123話にてエレンの目的が「地鳴らし」だと判明しました。
こうなると、124話以降の展開が「ラグラノク」になるのだろう、と察せられますよね。
エレンの地鳴らしにより、世界が終末を迎える展開…
しかしいっぽうで、「本当にそうなるのか?」との疑問も残ります。
そんな救いのない展開になるのだろうか、と。
そのように考察されるコメントが、多々見られるのも実際あります。
エレンが駆逐すると宣言した「命」とは、本当に壁外人類の人々の命なのか?
もしかしたら、エレンの計画とは我々の想像を超えるものだったという展開はないのか?
検証してみましょう!
◆123話考察!エレンの地鳴らしの意味を検証!
123話の最後の7ページにて、エレン自身の口から彼の目的が語られます。
それを達成する方法が「地鳴らし」であり、世界中の地を踏み鳴らし、そこにある命をこの世から駆逐すると宣言しています。
この場面、何度読み返しても「来たー!」という気持ちと「やっぱりか…でもやはり違うのでは」という気持ちが半々に起こってきます。
皆さんもそうではないですか?
エレンがパラディ島以外の世界中を全滅させ、いわゆる「終末の日」を迎える展開となる。
そこからパラディ島の人々だけが生き残り、世界再生として終わる…
そんなストーリー展開を妄想してしまいますが、さすがにこの展開は無いのではと、相反する気持ちが沸き起こってきます。
同じようにラグナロク展開が濃い展開を予想しながらも、違う意味を読み取った方々のコメントも確認できます。
sugariさんからは
「世界を破滅する」という宣言ではなく「島に来い」という意味を持った言葉なのでは、という考察ですね。
たしかに言い回しが少し回りくどく感じますし、違った意味を持っていそうな表現ですよね。
諫山先生はWミーニングを得意としていますし、この受け取り方もありかなと感じます。
もしこの意味があるとするならば「パラディ島は特別な意味を持った場所」という伏線が回収される展開も、あるかもですね。
そしてこの予想の根底には、「やはり地鳴らしから世界全滅展開は無いのでは」という気持ちがあるのでは、と感じられますよ。
A-11さんも「全滅展開」を回避する予想をしていますが、また違った読み方をされています。
そうすると、2,000年の時を重ねていれば、地球上の多くの人類は多少なりともユミルの血が入っていて、ユミルの血を憎むことに意味はなくなり、
この考察が当たった瞬間、この作品は某自虐民族の枠を越えることになります。
ユミルの民=自分自身を憎む人間はいないのに、それでもユミルの民絶滅を追求せざるを得ない世界連合。
村上春樹エルサレム受賞スピーチ | 書き起こし.com
「本来なら我々を守るはずのシステムは、時に生命を得て、我々の命を奪い、我々に他人の命を奪わせるのです-冷たく、効率的に、システマティックに。」
エレンが「そこにある命をこの世から駆逐するまで」と宣言した「そこにある命」とは、魂をもった人々の生命ではなく、村上先生のいうところの、魂がないまま生命だけ得てしまった、人にあらざる存在なのかも知れません。
このコメントを読んだ時、目の前が明るくなりました。
みなさんが書き留めてくれたコメントはほぼ全て読ませていただいておりますが、たまにこういう事があります。
自分では全く気付くことができなかった読み方をサラリと書かれているコメントに出会った時、一瞬目の前が明るくなり目が覚めるような感覚に襲われるのです。
A-11さんの
「『そこにある命』とは、魂をもった人々の生命ではなく、村上先生のいうところの、魂がないまま生命だけ得てしまった、人にあらざる存在なのかも知れません。」
という考察は、かなり衝撃でした!
これは思い付かなかったです。
エレンが地鳴らしを起こした目的はパラディ島以外の「人間の全滅」ではなく、ユミルの民を死滅させようとしている「憎しみ」のような存在を根絶する為なのではないか、という考察。
いや、「憎しみ」というよりも「国」でしょうか?
これはA-11さんの視点から得た、あくまで管理人アースの個人的な考察ですが。
さすがに長いので全文は無理ですが、村上春樹先生のエルサレム受賞スピーチを一部抜粋しました。
こう考えてみてください。多かれ少なかれ、我々はみな卵なのです。唯一無二でかけがいのない魂を壊れやすい殻の中に宿した卵なのです。それが私の本質であり、皆さんの本質なのです。そして、大なり小なり、我々はみな、誰もが高くて硬い壁に立ち向かっています。その高い壁の名は、システムです。本来なら我々を守るはずのシステムは、時に生命を得て、我々の命を奪い、我々に他人の命を奪わせるのです-冷たく、効率的に、システマティックに。
我々のうちにははっきりとした、生きている魂があります。システムは魂を持っていません。システムに我々を搾取させてはいけません。システムに生命を任せてはいけません。システムが我々を作ったのではありません。我々がシステムを作ったのです。
村上春樹エルサレム受賞スピーチより引用
我々を守るために我々が作り上げた「システム」が、時に生命を得て我々の命を奪う…
管理人アースには、この「システム」とは「国」を指すのかな、と感じられました。
もっと厳密に言うと「国境」を表しているのかなと。
これを今回のエレンの地鳴らしで「この世から駆逐する」と宣言した「そこにある命」に取り入れると、「国」というシステムを踏み鳴らし駆逐すると言う意味に読み取れました。
これは第46話でユミルが言った「敵は何だ?」の答えである「敵は世界」にもWミーニングとして通じますよね!
さらに「進撃の巨人」編集担当バックさんが、村上春樹先生と諫山先生との共通点を先月のインタビューで語っています。
管理人アースも村上春樹先生が大好きで、最も好きな小説家です。驚きました。
ノルウェイの森と進撃はけっこう近い場所から生まれたのかも。 https://t.co/0FSyHfnazS— アース(進撃の考察管理人) (@singekinb) October 11, 2019
これらから、村上春樹先生のスピーチを考察に取り入れるのは、あながち間違っていないと感じられますよね!
sugariさん!
A-11さん!
コメントありがとうございます!
みなさんのコメントのおかげで、より深い123話の読み方ができましたよ!
ここまでの考察で、エレンが地鳴らしで踏み鳴らそうとしているのは人ではなく「国」「国境」なのではと考察できました!
管理人アースは今回の村上春樹先生スピーチからの考察をする際にいろいろ調べていたら、「上野千鶴子氏の東大入学式での祝辞」にも出会いました。
この祝辞も、今回の考察と繋がる部分があるように感じましたよ。
ここからは管理人アースの超個人的な読み方になりますが、紹介したいと思います。
◆これまでのエレンとこれからのエレン
まずは今回の考察で管理人アースが出会った「上野千鶴子氏の東大入学式での祝辞」を一部抜粋しました。
素晴らしいスピーチですので、ぜひ読んでみてください。
あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。女性学を生んだのはフェミニズムという女性運動ですが、フェミニズムはけっして女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です。
当初、第1巻時のエレンが、まさに環境にも恵まれない、頑張ろうとしても意欲をくじかれる存在でしたよね。
例えばハンネスさん達駐屯兵団に「いつ巨人に襲われるかもしれない」と訴えても笑われ、巨人を倒して外の世界を冒険するという夢を語っても、ジャンには笑われていました。
エレンは力を持っていなく、周りの環境も決して理解ある人が多くいる訳ではありませんでした。
しかし本人の強い目的意識と努力、さらに人との出会いに恵まれエレンは今、「報われた人」となり「硬い強い壁を壊す力を得た存在」となりました。
始祖ユミルにその「意志」を示す事で「血統」の縛りを超え、次に得た力で「国」を踏み鳴らし駆逐するまでの力を得ました。
踏み鳴らした後、エレンはどうするのでしょうか?
コメントでは「エレンは世界の王になる」という予想をしばしば見ますが、実際どうなるのでしょうか?
この上野千鶴子氏の東大入学式での祝辞を取り入れると、「勝ち抜く為にだけ使うのではなく」「恵まれない人々に使う」べきだとなります。
エレン自身が自分の弱さを認め、弱者を弱者として認める展開になるのかなと…
エレンはある意味強いと思います。
当初から決してブレない、意志の強さを持っています。
しかし、それは相手を挫く強さであり、相手を認め許す強さではありません。
他者を潰し殺す強さであり、他者を活かし生かす強さではないのです。
どちらの強さがより強いのかは、一目瞭然ですよね。
エレンも、最終的にはその強さに目覚め、得た力を弱者、より弱い人に使う展開が来るのではないかと予想しますよ。
そうなってエレンは自分の弱さを見つめられ、相手を認められる存在になるのかなと。
さらにそこで初めて「世界は残酷だけど美しい」が、進撃の中でキチンと成立するのではないかなと!
そんな展開を諫山先生は描かれるのではないか、と期待しちゃいます!
ただ、これは予想というよりも、管理人アースの「進撃の巨人」という作品の読み方みたいなものですが。
キャラクタの成長録のようにも読める作品なので、エレンの人間的成長が描かれる展開としてもありそうに感じられますよね!
最後の最後にエレンが弱者に手を伸ばす展開…
それが、例のくせ毛少年に手を差し出す場面だったとか。
いろいろ妄想が広がりますよ!
今回の考察で、エレンが地鳴らしでは人を潰すのではなく「国」を潰し国境を無くし、虐げられていた弱者に手を差し出す場面が登場するのではないか、と予想できました!
むっちゃ期待しちゃいますよ!\(^o^)/
→ 最新話から最終回までの結末から伏線・考察を全網羅!
→ 123話考察!エレンが泣いた理由を検証!
→ 123話考察!地鳴らしはループ布石か最後の風景を踏まえ検証!
→ 123話「島の悪魔」あらすじ感想考察!
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こんにちは。
ミステリー繋がり、ハルキ繋がりのネタということで(^-^ゞ
ハルキゲニアが出てくる小説やドラマ、映画などをご覧になったことがあるでしょうか? > 皆さん
自分の関心や興味が偏っているせいかも知れませんが、それら作品でハルキゲニアを見かけたことはほとんどありません。
一方で自分の関心や興味が偏っているせいかも知れませんが(笑、一点だけあってそれがこちら(↓)です、化石少女(*^^*)
URL省略。
(「化石少女」、摩耶雄嵩、2014/10、徳間書店)
学園ものの設定とキャラクタ設定のテイストは、涼宮ハルヒに近いものがありますが、
探偵小説の定石、例えばノックスの十戒の6番目(探偵は勘で事件を解決してはならない)を侵犯しながら作品を成り立たせるという離れ業をやってのける本格派ミステリーです。
ハルキゲニアでした(笑
ヒロインは凡庸なお嬢様の女子高生で、古生物部の部長。幼なじみがただ一人の部員で、それぞれホームズ、ワトソンの役回り。
ワトソン 「何ですかこれ? 骨格じゃなくて実物の模型ですか?」
ホームズ 「いいところに目をつけたわね、これはハルキゲニアといって、バージェス頁岩で発見された時・・(長々)」
ワトソンのモノローグ(↓)。
“それはまるで爪楊枝を刺して無理矢理立たせたキュウリのようだった”
つまり、
自分の中での大きな謎、疑問が解けた瞬間です。
《自問》ハルキゲニアに親近感を覚えてしまうのはなぜなんだろう?
《自答》 それは単に造形として面白いだけでなくて、見覚えがあるから。既視感(デジャブ)によります。
爪楊枝を刺して無理矢理立たせたキュウリのようなものと言えば、お盆の頃に見かけることが多いこちら(↓)です、
聖霊馬(しょうりょうま)です。
URL省略。
(ピクシブ百科事典、「聖霊馬」)
聖霊馬で画像検索すると、アレンジされた聖霊馬がいろいろ出てきて面白いです(*^^*)
キュウリやナスで作る妖怪?ですが、普段はあの世に棲んでいて、お盆が過ぎると向こうに還っていきます。
進撃のハルキゲニアもそのうち冥界に還っていくのかな?(^-^ゞ
ーーーーーーーーーーーー
おはようございます。
村上春樹(以下、村上先生)と言えば、その作品を愛好するファンが世界的に多いわけですが、
文学のジャンルをミステリーに狭めた時、村上先生は?と言えば、ハメットやヘミングウェイらとともに《ハードボイルド》のカテゴリーを確立したレイモンド・チャンドラーの作品の《翻訳者》として著名です(*^^*)
ミステリー総合誌のEQ(エラリー・クイーン)のバックナンバーでのハードボイルド特集で興味深い話が確認できたので、この機会にご紹介しておきます。
残酷な世界という進撃の物語の基調や、そばかすユミルの不思議な発言(人間は無意味だが素晴らしい)と重なり合うところが十分にあると観ていて、
それは、ミステリーが黎明期~全盛期にかけて、なぜ、人間を積極的に肯定的に描こうとしてこなかったのか?にも関わっています。
ずばり、それは一言で言えば《時代性》とその《不可逆性》ですが、(← 後戻りできない時代状況の変化)
とりわけ《戦争》(近代戦)と不可分な時代性であり、
第一次世界大戦以降の戦争とういうものが、1) 強力な火力の出現、2) 国民経済を動員しての総力戦、に変容/変質して、
ヒトの手によるものでありながら、ヒトの手に余るものとなり、
有史以来~19世紀までのかろうじて保たれていたかに見える、ロマン主義的な共同幻想、「戦い」と「英雄譚」との繋がりが、大規模な破壊と殺戮という現実を前に、(完全に)断ち切られたということです。
人間の活動といのは戦争ばかりというわけでは全くないので、戦争の悲惨をもってそれを産み出す人間が全く駄目とはなりませんが、(全く駄目だと生物学的にもここまで繁栄/繁殖するわけがない)
人間はなんて素晴らしいものだというように単純には礼賛していられなくなった。
ハードボイルドの祖であるダシール・ハメットが従軍して野戦病院、本格ミステリーの中興の祖であるアガサ・クリステイが看護婦として戦傷者病院に勤務していたとなると、
彼らは肉体的にも精神的にも大きな傷を負った大勢の人々を目の当たりにしていたわけであり、かなり酷いものを見てきてしまっている・・
それは、進撃作品中で言えば、レベリオ収容区に潜行していたエレンと、目線をほとんど同じくしていると言ってよいでしょう。
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こんばんわ!
名言がずらりと…
やはり、時には人間の生々しい心理や、残酷な現実といった重たいシーンが数々描かれてきたこの作品だからこそ、最後に我々になにを伝えるのかといった考察は必然的に深くなりますよねぇ
遅くなりましたが、数日前ようやく今月号を読み詳細を把握し、一通り記事を読んでの参加です。
今更ですが、まず今月の感想を言わせていただきます。
一つは、今話の前半、マーレ潜入編についてです。
マーレ潜入編では様々な新事実が出てきていましたが、個人的にここで諫山先生が最も描きたかったのはエレンの葛藤や心情描写ではないかと思いました。
エレンの自由への考え方が変わった世界の真相を見て以降、エレンの心情が描かれたのはマーレ編前の少しと、マーレ編後のちょっとした回想ぐらいですので、先生としてはもう少しエレンの心情面を深めたかったのではないかなぁと思いました。
少しそれますが、この前アニメの「壁の向こう側へ」を見直していたんです。
この時最も印象的だったのは、シガンシナ区決戦の次の壁外調査、つまり海を見に行った時ですが、体を引きずりながら壁に近づこうとしていた巨人にエレンが「巨人にされた同胞だ」みたいなことを言い、巨人に同情を示したシーンです。そして、もう一つ「なにもかも親父の見た記憶と同じなんだ」というセリフです。
エレンの自由を求める性格については、もちろん変わっていませんが、それに対する考え方がガラリと変わったのは世界の真相を知ったこの辺りでしょう。
エレンは壁の外には自由があると思っていましたが実は違い、もっと不自由な世界が待っていた。さらにそれに追い打ちをかけるように、グリシャの記憶を通して外の世界の残酷さを身をもって体感しています。
このダブルパンチはエレンとその他パラディ勢との間の考えの違いを生じさせたのではないでしょうか。
私はこのグリシャの記憶を通して世界の残酷さを身を守って体感したことは、エレンにとって非常に大きなことだと感じました。それが現れてるのが先ほど上げた印象に残った2つのシーンです。
また今話でも帽子の少年への扱いに対して他の104期に対してエレンは冷静なようでした。
もう一つ感想として、ミカサのナレーションです。進撃の巨人ではよく選択の話が出ます。その筆頭がリヴァイ兵長の話で、他にもグリシャがフェイを連れれ壁の外に出たことについてのクルーガーの話などもそうです。
そういう選択の話については確かにどこにでも当てはまりますが、進撃の巨人では特に別の選択肢や初めから決まってたのか?みたいなこともチラつかせて強調されて出てきているように思えます。
そして、その選択についての話が出ると、いつも頭をよぎるのがループ説です。
しかも、今回はループのキーマンでは?と思われるミカサのナレーションで、なおかつそれを匂わす選択の話をしています。あやしいっ!
私の予想ですが、今後ループ発動前にもう一度このミカサのナレーションの続きがあるのではないかなぁと思います。
今回の記事についてですが、エレンは本当に壁外人類一掃計画を実施するのか?!ということですが、ひとつこれのアプローチの方法として始祖ユミルの意志についての考えも提唱したいなと思います。
前回、怒りの表情をし、自我を得たような始祖ユミルですが、おそらく皆さんエレンの意志と始祖ユミルの意志は今ひとつになっていると感じているのではないでしょうか。
前回の最後を見る限り、私もそう思います。
そして、提唱したいのはエレンのなす計画をここから推理できるのではないかという考え方です。
前回の始祖ユミルの生涯を見るに、確かに可哀想な人生でしたが、始祖ユミルは最後なにに怒りを覚えたのでしょうか?
今まで自分の自由を奪ってきた者たちというのが無難な答えな気がしますが、では、それは一体誰なのか。
少なくとも、エレンが今後するであろう計画、つまり壁外人類を一掃することで始祖ユミルの鬱憤がはらされるとは思えません。
よって壁外人類一掃計画は始祖ユミルの意志にマッチしないと思います。
じゃあ、始祖ユミルの意志はなんだ?と言われるとわかりませんが…
最後に、アイスを手にした時のミカサの表情よかったですね。
サシャにも笑わないやつと言われていたミカサですが、ミカサのああ行った表情が見れるときは平和で幸せな時間が流れているような感じがしますよ。束の間ですが…
>それに対する考え方がガラリと変わったのは世界の真相を知ったこの辺りでしょう。
そうですよね。同時に知った「未来の景色」も影響していそうな気がします。
世界を知り、さらに見た未来の記憶を知った辺りからエレンはガラリと変わったのではと。
>始祖ユミルは最後なにに怒りを覚えたのでしょうか?
そのままならフリッツ王なのかなと感じますが、どうしようも無いですよね(・_・;)
怒りの対象は「世界」になるのかもしれませんね…
管理人アース
わざわざ「地鳴らし注意報」を発したのは、それにより世界中の人々をごちゃごちゃにかき混ぜて、誰がどこの人だか分からなくする為?とちょっと思いました。
巨人化無効化説がいまいちなのは、それだけでは差別は無くならず、むしろ虐殺されてしまうだろうから。
その点、混ぜて分からなくすれば何とかなりそう。
ぐちゃぐちゃにした後に、ユミルの民から巨人化能力を無くし、記憶を適当に操作して架空の経歴をでっちあげる。
血液検査でも分からなくなる。
そのために自分の目的をわざわざ明かした。
「均し」ではなく「鳴らし」なのも、脅すのが目的だから。
>「均し」ではなく「鳴らし」なのも、脅すのが目的だから。
放送が「鳴らし」という見方もできるかもですね。
外見ではマーレ人かユミルの民か分からないところが、けっこう大きなポイントになってきていますね。
管理人アース
団長殿。更新ありがとうございます。巨人展も良かったですね😊レポートもありがとうございました。行った気分で楽しめました。
団長殿の考察、そして、皆さんの考察コメントを読むとその奥に共通して感じる事は進撃の巨人を読む事は人生を読む事…と言いますか、自分の人生とは?世界とは?より良く生きるとは?…と皆さん何かを探しているんだなと思います。(自分も含めて)だから今回更新の「命」にも素敵なコメントがたくさん来たのだなぁと。
上野先生の祝辞は以前全文読んでとても心に響きました。本当に色々な環境の人達が世の中にたくさんいてきっとそれぞれに役割が有るけれどいわゆる「努力がむくわれた強者」が「努力がむくわれない弱者、努力する選択肢も無い弱者」に自分のチカラを使って助けろというある種理想です。
現実には多くの強者は自分本位で自分の為にしかチカラを使いませんが…進撃の世界で上野先生が東大の新入生に仰った事が見られたらいいなと思います。
本当にもうすぐ終わりそうですが最後まで楽しみに読みたいです。
団長殿も年末年始お身体に気をつけて😌
でも更新はお待ちしています!(笑)
>(自分も含めて)だから今回更新の「命」にも素敵なコメントがたくさん来たのだなぁと。
今回の考察には本当にそう感じました。
この記事をアップしたのは11月15日は進撃の巨人展に行った日でもありました。
記事を見ていただければ分かりますが、巨人展自体本当に素晴らしいイベントでしたがその後にゆにわでお会いした店長のこがさんと旦那さんとの会話も素晴らしい体験でした。
自分が書きたい記事とは進撃を考察し展開を予想することですが、作品を通して諫山先生が描こうとしている「何か」をみなさんと共有することが本当にしたかった事じゃないのかなと。そう気付かされたんです。
これまで「正確な記事」「間違ってはいない考察」を目指していました。間違いをツッコまれる事は嫌ですし痛いです。だから私的見解はできるだけ避けようとしていました。
だけど今回の村上春樹先生や上野先生のスピーチに通じる「何か」を指摘することは間違いなく私的見解で…これまでだったら避けていたことなのですが、みなさんのコメントを読んで「この方向が本来書きたい事だったんじゃないかな」と感じ、同日お会いしたこがさんや旦那さんとの会話でも同じことを話ししました。
「諫山先生が進撃の巨人を通して読者に伝えようとしている『何か』を共有するサイト」
毎回の記事では無理ですし、何かに触れ感じた時にはそれを書いていこう、と感じました。
また更新します!(^^)
管理人アース
返信をありがとうございます😊
>これまで「正確な記事」「間違ってはいない考察」を目指していました。間違いをツッコまれる事は嫌ですし痛いです。だから私的見解はできるだけ避けようとしていました。
…考察サイトの管理人さんとして当然の考え方だと思いますし現実に仕事やプライベートもある中での記事作成はとても大変だと思います。
でも、でもね、ほかの考察サイトやネタバレには無い世界がこのサイトでは展開されているのですよ。
考察コメントをする皆さんの中にも色々な人がいて様々な意見があり中には自分こそが最高の考察をしている!管理人の間違いを指摘してやる!みたいな攻撃的なコメントもあったと思いますが団長の返信を読む限り相手に阿る事はしないしコビも売らないけれど、でもしっかりと受け止めてとても真摯に真剣に真面目にそして優しさの見えるお返事をしているんですよ。わたしにはそう見えます。
血の通った考察サイトと言いますか…。
そんなところが皆さんが訪問する理由の一つだと思っています。
長々とすみません。
今回ゆにわさんの店長様と旦那様と語り合ってご自分のしたかった記事作成を再確認された事も良かったですよね。
顔の見えない大勢に向けて私的意見を発信する事は怖い事ですが…このサイトの皆さんは毎回では無いにしてもそれを望んでいると思いますのでこれからもがんばって👍
ますます楽しみになりました😊
>血の通った考察サイトと言いますか…。
ありがとうございます。いや、むちゃ嬉しいです(^^)
自分もサイトを作る側になる前はサイトにコメントする側だったのですが、なかなか答えてくれるサイトに出会った事が無かったので。
できる限り返信したいなと。
進撃が続く限りこの姿勢でやっていくつもりです!
よろしくです!
管理人アース
こちらこそです!😆
「諌山先生が進撃の巨人を通して読者に伝えようとしてる『何か』を共有するサイト」
団長!素晴らしい!!
最後まで みんなで応援しますので!
最終話まで みんなで楽しみましょう!!!
ありがとうございます!
そのように皆さんで「何か」を共有できる記事を書いていきたいと思っています。
これからもよろしくです!
管理人アース
本当にステキな考察、ありがとうございます。
村上氏、上野氏のスピーチ、それを受けてのアースさんの思考、めちゃ感動しました。このブログに惹かれて読み続けてきた理由がわかった気がします。
諌山先生は全人類に「さぁ、きみはどうする?」と問いかけているみたいですよね。
結局、この作品は巨人の話ではなく人間の話なんですね。
そういうことに気づけたのもこちらのブログのおかげです。
確かに国家は時に人間を虐げます。国家って「家」という字がついてる。この作品の凄いところは、「家族」という小さな単位から国という大きな単位まで、そこに生まれてくる不条理や軋轢、それに振り回される生身の感情をきちんとすくって表現している所だと思うんです。
キャラクターたちが驚くほどリアルに生きていて、誰もがそこに自分を投影できる複雑だけどシンプルな設定があって。
私の好きなヘルマン•ヘッセのデミアンという作品の中に、
鳥は卵からむりやり出ようとする。
卵は世界である。
生まれ出ようとする者は
一つの世界を破壊しなければならない。
こんな言葉があり、まさにエレンはこれをしようとしているのかなと思いました。システムの破壊か…、すごいですね。ともかくエレンを最後まで応援したいです。そして自分ももっとがんばらなきゃと深く考えさせられてます。
いつもありがとうございます!
>結局、この作品は巨人の話ではなく人間の話なんですね
そう、そうなんですよね。
巨人というフィクションから、リアルな人間物語を浮き立たせているのだと感じます。
物語ってフィクションなんですけど、そこから現実よりも真実が感じられますよね。
>生まれ出ようとする者は一つの世界を破壊しなければならない。
ああ、まさにエレンじゃないですか!
素晴らしい言葉をありがとうございます!
ヘッセは「車輪の下」しか知らないので…(・_・;)
村上先生の「ノルウェイの森」で、僕が緑の本屋で抜き取り読んだ本も「車輪の下」だったような(懐かしい)
こちらこそありがとうございます!
進撃の巨人展、楽しんできてくださいね(^^)
管理人アース
国家というシステムは、領土と国民と秩序で成り立っています。領土の上に国民がいて、そこに秩序をもたらすためのものです。 このシステムが保全されている前提で人口は増えていきますし、安定した生活が営めます。 このシステムは国家の規模が大きくなればなるほど効率化を求める傾向がありますし、ひずみが現れる側面もあります。 村上氏が指摘しているのはこのシステムのひずみの部分を指摘しているのだと思います。 システムすべてを否定したものではないかと。 システムが破壊された結果はどうなるか? すでに進撃の巨人で描かれています。 ウォールマリアが巨人に突破された結果、すべての国民を養えない状況が生み出されました。 これは国家システムの領土の部分が侵された結果です。 壁内で内戦という名の奪い合い、殺し合いは必至の状況でした。 解決策として取られたのは、、失地回復の銘文の元行われた口減らしです。 仮にエレンが国家システムの破壊を行ったとして、その先にあるのは無秩序が引き起こす飢餓と暴力と奪い合いかと。 難民の少年に憐憫の情をかける展開はあるかもしれないです。 国家システムの破壊はその見えないところで莫大な弱者の蹂躙を生みます。 もしハッピーエンド的な展開があるとすると、エレンはその力をパラディ島を防衛する事に行使するのではないか?と思っています。
>もしハッピーエンド的な展開があるとすると、エレンはその力をパラディ島を防衛する事に行使するのではないか?と
なるほどですね!
仰る通り「システムのひずみ」が命を奪うのでしょう。
そしてエレンがその力をパラディ島の防衛に行使するのであれば、それは魂のある使い方かもしれませんね。
その時には壁の巨人の存在理由や経緯が明らかになるかもですね。
管理人アース
セリヌンティウスさん:
こんにちは。横からにて失礼しますm(__)m
セリヌンティウスさんのご意見、全く同意いたします。
(前後に省略失礼)
“・・村上氏が指摘しているのはこのシステムのひずみの部分を指摘しているのだと思います。システム全てを否定したものではない、かと。システムが破壊された結果はどうなるか?・・”
全く同意です。
システム(平たく社会であり共同体)の構成員は、システムに「依存」しつつ「束縛」されていて、
束縛が行き過ぎれば「抑圧」、「歪み」となり、とは言え依存しているが故に構成員が歪みに目をつぶるという「看過」や「不作為」が生じ得る。
また、システムには束縛されつつも依存しているので、
束縛から免れることを「自由」だと短絡してシステムを破壊すると、依存しているという現実から手痛いしっぺ返しを食らう。
現実的な処方箋としては、《部分否定・部分肯定》で、システムの力学系の意味での内部自由度を「再編」することだろうと思っています。
生命の《進化》での類推となりますが、
突然変異はそのほとんどが個体というシステムに破壊的であるため、集団(個体群)に定着しませんが、稀にそれは、既存の遺伝子群と「共存」し、共存するだけでなく、生化学反応の経路を部分で変更したり強化したりして「協調」する。
社会システムを改める、或いは更新するのも、そういうこと/同じことではないかと思っています。
横から失礼いたしました。今後とも宜しくお願いします(^-^ゞ
ps
エレンは・・まさに磔刑に処せられようとする親友セリヌンティウスを、命をかけても救い出そうと全力を尽くす「メロス」のようなものかな(*^^*)
ーーーーーーーーーーーー
井筒考庵さん
リプライありがとうございます。
彼が帰ってきたらいいな。
くらいの気持ちで待っています。
絶対に帰ってくるといった確信はありません。
ただ待つのは退屈なので団長が作ってくれたこの場所で団長や皆さんのご意見を眺めながら待つことにしました。
帰ってこなくてもそれはそれでいいかも?
とも思っています。
結末が楽しみですね。
お疲れ様です
いつもROMって皆さんの考察に感心し相槌をうつしがない愛読者の末端です
物語も佳境、終焉に向けて一気に進み始めた感が致します
今話のラストでのエレンの演説、個人的には「矢張りエレンはエレンだったな」といたく感動しました
アッカーマン特性でミカサを罵倒?したり、ベルトルトの件でアルミンを攻撃した裏切りとも決別とも取れたあの会談での辛辣なエレンの言葉と態度
ですがエレンがしっかりと発したこの「オレの目的はオレが生まれ育ったパラディ島の人々を守ることにある」
このひと言の重さと大切さ、矢張りエレンはエレンで仲間を決して裏切ったりはしない奴なのだなと感じ入った次第
個人的に自分、ミカサ大好き侍で候
その彼女が「今現在、マフラーを外している状態」で戦っていると思うのですが、これは諫山先生の仕掛けた演出だと思っていて
「私にマフラーを巻いてくれてありがとう」
「そんなもん、何度でも巻いてやる!これからもずっと何度でも!!!」
こんなロマンチックな展開を見せてくれた先生ですもの!
コレはもうね、もう一度エレン、ミカサにマフラーを巻いてあげるってシーン来ますよね?!
自分信じてる!えぇ信じてますとも!!!
すみません、皆さん大変素晴らしい考察を披露して頂いてる中でバカを晒してしまいました
寒くなりました、皆さんお身体に気をつけて下さいませ
>コレはもうね、もう一度エレン、ミカサにマフラーを巻いてあげるってシーン来ますよね?!
自分信じてる!えぇ信じてますとも!!!
全然バカを晒していないですし、管理人アースもそういう意味での伏線だと思っています。
おそらくあのマフラーは「置いていく」とミカサが去った後にルイーゼが気を利かし持っているのではないでしょうか?
それをエレン経由でミカサに…みたいな展開を妄想しています!
諫山先生の演出&回収を期待していますよ!\(^o^)/
管理人アース
団長 記事更新お疲れ様です。
ホントに「進撃の巨人」と「進撃の考察」は勉強になりますね!
理不尽なシステム 魂なきシステム 是非とも駆逐して欲しい!
「何かを変えるには 何かを捨てなけば…」
何を手放し 何を得るのか?
「捨てるモノ」にあった価値観と
「得るモノ」にあるであろう価値観。
それが 人によって違ってしまうのは
『仕方のないコト』なんでしょうね…。
人間ですから…。
「許す」ことと「受け入れる」ことに価値を見いだせれば「捨てるモノ」は少なくなるような気がします。
またそれによって「得るモノ」の見え方も変わってくるのではないかと。
エレンを含め 登場人物たちそれぞれの「捨てるモノ」と「得るモノ」が違っていて、それらが交じり合いながら 世の中が移り変わっていくんだろうなあ。
この先 物語は どう進撃していくのやら。
「システムの駆逐」期待してます!
頼むぞ エレン!
お頼み申し上げます 諌山先生!!
>お頼み申し上げます 諌山先生!!
本当に…m(__)m
管理人アース
地鳴らし と 地ならし(地均し)は 別物です。
だから、ふみつぶさないと思いますよ。
なるほど!
やはり「地表を平らにする」「命尽きるまで」はミスリード伏線なのかもですね(^^)
管理人アース
全人類=ユミルの民だとしたら1700年かけて民族浄化したって歴史は事実だったってことでしょうか
事実だとするとクルーガーが言ってた通り「なんでマーレ人は存在するの?」って話になりますね
マーレ人とユミルの民は血液検査によって判別しているようですがこの血液検査も嘘でマーレ側が都合のいいようにマーレ人とユミルの民を分けてるんですかね
キヨミが技術向上に伴い世界中で収容を逃れたユミルの民の存在が発覚している的なこと言ってたので血液検査ってそこまで精度高くなさそうですよね
診療録偽造すればマーレ人になりすませるらしいし
あの世界の血液検査は大分ガバガバなので全人類=ユミルの民はありえそうな気がします
エレン自身が自分の弱さを認め、弱者を弱者として認める
上野さんの言葉と、この考察、何だかずっと胸に残ります。
私の中でも、生きる言葉になりそうです。ありがとうございます。
うわー、ありがとうございます!
のののさんの言葉は、こちらの管理人アースの胸に残りますよ。
最後まで進撃を追いかけましょう!(^^)
管理人アース
ハルキ ゲニアも、村上春樹氏との
共通性かと思ったのは 私だけで
しょうか?(笑)
ハルキストみたいな意味ですね。
なるほど!
ここまでかかっていたらスゴイですね!
管理人アース
アース団長様更新お疲れさまです!
団長と多くのここのコメントを拝見して、
国境をならす展開ならばと考えてもみなかった考察にただただ感動しました。
上野さんのスピーチしか知らなかったのですが、
あれを読んだ時は東大に入れる努力と頭があるのは
周りのサポートによるものであると解釈しました。
一人だけでたどり着いた東大入学ではないよ、と…
進撃にもそれが反映されたらとても嬉しいです。
エレンファンとして、
ずっとツラかったのでf(^_^;
こんばんは。団長!
団長の考察に大賛成です。
言われてみれば、ここまで描かれたエレンの敵対心を中心にした性格は主人公にそぐわないくらい偏ったもので、このサイトでもよく指摘されてきました。
エレンが最終回に向かって、自ら弱き人々を蹂躙した(または蹂躙しようとした)事に気付く。
「許す」事こそ、自由なんだと。
その「許し」が、トルコ帽の少年の「仕方なかったんですよね」発言で気付かされるのだと。
このエレンの心変わりこそが、この物語の最大の伏線であった!と。
ちょっと確信めいた気持ちが湧いてきました(笑)
初めて、コメントさせて頂きます。
28巻無料からハマり、アニメで更にハマりました、初心者です。
大変、素敵な考察と、それに対する皆様のコメントに、嬉しくなりました。考察ありがとうございます!
私も何度か作中でも示唆されている「赦す」と言う事が今後、残酷に描かれるのかな?と、思っております。
この役割をするのは誰なのか?
絶望的なエレンの宣戦布告も、進撃する巨人達が海を超えて異国へ達していない今なら、まだ間に合うのでは無いかと、脳内快適な私はまだ諦めきれません。
アルミンが戦術価値を説いたあの時の様に、エレンを止められるなら、抑止力(エレンは島側の味方だが、島はこれを行使せず、友好関係を望む。ただし攻撃されれば、こちらにはエレンがいる)のアピール。。。みたいなのは、やっぱり難しいでしょうか???これだと、ライナーは含め、皆でエレンを説得する流れになって。。。盛り上がらないですかね。。。エレンの心を助けるのはミカサで、世界を救うのはアルミンなのかしら?と、ずっと思っております。
浅い妄想で、申し訳ありません。皆さんの考察、これからも楽しみにしております。ありがとうございました。
>28巻無料からハマり、アニメで更にハマりました、初心者です。
最終話まで、まだまだリアルタイムで楽しめますね!
>エレンの心を助けるのはミカサで、世界を救うのはアルミンなのかしら?
これも十分にある展開だと思いますよ。
最後の最後まで幼馴染三人組が鍵となるのでは、と管理人アースも妄想しています。
管理人アース
アース団長、なかなか素晴らしいですね。
国というシステムを駆逐する、たぶん、そうなんでしょうね。敵国家、文明の破壊なんでしょうね。
やはり、アルミンが言った「何かを変えることができる者は、何かを捨てることができるものだ、何も捨てることができないものは、何も変えることができないだろう。」の言葉は物語の中でずっと活きてる気がしますね。結局、100年前のカール・フリッツは残酷な巨人の力による支配を捨て、壁に逃げ込みました(本当の史実かはまだわかりませんが)が、結局、巨人の力を捨てることができず、何も変えることができなった。恐らく、エレンは人間性や自分の命、巨人の力をこの地ならし後に捨てる覚悟だろうと思います。
そして、全ユミルの民への宣言は、パラディ島へ逃げ込めということではないかと考えています。パラディ島がノアの箱舟の役割を担うのかなと妄想しています。流石に、島民も難民は受け入れるでしょう。ただ、イェレナ行動だけが読めないですが、このあと、自暴自棄になって、逆上するなど、何をしでかすか、わからないですよ。エレンをジーク計画に再修正するために、104期やヒストリアを人質にしたりするかもしれないとみています。
>パラディ島がノアの箱舟の役割を担うのかなと
これ、面白い予想ですね!
124話から島外のユミルの民がどう動くのかは、要チェックですね!
管理人アース
失礼致します。コダヌキでございます。
更新お疲れ様でした。これは私の推測ですが、今回のよう
な記事を作成するには、自らが抱いてこられた価値観と正面
から向き合う事になったのではとお察しします。そこから
文章を起こすのは本当に大変な作業です。諄いようですが、
お疲れ様でした。
私はアニメ再放送から進撃にハマり、原作を王政編まで
一気読みしました。当時、諫山先生に「私達が正しいと信じ
る社会的価値観や信仰心、家族観は本当に正しいのですか?」
と、作品の中から問われているような気がしました。
以前、村上春樹先生のスピーチの一部を新聞で読みました。
システムとは、国やその政府、自らが所属する集団や地方政
府、社会又は土着の価値観、宗教組織・・・様々あると思い
ます。集団で生きる我々人間は、システムという鳥籠の中か
壁の内側で生きざるを得ません。ですが、そこに閉じ籠って
自分達だけが正しいと誤認し、鳥籠の隙間や壁の向こう側を
理解せず且つ受容しなければ、いずれ人間は見たいものだけ
を見るシステムの奴隷になるかもしれません。
システムに隷従して他者を傷つける前に、振り上げた拳が
大切な人や価値観を外敵から守る為のものなのか、侵略なの
か、若しくは両方なのか、個々人が自らの頭で考えなければ
ならないのでしょう。
偉そうに言いながら、自分はいざという時に自力で考えて
行動できるのか?壁に叩き付けるぞと脅されても魂を持つ卵
の側に立てるのか?と想像すると、我ながら自分の臆病さに
うんざりします。
エレンが楽園を守る為に戦っているのは事実です。ですが、
自分達の領域を保持する為に、他者の領域を蹂躙する事にも
なります。現実の世界と同様にです。
それでも、記事後半でアースさんが仰るように、エレンに
は他者の存在を否定する弱さよりも、他者を受容する強さを
知って欲しいのです。科学技術が進歩すれば、巨人化の力は
暴力ではなく貧困にあえぐ人々を救う手立てになるかもしれ
ませんから。
感情的に連ねた文章になりましたが、失礼致します。
>壁に叩き付けるぞと脅されても魂を持つ卵
の側に立てるのか?と想像すると、我ながら自分の臆病さに
うんざりします。
全く自分も同じです。自分にうんざりしますが、「相手には相手の見方があるし、それを受け入れなければ」という姿勢を持つかどうかだけでも違うよね、と自分に言い聞かせています(・_・;)
>エレンには他者の存在を否定する弱さよりも、他者を受容する強さを知って欲しいのです。
本当にそうですよね。
あさにくせ毛のスリの少年は1巻第1話のエレンでしょうし、エレンが踏み潰そうとしているのはそんな人達やその故郷なんだよ、と。
スゴく難しいことですし自分にもできないだろうと思うことですが、自分にも言い聞かせなければいけない事だな、と感じています。
管理人アース
団長殿、いつも更新お疲れ様です。
123話ラストの言葉にそんな深い意味が込められているとは目からウロコです。
皆様の考察及び村上氏と上野氏の生地も合わせて拝見させて頂きました。
考えてみるとパラディの語源はパラダイス(楽園)です。
生き残った人類がこの島に集い、偏見差別の無い自由な楽園を築き上げる。
物語が救いの無い方向に進んでいるので危惧していましたが、確かにそう考えれば希望が持てるし救われます。
心温まる考察に冗長な文章はヤボなので、今回はこれにして終了させて頂きます。
この世から争いをなくす為に必要な強さとは
許す事ではないでしょうか?
ユミルの苦しみの2000年
巨人に奪われてきた命の苦しみ
今の世界の情勢もそうですが
お互いが許せないから
争いは永遠に続いて行くのでしょう
世界の人々が許しあわない限り・・・
せめてエレンにはそれを実現してほしい
そこに向かう為の力であって欲しい
もしもそうなれば進撃の巨人は
世界中に永遠に語り継がれるべきマンガになるだろうと思いました
たのむぞエレン(妄想)
こんにちは。たまーにコメントさせていただいたものです。ゆっくり拝見します。もうすでに身震いと目頭が熱くなっております。笑 深いことを考えなくてももう私の中ではやっぱりエレンはエレンだー!っと、よくわからない感情が抑えきれないです。
あと超超大型巨人になったエレンの背骨?が、調査兵団の自由の翼みたいと思いました。左右の複数の羽が交差しているような。
こんにちわ。
素敵な考察ですね。なんだかしみじみしました。
でもエレンが起こそうとしていることは戦争で、既に罪無き人々が多数犠牲になっています。
戦争を開始するに当たっては、皆夫々の大義名分があって、原爆だって、投下したおかげで、戦争を終わらせることができたじゃないかと胸を張られる始末です。
今回の戦争から非難を受けるのは、自分一人にしようとエレンは考えているんだと思いますが、結局のところ、エレンは原爆です。胸を張るつもりはないと思いますが、大量殺戮の犯人です。
何かを成し遂げるためには、何かを犠牲にしないといけない何かは、自分と、大勢の罪なき人々です。
その代償を最小限にさせるのが、104期の役目と、見守ってきた大人たち(今では兵長とハンジさんだけですが)になるのかなと思います。
全世界にある程度の被害をもたらさなければエレンという驚異を世界が認めないでしょうから、しばらく地ならしは続くのかな。
少しずつ壁の巨人たちが削がれて行き、残りがエレンと僅かになるくらいには、兵長も復活できるかもしれないし。
>しばらく地ならしは続くのかな。
そうかもですよね。
どれくらい続くのか、最終話まで続くのかとか気になっています(・_・;)
管理人アース
アースさん、こんにちは。
どちらのスピーチもすばらしいですよね(感涙)。
ところで昔、上野ゼミに通っていたタレントの遙洋子さんのエッセイを読んだことがあるのですが、そこに出てくる先生は本当に本当に恐ろしくて、巨人並みと言っても過言ではないほどでした(相手を屠る覚悟で言えば、エレンもたじたじなくらい)。つまり苛烈さと弱者への視線はきっと同居しうるわけで、犠牲になる弱者の命を諦めるのではなく(それだとエレンこそがシステムになってしまう)、たったひとり(あの少年とか)の命を救うためだけでもいいから、エレンが弱者に手を差し伸べる行動を示してくれることを願っています。
……ところで、最後の見開きを見るたび、エレン巨人(?)の顔が飢死寸前のリヴァイ少年にそっくりな気がしてしかたありません。何かに飢えてるんでしょうか……(でも地ならしすると牛も馬も食べられなくなっちゃうぞー!)。
おはようございます。
村上春樹の言説は単にそういうものがあるということではなく、進撃の巨人という物語の制作に繋がりを持っているようなので(↓)、
再掲・URL省略。
(出所:アル、「進撃の巨人、作者・諫山創と村上春樹の共通点とは? 担当編集者に聞く、全人類に届くマンガの作り方」、2019/10/19)
今回の関連トピックを楽しみにしておりました。
・・・
トピックのお題に即すると、
エレンが挑む、或いは壊そうとしているものは、文字通り《システム》なのだろうと。
具体的には政治体制、とりわけ、進撃世界に顕著に横行する隷属を強いる尊厳なき不条理な体制。
マックス・ヴェーバーが、「魂なきシステム」の自律的な拡張運動の行く末について、その代表的著作(↓)の最後の箇所で、預言的に語っていて、村上春樹スピーチとも重なり合うので、引用しておきます。
URL省略。
(出所:「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(1920)、マックス・ヴェーバー、岩波)
“将来、この《檻》の中に住むものは誰なのか? ”
“こうした文化発展の最後の現れる《末人》にとっては、次の言葉が真理となるのではなかろうか。”
“「この《無のもの》は、人間性のかつて達したことのない段階にまで既に上り詰めたと自惚れるだろう」と。”
意訳: 諸制度の黎明期、資本主義であれば、その黎明期にあっては、天職義務と禁欲という精神によって支えられていたが、システムの自律的な拡張とともに精神は失われ、システムそのものに従属する。システムが檻となる。それは精神なき無のものにとっての楽園である。
・・・
地鳴らしによる壁外世界の殲滅ではなく、ゼロレクイエム的なデジャブな結末でもない、「第三の着地点」をあれこれ想像していますが、
踏み鳴らし駆逐する敵/世界とは何か? と改めて問い直してみると、「魂なきシステム」(by村上氏)というのは、作品外メタ情報として、重要な切り口とヒントになっているように思われました(*^^*)
ーーーーーーーーーーーー
続きです。
エレンの仮想敵が、システム(世の中の仕組み)であるとした時、
それを手直しする当事者は、第一義的には主人公となるけれど、主人公がヒーローでも正義の味方でもない、とすると、
《問》 社会システムが仮想敵である場合、変革の主人公は誰となるだろう?
と設問した時、別解(第3の着地)の一つとして、上がってくるのは、
《答》(別解) それぞれの地域での「当事者」である国民。エレンが放送の対象としたのは、ユミルの民なので、諸国に散在しているユミルの民、となるでしょう。
《考え方》
・ 不条理を抱えた社会システムが仮想敵である、更に進撃の世界での「固有」の不条理をもたらす要因が「巨人」であるから、(それ意外の要因は、現実世界と共通しているので、特筆すべきは巨人)、
・ 問題解決の中心的な当事者は、人であり巨人でもあるユミルの民であって、彼らが自ら解決しようと考える/行動しない限り、問題解決には至らない・・と考えてみる。
・ 主人公はユミルの民。
《仮説》
・ その場合、エレンが何をやっているか? と言えば、壁外のユミルの民に、「行動決起」を促している。(平たく言えば、体制変革/クーデターを扇動している)
・ ただし、直接的には、それを指示していない。指示していない替わりに、世界を踏み潰すと言っている。
・ 壁外のユミルの民にとっての選択肢は大きく二つ。
1) 《傍観》する。エレンは直接的には、壁外のユミルの民を攻撃しないが、壁外のユミルの民が帰属/従属する当該社会/諸国は攻撃の対象なので、区別が難しく攻撃されることに等しい。
2)エレンに《同調》する。世界連合の諸国が反エルディアである以上、地鳴らしが避けられないが、体制変革で敵視政策が撤回されれば、地鳴らしを回避し得る可能性が出てくる(十分条件ではないが)。
・ 言い換えると、エレンは(壁外の)ユミルの民に、自決の奮起を促しながら、《踏み絵》を踏ませている。
・ エレンには、ユミルの民を解放する大きな力があるが、ただ単に助けない、自ら助くるものを助く。
・ ユミルの民が、始祖ユミル以来2000年続いてきた諦めと不作為、傍観の歴史(巨人の奴隷史)に自ら終止符を打つ意志を示した時、そこで始祖ユミルの《悔恨》が子孫の手により昇華されることになり(平たく成仏)、巨人の力が消滅するという運びに。地鳴らしは寸止め。
《予想》
・ エレンが素面で怪獣に変身しても意志は一貫しているとすると、エレンが設定しているのは破滅コースであって、それを止められるかどうかは、ユミルの民の意志/総意/行動にかかる。
・ 止めると止まるの相違。エレンを止めるは、物理的に成敗/退治して止める、というより、始祖ユミルの願いを叶えるという別ルートによってエレンが止まる。
・ この場合だと、地鳴らしはギリギリ回避されるし、ベタにエレンを討って止めるでもなくなる。
・ また、この場合、最もシビアに踏み絵を踏むことを試されるのが、ライナーを筆頭にマーレ戦士の面々。母国及び故郷の家族を守るため、エレンを討つという選択をまずは取ろうと考えるだろうから。今までしてきた当たり前が試される。
・ 逆に、覚醒したアニがどう振る舞うかが興味深い。アニは、置かれているから、状況のばからしさに嫌気がさして逃避したが、エレンのちゃぶ台返しに同調しそう・・エレンと共に島の悪魔になるという選択。
(エレンのことが好きでアルミンのことが嫌いだからな~、アニは(^-^ゞ )
ーーーーーーーーーーーー
エレンが向いている方向に壁の巨人が列になって進んでる事に違和感を感じる
円形の壁なら、散らばって進む方が地ならしは効率がいいし、違う場所から攻められる心配もない
123話では判断出来ないけど、もしエレンが全ての壁の巨人をマーレ側に進ませてるのなら、戦術が下手過ぎる
素晴らしい考察で朝から感動しました!!
この展開になることを心から願ってます
頼むよ、エレン!!
ありがとうございます!
管理人アースもそう願っていますよ❗🙏
管理人アース