123話ではエレンの目的が明らかとなり、世界中を平らにすると宣言して終わりました。
そのため考察が地鳴らしが成功するのか、というところに焦点が集まりがちですが、別のポイントからの考察も外すことはできません。
特に「エレンが泣いていた場面」は考察必須ではないでしょうか?
さらに、「何かあったの?」というミカサの質問に「まだ」というエレンの答えは違和感を覚えますよね。
この答えの意味と涙の理由とは何なのか?
それは「地鳴らし」と関係があるのか?
検証してみましょう!
◆エレンが泣いていた場面を検証!

一人でアズマビト家を抜け出したエレンを探し、ミカサが見つけた場所はスリをしたくせ毛少年が住む「難民テント」の前でした。
その時のエレンは涙を流しており、ミカサが見つけた後には袖で拭う仕草も見せていました。
エレンがくせ毛少年のテントを見て泣いていた事を察したミカサは、エレンに「…何があったの?」と質問します。
その質問にエレンは「…まだ何も」と答えます。
その後、エレンからくせ毛少年が戦争で居場所を失った境遇であると説明されます。
さて、ここからどのような意味が考察できるでしょうか?
二度目の投稿さんから、面白い考察をいただいております。
なぜ中東系家族を気にしたのか?
子供がリヴァイから財布をすった後にエレンが見つめていました。
これはグリシャ経由で見た未来にこの子供がいたからではないでしょうか。
それはグリシャが言った「あんな恐ろしい事」であり、超大型が次々と中東系家族やあの子供を踏み潰して行くシーンだったのでは?
だからこそ、首チョンパ直後の記憶の断片に大きく描かれた。
だからエレンは涙したのだと。
「気にかけてくれる」は言い換えれば、「守ろうとしてくれる」。
マーレに渡った直後のこの時期はまだアッカーマンの宿主特性(が本当なら)は知らなかったはず。
とすれば、エレンのあの表情と「お前のなんだ?」は俺は守られるに値する存在なのか?
という自己否定なのでは?と思いました。
国際討論会で、腹をくくるまでは迷っていた。
人類の仲間でいたかった。
ライナーに言った「お前と同じ」。「仕方なかった」につながるのでは?
と思った次第です。
スゴい考察ですよね!
エレンが涙したのはグリシャが進撃で見た「未来のエレンの記憶」で「地鳴らしでくせ毛少年を踏み潰す場面を見たから」であろうという考察は、ありえそうです。
なのでミカサからの「何があったの?」という質問に「まだ何も」と答えたのは「今後彼と何かがある」という意味であり、つまりは「地鳴らしで踏み潰すという事がある」、という答えだと分かりますね。
それはグリシャの「あんな恐ろしい事」の回収としてもも繋がりますし!
いや、これは正解な考察ではないでしょうか?
素晴らしい考察ですよ!
二度目の投稿さん!
素晴らしい考察をありがとうございます!
ただ気になるのは、120話のフラッシュバックの時の場面が回収されていないことですね。
白い袖の人物が少年の肩に手をかける場面は、今回123話には登場していないです。
しかもくせ毛の少年の服装は今回と同じですが、顔に怪我をしていますよね。
これは何を意味するのでしょうか?
目線的には、エレンが手をかけていると言う事に見えますが…
今一度くせ毛の少年を検証してみましょう!
◆フラッシュバックのくせ毛少年を今一度検証!

120話考察!フラッシュバックの謎を検証!では「フラッシュバックの描写はエレン側の記憶である」「くせ毛の少年は戦鎚の巨人からの記憶か、もしくはロッド・レイスかレイス家関係者」と予想しました。
今回123話でくせ毛の少年が登場したことにより、「戦鎚の巨人の記憶、レイス家関係者ではない」ことは間違いないでしょう。
ただひとつ「エレンの記憶」であることは間違いないですよね!
となると、123話で登場していない以上、120話フラッシュバックのこのコマは「今後のエレンの展開で登場する記憶」となります。
今後、またエレンは少年と出会うのでしょう。
いったいどのような展開で出会うのでしょうか?
まず、少年は顔に怪我をしていますね。
これはおそらくエレンの地鳴らしによるものかな、と考えられます。
現在行われている地鳴らしがマーレまで進攻し、彼の難民テントをも襲うのでしょう。
しかし、踏み潰される前に彼はエレンと再び出会うのだろうと考えられます。
さらに、少年の両肩に手がかけられています。
両肩に手をかけているので、「何かをお願いしている、託している」ように見えますね。
そして、この肩にかけている手は「エレンの手」なのでしょう。
袖が白色でエレンの服ではない、という考察は良く分かりますが、エレンの記憶である以上「エレンの手」だと考えるのが妥当だと感じられます。
現在のエレンはエレノサウルス状態ですが、今後人間に戻るのでしょう。
そしてマーレにいるくせ毛の少年に出会うのでしょう。
そして彼に何かを託す。
いったい何を託すのでしょうか?
管理人アースは、エレンと彼が出会った最初の場面が気になっています。
感謝の涙を見せながらリヴァイ兵長の財布を掲げ逃げていく彼を、エレンはズッと見つめていました。
もしかしたら、ですが彼の「敏捷性」に目を付けたのではないでしょうか?
だってあのリヴァイ兵長の財布を盗んだんですよ?
これ、普通の人間ではないですよね?
もしかしたら、エレンは彼にアッカーマン以上の何かを感じたのかもしれません。
その彼に「地鳴らしを止めてくれ」みたいな願いを託したとか…
いや、ちょっと書きながら「これは無いよな」と思えてきました(笑)
ただ、くせ毛の少年の特徴といえば「兵長から財布を抜いたスリ能力=敏捷性」なので…
もうひとつ、この場面は「全てが終わった後」なのかもしれないと感じています。
「地鳴らし」が終わり全てが平らになり、エレンの言う「自由な世界」が訪れた場面なのかなと。
パラディ島ではなくマーレにいるはずの彼が生き残っている時点で「全ては平らになっていない」と察せられますが。
世界は自由になり、戦争で居場所を失くし差別されていた彼に「自由になれたんだ」「これからは自分の国に帰ればいい」みたいな言葉をエレンがかけているのかなと。
そんな場面なのかな、と妄想しました。
いや、こっちの予想のが良いですよね!
やっぱり地鳴らしは起こったけれど、彼が生き残っている以上世界中を平らにした訳ではなくどこかで止まり、その上で「世界が自由になる」という伏線がフラッシュバックにあったのかもですね!
と考えると、今回エレンが彼を見て泣いていたのは「もうすぐお前は自由になり元の場所に帰れるからな」という意味の涙だったと考えられますよね!
そして「まだ何も」は、彼を自由にするための「地鳴らし」をまだ起こしていない、という意味なのかも。
全て繋がりますよね!
今回の考察で「くせ毛の少年のフラッシュバックは地鳴らし後の記憶であり、彼が生き残り自由になる伏線」であり「エレンが泣いていたのは、これから彼が自由になれると知っていたから」だと予想できました!
だったら良いなぁ…という予想であり希望ですが(笑)
ただ「地鳴らしで踏み潰されるのを知っていて、エレンは泣いていた」という展開もありますよね。
どちらの展開が来るのか…
どちらの展開が来るにしろ、くせ毛の少年、絶対また再登場しますよね!
その時、エレンの涙の理由が分かるかなと!
楽しみです!\(^o^)/
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