伏線の検証

【進撃の巨人】ネタバレ124話考察!ナイル、ピクシス無垢巨人が制御されていない真相を検証!

123話ではエレンの目的が明らかとなり、それまでにも大きな伏線が回収される展開となっていました。

124話では、より細かい様々な伏線回収が動き出したと感じられる展開となっていましたが、そんな展開の中でもさらに新たな謎が登場していました。

ジークの脊髄液で誕生した無垢の巨人が、コントロールされていなかった事です。

これまでジークの命令通りマーレ兵を捕食していた無垢の巨人でしたが、なぜコントロールされていなかったのでしょうか?

さらにエレンもコントロールができると思われるのですが、なぜ調査兵団まで狙われていたのか?

そこには、どのような理由が隠されているのでしょうか?

検証してみましょう!

◆ジーク巨人が制御されていなかった理由を検証!

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「進撃の巨人」第2巻表紙より

ジークの脊髄入りワインを口にし119話のジークの叫びにより無垢の巨人となった兵士達でしたが、これまではジークの命令通りにマーレ兵を相手に捕食していました。

しかし124話での無垢の巨人達にはジークのコントロールが全く感じられず、近くにいる人間、集まっている人間を捕食しようと兵団支部塔を襲っていました。

ナイル巨人がカヤを襲ったり、ピクシス巨人が兵士を襲おうとしていましたよね!

これは無垢の巨人の本来の習性によるものであり、ジークの制御が全く機能していないことを表しています。

この様子を見たイェレナも「どうして…ジークは巨人を制していないの…?」と、珍しく女性言葉で疑問を口にしていました。

なぜジークの制御が失くなっているのか?

これはジークの現在の状況が「それどこではない」、という事を表していると考えられます。

信じていた、信じようとしていたエレンに裏切られ、始祖ユミルにもフラレ、目の前まで来ていた安楽死計画の夢が破れ、しかも地鳴らしが起きてしまった…

完全にジークはダウン状態でしょう!

そしてジークはエレンから最も近い場所で寝転んでいました。

エレノサウルス化したエレンの下敷きになっている可能性もありますよね!

精神的にも肉体的にもジークは追い込まれており、無垢の巨人を制御するどころではない、ということだと思われます。

では、もう一人巨人を操れるであろう、エレンはなぜコントロールしないのでしょうか?

鎧の巨人の硬質化を解き、アニの水晶体をも溶いたエレンだったら、無垢の巨人を操ることくらい簡単なように感じますよね?

これについてはけっこう多くのコメントをいただいており、フォロワのみなさんにとっても大きな疑問なのだろうと感じました。

いくつかコメントを紹介しましょう!

きこりさんからは

無垢の巨人大暴れしていた今回ですがエレンがコントロールできないとはとても思えません。
やはり島内勢力によって悪魔となった自分を討たせて世界平和にするのがエレンの目的でしょうか?
それだとミサカ達への態度も納得できます。

とのコメントをいただいております。

エレンは無垢の巨人をコントロールできるけれど悪者になるためにワザとコントロールしていない、という考察ですね。

パラディ島を守るためと明言しているエレンですが、実際の真意が世界平和だという可能性は未だ残っていると思われます。

となると、この予想はあるかもですよね!

いっぽう恥垢種さんからは

エレンがジーク巨人は制御できないのか、という話。まあ、それだけではなく、始祖の力がどこまでなのか?という話ですね。ガビは巨人も人に戻せるだろう、と語るし、ホント、どこまでなんでしょう?逆に始祖なら、脊髄液なしでも、巨人化させられるのか?少なくとも、硬質化は簡単に解かれましたしね。

このコメントは深いですよね。

始祖の巨人の力とは、実際どこまでの力なのか?

16巻でロッド・レイスは「始祖の巨人は全ての巨人の頂点に立つ」「継承者は神」と語っており、コメントでもまさに無敵な存在だと語られる事が多いです。

管理人アースもそう考えてますが、実際に現在のエレンは無敵な状態なのでしょうか?

もしかしたら、そうでもないのでは?とも感じています。

ここから、現在のエレンの状態を考察してみましょう!

◆エレノサウルス=始祖の巨人なのか検証!

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壁の巨人の硬質化を解き地鳴らしを発動したエレン。

さらにエレン放送を行い、全てのユミルの民に自身の目的を明言していました。

一見、始祖の巨人の能力を完全に手に入れたように見えますが、実際どうなのでしょうか?

始祖の巨人の能力は9つの巨人のひとつである「始祖の巨人」を「王家血統者」が継承することにより発動できます。

エレンは始祖の巨人を継承していますが、王家血統者ではありません。

その血統に関しては、122話最終話にて始祖ユミルに協力を求め、呼びかける事によりクリアしたと考えられます。

つまり、エレンの呼びかけにより王家血統者の命令に従う「隷属」「支配」から始祖ユミルが解放されたのだと読めるのです。

そう考えると、世界を平らにする地鳴らしは、始祖ユミルの意志でエレンに協力しているのだろうと察せられます。

「硬質化を解く」「地鳴らしを起こす」事について、始祖ユミルはエレンの願いを聞いて叶えているのだと考えられます。

つまり、エレンの意志で始祖の巨人を発動しているというよりも、始祖ユミルがエレンに協力して発動している、と管理人アースは考えます。

となると、「ジーク巨人にパラディ島兵士を襲わせない」とか「巨人化した人を人間に戻す」とエレンが願ったとしても、始祖ユミルが協力しなければ出来ないのでは、とも予想できます。

始祖ユミルはジーク巨人を操る事が可能だと、管理人アースは考えます。

もしかしたら、無垢の巨人を人間に戻す事もできるかもしれません。

しかし、解放された始祖ユミルには自分の意志があると思います。

支配や隷属から解放された以上、自分の意志も復活しているでしょう。

そうなると、「地鳴らしには協力するけれど、島内の兵士や無垢の巨人にはタッチしたくない」「王家血統が生み出した巨人には関わりたくない」という気持ちを持っていたら、エレンが望んでも叶わないでしょう。

管理人アースはこのような理由でジークの巨人が制御されていないのでは、と考えています!

今回の考察で

「ジークの巨人が制御されていないのは、ジークが精神的肉体的に追い込まれており余裕が無い」
「エレンの始祖の巨人は始祖ユミルが協力することで発動し、ジーク巨人が制御されていないのは始祖ユミルが協力していないから」

だと考察できました!

さてさて、エレノサウルス化したエレンと始祖ユミルがどのようなやり取りをしているのか?

妄想が膨らみますよ!\(^o^)/

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