伏線の検証

【進撃の巨人】ネタバレ122話考察!有機生物の起源の正体を検証!ハルキゲニアとは?

122話にて、とうとう巨人化現象の正体が明かされました。

その正体とはネット上で「ウニョウニョさん」とか「クネクネさん」、「謎の脊髄」「寄生生物」と比喩されている存在です。

当サイトでは「ハルゲニア的存在」と比喩される事が多々見られます。

この「ハルキゲニア」とは何なのでしょうか?

そしてハルキゲニアから見える「有機生物の起源」の正体とは?

検証してみましょう!

◆始祖ユミルが接触した有機生物の起源とは?

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「進撃の巨人」第122話「二千年前の君から」より

豚を逃した罪により、まるで第1話の壁内人類のように壁の中の自由と同じ「不自由の中での自由状態」となった奴隷少女ユミルは、エルディア人から走り逃げ、森の中で巨木を見つけます。

そこには大きなウロがあり、その中に入ると水に落ち、まるで「脊髄のような生物?」と接触し巨人の力を得ることになります。

つまり、この脊髄のような生物がただの奴隷少女だったユミルを「全ての巨人の祖、ユミルの民の祖、始祖ユミル」と化した事になります。

これまでに登場した全ての巨人の元であり、さらには全てのユミルの民の祖とも言われてます。

言ってみれば、「全てはここから始まった!」という事になりますよね!

では、全ての始まりとなるこの「脊髄のような生物?」とは一体何なのでしょうか?

やはりこの生物との接触から始祖ユミルは巨人化しているので、「巨人の元という存在」だと言えますよね。
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「進撃の巨人」第122話「二千年前の君から」より

これまで始祖ユミルが巨人の力を得られたのは「大地の悪魔との契約」だと考えられていました。
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「進撃の巨人」第86話「あの日」より

しかし122話考察!始祖ユミルまとめ正体を検証!にて、当サイトでは「大地の悪魔=初代フリッツ王では」と考察しています。

つまり、ここから86話でグリシャが話していた始祖ユミルが巨人の力を得た情報は間違っており、88話でクルーガーが話していた「有機生物の起源との接触」が正しいのではと察せられました。
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「進撃の巨人」第88話「進撃の巨人」より

そしてその「有機生物の起源」とは今回登場した「脊髄のような生物」と言えるでしょう。

ちなみにこの生物がいた木には「全ての人間の祖 アスクとエムベラで出来ているのでは」と当サイトでは考えています。
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「進撃の巨人」第122話「二千年前の君から」より

この辺りについては122話考察!ユミル始祖巨人誕生の木の正体を検証!にて考察しているので見てみてください!

ここからも「脊髄のような生物」が「有機生物の起源」と連想できそうですよね!

さて、ではこの「有機生物の起源」と言える「脊髄のような生物」と似ているハルキゲニアとはどのような生物なのでしょうか?
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容姿はたしかにそっくりですが、どのような生物なのでしょう?

ザックリと説明すると、ハルキゲニアとは古生代カンブリア紀の海に生息していた生物の一種です。

その上で次列三・伝達さんから面白い情報と考察をいただいています。

スルーされがちのハルキゲニアですが、実は発見から近年までひっくり返しの姿が学者達の間で当たり前だったって知ってました?
背中と脚がほぼ同じ数だったので、分析化学が進むまで近年まで間違った解釈をされていたと云う話しです。
私は古生物も好きなので懐かしいなぁ?なんて思っていましたが、この「真逆の認識」は進撃の巨人本編に通じていますよね!
名称が「夢、夢想」とフランス語で「?を生むもの」らしいですよ!
面白い事に上下逆さまだったのは間違い無かったのですが、まさかの前後(頭とお尻)も逆だったらしいです☆
細い方が頭でコブの様な方がお尻らしいので、団長の絵は逆みたいですね。
となると、始祖ユミルと接触する際は共に同じ身体の向きだったみたいですね☆

ハルキゲニアという名前はフランス語で「〇〇を生むもの」という意味で、「夢、夢想」という意味もあるようですね。

いや、これは面白いですよね!

「生むもの」というのは「有機生物の起源」にはピッタリなイメージですよね!

さらに「真逆の認識」というのは進撃の本質とも言えるでしょう。

ハルキゲニアは進撃の巨人における「有機生物の起源」イメージそのもののように感じられますよね!

GSさんからは、さらにそこから考察を発展させたコメントをいただいています。

現象的には、ハルキゲニアに似た生物がユミルという少女の脊髄に寄生し、ユミルの民の間で繁殖し、超個体(個の集合体)として道と呼ばれる精神ネットワークを構築している、という感じでしょうかね。多分、管理しているユミルがいなくなったら、機能しなくなると思うのですが、このあたりが物語の結末と関係してくるのでしょう。

始祖ユミルはハルキゲニア的存在との接触により巨人の力を得ましたが、同時に全てのユミルの民をつなぐ「道」も生み出しました。

厳密に言うと始祖ユミルが捕食され3人の娘に巨人の力を「分裂」し「継承」したことにより「座標」と「道」を生み出しました。

これもハルキゲニア的存在によるものでしょう。

つまりこのハルキゲニア的存在が始祖ユミルと接触、寄生することにより、巨人の力と道、座標が生まれ機能していると考えられます。

逆に言えば、始祖ユミルからこのハルキゲニアが寄生を止めれば巨人も道も存在しなくなるのでは、という考察ですね。

たしかに始祖ユミルの解放という展開に沿うイメージですし、起こりそうな予想です。

というか、最後の始祖ユミルの場面には始祖ユミルの解放が感じられますし!
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「進撃の巨人」第122話「二千年前の君から」より

さらにエレン復活の描写に受け取れる頭と胴体が接続する描写からは、ハルキゲニアがエレンに移ったようにも見えます。
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「進撃の巨人」第122話「二千年前の君から」より

つまり、始祖ユミルからエレンへハルキゲニアが引っ越したように考えられますよね!

次列三・伝達さん!

GSさん!

素晴らしい考察をありがとうございます!!

では、始祖ユミルの「座標」「道」は消え、全ての巨人化能力も無くなるのでしょうか?

さらに考察してみましょう!

◆エレンが継承したことによりユミル解放、エレンネットワークが構築されたのか?

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「進撃の巨人」第122話「二千年前の君から」より

巨人の元であるハルキゲニアが始祖ユミルからエレンに引っ越したことにより、始祖ユミルは巨人を「王家血統に隷属し巨人を作り続ける」という呪いから解放されたように見えました。

同時に、エレンが寄生されたようにも見えます。

ということはエレンによる「座標」「道」が生まれた事になるのでしょうか?

この展開は、管理人アース的には無いように思えます。

たしかに始祖ユミルに感情が生まれ、解放されたように見えます。

ただ、ハルキゲニアから解放されたのとは、ちょっと違うのではと思えます。

エレンの頭と胴体を繋げたのは、始祖ユミルの力なのではないでしょうか?
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「進撃の巨人」第122話「二千年前の君から」より

エレンもユミルの民なので、その力で始祖ユミルが助けることも可能でしょう。

つまりは、まだ始祖ユミルにはハルキゲニアが寄生しており力を持ったままなのでは、と察せられます。

そしてエレンに力を貸し、地鳴らしを発動したのではと予想できます。
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「進撃の巨人」第122話「二千年前の君から」より

もちろん、地鳴らしを起こしたのではなく、ただ「壁の巨人を解放した」だけかもしれませんが。

今回の考察で、「始祖ユミルに接触したのはハルキゲニア的生物で全てを生み出した寄生生物であり、座標と道を生み出した存在である」と検証できました!

管理人アースはハルキゲニアがまだ始祖ユミルに寄生しておりエレンに引っ越しはしていないと考えていますが、「エレンに引っ越している展開」も考察したいなと考えています。

また別記事で考察したいですよ!\(^o^)/

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