126話「矜持」は「コニー回」と言えるでしょう。
これまでで最も「コニー」な回だったと、読者は皆感じたと思います。
特に母巨人の口の中に飛び込むアルミンへ飛びつくコニーの場面は、むっちゃ熱かったですよね!
コニーの真っ直ぐな性格、そして同期を想う気持ちが全面に表れていた展開だ、と感じられました。
さて、そんな名場面であったアルミンの行動は、計算に基づいた作戦だったのでしょうか?
それとも自己犠牲に基づいた「勇者」的行動だったのか?
ここは気になるところですよね!
126話最大の名場面を検証してみましょう!\(^o^)/
◆126話!アルミンの母巨人ダイブは作戦だったのか?
「行動で示すよ」とコニーにつぶやき母巨人にダイブするアルミン。
すんでの所でコニーに助けられ捕食させることはなかったですが、この時のアルミンの行動は「コニーが助けてくれる」と計算された上での作戦だったのでしょうか?
まずはコダヌキオタヌさんのコメントを見てみましょう!
エルヴィン級の大博打!
たしかにアルミンは飛び込む直前、エルヴィン団長を思い出していましたよね。
ここからコダヌキさんは「アルミンがエルヴィン団長並の大博打に出て勝った」と読んだようです。
たしかにこの時にアルミンがコニーに助けてもらえる、というエルヴィンばりの賭けに出る決心をしたと読めますよね!
つまりコニーの性格を考え計算し、作戦を実行したという見方となります。
管理人アースはこのコダヌキさんのコメントを読むまで、アルミンが「賭けに出ていた」という読み方は全く思い付きませんでした。
つまり「本気でコニー母巨人に捕食され、ファルコを助けようとしていた」と読んでいたのです。
結果、コニーに助けられる事になりましたが、そこに望みを託しての行動だとは全く考えていませんでした。
アルミンがファルコを助けようとしていた理由は、これから起こる可能性のある「島内での巨人大戦」を防ぐためでした。
もしコニーがファルコを捕食させたら、ライナーやピークとの間にいらぬ軋轢を生んでしまいます。
それを防ぐ事が、アルミンの中では最優先事項でした。
そのためなら自分が犠牲になっても良い、と考えて母巨人の口の中に飛び込んだと管理人アースは読んでいたのです。
エレンに夢を託して超大型巨人の蒸気に飛び込んでいった「勇者」の時のように…

つまりこれからの島のためを考えての自己犠牲行動だと読んでいたのです。
ただ、ここまで書いて王政編でのエルヴィンの作戦を思い出しました。

王政幹部の判断により処刑台に連れて行かれそうになったエルヴィンが助かったのは、王政幹部とナイル達兵士の「選択」によるものでした。
この時のエルヴィンは、完全に判断を他者に預けていました。
この時のエルヴィンと今回のアルミンの行動は似ていると言えるのではないでしょうか?
そのように読むとこの時のエルヴィンが王政幹部が壁内人類を見捨てるだろう、と踏むくらいの賭けをアルミンはコニーが助けてくれるかもと賭けたかもですね。
こう考えると、けっこうシックリと来るかもです。
コダヌキさん!
素晴らしい考察コメントをありがとうございます!
おかげで新しい読み方ができましたよ!
「進撃の巨人」とは、本当に読む側により色々な読み方ができますよね。
さて、このように読むとアルミンはけっこうエルヴィンに似てきたようにも感じます。
ということは、これからのアルミンはエルヴィンのようなリーダーへと成長していくのでしょうか?
今後のアルミンの成長を予想してみましょう!
◆アルミンはどのように成長していくのか?

今回の母巨人ダイブにてエルヴィン並のリーダーへの成長を感じさせたアルミンですが、今後やはりエルヴィンのようなリーダーになっていくのでしょうか?
管理人アースは、ここに違和感を覚えます。
たしかにアルミンの頭のキレ具合は、エルヴィンを彷彿とさせます。
しかし先ほども引き合いに出しましたが、王政編でのエルヴィンと今回のアルミンの作戦や行動は似ていますが、決定的に違うのは「エルヴィンは自分のための行動」でしたが、アルミンはあくまで「世界のため」に行動しているように見えることです。
エルヴィンの行動の目的は、あくまで私的であり「父親の仮説の証明」を行うためでした。
エルヴィンがこれを捨て行動したのは、最後にリヴァイに「死んでくれ」と言われ獣の巨人に向かっていった時だけだと管理人アースは考えています。

そしてこれまでのアルミンも、「海を見るため」に行動していました。
しかしアルミンはこの夢を達成しています。
そのため、今回のアルミンの判断は本当に島の未来を考え世界の未来を考えての判断となるでしょう。
これはけっこう大きな違いになるのでは、と考えますよ。
頭が切れ、イザと言う時大事なものが捨てられるリーダーという意味では似ていますが、「何の為に捨てるのか」というところが最後の最後で二人は違うのでは、と管理人アースは考えています。
ここにアルミンの人柄も表れているように感じますよね。
あくまで管理人アースの見方ですが!
今回の考察で母巨人ダイブした際のアルミンは世界の為に自己犠牲から実行しているけれど、コニーに賭けての大博打のダイブという部分もあったのでは、と考察できました!
しかしエルヴィンと違い自身の夢のためではなく、あくまで世界の為のダイブだったと考察します!
あくまで管理人アースの読み方ですが!(2回目)
成長したこれからのアルミンの動きは、さらに要チェックですよ!
【追記】
アルミンの母巨人ダイブが大博打だったのでは、という記事に「ファルコに向けているブレードが逆だからそれを見て本気じゃないと察して大博打を打ったのでは」というコメントを見て納得。
たしかにブレードの刃が逆を向いている。諫山先生は細かい所まで描写しているなぁ。#進撃の巨人126話 pic.twitter.com/niezYGfk3T— アース(進撃の考察管理人) (@singekinb) February 9, 2020
Rickさんからのコメントで「よく見たらコニーがファルコに突き付けている刃の向きが逆ですね。アルミンはこれに気付いてあの大博打にも見えることをしたのかもしれないですね。」と考察をいただきました。
たしかにそうで、アルミンが大博打を打った気持ちの割合は思ったよりも大きいかもです。
Rickさん!
素晴らしい考察をありがとうございますm(_ _)m!
→ 126話「矜持」あらすじ感想考察!
→ 127話あらすじ!






