択肢d) 吐いているヒストリアに飲ませる・・すると人類が皆救われる。ハンジロス諸々を十分に埋め合わせる壮大なハッピーエンドを用意されているよう(*^ω^*)

    ーーーーーーーーーーーーーー

  4. 巴里の恋人@アース調査兵団分隊長 より:

    団長殿、いつも更新お疲れ様です。

    今回初めて32巻の裏表紙を見ましたが、右側に残っているピークちゃんとライナーの存在は気になりますね。
    まだジークに対する好意を捨て切れていないと考えると、ピークちゃんにはまだ気変わりする可能性が無いとも言い切れません。

    そしてこれは深読みし過ぎかもしれませんが、ライナーが「お前と同じだ」と言うエレンの言葉をどう咀嚼しているのかが明らかになっていない事です。
    今後の成り行きによってはライナーがストッパーズに反旗を翻す展開も充分考えられますが、出来ればここはエレンを止める事で団結して欲しいところです。

    以下、自分が132話まで読んだ時点で感じた事をまとめます。

    132話でイェレナの証言からエレンに示した目的地がスラトア要塞である事が明らかになりました。
    地図上で言うとオディハから北西に移動すると到達出来る場所になりますね。

    ただ、これはイェレナがエレンがこんな大それた事をするとは思っていないのを前提にしているはずなので、スラトア要塞を壊滅させたところでエレンが地鳴らしを止めてくれるかどうかは分かりません。
    敵の主要軍事拠点を破壊する意図は分かりますが、それだけだとむこう50年パラディ島に手出しが出来ないだけだし、エレンの言う全世界を踏み鳴らす事にはなりません。
    エレンの真意がスラトア要塞の壊滅であれば、まだ可愛げもあるんですけどね。

    さらに気になっているのは、129話でハンジさんが言っていた「全ての大陸を踏み潰すまでには4日」の部分が改変されていなかった事です。
    キヨミ様がどうかヒィズルを頼みますと言っていた事から、これは文字通り(全ての大陸=進撃に世界で言う全世界)と解釈しても良いのかもしれませんね。

    • >「全ての大陸を踏み潰すまでには4日」の部分が改変されていなかった事です。
      スラトアを潰す事が現在の目的ですが、その後も進み続ける事になるのでしょう。
      4日かけて、全ての大陸を平らにするつもりだと思います。
      ただ、進撃の物語がそこまで続くか、ですね。
      スラトアが最後の舞台になるかもですし、そこから座標に舞台が移り終わるかもですし。
      巨人展の最後の風景で聞いた音に銃撃やエンジン音があった気がするので、あれスラトアの音だったのかなぁとイメージします。
      もしかしたら、そこが最後の舞台になるかもですね。

      管理人アース

  5. ユミル・イェーガー より:

    こんにちは。

    32巻の4話も内容濃かったですよねー。
    ファルコが羽ばたくシーンやキヨミ様の告白などは持ち越されましたが、
    いよいよクライマックス感が紹絶高まってまいりました。
    33巻で終わるのか? 34巻まであるか?
    もう1話も見逃せません!!!
    33巻の1話目、131話がどんな内容になるのか?
    終わりに向けて畳みかけるのか?
    もうひと展開を匂わすか?
    もう~~既に待ちきれませんっっっ!!

    とにかく描いてもらいたいコトがまだまだたくさんありすぎて・・・
    今更ですが・・終わるのが・・ショック・・

    追伸

    映画実写版のエレン役、三浦春馬さんの悲報。
    ショックでした。
    ご冥福をお祈りいたします。

    • >34巻まであるか?
      34巻くらいかなぁとイメージしていますよ。
      あと8話がひとつの目処ですよね。

      >三浦春馬さんの悲報
      ホント、驚いたしショックでした。
      好きでした(泣)

      管理人アース

  6. おおぞらバード より:

    今さらですが、映画実写版のエレン役に
    あの三浦春馬さんが出ていた事を思い出し
    ました。
    映画が大コケしてしまったので、その印象が
    すっかり薄くなってしまっていました。

    当時のエレンは正義のヒーローぽかったですが、
    今のダークエレンを三浦春馬さんが演じる姿も
    観て見たかったです。
    追悼番組として、実写版「進撃の巨人」が放送
    されるのではと期待します。
    ご冥福をお祈りいたします。

    • 本当に三浦春馬さんの件についてはショックを受けました。
      ブラッディ・マンデイ、また見たいです。

      管理人アース

  7. 井筒孝庵 より:

    おはようございます。

    32巻の〆となる130話の〆は、やっぱりファルコの空飛ぶ巨人かな〜(*^ω^*)

    振り返って、エレンとグリシャが観た《終末の風景》はどういうものだったのかが気になります。

    違うものを観ていて、方や絶滅し、方や希望を見出す。

    或いは、同じものを観ているのに解釈が真っ二つに分かれている。

    後者の同じものを観ているとして見たとき、例えば、

    地鳴らしをする幾十万の壁内巨人の群れ、その遠方上空にはぽつんとファルコの空飛ぶ巨人、という風景。← エレンの始祖の巨人視点で振り返るという構図

    前景の圧倒的な巨人群にグリシャは恐怖し、

    その彼方/上空のファルコを視野に入れたエレンは穏やかな表情に。

    (グリシャにはファルコが見えていない、或いは見えていてもそれが何を意味するのか見当がつかない。)

    想像を逞しくしてしまう〆の32巻の〆の130話のラストシーン(´∀`*)

    ーーーーーーーーーーーーーー

    • >32巻の〆となる130話の〆は、やっぱりファルコの空飛ぶ巨人かな〜(*^ω^*)
      これ、本当にそうですよね!32巻最後のページがファルコ翼巨人が飛ぶ、という描写だったら最高ですね!
      後はミカサとキヨミ様の会話が気になっています。
      オディハで何か起こらないかなぁ、なんて。
      32巻最終話の130話は、本当に楽しみですよ!

      管理人アース

  8. ユミル・イェーガー より:

    こんにちは。
    32巻も残すは130話のみ。

    130話の最終ページは、先日、コダヌキオタヌさんがコメントされた
    >ファルコ巨人が空を飛ぶ・・・。もしそうであれば、見開きページの左右全てを使い切るような凄い場面が描かれそうですね。
    を期待してます!!

    • >ファルコ巨人が空を飛ぶ・・・。
      これ、来ますかね~。今は来そうな気がしています。
      来たら仰る通り、かなり大きく扱われるでしょう!
      楽しみです!\(^o^)/

      管理人アース

  9. 次列三・伝達 より:

    団長、新記事考察ありがとうございます☆

    エレンストッパーズから始まる32巻ですが、最近読み返していて、ピクシス司令とエレンの会話が気になっています。

    ピクシス「人類以外の強大な敵が現れたら人類は一丸となって争い事をやめるだろう…」

    エレン「そんな言い伝えがあるんですか…それは…ずいぶんと呑気ですね…欠伸が出ます」

    この時も無意識に進撃の巨人の力で未来を知覚出来ていたのでしょうかね?

    逆にエレンストッパーズは、未来を変える事が出来るんでしょうかね?

    取り敢えず32巻は、「何も捨てることができない人には何も変えることできはないだろう」を基に、アルミン達が「捨てることができる」様になるのか、はたまた「捨てているようで捨てていない」エレンが「何も変えることができない」のかを見てみようと思っています。

    • >アルミン達が「捨てることができる」様になるのか、はたまた「捨てているようで捨てていない」エレンが「何も変えることができない」のか
      アルミンがこれから迎えるイベントも気になりますが、最も気になるのはエレンが見た未来の景色ですよね。
      エレンが目指している未来とはどのようなものなのか?
      最後の最後で明らかになるのかもですが、まずは32巻の展開を要チェックですね!

      管理人アース

    • ユミル・イェーガー より:

      次列三・伝達さん
      こんにちは。

      >「捨てているようで捨てていない」エレンが「何も変えることができない」のかを見てみようと思っています。

      コレ 結末を左右する超重要ポイントですよね!!
      『捨てているようで捨ててないエレン』って凄く面白い見方で、凄く上手い表現です!!
      自分も注目してみたいデス!!

      失礼しました。。。

  10. ユミル・イェーガー より:

    団長 記事更新お疲れ様です。

    自分は 諌山先生の発言にある「主人公の言葉や行動が常に正しいとは限らない」という言葉をもとに進撃の巨人の考察をしています。
    善悪や正否が表裏一体となって描かれ、混沌とする人間性や社会性を深くえぐりだしているこの作品の中で、かろうじて中立的に思えるハンジさん以外は、登場人物の全ての言葉・行動・考え方に対して「ホントにこれでいいのかな?」「諌山先生は、ホントは何を伝えようとしてるんだろう?」と思いながら読んでました。
    しかし、自分ごときではとてもとても読み取れ切れなくて・・・
    アース団長と団員の皆さんの考察が頼みの綱です。
    最終話まで残り僅か。どんな回収があって どんな展開が繰り広げられて、どんな結末があるのか。

    あ~ 2か月待ち、やっぱり 辛い~~

    とりとめのないコメント 失礼いたしました。

    • >あ~ 2か月待ち、やっぱり 辛い~~
      やっぱりツラいですよね(;´Д`)
      管理人アースも本誌で追いかけ始めて6年くらいですが、初めての経験です。
      今はまだいつもの感じで考察しているのであまり影響ないけれど、来月の今頃はむちゃ違和感感じているだろうなぁ…(泣)
      早く6月になれ!(笑)

      管理人アース

  11. 団長殿、いつも更新お疲れ様です。

    32巻の展開予想ですが地鳴らし編序盤と言うイメージは、自分もほぼ同じような見解です。
    ただ、連載が年内で終了予定と言う事を考えると、131話からの4話でVSエレノサウルスに決着がついて、尚且つ残された全ての伏線が回収される展開は考えにくいですね。

    特に145代王を含めて巨人大戦の顛末や三重の壁が出来た経緯は知りたいところです。
    ファンとしては命に関わるような事になるくらいならスルーの方が良いのですが、このままだとヒストリアの出番が回って来ないんじゃないのかとさえ思えてしまいます。

    そしてなによりも気になるのが、戦後処理がどう描かれるかです。
    かと言っていきなり話が10年後くらいに飛んで、生き残った人の回想みたいな形で終わるのも嫌ですね。

    諫山先生が決めた着地点の行方が気になります。

    • 管理人アース より:

      >145代王を含めて巨人大戦の顛末や三重の壁が出来た経緯
      これらの描写が登場するのか、気になるところですね。
      ただ巨人大戦はもうしかしたらもう登場しないのでは、と感じていますよ。
      壁の巨人は微妙ですが…出てほしいなぁ。
      845年の意味、ヒストリアの今後は登場するかもと思っていますが…ヒストリアはフラッシュバックで泣いている描写が登場しているのでさすがにこれは回収するかなと思っています。

      管理人アース

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